
「コーチングとはクライアントの人生の質を高めるもの」
これがコーチングビジネスの本質です。
クライアントにとっての最高の結果をコーチングを通してサポートする。
その対価として報酬をいただく。
これが、この記事でお伝えするコーチングビジネスの定義です。
そして、もしもあなたが以下のようなことをお考えでしたら、
この記事を読み進めることで、大きな力になるように書いています。
- コーチングビジネスがどういうものか知りたい(流れや全体像)
- コーチとして起業したい/起業を考え始めている
- 自社のビジネスの新しい柱として、コーチングを考えている
- すでに行っているコーチングビジネスを立て直したい/見直したい
- コーチとしてお金を稼ぐことができるか知りたい
- コーチングビジネスを始める(起業)ために、何が必要かを知りたい など
記事を読み進めることで、
コーチングへの理解、起業するかどうかの判断、
起業のための準備などに役立つ情報やきっかけを手にしていただけます。
結果を出すコーチになるためのヒントにもなりますので、ぜひご覧ください。
1.コーチングビジネスとは
コーチングビジネスがどういうものかを理解しましょう。結果を出せるコーチングビジネスを行う第一歩は、全体像、コーチングの流れ、ビジネスを行うメリット、結果を出すために起業前に決めておきたいことなど。しっかりと大切なポイントを理解することです。
特に起業を考えている方、コーチとして活動しているけど上手くいっていない方、結果を出せるコーチを目指している方は、この記事を繰り返しご覧ください。それにより意識が変わり、思考、行動に変化が起き、結果が変わります。
1.コーチングビジネスとは?
コーチングビジネスを理解する上では、コーチングについて理解することが、とても役立ちます。
そこで以下に、コーチングの父的存在と言われ、世界100カ国以上に展開する国際的な組織、「International Coach Foundation(国際コーチ連盟):通称ICF」を創設した、トマス・レナード氏の言葉を引用します。
「コーチングとは、もっとも欲しい結果(ゴール)を明確にし、自分一人では絶対に行くことができないであろう速さで、ゴールに向かうことを助けること」
さらに、ICF(国際コーチ連盟)が定義するコーチングは以下になります。
「コーチングとは、クライアントが公私において充実した結果を生み出す助けとなるような、継続的なパートナー関係である。コーチングという過程を経て、クライアントは学びを深め、パフォーマンスを改善し、人生の質を向上させることができる。」
つまり、クライアントが「今まで通りの思考や行動、頑張り方では手にすることができないであろうスピードで、今までの延長では到達できないであろうゴールを達成する」ことをサポートする。それがコーチングです。
このように考えると、コーチングビジネスとは、
「クライアントにとっての最高の結果を、コーチングを通してサポートし、クライアントが人生の質を高めることを手伝い、その対価として報酬をいただく」と定義付けることができます。
具体的には、コーチングセッションを通して、クライアントが「現在の状態」から、「望んでいる最高の結果」へ向かうことをサポートし後押しする。それがコーチングビジネスです。
そのために、コーチとしての能力、スキル、信頼性、関わり方、人間的な魅力などを総合的に磨き上げます。そして、全力でクライアントへ提供していきます。
【補足】:重要なポイント
クライアントは、どんなコーチに出会うかで、手にする結果が変わります。
つまり、あなたのコーチとしてのレベルに比例して、クライアントが手にする変化や結果が変わります。その意味で、常にコーチとして磨きをかけることに責任を持ち、継続してレベルを高めることが重要です。
その結果、クライアントは満足いく結果、感動的な変化を手にします。そこから継続的なセッション、紹介、口コミが生まれ、あなたのコーチングビジネスを成功に方向づけてくれます。
【出典・参照元】
2.コーチングビジネスではないものを理解する
コーチングビジネスを理解し、クライアントの結果をサポートする上で大切なこと。それは、セラピーやコンサルティングと混同しないことです。もちろん共通点もありますが、クライアントに結果を出してもらうための考え方、関わり方、進め方に決定的な違いがあります。
