コミュニケーション

「人と話すのが苦手」なワケと克服する6つの方法

あなたが話すのが苦手だと感じているか、
話すのが苦手で困っている人がいるなら、
きっとそれは、矢印が自分に向いているからでしょう。

なにを話そうか?
こんなこと言って大丈夫だろうか?
なんて思われるかな?

こんなことを考えていると、
なかなか話すのが楽しいとは思えません。

そして近年「雑談」をテーマにした本や
動画やセミナーに注目が集まっています。

「雑談」は、さまざまな内容のことを気楽に話すことなので、
これまでは自然に身につけるだけで済んでいたことです。
それが、雑談を「学びたい」とまで思う人がいるということは、
それだけ会話の重要性が高まり、
苦手意識が強い人が増えているということでしょう。

加えてコロナ禍でマスクをしていて表情が見えづらかったり、
オンラインでの会話で生じる微妙な間が気になったりするという声は多く、
元々苦手な方は特に、
仕事や恋愛での自信の無さにつながっています。

そこで、話すのが苦手になってしまうワケと、
それを克服する方法をご紹介します。

監修:日本コミュニケーション能力認定協会

コミュニケーションの専門機関として “満足度99.3%” の『コミュニケーション能力認定講座』を開催。日本教育推進財団が監修し、19万人の指導実績に基づくコミュニケーション・カリキュラムは、信頼の獲得・リーダーシップの発揮・営業や交渉での成功・人間関係の構築に効果的。メディアからも注目されている。

無料eBOOK_A

無料eBOOK_B

1.「人と話すのが苦手」なワケ

人と話すのが苦手なのは、人と話すときに矢印が自分に向いていて「自分がどう思われるか?」を気にしすぎるからです。

こんなこと話して、嫌なひとだと思われないかな?バカにされないかな?大丈夫かな?と心配しながら話してしまって、自分がどう判断されるかを気にしてしまい、自分が話すことが上手くできず、苦手に感じるという悪循環が続いてしまいます。

ですので、「相手の話を聞く」くらいに矢印を相手に向けて、意識を変えるだけでも、会話への苦手意識は克服できていきます。

意識を変えれば、人と話すときに「頑張って話さなくてはならない!」と構える必要がなくなるので、純粋に会話を楽しめるようになります。

「聞く」という気持ちであれば、初対面の人と話すのもラクになりますし、身近な人とのコミュニケーション力も上がり、よりよい関係が築けるようになります。

ここからは具体的な克服方法を、実践心理学や、人見知りだった私の経験談を交えてご紹介していきます。

2.「人と話すのが苦手」を克服する6つの方法

ここでは、会話への苦手意識を克服する方法について、6つの方法を学びます。
できれば、段階を経ていくといいのですが、必要だと感じる個所から取り組んでも結構です。

2-1.「上手く話せなくても大丈夫」と意識を変える

そもそも、会話に、明確な失敗はありません。その場を穏やかに楽しむことを第一に考えればよいのです。

無意識のうちに「上手に話さなくては!」と思い込んではいないでしょうか。
「相手を楽しませなければいけない」「うまいことを言わなければいけない」など、こうした思い込みが、苦手意識を膨らませます。

考えてみてください。
私たちは普段、人と話すときに、相手にそこまでの期待をしているでしょうか。他愛もない雑談であれば、ただ、にこにことやわらかい表情で相づちをうってもらうだけで、十分なのではないでしょうか。

私たちは、お笑い芸人でもコメンテーターでもありません。うまい切り返しなどは必要ないのです。たとえ言葉に詰まったとしても、話が盛り上がらなくても大丈夫。ミラーリング効果(※)で、自分が楽しんでいれば、相手も自然と楽しい気持ちになってくるものです。

具体的には、以下2つのポイントを心がけてください。

  • 「上手く話そうとしなくても大丈夫」という安心感を持つ
  • 楽しむ、という意識で会話する

※ミラーリングとミラーリングの効果

ミラーリングは、相手と無意識レベルで同調しあい、信頼関係を築くためのコミュニケーションスキルです。優れたビジネスマン、コミュニケーションの上手な人ほど、ミラーリングを使い、効果を実感しています。

