コミュニケーション

【保存版】仕事・恋愛にも使える!コミュニケーション苦手症候群を克服する会話術16選

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あなたもコミュニケーションが苦手な人に見られる、こんな症候群に陥っていませんか?

  • 「面白い話」をしなければ嫌われるかも症候群
  • ひとりよがり症候群

「症候群」と名付けたのは、あくまでわかりやすくコミュニケーションが苦手な理由を説明するため。もちろん実際にこうした「症候群」はありません。

あなたは今、どうも人間関係がぎくしゃくする、職場ではストレスを感じているかもしれません。

本当は新たな人間関係を築きたいのに、「つまらない人」と思われたら嫌だから、苦手意識が邪魔をして人の輪から遠のいてしまっている・・・。
このような状態なのであれば、この記事をぜひ役立てていただきたいと思います。

どうしたらもっとスマートに会話を切り出せるのか?
気になる異性と、もっと距離感を縮めるような深い話ができないものか?
ビジネスシーンで信頼を得たり、上司やクライアントの懐に飛び込んでいくには?

こんな風にコミュニケーション能力を高めて、自信を持って人と接していきたいと思う人のために、この記事では日常でカンタンに取り入れながら、着実にコミュニケーションの苦手を克服していくための「秘訣」や「具体的なスキル」をご紹介しています。

ただし、表面的に取り繕うような会話、その場しのぎのスキルや人を操作するようなテクニックではありません。あくまでも、コミュニケーションを円滑にし、もっと人間関係を良くしていくため

苦手意識がなくなるにつれて、人と接するのがもっと楽しくなり、それは自信になります。

互いを知り、理解し合える人も増えていくでしょう。
あなたのことをもっと知りたいと思っている人は、あなたが思う以上にたくさんいるのです!

少しずつでも実践して、あなたのコミュニケーションをレベルアップしていきませんか?

1.症候群に陥ってしまう理由は?

コミュニケーションが苦手、特に「会話(話し方)」に苦手意識を持つ人の多くが“症候群”に陥って、実は自分でコミュニケーションを難しくしてしまっていることに気づいていません。

例えばあなたも、こんな風に思ったことがありませんか?

1つでも当てはまるものがあれば、あなたも症候群に陥っている可能性大です。
ただし、「コミュニケーションの秘訣」を理解すれば、あっさりと脱出することができるのです。

症候群の正体は・・・

症候群は、コミュニケーション(会話)でこの2つに意識が向いていることから生まれます。

「自分が何を話したいか」
「自分がどのように思われる(見られる)か」

つまり会話中であっても相手の話や、相手への関心よりも自分に関心が向いている状態です。
当然、気持ちも「一方通行」になっているために、コミュニケーションがうまくいかなくなります。

コミュニケーションが苦手だと感じている人は、話のネタに困る、会話が続けられないといった共通の悩みがあることを耳にしますが、こうした悩みの根本は、『そもそもコミュニケーションとは何か』がすっかり抜けてしまっている可能性があります。

!!コミュニケーションや会話とは、相手がいてこそ成り立つものです!!

お互いを知ろうとするにも、情報交換するにも、雑談であっても「話し手」と「聴き手(聞き手)」の2つの役割があって、双方向で意思疎通をするものであることを忘れないでください。

話し上手は聴き上手と言われるように、話すだけでなく、相手の話を聴くことも同じくらい大事、あるいは相手を知るには、話す以上に大切なのです。

何か面白い話で相手を楽しませたい、気の利いた会話で気遣いたいという気持ちも大切です。
一方で、人は誰かに理解してもらいたい、認めてもらいたいという心理があります。

この心理を知っておくだけでも、症候群から抜け出しコミュニケーションの方法を変えていくことができるのです。

2.コミュニケーションの秘訣

それでは円滑なコミュニケーションのために、最も大事なことは何か?というと、
「相手との信頼関係」を築いていくことです。

あなたが人に悩みを相談するのも、大事な仕事を任せるのも、相手を信頼・信用していればこそではないでしょうか。仮にあなたが職場に苦手な人がいて悩んでいたとして、それを相談するのは誰でもいいはずはありません。心を許した相手でなければ難しいでしょう。

あなたがコミュニケーションをする目的を考えてみてください。

ビジネスシーンであれば、商談を成立することかもしれませんし、職場の連携をスムーズにするためかもしれません。プライベートであれば友人や家族、恋人との関係をもっと良くしていくためではないでしょうか。

