
あなたはセルフコーチングを身につけることで、
どんな状態を手にしたいですか?あるいは何を実現し、解決したいですか?
実はセルフコーチングの手法と秘訣を学び、実践することで、あなたの目標達成能力、問題解決能力を高めることができます。さらに手法と秘訣を知っていることは、以下のようなメリットがあります。
- パフォーマンスを引き上げる
- 思考と行動のクオリティ・クリエイティビティを高める
- 結果を出せる良い状態に整え、維持する
など
セルフコーチングを行うことで、仕事、恋愛、人間関係など、人生の様々な場面で、「今まで以上のスピードと効率で結果を出す/今までの自分では、達成不可能なレベルの結果を得る」ことを可能にします。
それはあなた自身だけでなく、あなたが関わる周囲の人にも良い影響を与えることにつながります。
けれど現実は、セルフコーチングを継続できない、思うような結果が出ない、やり方が分からないという方も多くいらっしゃいます。そしてやり方を学んでも結果が出ないケースも。これらの原因の多くは、セルフコーチングを成功させるポイントとして、やり方のみに目を向けたことでした。
しかし実は、まず最初に「考え方」が重要になり、その上で正しいやり方が必要だったのです。
つまり、「結果を出すための考え方を学び、進む方向性を明確にして、効果的な方法を実践する」。これがセルフコーチングで結果を出すための秘訣になります。そこでこの記事では、セルフコーチングを成功させる秘訣と事例についてご紹介していきます。
目次
1.セルフコーチングとは
セルフコーチングとは、「人生の質」と「生活の質」を高めたり、「最高の結果」を得るための最高のツールです。正しい考え方と方法を学び、習慣化することで、人生で手にする結果、充実感や満足度を高めることができます。
つまり、セルフコーチングは望んでいる結果を出す、人生をより良く生きるための最高のツールと言えます。そこでこの章では、セルフコーチングの可能性と実現できることについてご紹介していきます。
まずは、「コーチング」と「セルフコーチング」の共通点を見ていきましょう。
1.共通点
コーチングとセルフコーチングの目的は基本的に同じです。
具体的には以下のようなものになります。
「悩みや問題の解決」「欲しい結果、理想的な状態、なりたい自分の実現」に向けて、必要な行動、成長、変化を生み出せるようにする。
さらに、以下を実現することを可能にしてくれます。
「今まで以上のスピードと効率で結果を出す/今までの自分では、達成不可能なレベルの結果を得る」
また、上記のような状態を手にするために必要なスキルが、コーチング講座などで学べる「コーチングスキル」になります。このようなコーチングスキルは、セルフコーチングにもそのまま効果的に使うことができます。
そして、違いは以下になります。
2.違い
コーチングとセルフコーチングの違いは、プロのコーチにお願いするか、自分で行うかの違いです。しかし目的と必要なスキルは同じでも、場合により手にする結果に違いが生まれます。そこには、コーチングとセルフコーチング、それぞれの特徴が関係しています。
具体的には以下のような特徴の違いがあります。
【コーチングの特徴】
※レベルの高いコーチの力を借りることで、以下を得ることができます。
- 短い時間での変化と成長
- 自分で行う以上に早く、効率的なゴールの達成
- 課題に対して、セルフでは行いにくい深いレベルでの変化
- 良質なアイデアや解決策を得る
- マイナスの感情、思い込み、固定観念の打破(緩和、手放し含む)
- 良質な提案、問いかけによる思考の深化、多角化
- 承認や励まし
- コーチから見た客観的な視点からのフィードバック
- コーチの存在によるモチベーションUPと保持、行動の促進
など
【セルフコーチングの特徴】