この違いを知らないと、「無意識にコーチの価値観や考えをクライアントに押し付けてしまう」という結果になりかねません。実際に現場では起きていることです。そのため違いを知ることで、コーチとしての思考や行動がブレることはなくなり、クライアントに質の高いコーチングを提供できるようになります。
【セラピーやコンサルティングの違い】
- セラピーとの違い
セラピーの目的は、クライアントが直面する、心理的な問題や課題を解決することです。そのために過去にフォーカスし、変化していく手伝いをしていきます。
それに対してコーチングの目的は、クライアントが望んでいるゴールを達成することです。そのために今と未来へフォーカスし、「現在の状態」から「望んでいる最高の状態」に向かうためのセッションを行います。
- コンサルティングとの違い
コンサルティングの目的は、クライアントがパフォーマンスを高め、業績を高めることです。そのために専門知識と豊富な実例、データに基づき、専門的な手法を用いて、指導やアドバイスを行います。
例えば、IT コンサルティング、法的コンサルティング、 ビジネスコンサルティングなどが挙げられます。
それに対してコーチングでは、専門的な助言をせずに、「クライアントが必要としている答えや資質は、すべてクライアントの中にある」という前提で行います。そのため、コーチは自分の意見を助言することはありません。
補足:コーチングでは、コーチはクライアント自身が気づいていない課題や情報に気づき、それを伝えたほうがいいと思う瞬間があります。その時は、提案という形でクライアントに許可を得た上で伝えます。
3.知っておきたい主なコーチングの種類
主なコーチングの種類を知ることで、あなたは、どの分野のコーチングを専門に活動するかを決めやすくなります。以下にご紹介しますのでご覧ください。
コーチングの種類 | 特徴や目的 |
---|---|
個人へのコーチング | 仕事、ビジネス、目標達成、人間関係、恋愛、ブレイクスルー、お金、健康など。望んでいる結果やゴールに向けて、パフォーマンスを高め、結果を出すためのコーチングを提供します。 |
経営者やビジネスパースンへのコーチング | 仕事やビジネスにおいて、様々なレベルで(個人、チーム、組織など)パフォーマンスを高め、結果を出すためのコーチングを提供します。 |
企業へのコーチング | 企業と契約をして、経営者、経営幹部、社員に向けて、パフォーマンスを高め、結果を出すためのコーチングを提供します。 |
上記にご紹介した内容は、かなり大きな分類をしています。しかし、まずは大枠のレベルで、あなたがどんなコーチングをしたいのかを決めましょう。その上で、より具体的に、誰に、どのような目標達成や問題解決を提供したいのかを決めて、あなたの専門分野を確立していきましょう。
4.コーチングセッション3つのレベル
クライアントが受け取る成果は、あなたのコーチングセッションの質に比例します。
それを左右するポイントは、あなたがどのレベルのコーチングを提供するかで決まります。
イメージしやすいように、まずは以下をご覧ください。
【クライアントに提供するコーチング3つのレベル】
- 行動や能力へのアプローチ
ゴール達成に向けて、クライアントの行動を促し、能力を引き出す/高める
- 心理的なマイナス面へのアプローチ
ゴールの達成を妨げている心理的なマイナス面に変化を起こす
- 行動、能力、心理的にブレイクスルーを起こすアプローチ
クライアントの人生を次のステージに押し上げる/引き上げる
大きな違いは、心理的な面へのアプローチをするかどうかです。
多くのコーチがセッションで行き詰まるポイントがあります。それはクライアントの心理的なマイナス面です。マイナス面があるとマイナスの思考や感情、行動を生み出すため、思うように結果を出せなくなります。そして多くの場合、クライアントは大なり小なり、心理的なマイナス面を持っています。
そこへアプローチできるようになると、クライアントが「本当に欲しい結果」を手にするためのサポートをできるようになります。
このように、どのレベルのコーチングを提供したいのかを決めることが重要です。
それにより、どこのコーチングスクールで資格を取り、スキルを習得するかが変わります。
【補足:重要なポイント】
近年では、クライアントの心理的な面へアプローチできるようになるために、心理学、NLP、セラピー、NLPコーチングなどを学ぶコーチが増えています。
2.コーチングビジネスで、あなたが手にする9つのメリット
