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人生を決定づける「ビリーフチェンジ」成功の鍵と8つのステップ

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「私は無力だ」、「自分にはできない」、「どうせ頑張っても上手くいかい」、「私には価値がない」、「私は愛されていない」など。このようなジレンマを感じたことはありませんか。あるいはそれらがもたらす無力感、無価値感、絶望感、劣等感、空虚感など。

これらは、あなたの思考や行動に制限を生み、結果を妨げているマイナスのビリーフです。そして、ビリーフチェンジはマイナスのビリーフをプラスのビリーフに変えるため、あなたが人生で手にする結果を決定づけるほど、大きな効果を発揮します。

人生を変えたい時、最高の結果を手にしたい時に、非常に役立つ方法です。人により個人差はありますが、仕事、人間関係、恋愛、収入、健康、キャリアなど、あらゆることへ応用可能です。そしてビリーフチェンジは誰でも行うことができます。

そしてもう1つ大事なこと。それは現在、思うような人生、欲しい結果を出している人にも、制限を生み出すビリーフがあるということです。実はもう1段、2段上の結果を出せるはずなのにです。実は「私はこれだけの結果を出せる」というビリーフは、裏を返せば、それ以上の結果に対して制限がかかっています。そのためビリーフチェンジは、より大きな結果を生み出すことができます。

ただし、人の深層心理に影響を与える専門的な方法のため、初めての方にとっては簡単ではありません。そこであなたが行えるように、基本的かつ、適切なビリーフチェンジのステップをご紹介します。心理学NLPにより体系化された、効果的な内容ですのでぜひ、ご活用ください。

※ビリーフについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

1.ビリーフチェンジとは?

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ビリーフチェンジとは、深層心理にあるマイナスのビリーフをプラスのビリーフに変える方法です。先程もお伝えしましたが、あなたが人生で手にする結果を決定づけるほど、大きな効果を発揮します。そこでまずは、ビリーフチェンジを成功させるために押さえておきたい重用なポイントや実例をご紹介します。

1-1.ビリーフチェンジ目的は、最高の結果を手にすること

あなたが人生で、最高の結果を手にするための方法がビリーフチェンジです。仕事、人間関係、恋愛、収入、健康、キャリアなど、人生全般で望んでいる最高の結果を出していきましょう。

ところで、「あなたにとって、抗いがたいほど魅力的な未来はどのようなものでしょうか?」。目標や願望、なりたい自分、手にしたい結果、望んでいる方向性やイメージなどです。もし漠然としていても大丈夫です。

それらをイメージした時に心の中で起こる、「できる、できない」、「自信や確信、不安や恐れ」など、沸き起こる心の反応は、マイナスのビリーフから生まれています。あなたの成果を妨げる思考、感情、行動はビリーフに基づいて生まれるため、早くビリーフチェンジしたいところです。

その逆に、あなたの能力を最大限引き出し、限界を突破し、結果を後押しする思考、感情、行動を手にすることができたら、いかがでしょうか。それを可能にするのが、プラスのビリーフです。

ビリーフチェンジはマイナスのビリーフを、プラスのビリーフへ変え、あなたが「最高の人生」、「望んでいる状態」、「ほしい結果」を手にするために、非常に大きな効果を発揮します。

※マイナスのビリーフやプラスのビリーフについては、以下の記事でより詳しくご紹介していますので、合わせてご覧ください。

1-2.ビリーフチェンジの例

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ビリーフチェンジでどのような変化を得ることが出来るか、どのように「最高の人生」、「望んでいる状態」、「ほしい結果」を手にできるのか、事例を交えてご紹介します。事例を知ることで、ビリーフチェンジのステップが進めやすくなりますので、ぜひご覧ください。

【ビリーフチェンジの例】

  1. 「私は無力」、「私には必要な力がない」、「力がすべて、それがないと幸せにできないし、守れない」というビリーフの例

無意識レベルでは、自分を肯定し、満たすには、力や能力をつけることが必要だと考えていたそうです。力と能力があれば幸せなれる(幸せにできる)と考え、30年間、常に力や能力を求め続けます。裏を返すと、力や能力のない自分は幸せになれない(幸せにできない)と思い込んでしまっています。

