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営業の基本とは?「基本の流れ」3ステップと成約を決定づける大前提

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「営業の基本を知りたい/学びたい」
「トップセールスはどんな基本を押さえているの?」
「営業の基本って何?」

もしもあなたが、まだ「営業の基本」を学んだことがない、あるいは成約が取れずに悩んでいる、または営業の初心者としたら、しっかりと営業の基本を学ぶのが大切になりますね。

例えば、私がお世話になっている教育業界のトップセールスは次のように話します。

「営業における普遍の原則は、基本中の基本の中にある」

もちろん営業で結果を出すには、営業的クニックや戦略など、少しだけ高度で効果的なものはたくさんあります。それでもまず大事になるのは基本と言えます。

こうした「営業の基本」を徹底しているトップセールスほど、お客様の信頼を得て、「あなたから買いたい」と言われ、高い営業成績を手にしています。つまり、「営業の基本が、営業成果を決定づける」ということです。

その一方で、思うように結果を出せていない営業にも共通の傾向があります。
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● 基本を学んでいない/教わっていない
● 基本がズレている
● 我流で営業をする
など
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この場合、「営業の基本を学ぶ」、あるいは「営業の基本に立ち返る」ことで、成約を取れるようになっていきます。

そこでこの記事では、営業の基本である「HPC」と、営業の大前提についてまとめました。今すぐ使えるものばかりですので、ぜひご覧ください。

少しでもお役に立てれば嬉しく思います。

1.営業の基本とは

営業の基本とは「HPC」です。

【HPCとは】

①Hearing(ヒアリング)
②Proposal(提案)
③Closing(クロージング)

HPCを行うことで営業の流れを作り、なおかつポイントを押さえた営業をできるようになります。それでは詳しく見ていきましょう。

【HPCの詳細】

①Hearing(ヒアリング)
ヒアリングでは、徹底してお客様の声に耳を傾けます。

お客様を知ることで、お客様の中に「欲しい・買いたい・申込みたい」という気持ちを生み出す提案やプレゼンテーションを行えるようになります。

【ヒアリングする内容】
● 現状、課題、ゴール
● 何を求め、何に期待し、何に困っているのか
● 商品に対してどのようなイメージ、思い込みがあるか
● 商品購入における不安、価値基準
● 意思決定において「満たすべき条件(満足条件)」
など

そしてヒアリングには3つの段階があります。

【この段階で行うこと】
● アプローチ
:ヒアリングできる状態を作る
● ヒアリング
:お客様を知る
● テストクロージング
:満たすべき条件を満たしたら、「購入したい気持ちはあるか?」を確認する
②Proposal(提案)
提案では、プレゼンテーションを通して「動機づけし」します。

ヒアリングでしったお客様の情報を受け、「欲しい・買いたい・申込みたい」という気持ちを生み出す「提案やプレゼンテーション」を行います。

この時のポイントは、お客様が「本当にほしい結果、満たしたいニーズ、欲求、価値基準」に紐付けて、商品・サービスの価値やお客様が手にする価値を伝えることです。

その結果、「商品・サービスの購入 = 本当にほしい結果、満たしたいニーズ、欲求、価値基準」ということが伝わります。

【プレゼンテーションで伝える内容】
● 理由(下記質問に対する答え)
:「どうして、今、この商品・サービスを、他の会社ではなく、営業から買ったほうがよいのか?」という問いに対する答え

● 得られるメリット/手にする価値
● 商品・サービスのウリ
● 証拠・根拠(なぜ価値があるのか?)
● 原因や理由(なぜ思うようにいかないか)
● 手にすることができる未来
● 事例や体験談
● 商品・サービスの概要、価格、アフターフォロー
など

【この段階で行うこと】
● プレゼンテーション
:動機づけ
● 提案・商品説明
:プロとしてお客様にとってベストな提案をする
● 生産的なディスカッション
:疑問や質問に答え、不安やストレスを解消する
③Closing(クロージング)
クロージングでは、お客様がスムーズに意思決定しやすいように促したり、背中を押します。

ストレスを与えず、シンプルな問いかけで行うのがポイントです。

【クロージングで行う内容】
● 問いかけ

【この段階で行うこと】
● テストクロージング
:購入の意思があるかを確認する(商品・サービスを「欲しい・買いたい・申込みたい」と思っているか)
● クロージング
:意思決定を促す/背中を押す
● 契約
:契約を締結する