※学んだコーチングスキルや実践経験により、得られる結果に違いはありますが、習慣化することで、以下のように素敵な変化を生み出すことを可能にします。
- 継続的な変化と成長
- 大きな変化、深い変化
- パフォーマンスの確実な向上(実践するたびに、より良くなっていきます)
など
※深層心理に働きかけるコーチングスキルを学び、習慣化することで、プロのコーチにお願いする以上に、望んでいる変化や結果を得られるようになることも可能です。
※出典・参照元
2.「これが大事」セルフコーチングで最高の結果を出す考え方
セルフコーチングで最高の結果を出すためには、以下のような考え方が大事になります。
それは、仕事、恋愛、人間関係など、人生全般で最高の結果を出すためのポイントにも通じています。
「どんな状態でも自分で現状を変え、最高の結果と未来をつくる」。
実は結果を出すために、このような気持ち、考え方、決断が大事だったのです。
例えば、思うような結果が出ない時、「私は悪くない、悪いのは◯◯」などの被害者意識を持ち続ける人、他力本願や言い訳の多い人、マイナスの思考や感情を持っている人、自己否定してしまう人などは、「自分で結果を生み出す」「自分で現状を変える」という考えを持ちにくいため、状況に振り回され、悪循環に入りがちです。
しかし、「どんな状態でも自分で現状を変え、最高の結果と未来をつくる」。と決めた瞬間から、人生は前に動き出します。この考え方を持てるなら、一時的に不安、恐れ、マイナス思考、自己否定の状態になったとしても、抜け出せますので大丈夫です。
そのような状況でも、自分で前に進むと決めた瞬間から、脳と無意識のスイッチが切り替わり、思考、感情、行動が結果に向けて動き出します。さらに必要な情報、アイデア、気づきを生み、協力者が現れるなど、手にする結果が変わっていきます。
このように、自分の人生に対して責任を持つような「考え方」、そして、そこから生まれる結果につながる心理状態を作るのが、セルフコーチング成功の秘訣だったのです。
■補足1:セルフコーチングを成功させる4つのステップ
- 考え方(結果を出す考え方と決断)
- ゴールや目標の明確化(どうなりたいか)
- 必要な課題の明確化(ゴールや目標を決めることで課題が明確になります)
- セルフコーチングの実践(課題に合わせて実践しましょう)
※1番と2番は逆になることも多々あります。どうなりたいかを明確にすることで、「自分で現状を変える」「自分で最高の結果と未来をつくる」と決めやすくなることも多々あるからです。1番と2番は、特に柔軟に使っていきましょう。
■補足2:セルフコーチング力を高めるポイント
セルフコーチング力を高めるポイントは以下になります。
是非ご覧ください。
【セルフコーチング力を高めるポイント】
- クライアント、あるいは他者に対するコーチングの実践経験
- セルフコーチングの習慣化(1日1回)
:世界レベルのコーチほど、毎日の習慣にしています - 深層心理に働きかけるコーチングを学ぶ
- コーチングスキルを見直して、進め方を修正、改善する
など
3.セルフコーチングの事例
セルフコーチングを行うことで、何を実現できるかをご紹介します。どんな種類のコーチングを学ぶか、どんなコーチングスキルを身につけるかで、できること、できないことに違いが生まれます。それを知ることも大事ですので、ぜひご覧ください。
■3-1.ゴール(目標達成や問題解決)に対するパフォーマンスと柔軟性を高める例
毎日、1日の始まりにセルフコーチングを行い、ゴールに向けて、脳と無意識を方向づけましょう。それにより、ゴール(目標達成や問題解決)に対するパフォーマンスと柔軟性を高めることができます。
ゴールに対する集中力が高まり、思考、感情、行動が変わり、手にする結果が変わります。そして起こる様々な出来事に対して、柔軟に対応できるようになります。