クライアントの人生の質を高め、「本当に欲しい結果」「望んでいる状態」「なりたい自分」を手にすることをサポートする。そんなコーチが、コーチングビジネスを通して得られるメリットをご紹介します。これを理解することは、ビジネスを進める上でとても大切ですので、ぜひご覧ください。
コーチングビジネスであなたが手にする9つのメリット | |
---|---|
利点1 | コーチ自身の変化、成長が2倍以上になる ※脳内のミラーニューロンは、無意識に目に見える他の個体の行動を、自分ごとのように模倣します。そのためミラーニューロンは、クライアントの良い変化をあなたの自身のこととして、モデリングし、学習し、あなたの成長につながります。 例えば、同じ環境に身を置くと、考え方や話し方が似てくることがありますが、それもミラーニューロンの働きによります。 |
利点2 | 収益を得ることができる ※ビジネスの進め方次第では、必要十分、あるいはそれ以上の収益を得られます。 |
利点3 | クライアントに感謝されながら、良い関係を築くことができる ※継続的なコーチングは、人間対人間の関係に発展し、表面を超えた深いやり取りや良好な人間関係が生まれます。 |
利点4 | 自分の人生をより主体的に生き、意識的に結果を作り出せるようになる ※コーチとしてのスキルを磨き、クライアントをサポートすることを通して、コーチは自分の人生を主体的に生き、意識的に結果を作り出す力を高めることができます。 |
利点5 | 自分の人生を次の段階(ステージ)に進めることができる ※クライアントをサポートする鍵は、コーチ自身が常に心身ともに成長し、良い状態にあることです。そのために優れたコーチほどセルフコーチングを毎日行います。さらに、優れたコーチのセッションを定期的に受けています。 それにより、コーチは自分の人生を次の段階(ステージ)へ進めることができるようになります。 |
利点6 | お金を稼ぎながら、素晴らしいものを提供でき、感謝される ※クライアントに感謝され、やりがいのあるビジネスや人生を手にできます。さらに、人が自然に持っている承認の欲求、他者貢献の欲求を満たせるため、非常に幸せな職業の一つといえます。 |
利点7 | クライアントを選ぶことができる ※嫌なクライアントと付き合うことがなくなり、常に主導権を持つことができます。ただし企業に雇われている場合は、クライアントを選べないこともあります。 |
利点8 | 自分の人生に向き合うことができる ※多くのクライアントと接する中で、例えば、思うような結果が出ていない状態から、コーチングにより望んでいる結果を手にするケースなど。様々なクライアントの事例に触れることができます。 |
利点9 | コーチ自身のビリーフを変えることができる ※クライアントの心理的なマイナス面の中でも、特に重要なポイントがあります。それはクライアントの思い込みや、正しいと信じている考え方です。心理学NLPではビリーフと呼ばれ、思考、感情、行動を生み出し、マイナスの結果をつくり出す原因になります。 |
【補足情報】
9つのメリットは、「トマス・レナード氏:コーチングビジネスで得られる7つのメリット」。そして「コーチングセミナー:NLPプロフェッショナルコーチ認定プログラム」を参照にしています。
【参照・出典元】
3.コーチングビジネスの全体像5段階と流れ
コーチングビジネスの全体像と流れを見ていきましょう。
全体像と流れを知ることで、取るべき行動、学ぶべき知識やスキル、起業前の準備を行いやすくなります。
1.コーチングビジネスの全体像5段階
コーチングビジネスの全体像は、下記のように5段階に分けることができます。
これを知ることで、コーチとしての起業を考えている人、ビジネスを立て直したい、より良い結果を出したいと考えているコーチの方は、ビジネスの設計をしやすくなります。
【コーチングビジネスの5段階】
- クライアントに存在を知ってもらう
サイト、SNS、広告、口コミ、紹介など、何らかの形であなたの存在を知っていただく。これが最初の段階です。
- クライアントにお問い合わせ、お申込をいただく
WEBサイト、SNS、メールマガジンなどを通して、あなたのコーチングを試したい、受けたいと興味を持っていただく必要があります。それにより、お問い合わせやお申込みをいただく段階です。※お申込みとは、インテーク(導入セッション)、無料セッション、コーチングセッションの申込みのことです。