それには、いかにコミュニケーションによって好感(親近感)を持ってもらえるか、信頼関係を築いていくかが大きく関わってきます。

2-1.好感を持たれ、信頼を築くために

人が人に好感や信頼を持つ時というのは、どのような時でしょうか。

容姿が好みだったから?笑顔がさわやかだったから?いい声だったから?
初対面においては、特に見た目で相手に与える印象(第一印象)は大事です。

ところが、会話が始まると急にたどたどしくなる。自分ばかり一方的に話してしまうようだと、一気に印象は悪くなってしまいます。

さまざまな要素を積み重ねて好感や信頼は築かれていくのですが、私たちが人と信頼を築いていく上で、とても大事なポイントをお伝えします。

信頼を築くコミュニケーションの肝「自己重要感」

自己重要感とは心理学の用語で、人は自分自身のことを価値のある存在だと思っていたい、そして他人からも自分のことを価値のある存在だと認めてもらいたい、という強い心理欲求です。

一方で、ほとんどの人が自己重要感を満たしたいと常に望みながらも、完全に満たされる、ということはほぼないのです。

アメリカの作家で自己開発の様々なトレーニングを開発したデール・カーネギーは、自身の名著「人を動かす」でこのように述べています。

『心理学者ウィリアム・ジェームズは、「人間の持つ性情のうちでもっとも強いものは、他人に認められることを渇望する気持ちである。」という。

これこそ人間の心をたえずゆさぶっている焼けつくような渇きである。他人のこのような心の渇きを正しく満たしてやれる人はきわめてまれだが、それができる人にして、はじめて他人の心を自己の手中におさめることができるのである。』

カーネギーの言うように、人が求めてやまない欲求を満たすことができれば、それは人に対して大きな影響力を持つことになります。

つまり、あなたが自己重要感を満たし続ける相手は、あなたに対して信頼を寄せ続けることになる。あなたは多くの心から信頼できる人を得ることにつながります。

「相手の自己重要感を満たすこと」

常にこのことを念頭に置いたコミュニケーションを行っていくことが、信頼関係を築き、そしてさらにコミュニケーションを円滑にしていくための秘訣です。

2-2.自己重要感を満たす会話の基本

では、どのように自己重要感を満たすのでしょうか。
大きくはこの2点です。

  • 相手の話しを聴く(傾聴する)
  • 相手を承認する(言葉を投げかける)

人は自分の話を聴いてもらうことで、自分のことを理解してくれる、自分を価値ある存在として扱ってくれていると感じ、自己重要感が満たされます。

カウンセリングやコーチング、心理学の世界では話を聴くことを「傾聴」と言い、相手に本音を話してもらうために、聴くことはコミュニケーションにおいてとても重要だとされています。

傾聴のポイントは以下の3つです。

  • 相手の話を最後まで聴くこと(途中で遮らない)
  • 相手の話を否定しない。仮に考えが違っても、違いを受け入れること
  • うなずき、相槌で「あなたの話を聴いています。わかっています。」と示すこと

どれも、相手に関心を持っていれば簡単なことです。
目の前の相手に興味や関心を持って、丁寧に話を聴いてみてください。

次に、自己重要感を満たす(相手を承認する)5種類の「言葉の投げかけ」です。

  1. 褒める・称賛する
  2. 感謝する
  3. 認める
  4. ねぎらう
  5. 励ます

日々の会話ですぐに実行できる上、直接的で非常に効果的なのが、相手にこうした言葉をかけること。
以下の2つのポイントを心がけていきましょう。

  • 本当に思ったことを言葉にすること
  • 誠実に伝えること

思ってもいないお世辞ばかりを言っては、必ず相手にはそれが伝わるものです。
また、冗談のようにほのめかすことも同様で、かえって逆効果になりかねません。

あなたが目の前の相手と、本当に信頼を築きたい、もっと良い関係にしていきたいという目的を持つならば、相手へ投げかける言葉は、心からのものでなければ伝わりません。
そして、そうした言葉を日々人に与える人は、自然と周囲からもあなたの自己重要感を満たされるような言葉が必ず返ってくるようになります。

3.好感を持たれる会話の秘訣!押さえておきたい10のスキル【基本編】

この章では、特に多くの人が苦手意識を持つ、初対面の人との会話での基本スキルをご紹介します。

第一印象の大切さ、というのは人とどのような関係を築くかにおいて基本中の基本です。
第一印象で与えたイメージを覆すには大変な労力が掛ることが言われていて、なんと1回ネガティブな印象を与えると、ポジティブなイメージへと挽回するのに8回の接触が必要という説もあるよう。

