
スピーチをする機会は、誰にでも訪れます。
自己紹介のような短いものから、プレゼンのような大がかりなものまで、人前で話す機会は、意外とあるものです。
せっかく人前で話す機会を得るからには、自分の伝えたいことが伝えたいままに伝わり、なおかつ、相手に影響力のあるスピーチをしたいものです。
では、効果的なスピーチをするためには、どのようなことを心がければよいのでしょうか。
この記事では、スピーチ成功のコツをお伝えします。
目次
- 1.成功するスピーチ13のコツ
- 1-1.登壇直前に、会場の雰囲気に自分を慣らす
- 1-2.イメージトレーニングをする
- 1-3.内容を盛り上げる、ネタを仕込んでおく
- 1-4.自己紹介で聞き手の共感と信頼を得る
- 1-5.冒頭でテーマを伝え、聞き手の意識を惹きつける
- 1-6.ワンセンテンス・ワンパーソン&ジグザグ法で話にキレを生む
- 1-7.声の出し方と表情で、臨場感を高める
- 1-8.ボディランゲージでメッセージを強化する
- 1-9.効果的なワンフレーズで、聞き手の注目を最大化する
- 1-10.問いかけで、聞き手の気持ちを話に巻き込む
- 1-11.感情を込めたスピーチで、聞き手の心をつかむ
- 1-12.物語や引用を使い、聞き手の理解度を深める
- 1-13.ホールパート法で、話の構成をシンプルで伝わりやすくする
- まとめ
1.成功するスピーチ13のコツ
この章では、スピーチを成功させるための、具体的でシンプルな方法をお伝えします。
すべての項目を活用するのはもちろんのこと、自分のスピーチに合った項目をいくつか選んで取り入れてもよいでしょう。
1-1.登壇直前に、会場の雰囲気に自分を慣らす
スピーチは、登壇前からすでに始まっています。
事前にどれだけ、会場の雰囲気に自分を慣らすか、また、できる限り、集まってくる聴講者と親和を図れるかが、その後のスピーチの出来を決めるといっても過言ではありません。
会場に慣れるためには、運営サイドの準備項目をしっかりと確認します。
ここで、会場の全体像を把握することで、安心感が生まれます。万が一のトラブルを避けることもできます。具体的には、以下のことを実践しましょう。
【会場チェック】
- 必要備品の確認
(マイク・プロジェクターの作動、ホワイトボード用ペンのインクの出具合など) - 進行役との打ち合わせ
- 自分の立ち位置
- 聴講者の入退場口
- 聴講者の座席配置
- トイレの場所
登壇前に、聴講者との親和を図るためには、以下を実践しましょう。
聴講者は、登壇前からスピーカーのことをよく見ています。姿勢や表情など、細かいところまで意識をしましょう。
【聴講者に対して】
- 背筋を伸ばし、姿勢を正す
- 常に笑顔を心がける
- 準備中も口角を上げておく
- 入場してくる人に「こんにちは」と挨拶をする
- 着席したら、足元を揃える
1-2.イメージトレーニングをする
スピーチが上手な人に共通しているのが、本番前に「何度も頭のなかでスピーチを体験している」ことです。
イメージをするときには、「こういうスピーチをしたい」とゴールを明確にします。
当日の流れに沿って、メモをしながらイメージしてもよいでしょう。登場の仕方、聴講者の前に立つ自分、聴講者の表情、話す自分の声、等々、五感を活用しながら、一連の流れをイメージします。
そうすることで、伝えたい内容、伝える順番、使う言葉、身振り手振りを確認し、聞き手にとってより分かりやすい状態に練り込むことができます。ここはイメージトレーニングを繰り返すほど、完成度を高めやすくなります。
あるいはスピーチ内容の重要な点、気になる点を部分的にイメージトレーニングすることも効果的です。
その際は、以下の視点でイメージトレーニングしましょう。
- 伝える側からの視点
- 聞き手の視点