ミラーリングとミラーリングの効果に関しては、以下の記事で詳しくご紹介しています。合わせてご覧ください。

2-2.どんな自分になりたいかを明確にする

「人と話をするのが苦手な自分」に代えて、どんな自分になれたらよいでしょうか。
会話上手になったら、どんな未来が待っているでしょうか。

なりたい自分の、明確なイメージを描きましょう。人は、ゴールが明確であればあるほど、それが具体的であればあるほど、目標を叶えやすくなります。

あなたが本来叶えたいのは、会話上手になることそのものではなく、その先の実現したい未来があるはずです。その光景を、ありありとイメージしてみましょう。

【イメージ例1:恋愛における会話】

  • 密かに恋をしている会社の女性と、気軽な雑談ができるようになる
  • ランチに誘えるようになる
  • ランチでの会話が弾み、彼女が楽しそうにしている
  • デートに誘い、夜景の見えるレストランに食事に行く
  • いつもよりも深い話ができ、親密度アップ!
  • デートを2,3回重ね、思いきって告白し、OKをもらう!!

【イメージ例2:仕事における会話】

  • 営業先のお客さまと、気軽な雑談ができるようになる
  • お客様が心を開き、自分から話をしてくれるようになる
  • 雑談の中から、お客様の潜在的なニーズをたくさん拾える
  • お客様にもっとも合った商品を、説得力をもって提案できるようになる
  • 営業成績が伸びる!
  • 自信を持ってバリバリと仕事ができるようになる!!

【イメージ例3:どんな心理状態で会話をしたいか】

  • 心底、リラックスして会話を楽しんでいる
  • 相手に心を開き、気がねなく自分の話ができている
  • 相手との心のつながりを感じる
  • 会話の合間の沈黙さえも心地よい
  • 相手に対する興味と好奇心を持って

いかがでしょうか。こうした光景を、その場の景色や見えるもの、聞こえてくる音や、高揚感をイメージし、生き生きと描いてみてください。自分が「ワクワクする!」「うれしい!」「楽しい!」と思えるイメージをしましょう。

2-3.人と話をするのが得意な人、上手な人に学ぶ

あなたが「この人は話がしやすい」「この人との会話はいつも弾む」と思うのは、どんな人でしょうか。そうした会話上手な人から学ぶ、というのもひとつの方法です。

お手本にしたいと思う人を決めたら、なぜ、その人を会話上手だと思うのか、その人のどんなところが話しやすいと思わせるのか、リストアップしてみましょう。

【リストアップの例】

  • きちんと目を見て話してくれる
  • 相づちをうってくれるので、安心して話せる
  • 「それで?」など、話を促してくれるので話しやすい
  • 話に共感してくれる
  • 話をひととおり聞いてくれたあとに、自分の体験を話してくれる
  • 表情が豊かで、見ていて飽きない

リストアップしたら、できることから、どんどん真似てみるといいでしょう。

また「朱に交われば赤くなる」という言葉がありますが、話をするのが得意な人、上手な人のいるところに、積極的に身をおくといいでしょう。はじめのうちは、話を聞きながら観察をしているだけでもいいのです。一緒に過ごす時間を増やすうちに、なんとなくそのエッセンスがわかり、自分も自然とそれができるようになります。

2-4.傾聴する

自分から話すのが苦手であれば、聞き手に回りましょう。人は、潜在的に「自分の話を聞いてほしい」という欲求を持っています。話を聞いてもらえることで、自分の存在を認めてもらっているという、自己重要感が満たされるからです。

聞き上手になれば、想像以上に人間関係が良好になり、自分もまた、相手からたくさんの話を引きだせることで、会話への苦手意識が薄れます。

聞き上手になるためのスキルに「傾聴」があります。傾聴とは「深いレベルで、相手をよく理解し、気持ちを汲み取り、共感する」聴き方です。ただ話を聞くのではなく、相手の心に寄り添い共感しながら聴く、というのが大事な部分です。