そのため無意識に、自らを逆境に追い込むマイナスのパターンを繰り返しました。逆境に身を置くことで、自分を奮い立たせ強制的に力や能力を高めざるを得なくなるためです。

例えば、ある日突然に、それまで積み上げた、仕事、人間関係、恋愛、収入、キャリアをリセットするような言動を行ない、自らを苦境に追い込んでしまうなど。そんな人生を30年続け、最後はストレスで病気になるほど、マイナスのビリーフは人生に大きな影響を与えました。

このビリーフができた原因は、小学校低学年の時、母親に対する父の暴力、離婚後の貧乏生活。その後母親が受ける親戚からのイジメから、母親を守れなかったという無力感でした。

しかしビリーフチェンジすることで、「今の私なら結果を出せる」、「私には必要な能力があり、何でも手に入れられる」、「私には人を幸せにし、守る力がある」というプラスのビリーフを手にしました。

その結果、あきらかに人生の流れが良くなり、年々、ほしい結果を手にするスピードや達成率が高まっているそうです。そして何よりも、過去の至らない自分に目を向けることはなくなり、ありのまま、自然体な自分を手にすることができ、充実した毎日を過ごしているそうです。

このように事例を知ることで、ビリーフチェンジをしやすくなります。その他の事例をお知りになりたい方は、下記の記事でご紹介していますので、合わせてご覧ください。

2.ビリーフチェンジの鍵は「肯定的な目的(理由)」

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マイナスのビリーフが持つ、「肯定的な目的(理由)」を明確にしましょう。それがビリーフチェンジ成功の鍵になります。そこでこの章では、具体的な内容をご紹介します。

2-1.肯定的な目的(理由)とは

ビリーフチェンジの方法を体系化している心理学NLPでは、「すべてのビリーフには肯定的な目的(理由)がある」と教えてくれています。

肯定的な目的(理由)とは、存在理由と考えることができます。肯定的な目的(理由)明確にすることで、ビリーフチェンジは半分以上成功しています。しかし明確にしていない場合、一時的に変れたように見えて、すぐに元に戻ることがほとんどです。

そこでまずは、イメージしやすいように肯定的な目的(理由)の例を見ていきましょう。

【お金を持つと問題が起こる】というビリーフの例
肯定的な目的(理由)は「愛」でした。幼少期にお金の問題で家庭が崩壊したため、お金は問題を生むと考えたことで生まれたビリーフです。幼少期に満たされなかった愛を感じるためには、問題となるお金を遠ざける必要があり、存在していました。

【自分は大した人間ではない】というビリーフの例
肯定的な目的(理由)は、自己信頼でした。家庭環境や学歴によるコンプレックスから、劣等感を感じ続けることで生まれたビリーフです。自分を信頼し、肯定するには、努力し続ける必要があり、常にがんばる理由として存在していました。

【私は人を不幸にする】というビリーフの例
肯定的な目的(理由)は「つながり(つながること)」でした。暴力的な父親の血を引き、感情的になりやすい自分は、人を傷つけ、不幸にすると考えたことで生まれたビリーフです。家族や人とつながり、絆を感じるためには、人を傷つけないように、心を開かず、人と一定の距離をとる必要があり、存在していました。

【私は病気で不健康だ】というビリーフの例
肯定的な目的(理由)は「幸せ」でした。仕事における極度のストレス、睡眠不足、不摂生により病気になった時に、表面化したビリーフです。このままの生活を続けたら死ぬなと思ったそうです。幸せになるため、自分を守るため、無理しないように病気や不健康になる必要が存在理由でした。

しかし実は、小学校1年生で喘息を持ち、苦しんだ経験が生み出したビリーフでした。成長とともに体力をつけ、健康になったため表立たなかったのですが、大人になり、病気をきっかけに、改めて表面化したケースです。

このように、肯定的な目的(理由)を満たすために、マイナスのビリーフが存在し、あなたの思考、感情、行動を生み出しています。

2-2.肯定的な目的(理由)を明確にする重要性

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肯定的な目的(理由)を明確にすることで、あなたのために存在しているマイナスのビリーフは、今のあなたにとってベストなものとは限らない。ということにお気づきになったかかもしれません。

例えば、例にあるような、愛、自己信頼、つながり、幸せを得るためのベストな方法は、他にもあるからです。肯定的な目的を明確にすることで、それに気づくことができるようになります。それでは以下にポイントをまとめましたので、ご覧下さい。

【肯定的な目的(理由)を明確にする理由】

  1. マイナスのビリーフは不要であると認識する
  2. 不要であると認識することで手放すことができる
  3. 肯定的な目的(理由)を満たす別の方法を考え、選択することができる