そこで世界中にクライアントを持つコーチであり、20カ国以上で心理学NLP(※1)のトレーニングを行っているティム・ハルボム氏とクリス・ハルボム氏の毎朝の習慣をご紹介します。
2人は毎日、独自に作った日誌に以下を書き込むことからスタートします。
【1日の始まりに行うセルフコーチング】
※以下の項目を紙に書き出しましょう。
- 1日のゴール
- 意図の設定(どのような体験をしたいか、どのように過ごしたいか)
- ゴールを手にするための課題、重点課題
- 課題をクリアするために持っているリソース、必要なこと
- 行動計画
- アファーメーション
- 浮かんだアイデア
さらにゴールを手にする目的、予想できる起こりうる問題、今感謝している人などを書き出すとより効果的です。このように1日のゴールに対して、自分の脳と無意識、思考、感情、行動を最適化していくことができます。
そしてティム・ハルボム氏とクリス・ハルボム氏から、コーチングを受けたクライアント、トレーニングを受けた受講生の方たちも、この方法を習慣化した人は、皆、ゴール(目標達成や問題解決)に対するパフォーマンスと柔軟性を高めています。
※意図の設定について詳しくはこちらから
■3-2.営業成績を約3倍にして、トップセールスになった営業マンの例
結果に対して意識を集中させましょう。それは目標達成、問題解決、引き寄せのポイントになります。意識を向けたことが結果になります。そして意識を集中させるためのポイントは、適切な質問を脳に問いかけることです。
営業成績が思うように上がらず、収入が少なく、奥さんと子供を守るのにもやっとの状態だった34歳の営業マンが、営業成績を2倍にしてトップセールスになったきっかけは、コーチングとの出会いでした。さらに収入も月20万円から月100万円にまで上がりました。
様々あるコーチングスキルの中で、もっとも影響を与えたものが、脳への問いかけによる「フォーカスの調整」です。フォーカスとは、どこに意識を集中させるかのことです。具体的には毎朝、出社前にカフェへ入り、自分で作成した以下の質問表に答えを書き出しました。
【毎朝紙に書き出したこと】
※質問表には以下の順で質問が書いてあります。
- 今日をどんな1日にするか?
- 今月、いくらの売上を出すか?
- 何のためにその結果が必要か?
- その結果を得ることで何を得られるか?
- そのために今日、いくらの売上を出し、何件のアポイントを取るか?
- そのために今日、何件の訪問、何件の電話をするか?
- 最悪の結果は何か?(今月、今週、今日)
- 結果を出すために何が必要か?(80対20の「20」は何か?)
- 結果を出すために足りないことは何か?
- ビジュアライゼーション(結果を出したシーンのイメージを紙に書き出す)
- アファーメーション(「私はできる」というようなアファーメーションの言葉を10回書き込む)
これをカフェで30分、場合により1時間行いました。
このように結果に対して、徹底的に意識を集中させながら、具体的な行動を明確にする方法もセルフコーチングになります。
■3-3.結果を妨げている要因を取り除き、人生を好転させた例
「あなたの結果を妨げているものは何ですか?」。それを明確にして、解決しましょう。
どれだけ頑張っていても、結果を妨げるものがある限り、思うような結果を出せません。そのため以下のような質問に答えて、妨げているものを解消することが、結果を出し、より良い状態をつくり出すポイントになります。
【結果を妨げている要因を見つけるための質問例】
- 結果を妨げるものは何ですか?
- 行動を止めているものは何ですか?
- パフォーマンスを落としているものは何ですか?
- マイナスの結果を生み出すものは何ですか?
- 不安や恐れを生み出しているものは何ですか?
- 自信を失い、低下させるものは何ですか?