それほどに第一印象というのは大きくその人の評価を左右するものです。

そこで、コミュニケーションには、以下の2種類があることを把握しておきましょう。

  • 言葉によるコミュニケーション(言語コミュニケーション)
  • 表情やジェスチャー、声のトーンなど、言葉以外のコミュニケーション(非言語コミュニケーション)

特に自分では意識せずに、周囲にメッセージとして発しているのは、非言語コミュニケーションです。

あなたが同じテーマのプレゼンテーションを聴くとして、どちらがより印象に残るでしょうか。

  • ニュースを読み上げるように、資料だけを見て、棒読みの話が続くプレゼンテーション
  • 落語家のように聴衆を向き、話に合わせた身振り手振り、抑揚のあるプレゼンテーション

普段、非言語の部分は無意識になりがちだからこそ、意識的に使ってメッセージを発信していくことで、あなたのコミュニケーションの幅は大きく広がります。

3-1.「あなたに会えて嬉しい」という気持ち、笑顔で接する

「あなたに会えて嬉しいです」という気持ちで相手に接すること。

初対面の人同士は、お互い相手のことがわからないため、印象や見た目、表情などの「非言語」からより多くの情報を得て相手をインプットします。

何があったかは聞かなくても、機嫌の悪そうな人、機嫌の良さそうな人というのは雰囲気や空気でわかるものですよね。

ですから、相手に会う時に不安や緊張を感じている場合は、必ずその雰囲気や空気が非言語に表れ、相手に伝わります。
実際に相手への感謝の気持ちを持つことで自然と緊張も消えていきます。
とても簡単なことですから、初対面の人と会う時には心がけるようにしましょう。

3-2.感謝の言葉・喜怒哀楽の「喜」を伝える

会えたこと、話しができたこと、自分との会話に時間を作ってくれたこと・・・
多くの人がおそらく「お時間をいただきありがとうございます。」などのように感謝の言葉を口にすることでしょう。御礼や感謝を述べられて悪い気分になる人はいませんし、大切なことです。

さらにここでのポイントは、喜怒哀楽の「喜」を言葉にすること。

「お時間をいただきありがとうございます。お会いできてとても嬉しかったです。」
「今日お会いできるなんて、本当に嬉しいです。ありがとうございます。」

あなたも何気ないことであっても、誰かに喜んでもらえたら嬉しいと思いませんか?
相手にその気持ちを伝えることは、最大限の感謝や御礼です。

必ず口にして言葉で伝えましょう。

3-3.相手の目を見る3秒ルール

相手の目を見て話すのは、会話の基本です。

目は脳と視神経で直接つながり、そして体外に表出している唯一の器官です。ですから感情の動きや思考の傾向は目の動きに表れやすく、「目は口ほどにものを言う」「人の目は脳の一部」などと言われています。

つまり相手の目を見るという行為は、相手へ自分の考えや頭の中を開示するようなことになります。そしてその逆も。あなたに心を開いていますよ、という強力なメッセージになるのです。

恋愛の心理学などでも、相手の目を5秒以上見ると好感を持っているとか、8.2秒で一目ぼれだとか、様々な実験や研究結果があるようです。

初対面の人や、ビジネスシーンにおいては、あまりにも相手の目を凝視するのは失礼にあたります。
違和感を与えないためにも、「3秒」くらいを目安に目線を合わせ、適宜外すようにします。

どのタイミングで目線を合わせるかについては、
自分が話す時でも、相手の話を聴く時でも、特にセンテンス(文)の「出だし」と「終わり」のそれぞれ3秒にしっかりと目線を合わせること。大事なことを伝えている/聴いているという非言語のメッセージにもなります。

3-4.相手に好奇心を持つ

相手のことを知りたい、良い人間関係を築きたいのであれば、何より大事なのは、相手や相手の話へ好奇心を持つことです。
自分が何を話せばいいかと悩む人(あるいは自分の話をしたくて仕方ない人)は、相手の話の最中も、何をどう切り返そうか、どんな話が盛り上がるかに意識が向いてしまいがちです。

いったん、自分の言いたいことは横に置いておき、相手のどんな些細なことでも興味や関心を持って話を聴きましょう。相手から求められて自分の話をするのはもちろん構いません。

ただ、目の前にいる相手は、自分の知らないたくさんのことを知っていたり、自分にはない多くの経験を重ねてきています。多くを学べる相手だと思うだけで、もっと好奇心も高まるはずです。

3-5.共通点を見つける

初対面の人に、早い段階で好感、親近感を持ってもらうには、共通点を見つけていくことです。

共通点を見つけることの効果は、心理学の言葉で「類似性の法則」と言われ、互いの共通点を持つことによって、心の距離が縮まるということが期待できます。

初対面の人なのに、趣味が同じで盛り上がった。
同郷とわかり、さらに地域まで同じで地元の話で盛り上がった。

好きな俳優、ミュージシャンが一緒だとわかった途端、マニアックな話題にまで話が弾んで、いつの間にか親近感を持っていた。
あなたにもこんな経験がありませんか?