上記の3つはビリーフチェンジするためには非常に大切です。特に肯定的な目的(理由)を満たすことは非常に重要なポイントです。そのための方法が組み込まれているのが、3章でご紹介するビリーフチェンジになります。

2-3.肯定的な目的(理由)を明確にする方法

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マイナスのビリーフが持つ肯定的な目的(理由)を明確にしましょう。
以下にご紹介する質問を順番に答え、紙に書き出しましょう。

【最適な準備】

  1. 姿勢よく座る
  2. 深呼吸を10回行い、リラックスする
  3. あなたが変えたいマイナスのビリーフを1つ選ぶ

【肯定的な存在目的(理由)を明確にする方法】
※以下の順に質問に答えて、紙に書き出しましょう。

  1. マイナスのビリーフを持ち続けることで、あなたは何を得られますか?(得ていますか?)
  2. (上記の答え)を手に入れる(達成する、満たす)ことで、あなたは何を得られますか?
  3. 2番の質問を繰り返す
    (これだなと、心の深い部分でしっくりする答えが出るまで5〜10回行います)
  4. (上記の答え)を手に入れる(達成する、満たす)ことで、あなたが得られるさらに大きなものは何ですか?

「あなたは何を得られますか?」の代わりに、以下のような質問も効果的です。

  • それを得ることは、あなたに何をもたらしますか?
  • あなたにとって、それはどのように大切なことですか?
  • それをすることのあなたのゴールは何ですか?
  • それによってあなたは何を得て、何ができて、どうなれますか?

何度か行うことで、深い部分にある真の肯定的な目的(理由)を2、3分で明確にできるようになります。多くの場合、肯定的な目的(理由)に行き着いた時、心の深い部分とつながります。それによる一致感をはじめ、驚き、心が震える感覚、涙を流す経験など、心が動く瞬間があります。そしてこれがあなたの力になります。

2-4.肯定的な目的(理由)を明確にした例

肯定的な目的(理由)を明確した例を見ていきましょう。例を知ることで、あなたが肯定的な目的(理由)を明確にしやすくなります。

【肯定的な目的(理由)を明確にした例】

望んでいるゴールに対して、一歩を踏み出せないという女性のケースです。この時のマイナスのビリーフは、「私に能力がない」というものでした。それでは以下に肯定的な目的(理由)を明確にした時の事例をご紹介します。(上から下の順に質問をしています)

  • マイナスのビリーフを持ち続けることで、あなたは何を得られますか?(得ていますか?)

 ⇒ 行動しなくてすむ。

  • 行動しないことで、あなたは何を得られますか?

 ⇒ 失敗しないですむ

  • 失敗しないことで、あなたは何を得られますか?

 ⇒ 傷つかずにすむ

  • 傷つかないことで、あなたは何を得られますか?

 ⇒ 安全

  • 安全であることで、あなたは何を得られますか?

 ⇒ 安心

  • 安心を得ることで、あなたは何を得られますか?

 ⇒ リラックス

  • リラックスを得ることで、あなたは何を得られますか?

 ⇒ 自分らしさ

  • 自分らしさを得ることで、あなたは何を得られますか?

 ⇒ 可能性

  • 可能性を得ることであなたは何を得られますか?

 ⇒ 自信

  • 自信を得ることで、あなたは何を得られますか?

 ⇒ 幸せ

  • 幸せを得られることで、あなたが得られるさらに大きなものは何ですか?

 ⇒ ありません

上記のように、各質問で出てきた答えに対して、質問を重ねていくのがポイントです。

3.【ビリーフチェンジ】効果的な8つのステップ

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ここでご紹介する「ビリーフチェンジ」8つのステップには、それぞれ目的があります。どんなビリーフを持っているかが違うため、最適なステップは人により変わります。そこでこの章では、基本的なステップと各ステップが持つ役割もご紹介します。

それでは、ビリーフチェンジを実践していきましょう。

1、マイナスのビリーフを明確にする(紙に書き出す)

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「あなたが変えたいマイナスのビリーフは何ですか?」。

それを明確にするのがビリーフチェンジの第一歩です。マイナスのビリーフがわからない場合、明確にするためのポイントは、あなたが望むゴールを描くことです。漠然としていても構いませんので、目標や願望、なりたい自分、手にしたい結果、進みたい方向性やイメージを紙に書き出しましょう。