次の章からは、「営業の基本」である【HPC】を実践しやすいように、具体的な内容をまとめています。

2.営業の基本を実践「押さえておきたい」9つのポイント

それでは営業の基本【HPC】を実践するために押さえておきたいポイントを紹介します。【HPC】それぞれに分けてまとめました。

2.営業の基本(H):Hearing(ヒアリング)

ヒアリングの段階では、「アプローチ」「ヒアリング」「テストクロージング」を行います。それぞれを見ていきましょう。

2-1.アプローチ

アプローチでは、お客様の注意を惹きつけ、「この営業の話を聞きたい」と思ってもらえるようにしましょう。

アプローチが成功しないと、ヒアリングも、プレゼンテーションもできないため、しっかり押さえたい「営業の基本」です。

そのために「興味、関心、好感」を得ていきます。好印象を演出するのと同時に、マイナスイメージを持たれないように整えましょう。

【押さえたいポイント】

● 第一印象を演出する
● お客様にメリットを与える
● 接触回数を増やす

それぞれを見ていきましょう。
①第一印象を演出する
お客様に「清潔感がある」「仕事ができそう」「信頼できそう」と思われるように、「第一印象」を演出しましょう。

第一印象は3秒で決まると言われ、心理学では、「他人に対して抱いた第一印象はその後半年間変わることがない」と言われています。

以上のことから「営業 = 最初の3秒が大事」と言えそうです。

売れる営業ほど、この点を理解しているため、第一印象を演出する。もしくは演出まで行かなくても、「可もなく不可もなく」で、清潔感や好印象を大事にします。

【第一印象に影響を与える要素】

● 服装/身だしなみ
● 表情(口角や頬肉を上げる)
● 姿勢
● はっきり聞こえる声
● アイコンタクト
● 頷きと相槌
など
②お客様にメリットを与える
営業との話を通して、お客様が求める情報、役立つ情報など、メリットを提供しましょう。

その結果、「あの営業と話したい」「この営業おもしろい」「この営業と付き合うとメリットがある」と思われるのがベストです。

お客様も忙しいため、アプローチしてきた営業とのやりとりが「無駄」ではなく、「価値ある」ものでないと、時間を作ろうとは思いません。ですのでお客様の注意を惹きつけ、前のめりになるように、「急がば回れ」で与えていきます。

【メリットの例】

● お客様に役立つ情報/欲しがっている情報
:商品・サービスに関係ない内容でも大丈夫です。
● お客様が求める可能性/ソリューション
:商品・サービスがもたらす可能性を短く伝える(お客様に紐づけて)
:事例、体験談を伝える
:◯◯ができるとしたら、いかがですか?
など
③接触回数を増やす
接触回数を増やし、心の距離を縮め、親近感を得ましょう。

「繰り返し接すると好意度や印象が高まる」という単純接触効果が働き、プラスの印象を得やすくなります。心理学では「ザイアンス効果」と呼ばれ、営業において効果的です。

もちろんベストな形(接触の仕方・接触回数・接触の間隔)は、業界や商材により異なります。ご自身の業界や状況に合わせて、行いましょう。

【接触の例】

● 訪問
● 電話
● メール
● ニューズレターの送付
● お客様のイベントに顔を出す
など

2-2.ヒアリング

ヒアリングでは、徹底してお客様の声に耳を傾けます。

お客様を知ることで、お客様の中に「欲しい・買いたい・申込みたい」という気持ちを生み出す提案やプレゼンテーションを行えるようになります。

【押さえたいポイント】

● 傾聴
● バックトラッキング
● ミラーリング
● 効果的な質問

これらは良質で、心地よいヒアリングをするためのコミュニケーションスキルであり、営業の基本スキルです。

それぞれを見ていきましょう。
①傾聴
傾聴を使い、お客様の言葉、思考、感情に耳を傾けましょう。

傾聴とは「相手の言葉と心に耳を傾ける聞き方」です。
トップセールスほど、お客様の話に耳を傾け、お客様が心地よく話し続けています。

それを続けることで、お客様にとって 「話やすい人」「何でも話せる人」になることができ、気づけば深い話、大事な話、人には言えない話、価値基準に触れる話をしてくれるようになります。