具体的には、以下のポイントを意識します。

【傾聴する際のポイント】

  • 相手を尊重し、相手のために「心に耳を傾けて」聴く
    (相手の話に100%集中します)
  • 相槌と頷きを返す
    (相手の話し方のリズムに合わせで、相槌、頷きを返します)
  • アイコンタクトを大切にする
    (凝視しすぎに注意。穏やかな目線でアイコンタクトをとります)
  • 間や沈黙を大切にする
    (沈黙は思考をまとめる時間です)
  • 気持ちを汲み取りながら聴く
    (話の奥にある感情に寄り添います)
  • 相手が話しやすい雰囲気を作る
    (やわらかい表情で、相手のペースに合わせます)

以下の記事で傾聴について詳しくご紹介していますので、合わせてご覧ください。

2-5.コミュニケーションについて学ぶ

コミュニケーションは、学んで実践すれば、必ず成果がでます。自分に合った正しい方法を学び、実際の対話をしていくことで、誰でも会話上手になることができるのです。

コミュニケーションを学ぶツールには、以下のようなものがあります。

  1. 書籍
    (会話に関する本がたくさん出ています)
  2. 教材
    (有料のものはもちろん、WEB記事や著名人のメルマガ、無料動画なども大いに活用できます)
  3. コミュニケーションセミナー、講座
    (学んだことを、実践しながら練習できるのが魅力です)
  4. 心理学系のセミナー、講座
    (心理学系のセミナーでは、効果的なコミュニケーションスキルを学ぶことができます)

いずれにせよ、学んだあとは実践することが大事です。実践することにより、自分のものになり、さらなる成功体験を積むことができます。

【著者からのコメント】

ここで、私の話を少しばかりさせてください。かつて私は、コミュニケーションにとても苦手意識がありました。就職したのは、大手化粧品会社。華やかな職場で、憧れの仕事に就いたものの、お客様と何を話していいかわからず、また先輩たちとの会話にもうまく入れず、周囲からいつも言われるのは「おとなしい」。自分に自信のない日々を送りました。

しかし今は、人に対する苦手意識はまったくありません。接客やコミュニケーションを教える側に周り、研修やセミナー、執筆活動をしています。

いちばん苦手だったことを、こうして教える側に周ることができたのは、ひとえに「苦手が故に学んだから」なのです。

主にわたしが活用したのは、実際に生身で学べるスクールやセミナーです。マナー講師になるための養成スクール、心理学NLPを学ぶスクール、コミュニケーション系のセミナーなど、複数の受講生同士で実践できる場が、自分に合っていたようです。

※コミュニケーション講座に関しては、以下の記事で詳しくご紹介しています。ご興味をお持ちの方はご参考にされて下さい。

2-6.はじめの一歩を踏み出す

さぁ、ここまで読んだら、「今からできるはじめの一歩があるとしたら何か」という視点を持ってください。

何を行動するかが決まれば、前に進みやすくなります。また、行動すると、行動しない時に感じていた不安や怖れは、現実ではないことに気づきます。

例えば私は「年上女性との会話が苦手」という思い込みを、長年持っていました。化粧品会社勤務時代に、先輩やお客様とうまく話せなかった経験が、後を引いていたからです。年上女性に話しかけられた際、「はい」「いいえ」のような返事や、質問に対する受け応えはできるものの、自分の話をすることが、特に苦手でした。

そこを克服するための「はじめの一歩」として、 話し上手な同僚を真似るということを意識してみました。同僚をよく観察すると、あることに気づきました。

それは「先輩、聞いてくださいよ」と言って、自分の話をはじめるのです。この「先輩、聞いてくださいよ」は、とても可愛らしく、先輩もにこにこしながら「なあに?」と、笑顔で話を聞いていました。

そこで私も、話をする際は「先輩、聞いてください」というひとことから、少しづつ、自分の話をするようにしてみたのです。

これはとても効果的で、これまで仕事の話しかできなかった先輩と、家族のこと、恋愛のことなど、自分についての話ができるようになったのです。

そしてはじめの一歩は、以下のようなとき、とくに効果的です。

  • 何を行動していいかわからない
  • 目標が大きすぎて、できないと思ってしまった
  • 不安と恐れにより、思考や感情が止まっている

など

ぜひ、何か試してみてくださいね。

3.人と話すのが苦手なのを克服するコミュニケーションスキル

人と話すのが苦手なのを克服するために、信頼関係を意識したコミュニケーションを行いましょう。

会話やコミュニケーションを円滑にするには、なんといっても信頼関係が大切です。信頼できない相手とのコミュニケーションは、壁越しに会話をしているようなもの。話は通じているものの、相手の真意が見えず、警戒している状態です。