それらを明確にした時に、あなたの中でどのような思考や感情が浮かんできますか?もしもそれが、ゴールや結果を妨げるものであれば、マイナスのビリーフかもしれません。そこで以下の質問を使って明確にしましょう。

すでにマイナスのビリーフが明確な場合は、ステップ2へ行きましょう。

【マイナスのビリーフを明確にする方法】
※以下の順に質問に答えて、紙に書き出しましょう。

  1. ゴール達成を制限している思考や感情は何ですか?
  2. どのような時にそれを感じますか?
  3. 最近、それを感じたのはいつですか?
  4. その制限を一言、二言以内で表現するとどうなりますか?
  5. 制限を「私は◯◯」、「私は◯◯だ」、「私は◯◯な人間だ」などの形で表現すると◯◯の中には何が入りますか?
  6. 5番の◯◯を埋めた答えに、「なぜなら、◯◯だから」と続けるなら、◯◯には何が入りますか?

ビリーフを明確にする方法はいくつかあり、本来は専門家から詳しく学ぶのがベストです。しかし分かりやすいようにシンプルな形にまとめました。マイナスのビリーフを明確にすることが、ビリーフチェンジの第一歩です。そのため、じっくりと時間をかけて実践する価値があります。

以下の記事では、ビリーフについて様々な種類や例をご紹介しています。これを知ることでビリーフを明確にしやすくなるため、合わせてご覧ください。

2、マイナスのビリーフを疑う(紙に書き出す)

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マイナスのビリーフを一度疑いましょう。思考、感情、行動は、マイナスのビリーフからダイレクトに影響を受けるため、あなたが持つマイナスのビリーフを緩めることが大切です。緩めることで、マイナスの影響を緩和し、ビリーフチェンジを行いやすい状態をつくれます。

そして緩めるためのポイントが適切な質問です。適切な質問を行うことで疑問を導入し、緩めることが可能です。まずは以下の質問を行いましょう。

【マイナスのビリーフへ投げかける質問の例】

1.本当に?
人は念押しされると、今まで以上に真剣に考えはじめます。そして事実と思い込みを照合する作業が始まります。そして事実を見るほど、マイナスのビリーフが偏った見方や思い込みであることに気づけるようになります。他にも「絶対に?」という極端な質問も効果があります。

2.どうして?
深掘りする質問です。人は深掘りすることで、表面的な理解や思い込みが、誤解、誤認識、勘違いから生まれていることに気づけます。その他にも、「いつから?」、「何がきっかけで?」、「具体的には?」などの質問を使い掘り下げるのが有効です。

3.その根拠は?
証拠を確認する質問です。思い込みのほとんどは、証拠のない思い込みや、ある一つの側面から事実を見ているだけで、明確な根拠がないことばかりです。正当な事実だと思っていた思い込みが、確たる証拠がないと知ることで、説得力がなくなり緩んでいきます。

4.反対の例は?
マイナスのビリーフは正しくはないことを証明する事実を集めることで、ビリーフを緩めます。例えば、「学歴がないから成功できない」というビリーフを例に上げるなら、反対の例は以下になります。

  • 学歴がなくても成功している人はたくさんいる
  • 脳科学では、学歴に関係なく誰もが能力を高めることできると教えてくれている
  • 過去の成功体験を思い出す(小さくても成功した体験を明確に思い出す)
  • 過去にできないと思っていたのに、できた経験を思い出す

その他に、以下のような質問も効果的です。思い込みに対して別角度から、客観的に見れるようになります。

  • 自分を過小評価していないか?
  • 親や周囲の期待しているイメージを演じているだけではないか?
  • 周囲に遠慮しているだけではないか?

このように別角度から、客観的に疑問を導入することで、「あれっ?」という状態を作り、思い込みを不安定にします。それによりマイナスのビリーフが緩みます。

3、マイナスの影響を緩める

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マイナスのビリーフから受けるマイナスの感情や感覚を緩めましょう。感覚を緩めることで、マイナスのビリーフを緩め、ビリーフチェンジしやすい状態をつくれます。

以下の方法で行いましょう。

【感覚を変えるための準備】
以下のどれかを使い、マイナスのビリーフを感じている瞬間を明確にしましょう。

  1. マイナスのビリーフが働いている時を思い出す
  2. マイナスのビリーフの影響を受けていると感じている時を思い出す
  3. 最近、マイナスのビリーフを感じたときを思い出す