伝える側、聞き手側の視点を持つことで、伝えるべきポイントを押さえた上で、聞き手がイメージでき、分かりやすいスピーチを行えるようになります。
さらに話し手の悩みとして多いのが、スピーチ本番で「緊張してしまう」ということです。確かに、大勢の人の前で話すという環境は非日常であり、非日常は人に緊張感を与えます。
事前にスピーチをしているシーンを頭に描き、イメージの中でその状況に慣れておけば、脳は「これは既に経験したことだ」という認識をします。結果、本番の緊張が和らぐのです。
1-3.内容を盛り上げる、ネタを仕込んでおく
スピーチには、あらかじめ「ネタ」を仕込んでおくとよいでしょう。
ネタには「笑わせるネタ」「役に立つネタ」「泣かせる(感動させる)ネタ」などがあります。これらを、スピーチの内容に沿って、効果的なスパイスのように用います。
ただし、ネタを仕込むときに注意したいことがあります。
陥りやすいのが、話し手のひとりよがりになってしまうこと。
例えば「笑わせる」を意識して、たいして面白くないネタを披露し、聴講者に失笑されるほど、寒々しい光景はありません。
また、必要以上に笑いをとることに走り、内容が薄くなってしまうこともあります。
ネタを仕込むときは、あくまで内容を盛り上げるためのものだと心得ましょう。聴講者が何を聞きたがっているかを、忘れないでください。
1-4.自己紹介で聞き手の共感と信頼を得る
スピーチでの自己紹介のポイントは、2つです。
ひとつは、聞き手の信頼を得ることです。
「なぜ、自分がそのテーマでスピーチをするのか」根拠となる事項を伝え、話に説得力を持たせます。
➀まずは、名前や現在の職業などの基本情報を、シンプルに伝えます。
➁次に、必要に応じて、これまでのキャリアや経験を伝え、そのテーマで話せる根拠を伝えます。
【例】
スピーチのテーマ:「上司との関係を良くする、コミュニケーション術」
➀「皆様、こんにちは。コミュニケーショントレーナーの森田洋子と申します。(基本情報)」
➁「現在、人間関係が円滑になるコミュニケーションスキルをお伝えしています。(現在の職業)
前職では15年に渡り、外資系企業で10人の役員の秘書をしておりました。(キャリア)
さまざまな価値観を持つ外資系企業で、すべての上司に信頼していただけたのは、あるコツがありました。
今日は皆様に、私の経験から得た、上司との関係をよくするコミュニケーションスキルをお伝えします。(テーマの根拠)」
もうひとつは、聞き手の共感を得ることです。
基本情報に加え、プライベートな一面をのぞかせたりすることで、聞き手との心の距離を縮めます。
人は相手のプライベートな面を知ると、その相手に親近感を持ち、心理的距離感が縮まるという法則があります。
出身地、趣味、学生時代の部活動、家族やペットに関することなどがお勧めです。
【例】
- 「千葉県出身で、東京ディズニーランドに程近い、浦安市に住んでいます。」(出身地)
- 「趣味で、スペイン舞踊のフラメンコを習っています。」(趣味)
- 「学生時代はずっと陸上部で長距離を走っていたので、体力には自信があります。」(学生時代の部活)
- 「高校2年生の息子と中学1年生の娘がおり、毎朝のお弁当作りに苦戦しています。」(家族など)
1-5.冒頭でテーマを伝え、聞き手の意識を惹きつける
冒頭でスピーチのテーマを伝え、聞き手の意識を方向づけます。
このとき肝心なのが、聞き手にとって、スピーチの内容が「この話は自分にとって必要だ」と思ってもらうことです。
聴講者は、様々な立場で話を聞いています。
はじめから内容に強い関心があり、積極的に聞こうとしている人もいれば、なんとなくその場に居合わせただけの人もいます。
すべての聞き手に興味を持ってもらうためには、冒頭で一方的にテーマを伝えるのではなく、スピーカーと聴講者の双方向のやりとりをすると効果的です。