人と人が会った時に起こる心の動きは以下のようになります。

警戒をとき、安心感を与え、信頼してもらう。心理療法では、カウンセラーやセラピストと、クライアントとの信頼関係のことを「ラポール」と言います。この「ラポールを形成すること」が、日常生活においても、あらゆる人とのコミュニケーションの鍵になります。

もっとも取り組みやすいラポール形成の方法は、動作や言葉により「私とあなたは、似た者同士だ」と感じてもらうこと。人は、自分に似たものに安心感や好感を持ちます。

はじめの一歩として取り組みやすいものに、以下があります。

  • 相手の話のスピード、テンポ、リズムに合わせる
  • 話の内容に共感、同意する
  • 相手の立ちふるまい、ジェスチャーを似せる、合わせる
  • 相手と同じ言葉、表現を使う
  • 呼吸を合わせる
  • うなずきや相槌を合わせる

など

すでに知っているよという方も、徹底的に行うことで、相手の反応や得られる結果が変わります。
ラポール形成については、下記の記事で詳しくご紹介していますので、合わせてご覧下さい。

NLP無料レポート

まとめ

話すのが苦手と感じるワケは、自分に矢印が向いているからで、「話を聞こう」と意識を変えるだけで、克服につながるとわかりました。

そして会話への苦手意識は、意識を変えて実践を重ねていくことで、徐々に霧が晴れるように、やがてクリアになってゆきます。まずは、「仲良くなりたい」と思う人と、会話の練習をしてみてはいかがでしょうか。

人は「こうなりたい」という明るいゴールがあると、やる気がでます。あなたが生き生きと、会話を楽しめますように。

人間関係が劇的に変わる
コミュニケーションつの秘訣』とは?

eBOOKで公開!今なら【無料】プレゼント
  • 部下やチームメンバーに思うように動いてもらえない
  • 営業や接客・販売の成績をもっと上げたい
  • 苦手な人とのコミュニケーションを解消したい
  • 言いたいことが伝わらずに悔しい思いをしている
  • もっと相手のことを知りたい・自分を知ってもらいたい
これらのことは、
すべて「コミュニケーション」次第で変化します。

私たちの周囲には、日々の人間関係の中で辛い思いや苦労をしている人がたくさんいます。もしかするとあなたも壁にぶつかった経験を持つ1人かもしれませんね。

そうした辛い思いも、コミュニケーションの秘訣を知っているだけで、実は簡単に解決してしまうことがたくさんあるのです。


もし、あなたが今、苦しい思いや辛い経験をしていて、
そこから早く解放されたい、あるいはもっと仕事で必要とされたり、周囲を巻き込めるような存在になっていきたいと真剣にお考えであれば、このeBOOKはその初めの一歩です。

メールアドレスを入力するだけです。
今すぐ下記からダウンロードし、ぜひ役立ててください。




人間関係が劇的に変わるコミュニケーション
つの秘訣』とは?

eBOOKで公開!
今なら【無料】プレゼント
  • 部下やチームメンバーに思うように動いてもらえない
  • 営業や接客・販売の成績をもっと上げたい
  • 苦手な人とのコミュニケーションを解消したい
  • 言いたいことが伝わらずに悔しい思いをしている
  • もっと相手のことを知りたい・自分を知ってもらいたい
これらのことは、
すべて「コミュニケーション」次第で変化します。

私たちの周囲には、日々の人間関係の中で辛い思いや苦労をしている人がたくさんいます。もしかするとあなたも壁にぶつかった経験を持つ1人かもしれませんね。

そうした辛い思いも、コミュニケーションの秘訣を知っているだけで、実は簡単に解決してしまうことがたくさんあるのです。

もし、あなたが今、苦しい思いや辛い経験をしていて、
そこから早く解放されたい、あるいはもっと仕事で必要とされたり、周囲を巻き込めるような存在になっていきたいと真剣にお考えであれば、このeBOOKはその初めの一歩です。

メールアドレスを入力するだけです。
今すぐ下記からダウンロードし、ぜひ役立ててください。



Twitter・RSSでもご購読できます

コメントを残す

*