共通点が見つけやすい話題とは、

  • 食べ物の趣向
  • 出身地やこれまでに行った旅行先
  • 趣味

相手が同じ世代であれば、子どものころ見ていたアニメや、流行っていた遊びや、流行っていたなども、話が弾みやすい話題です。

一見、相手と共通点がないように思われても、意外なところで「あるある」「わかる!」と共感できるポイントがあれば、それも立派な共通点になるのです。

3-6.感情を合わせる

心理学やセラピーの用語で、「ラポール」という言葉があります。
ひとことで言えば信頼関係のこと。フランス語で「架け橋」を意味する言葉です。

ラポールを構築するための「ラポールスキル」という手法がありますが、簡単にこのスキルを説明すると、類似性の法則のとおり、人は自分と似ている・同じものに好感・親近感を持ちます。
ラポールスキルは、信頼関係がすでに築かれている状態を、意識的につくり出していくことで、相手を安心させ、早い段階で実際に信頼関係を築いていくためのスキルです。

セラピストやコーチにとっては、クライアントから信頼を得て、より深いコミュニケーションをとり、自己開示をしてもらうために、この手法は基本中の基本です。

ラポールスキルは、

  • 相手と動きを合わせる
  • 相手と声のトーンや口調、スピードを合わせる
  • 相手と呼吸のペースを合わせる
  • 相手と感情を合わせる
  • 相手と表情を合わせる

このような部分をコミュニケーションの中で合わせていきます。
中でも「相手の感情に合わせる」ことは比較的自然にできて、実践しやすいでしょう。

相手が笑顔で話していたら、こちらも笑顔で話しを聴く。
テンションが上がっていたら、こちらもテンションを上げて合いの手を入れたりする。
感情を合わせようとすると、自然と声のトーンやスピード、表情もそれに伴って合わせやすくなります。

※「ラポール」「ラポールスキル」について、もっと詳しく知りたい方はこちらの記事もおススメです。
 「ラポール形成の決定版!プロが教える信頼関係を生み出す秘訣」

3-7.臨場感を出す

同じ話をしても、自分の話はつまらなく聞こえてしまう・・・
そんな風に思う人は、会話に「臨場感」を加えることを意識していきましょう。
TVのスポーツ中継を見ていると、キャスターの実況中継は私たちに与える情報に臨場感を増してくれています。

例えばオリンピックの決勝戦のような舞台で、ただただ競技会場の音と映像だけが流れているTVと、キャスターの実況中継のあるTV。

どちらがよりその映像に臨場感を感じてのめり込むかと言われれば、多くの人は後者に目も耳も奪われることでしょう。

落語を見たことがあれば、たった1人で何人もの登場人物を演じ分けたり、巧みなジェスチャーで、そのストーリーやシーンを鮮やかにイメージした。そんな経験がありませんか。

キャスターや落語家のように豊富なボキャブラリーがなくても、以下のポイントを意識して会話に盛り込んでいくと、話に臨場感を加えることができます。

  • 登場人物に「セリフ」をつける
  • 擬音語や比喩を加えて表現する
  • ジェスチャーを使う

昔話の桃太郎のワンシーンを、「セリフ」のない一人称で表現してみましょう。

(桃太郎は)旅の途中でイヌに出会いました。
イヌがどこへ行くのかと尋ねてきたので、鬼ヶ島へ鬼退治に行くと答えました。
イヌはきび団子をくれたらおともすると言いました。
桃太郎はイヌにきび団子をあげておともにしました。

元の桃太郎の話が以下です。

(桃太郎は)旅の途中で、イヌに出会いました。

イヌ 「桃太郎さん、どこへ行くのですか?」
「鬼ヶ島へ、鬼退治に行くんだ」
イヌ 「それでは、お腰に付けたきび団子を1つ下さいな。おともしますよ」

イヌはきび団子をもらい、桃太郎のおともになりました。

セリフのあるなしだけで、ずいぶんと登場人物や物語の鮮明さが変わりませんか?