双方向のやりとりで、シンプルかつ効果的なのが「聴講者に手を挙げてもらう」という方法です。
【例】
「今日は、ダイエットというテーマで話をします。」
↓
「今まで、ダイエットをしたことがある方、いらっしゃいますか?」(手を挙げてもらう)
↓
「それは、どんなダイエットだったでしょうか。」
「糖質抜きの方?」(手を挙げてもらう)
「食事の回数を減らした方?」(手を挙げてもらう)
「カロリー計算をした方?」(手を挙げてもらう)
↓
「ありがとうございます。では、そうしたことをしなくても、誰でも簡単に、短期間に減量できる方法があるとしたら、知りたい!という方はいませんか」(手を挙げてもらう)
1-6.ワンセンテンス・ワンパーソン&ジグザグ法で話にキレを生む
聞きやすいスピーチは、話に心地よいキレがあります。
キレを生み出すには、聴講者が大勢であっても、一人ひとりに話しているかのように話すことです。長く退屈に感じるスピーチは、リズムが無く、だらだらと一本調子で話が進みます。
一人ひとりに語りかけるように話すことができ、かつ、聞き手にとって心地よいリズムを生み出せるのが「ワンセンテンス・ワンパーソン&ジグザグ法」です。
ワンセンテンス・ワンパーソンとは、ひとつの文章の句読点までを、一人ずつアイコンタクトをとりながら話すことです。話とは、複数の文章のかたまりです。この文章のかたまりを句読点ごとに句切り、一人ひとりに視線を移しながら話します。
【例】
「挨拶は、重要です。挨拶は、人と人とが会話をはじめるきっかけになるからです。
コミュニケーション力を上げたい人は、自分から挨拶することを心がけてください。」
↓
「挨拶は、重要です。(一人を見る)挨拶は、人と人とが会話をはじめるきっかけになるからです。(別の人を見る)コミュニケーション力を上げたい人は、自分から挨拶することを心がけてください。(また別の人を見る)」
ジグザグ法とは、言葉のとおり、視線をジグザグに動かすことです。
ワンセンテンス・ワンパーソンで視線を動かすときに、聴講者の座り位置に対し、ジグザグに視線を移します。
このとき、よくうなずいてくれる人を意識して見ると、話しやすくなります。
さらに詳しく知りたい方は、以下のリンクをご覧ください。
1-7.声の出し方と表情で、臨場感を高める
スピーチのうまい人は、声の出し方と表情を工夫しています。
話の内容に合わせ、声の大きさ、スピード、高さ、間、表情を変化させているのです。
内容は良いのに、聞いているとなぜか眠くなってしまう、というスピーチがあります。こうしたスピーチは、声の大きさ、スピード、高さ、間、表情などが、常に一定で変化がないことが、理由として考えられます。
臨場感のある話として「怪談」がイメージしやすいでしょう。
話の冒頭は、小さな小さな声ではじまります。時に、ゆっくりとしたスピードで進め、展開に合わせてスピーディになり、ここぞというシーンでは、突如、目を見開いて、大きな声をわっと出す!あのイメージです。
この変化は、少々、オーバーなほうが聞き手を惹きつけます。
スピーチの内容に合わせて、以下を変化させてみてください。
【変化させる項目】
- 声の大きさ
- スピード
- 高さ
- 間
- 表情
1-8.ボディランゲージでメッセージを強化する
スピーチの表現力を高めるには、ボディランゲージが効果的です。
どんな話でも、直立不動のまま話していたのでは、ただ音声を聞いていることと、さほど変わりません。
せっかく聴講者が見ているのですから、「見た目」を大いに意識しましょう。身体の動きを有効に活用すれば、表現力豊かなスピーチに仕上がります。
具体的には、以下のボディランゲージをすると、こちらの伝えたいことが聞き手の意識に届きやすくなります。
【ボディランゲージの例】