- インテーク(導入セッション)や無料セッションを行う
コーチとクライアントに最初の接点が生まれる段階です。仮に最初から本格的なコーチングセッションをお申込みいいただいても、最初に行うのは「インテーク(導入セッション)」か「無料セッション」になります。これはどちらも無料です。
そして、インテークや無料セッションを通して、コーチとクライアントがお互いに、本格的なコーチングセッションに進みたいかどうかを判断します。お互いに同意した時のみ、4段階目へ進みます。
- コーチングセッションを行う
インテーク(導入セッション)、無料セッションを経て、本格的なコーチングセッションに入ります。料金プランの設定によりますが、例えば「1回、60分、5回セット、5万円」で料金設定をしている場合、最初の5回のコーチングセッションを行うのが、この段階です。
- リピート申込(セッションの継続)をいただく
もっとあなたと関わりたい、コーチングセッションを受けたいと思っていただくことで、クライアントにリピートしていただくことができます。つまり、継続的にコーチングセッションを行う段階です。
まずは上記の5段階を知りましょう。
コーチングビジネスを行う上で、課題を発見しやすくなります。さらに、ゴールに向かい必要な情報、適切なアクション、試行錯誤、改善を行いやすくなります。
【補足】:「インテーク(導入)」と「無料セッション」について
インテークは、初回の導入セッションのことです。
そして無料セッションは、コーチを探しているクライアントが、リスクを負わずにお試しで受けられるような配慮であり、集客目的のマーケティング戦略でもあります。
具体的な目的は以下になります。
- コーチが提供できるもの、クライアントが求めているものがマッチしているかを確認する
- コーチとクライアントの相性が合っているかを確認する
- コーチがクライアントと継続的に付き合いたいか、付き合えるかを確認する
- クライアントが安心して、本契約できるようにする
- 継続的なセッションを行う前に、クライアントのニーズや課題を確認する
- 無料お試しによるマーケティング戦略(集客)
など
2.コーチングセッションの流れ
コーチングセッションの具体的な流れを見ていきましょう。
先ほどの5段階でいうと、3段階目と4段階目が必要なコーチングの基本的な流れになります。
順番 | 内容 |
---|---|
1 | セッションのテーマを決める (今日はどんなテーマでセッションをしたいですか?) |
2 | 現在の状態を確認する |
3 | 望ましい状態(ゴール)を明確にする (具体的で、詳細に、臨場感をもったイメージができるようにする) (望ましい状態を手にしたことはどのように分かるかを明確にする) |
4 | 現状と望ましい状態(ゴール)を比較する |
5 | 結果を手にすることを妨げている要素を明確にする |
6 | 望ましい状態(ゴール)に向かうために必要な行動を明確にする |
7 | 行動計画を立てる (何を、いつ、どのように行うかを決める) |
8 | 報告の方法を決める (クライアントに行動をしてもらい、結果を報告してもらいます。これはクライアントが自分に責任を持ち、行動できるように促すための仕組みになります) |
上記はあくまで一例です。コーチングには下記のような主なモデルがいくつかありますが、基本的には、「上記のようにテーマ ⇒ 現状 ⇒ ゴール ⇒ 妨げている要素の特定 ⇒ 必要な行動の明確化 ⇒ 行動計画を立てる ⇒ 行動 ⇒ コーチへの報告」という流れで進んでいきます。
4.コーチとして起業する前に決めておきたい15のポイント
コーチングビジネスで結果を出す。そして、クライアントの人生の質を高め、最高の結果を手にしてもらう。そのためにまずは決めておきたい/明確にしておきたい15のポイントをご紹介します。
すでにコーチとして活動している方で、思うように結果が出ていない場合も効果を発揮します。これらを決める/明確にするかどうかで、クライアントが出す結果、コーチとしての活動、パフォーマンス、売上に大きく影響します。ぜひご覧ください。
1.クライアント
あなたが付き合うクライアントを明確に定義しましょう。
それがコーチングセッション、ビジネスの運営に大きく影響します。
そこで以下を明確にしましょう。
- どういうクライアントと付き合うか/付き合いたいか?
- どういうクライアントと付き合わないか/付き合いたくないか?