3-8.相手の言葉で会話をつなぐ

会話が弾まない、どう切り替えしていいかわからず空回りしたり、沈黙してしまう。
新たな話題を切り出すことが難しいなと感じる時は、相手の話題を広げていくようにしましょう。

具体的には相手の会話の中から、言葉を拾ってラリーのように打ち返していきます。

人は誰もが自分のことを知ってもらいたくて話をします。
気の利いた会話や面白い話しができないと嫌われてしまう・・・と症候群に陥るのではなく、相手の話を聴きながら、会話を広げていきましょう。

より多く相手のことを理解できますし、たくさん話を聴いてもらえた相手は、あなたとのコミュニケーションで自己重要感が満たされ、そしてあなたとの会話は楽しかったという印象が残ります。

あなた 「最近ハマっているものは何ですか?」
相手 「ゴルフにハマっていまして。」
あなた 「ゴルフですか。私はゴルフ未経験ですが、どんなところが面白いですか?」
相手 「上達がスコアでわかるのも面白いけれど、やっぱりメンタルが鍛えられるところですね。」
あなた 「メンタルですか。お話しを伺ったら奥が深くて面白そうですね。初心者は何から始めればいいですか?」

こんな風に相手の言葉からポイントを拾って、ただ純粋に興味を持ったことを尋ねていきます。
相手にとって興味のある話題であれば、なおさら会話は弾み、相手も喜んで話してくれます。

切り返すポイントを広げるために、「5W1H」(※)の質問も有効です。

※WHEN(いつ)、WHO(誰が、誰と)、WHY(なぜ、理由)、WHAT(何を)、HOW(どのように)

3-9.教えてもらう

教えてくださいと言われることに対して、多くの人は悪い気はしません。
人から求められる、人の役に立つということは、自己重要感も満たされることに繋がるからです。

しかもそれが、自分が大好きなことや誇らしいこと、印象に残っている出来事であればなおさらです。

例えば、

  • 趣味や関心、ハマっていること
  • こだわっていること

相手が目上の人であれば、

  • その人が自分と同じ年齢のころにどんな経験をしたか
  • 困難を乗り越えて何かを達成した時のエピソード

目上の人であれば、あなたと同じような経験をすでにしている人生の先輩です。
たくさんの貴重な知識を学ぶことができますし、その相手にとっても自分の話が人の役に立つ。
お互いにとってWIN-WINの有意義な時間にすることができます。

3-10.準備をする―自己紹介―

話題に困るという人ほど、話題やネタ、情報収集などの「準備」に目を向けておきましょう。

いつ新しい出会いの場があっても良いように最低限の準備をしておきます。
プレゼンテーションや会議の前、あらかじめ資料や内容を準備しますよね。人とのコミュニケーションもプレゼンテーションや会議、交渉のようなものだと思って臨みましょう。

話しが面白いと言われる人、話しがうまい人というのは、必ずといっていいほどネタを集めていますし、新しい情報を仕入れたり、自分の知らない情報への関心も高く、人から教えてもらうことを日常的に行っています。

最低限の準備は、自己紹介です。
初対面の人との会話の際には、自分が何者か?を必ず伝えるものです。ビジネスシーンであれば名刺交換がそれにあたります。

自己紹介の目的は自分の名前や顔を覚えてもらうこと

そこで重要なのが、名前+αの「α」です。
「○○さんと言えば□□。」と言われるようなことです。

□□に当てはまるのは、あなたを語るための印象的なことや特徴、趣味、特技など・・・。
自己紹介に□□がなければ、その他大勢の1人になってしまうのです。

●名前の由来: 名前を憶えてもらいやすくなります
●出身地: 同じ出身地の人など、共通点を見つけてもらいやすくなります
●趣 味: どのくらいその趣味が好きなのかがわかる情報も伝えると、印象に残ります
●特 技: どのくらいのレベル感なのかがわかる情報も伝えると、印象に残ります
●仕 事: 職業だけでなく、どんなことに関わっているのか、どんなことで貢献できるのかを伝えると

印象にも残り、ビジネスの人脈作りに役立ちます

この人ともっと話してみたいなと思わせるような、自分に関する情報を、最低でも上記5つくらいはまとめておきましょう。

4.【ビジネス編】ビジネスシーンの基本の会話術3選

ビジネスシーンでも、初対面の相手との会話は【基礎編】と同様です。

この章では、【ビジネス編】として、ビジネスシーンならではのコミュニケーションで使える会話術を紹介していきます。ビジネスシーンでのコミュニケーションの特徴は、利害関係がある間柄で行うこと。

