仕事のストレスも軽くなる!苦手な上司と向き合う心得5つ

あなたにも苦手だなと思う
上司の方がいるかもしれませんね。
「嫌味ばっかり言われて
モチベーションが下がる。」
「なんであの人が上司なの?」
「もっと部下のことを
考えてくれればいいのに・・・。」
部下にとって上司は大きな存在ですから、
こんな風に思う上司が
あなたの身近にいるなら、
仕事やモチベーションにも
すでに影響が出てしまっているかもしれません。
そこで、私たちの専門である心理学や
コミュニケーションの視点を取り入れて、
上司との関係をもっとプラスに
捉えられるようなヒントをご紹介していきます。
あなたの視点をさらに高くしてくれる、
思考のワークもぜひ試してみてください。
目次
1.そもそも上司は嫌われ役だと心得る
上司とは、部下を良い仕事ができるように育てる役割。
父親や母親のような役目と責任があります。
そして、部下は成長して良い仕事をすること、チームや会社に貢献することが役割です。
きちんと成果を出せるように指導しなければなりませんから、時には悪いものを悪いと厳しく叱る必要もあります。
仮に上司が「嫌われたくない」「好かれたい」と思って部下に接する人なら、間違いを正さず、笑顔を振りまき、ひたすら褒めるぐらいしかしないでしょう。
それは心地よい関係かもしれませんが、上司部下、お互いにとって、成長はそこにはありません。その環境に危機感を感じることができなければ、部下はほめ殺し状態です。
人を叱るということは、多くの人にとって嫌な仕事です。
今のご時世は、特にハラスメントに敏感で、部下を叱責することができない上司も多いと言われます。
部下の人格を傷つけるようなら、その叱り方は適切ではありませんが、嫌われたとしても部下を正そうとしてくれる人は、ありがたい存在なのです。
2.あなたが上司だったら?上司の気持ちがわかればあなたが変わる
上司との関係をもっと良くしたい、苦手意識をなくしたいなら、あなたが上司になってみることです。
実際になるのではなく、上司の立場や視点に立って仕事や自分・部下との関係、役割などを見つめてみる、ことを行うのです。
誰もが自分の立場や視点、価値観を中心にものごとを見ています。
自分の視点でしかものごとを捉えられずにいると、人の視点や価値観との違いに気づくことができません。
すると相手の気持ちを理解できなかったり、すれ違いや、ぶつかりあいが起こり、自分の考えを押しつけることになってしまうでしょう。
- 後輩を持って、先輩の気持ちや言っていたことがわかった
- 子どもを持って、親の言っていたことがわかった
こんな風に、実際に自分がその立場になってみて、初めてわかることがたくさんあります。
そこで、相手の立場を擬似的に体験するために役立つ、ゲシュタルト療法(セラピー)の「エンプティ・チェア」という手法をご紹介します。
あなたに苦手な上司がいらっしゃるなら、その上司になったつもりで自分と対話をしてみましょう。
相手の役割を演じることで、相手の視点、考えや気持ちになってみること、あるいは相手へ伝えたいこと(または相手から自分へ伝えたいこと)を探り、気づきを得ていきます。
このスキルの大まかな方法は以下の通りです。
- イスを2脚置いて、「自分」の目の前のイスに「相手」がいるものとしてイメージする。相手に自分の考えや思いを伝えるなどする
- 相手のイスに自分が座り、相手の気持ちになって関係性や状況を捉えたり、相手の視点から自分を見る
このように体を動かすことで、実際に視点を移動させることがポイントです。
さらに心理学NLP(※)には、この手法を発展させて、客観的な第三者の視点を加えた「ポジション・チェンジ」という、優れた思考のワークがあります。
これは対人関係だけでなく、交渉や問題解決にも使える手法です。
例えばインド独立の父と言われるガンジーは、イギリスからの独立に向けて、複数の視点を駆使して交渉に臨んだそうです。
- 自分の主張
- 交渉相手であるイギリス側の主張
- 世界から見た、インドとイギリスの関係
このような3つの視点から、それぞれの主張、メリット・デメリットを考えたと言います。
時には、イギリス交渉人の声や姿勢、話し方までマネをして、その人になりきったそうです。
3.先輩・上司・第三者の視点を解決のカギにする