【ヒアリングする内容】

● 現状、課題、ゴール
● 何を求め、何に期待し、何に困っているのか
● 商品に対してどのようなイメージ、思い込みがあるか
● 商品購入における不安、価値基準
● 意思決定において「満たすべき条件(満足条件)」
など

こうしたヒアリングを通して、お客様の琴線に触れる言葉、心に刺さる提案やプレゼンテーションを行いやすくなります。なぜなら、お客様へ「寄り添った営業」ができるためです。

【傾聴のポイント】
● 頷きと相づちを入れながら聞く
● お客様の答えをバックトラッキングしながら聞く
● 否定しない/話を遮らない
● 自分の意見は脇に置く
● 「必要な質問をする」⇒「傾聴する」を繰り返す
など

※傾聴に関して関して詳しくはこちら
●傾聴とは最高の人間関係を築く鍵/「傾聴を身につける」3つのステップ
② バックトラッキング
バックトラッキングを使い、お客様から肯定的な気持ち(反応)を引き出しましょう。

バックトラッキングとは、相手の話を繰り返しす「心理学NLP」のコミュニケーションスキルです。

例えば、お客様が「新入社員の育成に関して、課題を感じています」と話したら、営業も「親友社員の育成に関して、課題をお感じなんですね」と繰り返します。

自分の使った言葉を繰り返された時、お客様の中には「そうそう」「そうなんです!」という「YES反応」が生まれます。同時に話を聞いてくれていると認識できるため、営業に対して、プラスの感情が生まれます。

【バックトラッキングのポイント】
● 「事実」「感情」「価値基準」を表す言葉を繰り返す
※お客様の使った「言葉」を言い換えないように注意する
●話の一部を繰り返す
※話のすべてを繰り返すわけではない
● 時折、話を要約して伝え返す
※確認の意味を込めて行う
※同時に「話を聞いていますよ!」というメッセージになる

※バックトラッキングに関して詳しくはこちら
●評価を高める聴き方の最強スキル!バックトラッキングとは
③ミラーリング
ミラーリングを使い、お客様との一体感を作りましょう。

ミラーリングとは合わせ鏡のように、お客様の姿勢・表情・立ち振舞い(体の動き)に合わせる「心理学NLP」のコミュニケーションスキルです。

例えば、お客様が「コーヒーを飲んだら」、営業も「コーヒーを飲む」、あるいはお客様が「前のめりになったら」、営業も時間をずらして「前のめりになる」など。

人は自分に似た相手に対して、心理学では「人は自分と似ているものに対して、安心感・親近感を覚える」という言葉があります。ミラーリングすることで、親近感を得ると同時に、体の使い方を合わせることで一体感も生まれます。

これが営業に対する話しやすさ、信頼につながります。

【ミラーリングのポイント】
● 姿勢を合わせる
● 表情を合わせる
● 体の動きを合わせる
など

※ミラーリングに関して詳しくはこちら
●【誤解に注意!】プロが教えるNLPのミラーリングの秘訣とは?
④効果的な質問
話を方向づけ、お客様を知るための質問を行いましょう。

効果的な質問とは、お客様が心地よく、自分のことを話せるような「営業における効果的な質問」です。トップセールスほど、シンプルで効果的な質問を使います。「質問をして ⇒ 傾聴する」を繰り返していきます。

「脳は質問に答える」という特徴があり、営業が質問することで、お客様の頭は、答えを見つけようと動き始めます。

これにより、「適切な質問 ⇒ 傾聴」という流れを作れます。

【効果的な質問の例】
● 現状・課題・ニーズを確認する質問
● 価値基準を聞く質問
● 会話を掘り下げる質問
● お客様の話を確認する質問
など

※質問に関して詳しくは、こちらの記事にまとめています。
●【トーク例あり】初心者でも実践できる営業トーク「効果的な14パターン」
● 【上司のための“質問力”講座】部下を育てる質問8パターンと4つの実践ポイント

2-3.テストクロージング

プレゼンテーションに入る前に、テストクロージングを行いまそう。

テストクロージングでは、下記2点を確認します。
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●共通認識
:お客様の現状・課題・ニーズ・手にしたい結果・解決したい問題など
例、御社が満たしたいのは、◯◯ということでよろしいでしょうか?