会話の中でもあなたの言葉に信頼性を持たせたり、相手を尊重する姿勢でコミュニケーションすることを心がけていきましょう。

4-1.声のトーンを使い分ける

あなたの「声」「話し方」は、会話の説得力を増したり、印象を左右する大きな武器です。

スピーカーや研修講師など、人前で話すプロや、プレゼン、ファシリテーションなどの機会が多いビジネスマン。彼らは「声」や「話し方」がどれだけ大きく影響するかをよく知り、使い分けているものです。

ビジネスシーンでは、交渉や説得、叱咤激励、プレゼンテーションなど、様々な目的や利害関係の中でコミュニケーションを行います。
多くの方は意識していない「声」や「話し方」をほんの少し変えるだけで、あなたの会話力が変化していきます。

一本調子で話すことが悪いわけではありません。
もしもあなたが、あなたの主張や提案を通したい、より理解してもらいたいのであれば、会話の中での声のトーンやスピードを意識的に変化させることで、相手が受け取る言葉の「印象」を変えることにつながります。

方法 効果
小さな声で話す(A) あなたと相手との「親近感」を高めることが可能です。まるで、秘密を打ち明けているかのように、あなたが伝えるメッセージに注意を集中してもらうことができます。重要な話題などを「実は・・・」と少し小さな声で話すことで、相手も聴き取ろうと身を乗り出す姿勢になります。
声のトーン(高低)を変える(B) 特定の提案を強調できる会話術です。
あなたが本当に伝えたいメッセージを、あえて低い声で伝えることで、重要性や信憑性を増すことができます。
ゆっくり話す(C) あなたの言葉の影響、意味を、相手が考えるための間を与えることができます。
重要なメッセージ、決断を促したい時などに、その部分をゆっくりと話すことで、言葉の意味や重要性が相手に伝わります。

例えば・・・

「明日の会議では「○○についての決定(B)をします」。
参加メンバーは、事前に資料を読み、意見をまとめて(B)(C)臨んでください。」

このように声のトーン、スピードを変化させることで、何が重要なのか、あるいは重要なことを伝えていると、相手も感じ取ることになります。

4-2.否定語を使わない

「でも」「しかし」「ですが」などの否定語を使わないように意識的にトレーニングしましょう。

例えば、
●お客様「最新モデルのスマートフォンって、前のモデルとそれほど機能は変わらないんじゃない?」

●営業 「いえ。15gの軽量化とディスプレイのサイズが大きくなりましたので、実際に使われるとその違いがわかります。」

ついうっかり、話し始めに「いえ」という否定語で無意識に切り返してしまうことがあります。たった一言であっても、あなたの言うことは間違っている、私の言うことが正しい。という主張になってしまうのです。

相手の意見や主張と、自分のそれが異なる場合、つい「でも」「しかし」「ですが」などと口にして、反論を切り返してしまいがちです。言い争うことが目的ではない限り、双方がWIN-WINを目指していきましょう。

ポイントは、「あなたの言いたいことはわかりました」というワンクッションを挟むことです。

●お客様「最新モデルのスマートフォンって、前のモデルとそれほど機能は変わらないんじゃない?」

●営業 「確かにそう大きくは変わりません。実は、今回のモデルは15g軽量化し、ディスプレイのサイズが大きくなりましたので、実際に使われるとその違いがわかります。」

頭ごなしに否定するのでなく、このワンクッションがあるだけで、ずいぶんと会話がスムーズになります。

4-3.ダブルバインドの会話術

「ダブルバインド」とは、ミルトン・モデルという催眠言語のパターンの1つです。

比較可能な選択肢によるバインド(拘束)によって、相手に提供されているすべての選択肢が同じゴールに向かっているにも関わらず、質問をされている側に選択肢があるという幻想を持たせます。
そして、どちらの選択肢も結局は同じことを言っていることを、非論理的バインドとも言います。
(参考:米国NLP&コーチング研究所公認 ヒプノセラピー認定コーステキスト)