など
このような質問により、結果を妨げるものを明確にして解消することで、想像以上に人生で手にする結果が変わり、好転していきます。
以下に結果が変わり、人生が好転した例をご紹介します。
【結果を妨げるものを解消した例】
- 本当に欲しい結果を明確にした例
:本当にやりたいことを見失わせていた、自信の無さ、心のブレーキ、「自分には無理」という思い込みを解消することで、可能性に目を向けることができます。それにより、本当に欲しい結果、ビジョン、ミッションが明確になり、そこへ向かう日々の充実感、満足度、手にする結果が高まった例です。 - 理想的な異性に出会いパートナーになった例
:毎晩の酒浸りによる体調不良、お金の無駄遣いの原因になっていた、過去の恋愛に対する葛藤、家族関係による自己評価の低さを解消することで実現した例です。 - 半年で健康的に8キロのダイエットに成功した例
:乱れた食生活の原因となった、自己否定や自己肯定感の低さを変えることで、自然に体重が落ち、その後のリバウンドはなしという例です。
など
このように、結果を妨げているマイナス要因を明確にして解消することは、多くの人は使っていないアプローチになります。これは心理学NLPの要素を取り入れていますが、効果的なセルフコーチングの方法になります。
ただし結果を妨げる原因でよくあるのですが、深層心理につながり、簡単に変えられない思い込み、葛藤、劣等感、自己否定などをお持ちのケースがあります。その場合、深層心理に働きかける専門的なコーチングスキルを身につけることがポイントになります。
■補足:セルフコーチングで結果を出せるテーマ
上記までにご紹介した事例以外にも、セルフコーチングできるテーマはたくさんあります。そこで、おすすめしたいセルフコーチングのテーマを以下にご紹介します。
【おすすめしたいセルフコーチングのテーマ】
- 目標設定、ビジョンやミッションの明確化
- 目標達成と問題解決
- 結果を妨げる要因の明確化と解消
- 成功の加速
- 行動計画や最初の一歩の設定
- 能力やスキルアップ
- 良好な人間関係の構築、難しい人間関係の改善
- 苦しい状況、厳しい環境における思考や感情のケア
- 未完了の完了
- 葛藤の解消
- 自分や他者への許し、癒やし
- セルフイメージの構築、向上(セルフイメージとは、自己評価のことです)
- マイナスの思い込みや固定観念の変化
- 自信を高める
- 健康問題
- 花粉症やアレルギーの改善
- リラックスとマインドフルネス
など
実現したいテーマによっては、深層心理に働きかけるコーチングを学ぶ必要があります。しかし、深層心理に働きかけるコーチングをすることで、あなたの「人生の質」「生活の質」は大きく高まります。さらにお金、健康、人間関係、仕事でのブレイクスルーをテーマにした、専門的なコーチングを学ぶことで、より効果的なセルフコーチングをできるようになります。
そして深層心理に働きかけるかどうかに関係なく、セルフコーチングでしっかりと結果を出したい場合は、講座などでコーチングスキルの正しい内容と使い方を学ぶのがベストです。
まとめ
セルフコーチングは、あなたが「人生の質」「生活の質」を高めることができます。さらに、あなたに関わる周囲の人にも、良い影響を生み出せるようになります。
具体的には以下を可能にし、
「悩みや問題の解決」「欲しい結果、理想的な状態、なりたい自分の実現」に向けて、必要な行動、成長、変化を生み出せるようにする。
さらに、以下を実現することを可能にしてくれます。
「今まで以上のスピードと効率で結果を出す/今までの自分では、達成不可能なレベルの結果を得る」
そのために必要なこととして、この記事では以下についてご紹介しました。
- 結果を出すための考え方
- セルフコーチングを成功させるための4ステップ
- コーチングスキル
- 深層心理に働きかけるコーチング
など
このようなセルフコーチングは、人生にとって非常に有益で、慣れると1日10分行うだけでも、結果に違いを生み出せます。そのため、あなたにとって必要なコーチングスキルを学び、実践していきましょう。
※セルフコーチングの効果を高めるには、コーチングの基本・やり方・スキルを学ぶことが重要です。コーチングに関して詳しくはこちらをご覧ください。
※コーチングにご興味をお持ちの方はこちらの動画(40秒)もおすすめです。
- 『NLPプロフェッショナルコーチ認定コース』公式サイトはこちらから
https://www.nlp-coaching.co.jp/ - 世界権威ティム&クリス氏へのインタビュー記事はこちらから
世界権威へインタビュー「NLPプロフェッショナルコーチ認定コース」とは?
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