●前向きな意思
:商品・サービスに関して、満たすべき条件を満たしたら、「購入したい気持ちはあるか?」
例、「満足する条件を満たし、◯◯を得られると判断したら、使ってみたいですか?」
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もしもYESが取れなければ、ヒアリングに戻り、お客様との信頼関係を築きながら、お客様を知ること、満足条件を知ることを行います。

この時点で真剣でない方を見極めることができ、そういう方の営業を貯めることができます。その意味でテストクロージングは、大事な「営業の基本」と言えます。

3.営業の基本(P):Proposal(提案)

プロポーザル(提案)の段階では、「プレゼンテーション(動機づけ)」「提案・商品説明」「生産的なディスカッション」を行います。それぞれ見ていきましょう。

-3-1.プレゼンテーション(動機づけ)

プレゼンテーションでは、お客様を動機づけし、お客様の中に、商品・サービスを「欲しい・買いたい・申込みたい」という気持ちが生まれるようにします。

また動機づけを成功させるには、お客様が自分事になり、安心感・信頼感を感じられるようにするのもポイントです。

【押さえたいポイント】

● お客様が「本当にほしい結果、満たしたいニーズ、欲求、価値基準」に結びつけ
● 実績・事例の提示
● 根拠の提示
たプレゼンテーション

それぞれを見ていきましょう。
①お客様が「本当にほしい結果、満たしたいニーズ、欲求、価値基準」に結びつけたプレゼンテーション
徹底して、「本当にほしい結果、満たしたいニーズ、欲求、価値基準」に結びつけたプレゼンテーションを行いましょう。

「商品・サービス = 本当にほしい結果、満たしたいニーズ、欲求、価値基準を満たすもの」であることを伝えます。その結果、お客様の中に「欲しい・買いたい・申込みたい」という動機(欲求)が生まれます。

【プレゼンテーションのポイント】
● 「商品・サービス = 本当にほしい結果、満たしたいニーズ、欲求、価値基準を満たすもの」という認識できるようにする
● 「未来の姿」をイメージできるようにする
②実績・事例の提示
実績や事例を提示して、お客様の興味・関心を一気に惹きつけましょう。

その情報は、お客様に安心感、信頼感も生まれ、その瞬間から営業の言葉がより説得力を持ち始めます。

【伝える内容の例】

● 商品・サービスのユーザー数
● お客様の声/体験談
● お客様の満足度
● メディアへの掲載例
● 著名人や権威者の推薦
など

【実績・事例を伝える際のポイント】

● お客様の「本当にほしい結果、満たしたいニーズ、欲求、価値基準」に紐付く内容を伝える
● 数字で具体的に伝える
など
③根拠の提示
「なぜ、商品・サービスに価値があるのか?」「なぜ、お客様が望む成果が手に入るのか?」という根拠を伝えましょう。

根拠を伝えることで、お客様は理解・納得し、商品・サービスに対して安心感・信頼感を得ることができます。さらに購入への不安解消にもつながります。

つまり根拠を伝えることは、営業の言葉に説得力を高めるだけでなく、お客様にとって優しいプレゼンテーションを行うためのポイントと言えます。

トップセールスほど、「商品・サービス = お客様の求める価値」である根拠を明確に伝えています。

【根拠を提示する際のポイント】
● その道の権威者・専門家から証言をもらう
● 「科学的な証明」「論理的な事実」を伝える
● できるだけ論理的で、分かりやすく伝える
● 数値を入れた表現
など

3-2.提案・商品説明

提案・商品説明では、営業が考える「お客様にとってベストな商品やプラン」を伝えた上で、商品説明を行います。ここでいう商品説明とは内容・特徴、プラン、金額、フォローなどを指します。

もちろん業界・商品・サービスの内容、あるいはお客様により、いくつかのパターンが考えられます。
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● 提案 ⇒ 商品説明
● 商品説明 ⇒ 提案
● 簡単な商品説明 ⇒ 提案 ⇒ 具体的な商品説明
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【提案・商品説明のポイント】

● 商品説明時、一方的な説明にならない
● 説明しながらも、お客様の反応を確認する

3-3.生産的なディスカッション

生産的なディスカッションとは、成約に向けたお客様とのやりとりです。

この段階まで来ると、商品・サービスが「欲しい・買いたい・申込みたい」という気持ちが強い方ほど、疑問・質問・不安・懸念などがが出てきます。

【疑問・質問・不安・懸念の例】
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● 前向きな疑問
● 購入・契約・申込への不安
● 詳細な質問
など
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それらを受け、成約に向けて、生産的なやりとりを行いましょう。
徹底してお客様が「感情的・論理的」に、安心・納得できるようにコミュニケーションをとります。