例えばあなたは営業マンで、新しく取引したいと望んでいる企業担当者へのアポイントを取ろうとしています。
つまり、会う約束を取り付けることがゴールです。

ここで、失敗する確率を高めてしまうのが、「Yes」か「No」で答えられる以下のような直接的な質問です。

「お会いして、サービスのご説明するお時間をいただけませんか?」

この質問から相手に与える選択肢は「Yes(会う)」か「No(会わない)」かです。
これでは、相手次第でゴールが変わってしまうことになります。

そこでダブルバインド(非論理的バインド)を使い、あなたが提示する「選択肢」に意識を向けてもらうように質問します。

「サービスのご説明をさせていただくとしたら、今週または来週では、どちらが○○様のご都合がよろしいでしょうか。」

この質問に対して、相手は「今週」か「来週」かを天秤にかけることになります。

結果、相手がどちらを選択したとしても、あなたのゴールは達成することになります。
ダブルバインドの質問は、ゴールが得られていることを前提とした、間接的な選択肢を与えることで、高い確率であなたの想定内で会話やものごとを進めることができます。

こうした高度な質問を活用することによって、こちらが望む方向へと会話を進めたり、こちらが望む答えを相手から引き出すためにも使うことができます。

5.【恋愛編】恋愛で使える基本の会話術3選

あなたが初対面の異性相手に好感を持ったとしましょう。
次にあなたは、相手に好感を抱いてもらい、また会う約束をしたいという感情が湧くのではないでしょうか。

ここでご紹介するのは、会ったすぐその場で強引に連絡先を聞き出そうとか、当たって砕けろ的な、自分本位のコミュニケーションではありません。

どのようなモテるテクニックも会話術も、「うさんくさい」と思われていてはまったく意味はなく、むしろ逆効果。恋愛においても、関係を発展させていくには、相手から信頼を得ることが何よりも大切です。

【基礎編】を踏まえた上で、初対面の異性相手のコミュニケーションで使える会話術をご紹介していきます。

5-1.YESセット

YESセットとは、相手に心の中で「YES」と答えてもらう会話を投げかける方法です。

人は、信頼や好意を寄せている相手からの話や情報は、素直に受け入れることができます。→YES
一方で不信感を持つ相手や嫌いな相手の話や情報は、受け入れることができません。→NO

嫌いな人からの指摘は聞きたくないけれど、尊敬する人からの指摘は素直に受け入れることができる。あなたもそんな経験はないでしょうか。

私たちの脳には、目の前の相手や情報が信用できるか、できないか、正しいか(=YES)、正しくないか(=NO)を判断する「検問」があると思ってください。ですから、初対面の相手、よく知らない相手と話しをするときは、検問も厳重で簡単には通過させないため(つまりNO)、多くの人は相手や相手の話を頭から信用することはありません。

この検問を、くり返し「YES」で通過していくことで、
もうこの人の話しは大丈夫だ。信頼できる。と検問が判断するようになります。

例えば、あなたがある交流会で出会った人のことが気になり、隣の空席に移動して会話をしようとします。

あなた 「こんばんは。隣は空いていますか。」
相手 『はい。空いていますよ。(YES)』
あなた 「ずいぶんとたくさんの方がお見えですね。」
相手 『そうですね。(YES)』
あなた 「今日はお1人で?それともどなたかと一緒にいらしたんですか?」
相手 『今日は1人です。(どちらにしてもYES)』
あなた 「そうでしたか。どなたかともうお話しになりました?」
相手 『ええ。(YES)あちらに座っている方々と・・・。』
あなた 「ああ、あの方々ですか?」
相手 『そうそう。(YES)出版関係の方とアパレル関係の方だそうですよ。』
あなた 「へえー 出版関係とアパレルの方ですか。業種も豊富ですね。」

相手からYESの答えを引き出し続けるポイントは以下の2つです。

より自然にスムーズにYESセットの会話を続けていくには、相手をよく観察するということも大事です。相手にとって、YESの答えを返す会話というのは、相手にとっても心地よい会話です。心地よい会話を続けられる相手というのは、自然と心を開くことができる相手になります。

5-2.印象を残す(アンカー)

「アンカー」とは日本語で「錨」のこと。心理学NLPには、五感から入る特定の情報を引き金として、それに対応させた望ましい感情や反応を引き起こす「アンカリング」という方法があります。

これをコミュニケーションに応用すると、つまり、あなたのこと、あるいはあなたの特定の言動に対して、好感を抱く反応を紐付することです。

例えば、メジャーリーガーのイチロー選手が、必ず決まった動作を行ってからバッターボックスに入るのを見たことがあるかもしれません。
決まった動作が、ベストパフォーマンスを引き起こす「アンカー」になっているのです。