この時、脳は何だかのイメージ、音や声、身体の感覚、感情などをキャッチしています。それを明確にします。まるで最高に楽しい体験を思い出した時に、浮かんでくるイメージ、音や声、身体中に感じるポジティブな感覚のように。

【感覚を変化させる方法】
※以下の方法を使い感覚を変えていきましょう。マイナスのビリーフから受けるマイナス影響やストレスが軽減するように行います。

  1. イメージを自分から遠ざける、または近づける
  2. イメージを小さくする、または大きくする
  3. イメージを白黒にする、またはカラーにする
  4. イメージをぼやけさせる、または鮮明にする
  5. 聞こえる音や声を遠ざける、または近づける
  6. 聞こえる音や声を小さくする、または大きくする
  7. 姿勢を正し、口角や頬肉を上げる
  8. 深呼吸を10回以上行う
  9. 楽しい時、幸せなときなど、ポジティブな感覚を思い出す

など

ポジティブな状態のとき、ネガティブな状態のときは、それぞれに特有の感覚があります。人により個人差はありますが、ほぼ全世界共通の感覚です。そのため、感覚を変える方法を覚えると、マイナスのビリーフだけでなく、マイナスの感情も軽減することができます。

4、代わりに手にしたいビリーフを明確にする(紙に書き出す)

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「マイナスのビリーフを変える代わりに、どのようなビリーフを手にしたいですか?」。それを明確にしましょう。実はビリーフチェンジが成功するかしないかは、代わりのビリーフを明確にしたかしないかで決まります。

心理学や脳科学では、脳は空白が生まれると、その空白を埋める働きをすると言います。この場合の空白とは、手放したマイナスのビリーフのことです。習慣で例えるとイメージしやすくなります。

例えば禁煙です。今まで行ってきたタバコを吸うという行動がなくなるため、そこに空白が生まれます。その空白を何で埋めるかが重用なため、何も決めないと、また喫煙を始めたり、意図せずに食べすぎたりなど。望んでいない行動で埋まってしまいます。

これはマイナスのビリーフも同じです。そこで代わりに手にしたいビリーフを明確にしましょう。この時、プラスのビリーフに変えるのがポイントです。それがあなたの人生の結果を後押ししてくれます。それではプラスのビリーフをつくるためのポイントをご紹介します。

【プラスのビリーフをつくるポイント】
※以下のポイントを満たす表現にしましょう。

  • 肯定的
  • 簡潔で分かりやすい
  • 肯定的な目的(理由)を満たせる内容
  • 思考や行動の選択肢が増す
  • 可能性を高め、力づけになる・周囲やあなたにとってプラスであり、マイナスの影響がない
  • 長期的にみてもプラスであり、マイナスの影響はない
  • 声に出した時、あなたの中で違和感がない
  • 結果ではなく、信念や考え方、あり方の表現である

など

それでは上記のポイントを満たした表現の例をご紹介します。

【プラスのビリーフの例】
(矢印「 ⇒ 」より左がマイナスのビリーフ、右がプラスのビリーフの例です)

  • お金を持つと問題が起きる ⇒ お金は良いもので、可能性を広げてくれる
  • 私は病気で不健康な人間だ ⇒ 私は幸運な人間だ
  • 私は人を傷つける人間である ⇒ 私は人に親切でフィードバックを受け取れる人間である
  • 自分は無力な人間だ ⇒ 私は能力があり、やれば出来る人間だ
  • 私は幸せになってはいけない ⇒ 私は幸せな人間だ

など

プラスのビリーフを言葉として完成させることで、あなたの意識が変わります。この瞬間からあなたの中で変化が始まります。この時点でビリーフチェンジが完了するケースもあります。

5、肯定的な目的(理由)を明確にし、十分に感じる

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マイナスのビリーフが持つ、肯定的な目的(理由)を十分に感じましょう。肯定的な目的(理由)は、あなたの深層心理とつながっているため、それを明確にして、満たすことで、心の深い部分から変化を起こすことができます。それによりマイナスのビリーフを持つ理由がなくなり、ビリーフチェンジしやすくなります。

そして満たすための方法として、2章でご紹介した方法を使い、肯定的な目的(理由)を明確にして、その感覚を十分に感じましょう。

例えば、肯定的な目的(理由)が「幸せ」なら、「幸せ」で十分に満たされている状態をイメージして、満たされている感覚を身体中に広げて、強めて、これ以上ないほど感じましょう。