これが「購入・契約・申込」を妨げる要因を取り除き、意思決定につながります。

【生産的なディスカッションのポイント】

● 営業の方から疑問、不安がないかを質問する
● クロージング前に行う

4.営業の基本(C):Closing(クロージング)

クロージングの段階では、「テストクロージング」「クロージング」「契約」を行います。それぞれを見ていきましょう。

4-1.テストクロージング

クロージング前のテストクロージングでは、シンプルな質問を通して、お客様の中に「欲しい・買いたい・申込みたい」という気持ちが十分に高まっているか?を確認しましょう。

お客様の反応を通して、動機づけができているかを確認し、クロージングするかどうかを見極めます。

もしも十分に動機づけができていないと判断したら、その原因・要因を確認し、動機づけを行うか、購入を妨げる原因・要因を解消します。

こうした確認作業は営業において基本です。
なぜなら確認せずに営業プロセスを進めてしまうと、お客様からの「違和感・拒絶・NO」を引き出しやすいためです。

特に動機づけできていない状態でクロージングに入り、契約する可能性の高いお客様から「NO]を引き出してしまう営業も少なくありません。心の準備ができていない状態でクロージングされるためです。

それくらいテストクロージングが重要な基本と言えます。

【押さえたいポイント】

● 「欲しい・買いたい・申込みたい」気持ちがあるか確認する
● (上記質問にYESの場合):理由を聞く
● (上記質問にNOの場合):理由を聞く/疑問・質問・不安を聞く

それぞれを見ていきましょう。
①「欲しい・買いたい・申込みたい」気持ちがあるか確認する
「ここまでの話を聞いてどう思われますか?」「使ってみたいと思いますか?」など、ストレートかつ、シンプルな質問を行いましょう。

これはお客様の中に「欲しい・買いたい・申込みたい」気持ちがあるか、確認する作業です。

これをテストクロージングと呼びます。

【確認のポイント】

● 確認作業だと思い、気負わずに行う
● 緊張する場合は、必要以上の感情を入れず、機械的・自動的に行う
②(①の質問にYESの場合):理由を聞く
テストクロージングで、お客様が「購入・契約・申込」の意思があると判断したら、「理由」を聞きましょう。

理由を聞くことで、お客様はそれに答えてくれます。その行為が「購入への理由付け」「購入への期待」「意思決定の気持ち」を強くします。さらに理由を知ることで、その後のフォローをしやすくなります。

また、①で肯定的な反応を得た後に、すぐにクロージングしないことで、お客様からみると「余裕のある営業」だと感じてもらえ、信頼・信用につながります。

【理由を聞く時のポイント】

● 肯定的な質問を行う
● 理由を具体的に聞く
③(①の質問にNOの場合):理由を聞く/疑問・質問・不安を聞く
テストクロージングで、お客様が「購入・契約・申込」に対してNO、あるいは迷いがあると判断したら、「理由」を聞きましょう。

もしも十分に動機づけができていないと判断したら、その原因・要因を確認し、動機づけを行うか、購入を妨げる原因・要因を解消します。

なぜなら、この状態でクロージングすると、お客様の拒絶やNOを引き出す可能性があるためです。理由を聞き、購入を止めている原因・要因を特定し、必要なアクションを起こしましょう。

【理由を聞く時のポイント】

● お客様のために肯定的な理由を確認する
● 理由を具体的に聞く

4-2.クロージング

クロージングでは、ストレスなく「お客様の意思決定を促す/背中を押す」ということを行います。

テストクロージングで、お客様が「購入・契約・申込」の意思があると判断し,
「理由」まで聞いたら、その直後に下記のようなシンプルな問いかけを行います。

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「いかがされますか?」
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この問いかけを行い、後は沈黙します。
そしてお客様が自ら「お願いします」「申込はどうしたら良いですか」と、自ら購入への意思表示をいただくようにできるとベストです。

あるいはクロージングの基本として、下記にようにお客様に選択肢を提示し、選んで頂くという「2社択一」という方法もあります。
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「プランAとプランBでは、どちらがよろしいでしょうか?」
>>> 枠(青)
こうして選択いただいた後に、「いかがされますか?」とクロージングして沈黙するなどです。