相手の視点に立つ思考のワークを活用する以外にも、実際の第三者の視点や意見を取り入れることももちろん有効です。
あなたの周りにいるのは、すべて苦手な人ではなく、せめて1人くらいは相談できたり、頼りになる存在がいるのではないでしょうか。
仮にあなたが、特定の上司に苦手意識を持っているなら、その人とうまく関係を築いている人や、先輩、上司の上司などの存在を活かしていきましょう。
その人が、あなたが苦手と感じる上司とどのようにコミュニケーションを取っているのか、苦手な上司や、癖の強い人などとどんな風に接しているのか。
こうしたことをアドバイスとして聞いたり、真似できる部分を取り入れていくことです。
また、苦手な上司との関係を少しでも良いものにしたいなら、周囲に協力をお願いすることもできます。
信頼できる先輩から、あなたがその上司ともっとうまくコミュニケーションを取りたいと思っていることを、それとなく伝えてもらえるよう頼んでみると良いでしょう。
上司にしてみれば、関係を良くしたいと思って、自らアクションを起こしてくれる部下の存在を嬉しい、ありがたいと思うものです。
4.「逃げ」や「我慢」はNG!直接話す勇気が苦手を打破する
相手の視点を持つ、第三者の視点を持つ。これらも解決のための大事なポイントですが、時には苦手な上司の懐に飛び込むことも必要です。
苦手だからと我慢や回避していては、それは積もり積もってどんどん苦手意識が増していくだけで一向に解決しません。
また、言葉では発していなくとも、苦手意識は相手にもしっかりと伝わっていることも理解しておきましょう。
上司部下の関係がスムーズでないとすると、それはすぐにあなたの仕事に影響が出てきます。
報告が遅れたり、相談しづらくスピードも落ちてしまう。さらに周囲へも広がり最終的には、会社にとっても大きな痛手となることは想像できるかと思います。
では、直接話すにはどうすれば?何を話せばいいのか?
いくつかのヒントをご紹介します。
①基本のコミュニケーション(挨拶、お礼、返事)は丁寧にする
挨拶やお礼、返事というのは苦手意識を持っていたり、嫌いな相手にはどうしてもぎくしゃくしたり、固い表情になってしまいます。
苦手だからこそ、いつもの倍の笑顔や丁寧さを意識してください。
②上司のこだわり、大事にしていることを尋ねる
苦手な上司が、仕事でどんなことを大事にしているのか、こだわりを知り、それを尊重することです。
人は自分の価値基準(※)を、他人からも大事にされることで、その相手に対して強い信頼感を持つため、
心理的な距離を縮めることに大きく役立ちます。
※誰もが物事の良し悪しの判断となる基準や大切にしている考えがあり、心理学NLPではこれを「価値基準(クライテリア)」と言います。
価値基準については、「上司とのコミュニケーションが楽になる 2つの考え方と10のポイント」の記事もぜひ参考にしてください。
③自分が話すより、聴くことに徹する
何を話していいかわからない、そんな時に取り繕う必要はありません。
ひたすら「聴く」ことに徹しましょう。苦手であろうと、上司はあなたの仕事や成長に大きく影響する重要な存在です。
価値基準を尋ねてみたり、上司の仕事の経験談を聞かせてもらうなど、何か役立つことは必ず見つかります。
大事なのは、相手(上司)の話を丁寧に聴くという姿勢。この積み重ねが信頼につながります。5.まとめ
あなたが上司だったとしたら?
あなたが上司として、部下である自分を見て見たら?
そんな風に考えてみると、今よりも新しい視点を取り入れることができます。
そもそもこのように、相手や第三者の視点に立って物ごとや関係を捉えるという思考のワークは、人間関係や問題解決に使われる専門的な手法です。
私たちの視点や視界、ものごとの捉え方を大きく広げるのに非常に役立ちますから、
職場だけでなく、人間関係をもっと良くしたいと思うあなたはぜひ試してください。
やってみると簡単で、大きなヒントが得られます!
苦手な人を克服したり、人との関係を築くには、いくつかの「秘訣」のようなものがあります。
しかし、多くの方がこうした本当に大事なことを知らずに、人間関係でつまづいたり、コミュニケーションで悩んだりしています。
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