毎日3回、1分以上行うのがベストです。感覚を感じることに慣れてきたら、常に肯定的な目的(理由)を感じたまま、毎日を過ごすように意識しましょう。

6、マイナスのビリーフの意味付けを変える(紙に書き出す)

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意味付けを変えることでビリーフチェンジすることができます。マイナスのビリーフは、過去における何だかの体験と体験への意味付けが生み出しています。

例えば、体験が強烈すぎるために、客観性を失い、事実の一面しか見れないことで、ビリーフが生まれることがあります。子供時代から「私は母親に愛さていない」というマイナスのビリーフを持っていた女性は、大人になって母親にそれを伝えた時、母親からたくさんの愛情とアクションを受け取っていたことに気づきます。

これは小さい頃、ものごとの一面しか見れないことが原因で、傷つき、マイナスのビリーフができた例です。その後、一度できたビリーフを真実だと思い込んで生きるため、母の愛情やアクションに気づけなくなり、「やはり私は愛されていない」と思い込みを強くします。このような誤解、誤認識、勘違いがマイナスのビリーフを生み、強化することも多いため、意味付けを変えることが効果を発揮します。

そのため、マイナスのビリーフについての事実確認。そして客観的な視点や複数の視点から思い込みや体験を見直すのがポイントです。それを再定義といいます。

【意味付けを変える質問】
※質問に答えながら、紙に書き出しましょう。

(過去〜現在への質問)
「そのビリーフを持ち続けたことで、」

  • どのような結果が手に入りましたか?
  • どのような影響を受けましたか?
  • 今も受けている影響は何ですか?
  • 「そのビリーフがなければ」と思わずにいられない経験は何ですか?
  • どのようなマイナスの思考、感情、行動をとりましたか?

など

(未来に対しての質問)
「そのビリーフを持ち続けることで、」

  • どんな結果が手に入りますか?
  • どのような影響がありますか?
  • どのような思考、感情、行動を生みだす可能性がありますか?

など

(その他の質問)

  • マイナスのビリーフはあなたの価値観に合っていますか?
  • マイナスのビリーフを持ち続けることで、あなたの価値観に反することはありますか?

【マイナスのビリーフを持つことに対する客観的な質問】

「あなたが、そのビリーフを持つことに対して、」

  • メンターはどのように思い、どんなメッセージをくれますか?
  • 周囲の人はどのように思い、どんなメッセージをくれますか?
  • 親やどのように思い、どんなメッセージをくれますか?
  • 未来の自分はどのように思い、どんなメッセージをくれますか?

など

【ビリーフチェンジするメリットを明確にする質問】

「新しいビリーフ(プラスのビリーフ)を手にすることで、」

  • どんな結果が手に入りますか?
  • どのような影響がありますか?
  • どのような思考、感情、行動を生みだす可能性がありますか?

など

そして、このステップの最後に選択しましょう。「マイナスのビリーフを持ったまま過ごす未来と、新しいビリーフ(プラスのビリーフ)を手にした未来のどちらを手にしたいでしょうか?」その選択が、ビリーフチェンジの後押しをします。

7、アファーメーションをする

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アファーメーションを使い、新しいビリーフ(プラスのビリーフ)を手にしましょう。

アファーメーションとは、深層心理に働きかける言葉の働きかけです。脳は言葉をイメージし、五感を刺激し、思考、感情、行動を生み出します。そのため、「私は運が悪い、だから何をやっても上手く行かない」など、マイナスのビリーフを言葉にしたり、考えるだけで、マイナスの循環を生み出します。

しかし、「私は幸運な人間だ、望んだものは何でも手に入れられる」という、プラスのビリーフを言葉にしたり、考えることで、プラスの循環に入ることができます。その繰り返しが、あなたのビリーフを書き換え、定着させ、強化します。

ここでのポイントは、新しいビリーフを表す言葉を作成すること。そして、アファーメーションを行うことの2点です。それぞれ、以下にご紹介しますのでご覧下さい。

【新しいビリーフを表す言葉を作成する方法】
※以下の手順を使い、短い言葉で作成しましょう。

  1. 手にしたいビリーフを言葉にする
  2. 短くて肯定的な表現に整える
  3. 肯定的な目的(理由)を満たせる表現に調整する
  4. 作成した言葉を声に出して確認する
    :声に出した時、あなたの可能性を引き出すようなプラスの感覚がある。あるいは「これだ」としっくりくる感覚があれば完成です。
  5. 完成するまで、時間をかけて作り込む(何日かけても考え続ける価値があります)
  6. 日常的にアファーメーションする中で、必要なら、より良いものへ変更する