- 数字
「今日、お話する項目は3つです」(指を3本出して示す) - 時間の経過
「過去から未来へと進化しています」(手を右から左へ動かしながら話す) - 私とあなた
「私が言います」(自分の胸に手をあてる)
「みなさんも声を出してください」(手の平を上に向けて、相手を示す) - 大きさ
「これぐらいのボールを想像してください」(丸い円を示す) - 高さ
「これぐらいの背の高い人」(手を上げて高さを示す) - 感情
「やったー!勝ったー!」(ガッツポーズ)
「思わずときめいてしまいました」(両手でハートマークを作る)
「悔しくてたまりませんでした」(泣きまね)
「本当に困りました」(頭を抱える)
以下のリンクも参考にしてください。
1-9.効果的なワンフレーズで、聞き手の注目を最大化する
スピーチの達人は、聞き手の関心を一気に惹きつける、効果的なワンフレーズを意識して使っています。
「これから何を話すのだろう?」と思わせ、話の展開への期待を持たせるワンフレーズです。
期待を持たせるには、話に特別感を持たせる、クローズド情報として伝える、意外性を持たせるなどの方法が有効です。
「ここは特に、しっかりと聞いてほしい!」という箇所を話す前には、以下のようなワンフレーズをはさむと良いでしょう。
【聞き手の注目を最大化するワンフレーズ】
- 「実は、ここだけの話なのですが・・・」
- 「ここからが、最大のポイントです」
- 「絶対にやってはいけないことがひとつあります。それは・・・」
- 「必ずうまくいく方法がひとつだけあります。それは・・・」
- 「本当は、秘密にしておきたいのですが・・・」
- 「答えは、〇〇だと思ったでしょう?違います。実は、答えは・・・」
1-10.問いかけで、聞き手の気持ちを話に巻き込む
スピーチの上手な人は、話の最中、聞き手の気持ちを巻き込んでいます。
ただ一方的に話すのではなく、要所要所に「問いかけ」をはさみ、聞き手に「自分はどう考えるだろう?」と思考させるのです。
これにより、実際に一人ひとりと会話をしなくても、話し手と聞き手の双方向のやりとりが生まれます。
「問いかけ」をする際に、意識すると良いポイントがあります。
【効果的な問いかけ方法】
●具体的に質問する
×「今日の話について、どう思いましたか」(漠然としている)
〇「今日の話で、いちばん印象に残ったことは何ですか」(具体的に問いかけている)
●自分事として捉えられるように問いかける
「もし、みなさんの身に同じことが起きたら、どうしますか」
「今まで、〇〇した経験はありますか」
●インパクトのある質問をする
「最近、泣いたのはいつですか」
「もし明日、世界が終わってしまうとしたら、誰に会いたいですか」
●行動に促す質問をする
「今日の話の中で、取り入れようと思ったことは何ですか」
「まず、何からできそうですか」
1-11.感情を込めたスピーチで、聞き手の心をつかむ
スピーチで、聞き手の心を揺さぶるのは、話し手の感情がダイレクトに伝わったときです。聞き手が話に共感するのは、話し手の「思い」に共感するからです。
スピーチをするときは、論理や理屈ばかりに偏らず、自分の感情を込めると良いでしょう。
感情を込めて話をするには、以下の方法を取り入れると効果的です。
【感情を込めてスピーチをする方法】
➀テーマに沿った、自分の実体験を話す
テーマ:「子供の貧困をなくす」
実体験:「小学1年生のとき、両親が離婚。母親と暮らしていたが、生活が苦しかった」
➁実体験を話すときには、当時の様子を、五感を使って思いだす
●当時、何が見えたか?
(家の中の様子、母親の表情、欲しくても我慢したおもちゃ、など)
●当時、何が聞こえたか?
(母親に言われた言葉、一人で留守番をする家の中の音、裕福な家の子の言葉など)
●当時、どんな感覚があったか?