- 理想的なお客様はどんな人か?(年齢、性別、職業、ニーズ、経済状態など)
- クライアントが抱えている悩みや問題は何か?
- クライアントとは、どのように出会えるか?
- クライアントに、どのようにあなたのことを知ってもらうか?
など
2.セッションをお断りする場合の基準
お断りする基準を明確にしましょう。
お断りするべき人のセッションでは、クライアントの最高の結果にはつながりにくく、クレームやストレスが生まれるなど、お互いにベストではありません。
そこで以下を明確にしましょう。
- セラピーが必要な場合はどうするか?(うつ病、虐待、性的虐待など)
- 相性が合わない場合はどうするか? (これは必ず出てきます)
- クライアントのニーズが、あなたの専門外の場合にどうするか?
- クライアントのニーズが、自分の能力の範囲を超える場合はどうするか?
- アルコール、麻薬、SEXなど、依存症の場合はどうするか?
など
3.紹介する
お断りした方を紹介する先を決めておきましょう。
そのための質問は以下になります。
- セラピーが必要な方を、誰(どこ)に紹介するか?
- 相性が合わない場合は、誰(どこ)に紹介するか?
- 自分の専門外のニーズの方を、誰(どこ)に紹介するか?
- ニーズが自分の能力の範囲外の方を、誰(どこ)に紹介するか?
- その他に、考えられるお断りする場合において、誰(どこ)に紹介するか?
など
4.専門にするコーチングの種類
どんなコーチングを専門にして活動するかを決めましょう。
それによりクライアントも変わり、コーチとしてのあなたの見せ方、売り込み方が変わります。
そこで以下を明確にしましょう。(1章の「3」、「4」もご参照ください)
- 個人向けのコーチングか、企業向けのコーチングか?
- どんなコーチングを専門にするか?(ビジネス、人間関係、お金、健康など)
- 心理的なマイナス面へもアプローチできるようにするか?
- クライアントのどのようなニーズが、あなたの専門外になるか?
など
5.コーチングのスタイル
あなたのライフスタイルや価値観と、コーチングビジネスの進め方をマッチさせながら、調整する必要があります。無理なスタイルは長続きしません。
そこで以下を明確にしましょう。
- コーチングセッションは、電話、対面、両方、どのスタイルで行うか?
- 対面のセッションをどこで行うか?(会社の応接室、貸し会議室、間借りしたスペース、喫茶店など)
- 電話のセッションを行う時、どこで行うか?(落ち着いた、静かな場所の確保が重要です)
など
6.1セッションの時間、セッションを行う頻度
コーチングビジネスで、何人のクライアントと関わり、どれくらいの売上を立てたいかを明確にしましょう。それを年、月、週、日の単位で明確にします。それも考慮しつつ、クライアントの成果のために、どれだけの時間を提供したいかも含め、1セッションの時間、セッションを行う間隔や頻度を決めていきます。(月に何回のペースで行うかなど)
そこで以下を明確にしましょう。(お金に関する質問は次の7になります)
- セッションを行うのは、平日か土日か?何曜日を休みにするか?
- 営業時間をどうするか?
- 1セッションの時間はどうするか?(30分、50分、60分など)
- インテークや無料セッションの時間をどうするか?
(少し長めの90分くらい取れるとベストです) - どれくらいのペースでセッションを行うか?(月1回、月2回など)
など
7.金額(価格)やパッケージ
6の続きです。以下を明確にしましょう。
- 1セッションの金額をどうするか?
- パッケージにするかどうか?
(例:1セッション、60分、5回セットなど) - 何種類のパッケージを用意するか?
(ベーシック、アドバンス、スペシャルなど) - パッケージ内容と金額をどうするか?
(金額やフォローシステムを含む) - 申込の特典を付けるか?付けるなら何を付けるか?
- フォローアップをどのように行うか?
(電話、メール、チャットなど。月何回のフォローをするかなど)
など
8.連絡、問い合わせ、予約、予約変更、キャンセルなど
クライアントが安心し、信頼するポイントは、連絡手段が明確であること。そしてレスポンスが早いことです。そして連絡手段やいつまでにレスポンスがあるかを、WEBサイト、SNS、契約書などに明記していると安心していただけます。
そこで以下を明確にしましょう。
- 連絡手段をどうするか?(電話、メール、チャットなど)
- 電話対応が可能な曜日・時間帯をどうするか?