【アファーメーションの方法】
※プラスのビリーフを声に出しましょう。

  1. 1日1回だけ行う(1回に3度声に出す)
    :最低でも毎朝1回。できれば朝、昼、夕方、夜の4回行いましょう。
  2. 1日の中で定期的に行う(朝、昼、夕方、晩、1日の中にある節目など)
  3. 毎日、100回〜1,000回行う

※回数に関しては、諸説ありますので、試しながらベストな回数を模索しましょう。

アファーメーションをした時に生まれる、プラスの感覚を十分に感じ味わうのがポイントです。その積み重ねが、新しいビリーフを定着させ、強化します。つまり、ビリーフチェンジを成功に導き、あなたの人生を後押する力になります。

8、小さな成功体験を積み重ねる

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小さくても構いません。成功体験を積み重ねましょう。成功体験を重ねることで、あなたのビリーフを強化することができます。成功体験の例を以下にご紹介します。

  • 今までできなかったことができるようになる
  • できることのレベルが高まる
  • できることの範囲が広がる
  • できることの深みが増す
  • 決めたことを達成する

など

無意識レベルではこのような成功体験の積み重ねが、あなたの自信になり、できるというビリーフを強化します。自分を磨く、必要な知識、情報を手にする、メンターに学ぶ、お手本を探すなど、そのために必要なことをすべて行いながら成功体験を積み重ねましょう。

補足、瞑想を行う(マインドフルネス)

1日1回、5分〜15分、静かな時間を取り瞑想法を行いましょう。瞑想法は思考や感情に柔軟性をもたらし、執着を手放しやすくなるなど、あなたの人生にプラスの影響を与えます。日常的な習慣にすれば、ものごとへ執着しにくい、ニュートラルな心理状態を得られるため、マイナスのビリーフを生みにくい心の状態や柔軟性が手に入ります。

それでは瞑想の基本的な方法をご紹介します。

【瞑想(マインドフルネス)の方法】

  1. 姿勢を整える
  2. 深呼吸を行う(10回ほど、ゆったりと行う)
  3. 確認する(深い呼吸をしているか、リラックス状態にあるか)
  4. 目を閉じる(目をあけたまま一点を見つめる方法もあります)
  5. ゆったり深い呼吸をしながら、呼吸に意識を向け集中する
  6. 5分から10分行う

※1、様々な思考、感情、イメージが浮かんでも評価や判断をせずに見守る
※2、浮かんできた思考、感情、イメージをありのまま認識する

瞑想は様々な種類がありますので、基本的な方法の1つをご紹介しました。ぜひご活用ください。

まとめ

いかがでしょうか?ビリーフチェンジは、あなたの人生を豊かにするために存在します。どのようなマイナスのビリーフ持っていても、ご紹介した8つのステップを行うことで、ビリーフチェンジは可能です。そして最も重用な鍵は、「肯定的な存在目的(理由)」になります。

最適なビリーフを持つことで、仕事、人間関係、恋愛、収入、健康、キャリアなどで、手にする結果を変え、新しい自分、新しい未来を手に入れることが可能になります。ぜひご活用ください。

(注)心理学NLPとは

NLPとは、Neuro Linguistic Programming(神経言語プログラミング)の略で、1970年代のアメリカで生まれた心理学です。当初、3人の天才的セラピスト(催眠療法のミルトン・エリクソン、ゲシュタルト療法のフリッツ・パールズ、家族療法のバージニア・サティア)の治療法を徹底的に研究することで生まれました。

さらに脳科学なども取り入れ、卓越したセラピーのスキルとして体系化されたNLPは、当時ベトナム戦争帰還兵のトラウマ治療において、非常に高い成果を出しました。その効果から別名「脳の取扱説明書」とも言われています。

そして現在では、セラピーだけでなく、トップアスリートや政治家、ビジネスマン、会社員などにも広く学ばれ、効果の高い、「目標達成、問題解決、コミュニケーションのツール」として活用されるようになっています。

【出典・参照元】NLPーJAPANラーニングセンター:NLPとは

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