もちろんクロージングの方法はたくさんあり、業界、商品・サービス、会社の文化により変わります。
ご自身の会社、あるいは業界のTOPレベルの営業を参考にして、研究してみましょう。

【押さえたいポイント】
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● シンプルな問いかけを行う
● テストクロージング後、その流れで行う
● 確認作業だと思い、気負わずに行う
● 緊張する場合は、必要以上の感情を入れず、機械的・自動的に行う
>>> 枠(青)

クロージングは慣れていないうちは、 必要以上に緊張する方も少なくありません。その場合は、営業のプロセスの一つだと考え、機械的・自動的に行いましょう。

4-3.契約

契約では、契約書への記入・捺印など、ストレスなくスムーズに進めましょう。

この時に気をつけたいことは、「書類の不備」と「事務的になりすぎる」ことです。

それまでフレンドリーだった營業が、急に事務的になることで違和感を感じるお客様もいらっしゃいます。營業側から見れば仕方ないのですが、お客様にとってみれば不安要素の一つになりえます。

その点を考慮して進めるのがベストです。

【契約でのポイント】
● 「少し事務的なやり取りになりますが・・・」と前置きし「YES」をいただく
● お客様の不明点をサポートしながら行う

5、成約を決定づける営業の大前提「ラポール」とは?

営業成果を決定づける大前提「ラポール」を徹底して築きましょう。

ラポールとは「信頼関係」のことで、徹底してラポールを築くかどうかで、お客様の反応がまったく違うものになります。

こうした反応の違いについて、元トップセールスで、「企業へのセールス研修」や「NLP販売心理学セミナー」の講師を務める芝健太氏は、「ラポールを築くことで、お客様が何の抵抗もなく、買っていく」と話してくれます。

この時のインタビューで、「ラポールと成約の関係」を分かりやすく教えてくれていますので一部をご紹介します。
<<< 引用
ー ラポールを徹底することで、「お客様が何の抵抗もなく、買っていく」ようになるとは、どういうことでしょうか?

まず大事なのは、ラポールがないとクロージングがスムーズに行かないということですね。断られちゃいます。

どういうことかというと、ラポールがあるから、価値基準が聞けて、深い話を聞けますよね。深い話を聞けているから、その人に突き刺さる会話ができて、その結果としてお客様は、「買いたい」とおっしゃるわけです。

もしもラポールがなかったら、価値基準を聞けないし、深い話ができない。当然ですが、「買いませんか?」と言ったら、「買いません」となるんですね。

※出典・参照元
●【売上は誰でも劇的に上げられる!】成約率を高める「普遍の真理」と5つのポイント
>>> 引用

このようにラポールを築くかどうかでお客様の反応が変わります。

これは営業の大前提となり、営業の基本を実践しながらも、その根底ではラポールを築き、深め、維持することが重要です。

ラポールの築き方に関しては、こちらの記事で詳しくはこちらにまとめています。合わせてご覧ください。

※信頼関係の築き方をしっかり学びたい方はこちら
●ラポールとは「信頼関係をスムーズに築く」スキルと実践的方法を解説!

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※ラポールやラポールスキルは、心理学NLPで学べる「コミュニケーションスキル」です。NLPでは、「心の動きの原理原則」や「人間心理に基づくコミュニケーション」を学べるため、多くの営業、ビジネスパーソン・経営者も学んでいます。

【心理学NLPについて詳しくはこちら】
● 仕事、人間関係、恋愛で使える心理学NLPとは?人生のステージを変えるための心理学
>>> 枠(青)

まとめ

「営業の基本を知りたい/学びたい」
「トップセールスはどんな基本を押さえているの?」
「営業の基本って何?」

この記事は上記のようにお考えの営業に向けて、応援の意味を込めて書きました。

営業の基本を押さえることで、お客様の反応や手にする結果は大きく変わり始めます。もしもあなたが、「営業の基本」を学んだことがない、あるいは成約が取れずに悩んでいる、または営業の初心者でしたら、まずは徹底して基本を実践しましょう。

同時に「成約を決定づける営業の大前提」として紹介したラポールも、驚くほどお客様の反応を変え、成約を決定づける要因と言えます。ぜひ実践してみて下さい。

これらの情報が、あなたのお役に立てば嬉しく思います。

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