(節約で暖房をつけない家の寒さ、一人で待つさみしさ、母親が手作りしたお菓子の味など)
➂当時の感覚を呼び覚まし、感情を込めて話す
1-12.物語や引用を使い、聞き手の理解度を深める
スピーチの内容をわかりやすくするには、物語や引用をもちいると効果的です。
テーマに合わせた、例え話、代表的な物語、偉人の名言、有名な映画やドラマのワンシーンなどを伝えると、聞き手はイメージしやすくなります。
例えば、こんな使い方です。
テーマ:「成功する人は、逆境をチャンスにする」
●「ビジネスで成功をする人は、必ずといっていいほど、逆境を経験しています。例えば、スティーブ・ジョブズは、自分で設立したアップル社を1度、解雇されています」
●「ココ・シャネルの名言に『人生がわかるのは、逆境のときよ』という言葉があります。シャネルは、どんな波乱を経験しても、決して自分の信念を曲げず、チャンスに変えていきました」
●「シンデレラが王子様と結婚できたのは、彼女の行動力でしょう。みすぼらしい恰好をさせられても『舞踏会に行きたい』と行動を起こし、家にお城からの使いが来れば『自分もガラスの靴を履きたい』と、意思表示をしています」
1-13.ホールパート法で、話の構成をシンプルで伝わりやすくする
伝える力の高い人、話がうまい人に共通しているのが、話の構成です。
引き込まれるスピーチは、必ずと言ってよいほど、論理的な構成に基づいています。
人は「結論や全体像をつかめないと、話が入ってこない」人もいれば、「詳細なポイントを体系だてて、あるいは順序だてないと、話が入ってこない」人もいます。
そのためどんな人でも、話をイメージでき、理解しやすく、伝わりやすい構成で話すことがポイントです。そこで、スピーチが得意でない方でも実践できるように、ホールパート法というシンプルで論理的、伝わりやすい方法をご紹介します。
スピーチを以下のように構成していきます。
- Whole(結論)を伝える/結論から始める
- Part(結論を構成する要素)/Whole(結論)である根拠、理由、事例を3つ
- Whole(結論)で締めくくる
例として、「スピーチは誰もが上達する」というテーマで見ていきましょう。
1.Whole(結論)
● スピーチは誰もが上達する
2.Part(結論を構成する要素)/Whole(結論)である根拠、理由、事例を3つ
● そのように伝える理由は3つです。
➀「誰かに出来ることは、自分にもできます」
スピーチが得意でない人に共通しているのは、正しい考え方、方法、構成のつくり方を知らないだけ。これは暗闇の中を手ぶらで歩くようなもの。どこに向かっているのかも、どこに向かったらいいのかもわからない状態。スピーチがうまく行くはずがありません。
しかし具体的な考え方、方法、構成を学べば、今の自分はどこに向かっているのか?本当はどこに向かえばいいのかがよく分かるようになります。
この違いは、とても大きいです。
➁スピーチは練習を重ねるほど上達します
まずは試し、うまく行かなければ、原因、対策、工夫を考えた上で、また練習と実践を行う。このようにうまくいかない原因を徐々に取り除き、うまくいくように磨くことで、スピーチは確実に上達します。
そのために、1人でスピーチをしたり、イメージトレーニングをしましょう。上達までにかかる時間、必要な練習の量に個人差はあっても、練習は結果につながります。
➂小さな実践を積み重ねる
自分の主張を行わない日はありません。お客様、上司、部下、奥さん、旦那さん、彼女、彼氏、友人、など、コミュニケーションの中には、自分を表現する機会が存在します。
つまり、対面、メール、SNSなど、すべてのコミュニケーションの中で、使えるタイミングが来たら、ホールパート法を使いましょう。繰り返す中で、論理的に伝えることが当たり前になってきます。
3.Whole(結論)で締めくくる
● 以上のことから、「スピーチは誰もが上達する」と結論づけることができます。
まとめ
「スピーチは誰もが上達する」というのが、この記事でご紹介したい結論です。
正しい考え方、方法、話の論理的な構成方法を学ぶことで、シンプルに分かりやすく伝えることができます。そのため、この記事ではそのために必要な「スピーチのコツ」13のポイントをご紹介しました。今から使えるシンプルな方法ですので、ご活用ください。
そしてスピーチの成功は、事前にどれだけの準備ができたかで決まります。起こりうる状況について、万全の準備を整えておけば、あとは当日の流れにのればよいだけです。
ぜひ、大成功でスピーチを終え、達成感を味わってください。
※「話し方」に関しては、こちらの記事もおすすめです。