私たちにも日常的にそれはあって、ある香りを嗅ぐと、懐かしい感情が沸き起こる。
朝にコーヒーを飲んで、仕事モードのスイッチを入れる。
ある音楽を聞くと、片思いだった人を思い出して切なくなる。
こうした経験が思い当たりませんか。

では、どのように「あなた=好感」のアンカーを打つか。

それが、2章でご紹介した「自己重要感」を満たすための相手を承認する言葉を効果的に活用することです。

あなたと話す ⇒ 褒められる ⇒ 嬉しい感情が湧く
あなたと話す ⇒ 褒められる ⇒ 嬉しい感情が湧く

これを何度もくり返していくうちに、

「あなたと話す」⇒「嬉しい感情がわく」=「あなたと会うと嬉しい」

このような条件付けが行われていきます。

より積極的に自己重要感を満たし信頼関係を築くという点で、相手を承認する言葉がけを行っていきましょう。もちろん、本当に思ったことを、誠実な言葉で伝えることが大前提です

誰もが承認欲求が満たされることを強く望んでいます。
特に日本人は、近しい間柄であっても言葉でほめる、ねぎらう、認めることを、恥ずかしいから、言わなくてもわかっているだろうから、という理由で伝える機会が少ないようです。

だからこそ、積極的に満たしてくれる相手に強く信頼や好感を抱きやすいのは自然なことなのです。

5-3.現在⇒過去⇒未来の順で話題を振る

相手に現在の話、過去の話、未来の話をしてもらうことで、あなたへの信頼度を短い時間で築きやすくする会話の方法です。

例えば、仕事や趣味、ハマっていることの話(現在)をきっかけに、子どものころに成りたかった職業の話題へ振ったり、子どもの事に夢中になっていたことの話(過去)へ。
そして、先々仕事でどんなことをやっていきたいのか、達成したいことは何か(未来)へと話を振っていきます。

あなた 「今はヨガをやっているんですね。身体を動かすのはお好きなんですか?」
相手 『そうですね。学生時代はテニスをやっていたんです。』
あなた 「テニスですか~、いつごろから始めたんですか?」
相手 『中学のころからです。』
あなた 「それはスゴイ。テニスが本当にお好きなんですね。ちなみに小学校のころも?」
相手 『いえ、テニスは中学からで、小学校のころはバスケをやっていたんですよ。』
あなた 「へ~、運動神経が良いんですね。活発な子だったのかな。僕も子どものころから野球をやっていましたけど、もう夢中で。休み時間になるとすぐグランドに駈け出してましたね~。」
相手 『そうそう、昼休みとかは上級生と体育館の取り合いになってました。』

こんな風に、過去の話は子どものころにどんなことに興味を持っていたかを聞きながら、5歳〜7歳くらいのころまで話をさかのぼっていきます。

日頃、職場の知り合いや初対面の人など、大人になってから知り合う関係で、子どものころから未来のことまでを知っている人というのは、そう多くは存在しません。

現在、過去、未来の話をすることで、短時間の会話であっても、まるで子どものころからの知り合いであるかのように、相手にとっては自分をよく知る存在になれるのです。

6.まとめ

あなたは、以下にいくつ当てはまるものがありますか。

  • 話のネタがないと「つまらない人」と思われてしまうのでは・・・
  • 気になる異性との会話で面白いことを言わなければ・・・
  • 自分のことをアピールしなければ、印象に残さなければ・・・
  • 苦手な上司や先輩に気に入られるには気の利いたことを言わなければ・・・
  • 沈黙してしまった時に何か話さなければ・・・
  • 営業先でどうセールスを切り出していこうか・・・

もし、1つでも当てはまるものがあるとしたら、それはコミュニケーション(会話)に苦手意識を感じている人にありがちな、こんな症候群に陥っているかもしれません。

  • 「面白い話」をしなければ嫌われるかも症候群
  • ひとりよがり症候群

本当は新しい人間関係や人脈を作っていきたい、職場やプライベートでも積極的に交流していきたい。
そう思いながらも、この症候群に陥ってしまい、人の輪に入ることを避けてしまう人はたくさんいます。

この記事の中では、コミュニケーション(会話)が苦手な人にとって、特にハードルの高い
「初対面での会話」のシーンに的を絞って、苦手でも簡単にできる基本の会話術を厳選しました。

コミュニケーション(会話)の苦手を克服していくには、まずは症候群の正体を知り、コミュニケーションの秘訣を知ることです。

1つずつ、毎日の会話の中で実践していきませんか。

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