- メール問い合わせへの返信対応をする曜日・時間帯をいつにするか?
- 予約変更の期限をどうするか?(予約日の2日前までなど)
など
9.無料セッション
お試しで無料セッションを行うコーチは増えました。しかし、無料セッションを行わないコーチもいます。あなたはどうするかを決めましょう。
10.コーチとしての強み
あなたのコーチとしての強みは何ですか?
強みを明確にすることで、あなたの見せ方、売り込み方が変わり、クライアントのあなたに対する好感、信頼、興味、期待の持ち方も変わります。それは集客やコーチングセッションに大きく影響します。
そこで以下を明確にしましょう。
- あなたはどのような経験があるか?
- どのようなトレーニングを積んできたか?
- どれだけのコーチトレーニングを受けてきたか?(何時間くらいトレーニングしたか)
- あなたの強みは何か?
- どのような能力やスキルがあるか?
- クライアントに何を提供できるか?
など
11.コーチングビジネスへの関わり方
コーチングビジネスを進めるにあたり、以下を決めることも大事です。
それにより、あなたの時間の使い方や覚悟が変わります。
そこで以下を明確にしましょう。
- コーチ一本でビジネスを行うか?
- 複数あるビジネスの中に、柱の1つとして行うか?
12.コーチとしてのモチベーション
コーチングビジネスは、3章でご紹介した5段階のように、やるべきことが様々あります。クライアントにとって最高の結果をサポートしながら、コーチングビジネスを軌道に乗せるのは容易ではありません。そのため、モチベーションの管理、維持、コントロールが大切になります。
そこでモチベーションの源泉となる以下を明確にしましょう。
- コーチングビジネスの目標・ゴールは何か?
- コーチとして何を提供したいか?
- コーチングすることは、あなたにとってどのように大切か?
- コーチングすることの価値は何か?
- コーチングビジネスで何が大切か?
- クライアントに何を手にしてほしいか?/提供したいか?
など
13.集客
集客の方法、仕組みは「最初から」しっかりと明確にしましょう。
ここは多くのコーチに共通する課題の一つです。
そこで以下を明確にして、必要なことを学びましょう。
- どのように集客するか?
- WEBサイトをつくるかどうか?
- SNSは使うか?使うなら何を使うか?
- WEB広告を使うか?(リスティング、SNSの広告など)
- 無料オファーを用意するか?
など
14.セールス
セールスの方法や仕組みも、集客同様に大切です。
そこで以下を明確にしましょう。
- どのように行うか?
(メールマガジン、動画、イベント、無料セッションなど)
など
15.補足:コーチング資格の取得とスクール選び
コーチングビジネスで起業する場合、どのようなスキルを持ち、どのようなコーチングを専門にするかが重要です。それを決めた上で、それに合ったコーチングスクールで学び、コーチ資格を取得しましょう。
まとめ
コーチングビジネスは、クライアントの人生の質を高め、「最高の結果」「望んでいる状態」「なりたい自分」になることをサポートする、やりがいのある仕事です。
もしもあなたが、コーチングをビジネスとして立ち上げ、人の成功や幸せに貢献しながら売上を立てたいと思うのであれば、今回ご紹介してきた下記の内容は役立ちます。
- コーチングビジネスとは?
(この視点を持つかどうかで、コーチとしての思考、行動、結果が変わります) - コーチングビジネスを行う9つのメリット
- コーチングビジネスの全体像5段階・セッションの流れ
- コーチとして結果を出すために、起業前に決めておきたいこと/明確にしておきたいこと
この記事が少しでも、お役立ていただければ嬉しく思います。
※コーチングについて詳しくはこちらから
※コーチングにご興味をお持ちの方はこちらの動画(40秒)もおすすめです。
- 『NLPプロフェッショナルコーチ認定コース』公式サイトはこちらから
https://www.nlp-coaching.co.jp/ - 世界権威ティム&クリス氏へのインタビュー記事はこちらから
世界権威へインタビュー「NLPプロフェッショナルコーチ認定コース」とは?
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