コミュニケーション

ココだけは押さえたい!スピーチのコツと成功に欠かせない10のポイント

スピーチをする機会は、誰にでも訪れます。

自己紹介のような短いものから、プレゼンのような大がかりなものまで、人前で話す機会は、意外と多いものです。

結婚式の友人スピーチや主賓のスピーチ、乾杯のスピーチなどを頼まれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

せっかく人前で話す機会を得るからには、自分の伝えたいことが伝えたいままに伝わり、なおかつ、相手に影響力のあるスピーチをしたいものです。

では、効果的なスピーチをするためには、どのようなことを心がければよいのでしょうか。
この記事では、スピーチ成功のコツをお伝えします。

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1.成功するスピーチ5つのコツ

この章では、スピーチを成功させるための、具体的でシンプルな方法をお伝えします。

すべての項目を活用するのはもちろんのこと、自分のスピーチに合った項目をいくつか選んで取り入れてもよいでしょう。

1-1.イメージトレーニングをする

スピーチは、登壇前からすでに始まっています。

スピーチが上手な人に共通しているのが、本番前に「何度も頭の中でスピーチを体験している」ことです。

登壇前から、会場の雰囲気に自分を鳴らし、「こういうスピーチをしたい」とゴールを明確にします。

また、当日の流れに沿って、メモをしながらイメージをしてもよいでしょう。

登場の仕方、聴講者の前に立つ自分、聴講者の表情、話す自分の声、等々、五感を活用しながら、一連の流れをイメージします。

そうすることで、伝えたい内容、伝える順番、使う言葉、身振り手振りを確認し、聞き手にとってより分かりやすい状態に練り込むことができます。

ここはイメージトレーニングを繰り返すほど、完成度を高めやすくなります。

主に、以下の視点でイメージトレーニングをすると良いでしょう。

  • 伝える側からの視点
  • 聞き手の視点

また、会場に慣れるために、マイクの音量や、自身の立ち位置など、運営サイドの準備項目をしっかりと確認しましょう。

そして、聴講者との親和を図るために、常に笑顔を心がけたり、入場してくる人たちに「こんにちは」と挨拶をしたりするイメージトレーニングを事前にしてみてください。

1-2.内容を盛り上げる、ネタを仕込んでおく

スピーチには、あらかじめ話の内容を盛り上げる、「ネタ」を仕込んでおくとよいでしょう。

話の内容を盛り上げる最初の一歩は、「自己紹介」です。

スピーチでの自己紹介のポイントは、2つです。

ひとつは、聞き手の信頼を得ることです。

「なぜ、自分がそのテーマでスピーチをするのか」根拠となる事項を伝え、話に説得力を持たせます。

➀まずは、名前や現在の職業などの基本情報を、シンプルに伝えます。

➁次に、必要に応じて、これまでのキャリアや経験を伝え、そのテーマで話せる根拠を伝えます。

【例】

スピーチのテーマ:「上司との関係を良くする、コミュニケーション術」

➀「皆様、こんにちは。コミュニケーショントレーナーの森田洋子と申します。(基本情報)」

➁「現在、人間関係が円滑になるコミュニケーションスキルをお伝えしています。(現在の職業)

前職では15年に渡り、外資系企業で10人の役員の秘書をしておりました。(キャリア)
さまざまな価値観を持つ外資系企業で、すべての上司に信頼していただけたのは、あるコツを意識して実践をしたからです。
今日は皆様に、私の経験から得た、上司との関係をよくするコミュニケーションスキルをお伝えします。(テーマの根拠)」

もうひとつは、聞き手の共感を得ることです。

基本情報に加え、プライベートな一面をのぞかせたりすることで、聞き手との心の距離を縮めます。
人は相手のプライベートな面を知ると、その相手に親近感を持ち、心理的距離感が縮まるという法則があります。

出身地、趣味、学生時代の部活動、家族やペットに関することなどがお勧めです。

【例】

  • 「千葉県出身で、東京ディズニーランドに程近い、浦安市に住んでいます。」(出身地)
  • 「趣味で、スペイン舞踊のフラメンコを習っています。」(趣味)
  • 「学生時代はずっと陸上部で長距離を走っていたので、体力には自信があります。」(学生時代の部活)
  • 「高校2年生の息子と中学1年生の娘がおり、毎朝のお弁当作りに苦戦しています。」(家族など)

そして続いて、話の冒頭部分のポイントです。

まず、冒頭でスピーチのテーマを伝え、聞き手の意識を方向づけます。

このとき肝心なのが、聞き手にとって、スピーチの内容が「この話は自分にとって必要だ」と思ってもらうことです。

聴講者は、様々な立場で話を聞いています。

はじめから内容に強い関心があり、積極的に聞こうとしている人もいれば、なんとなくその場に居合わせただけの人もいます。

すべての聞き手に興味を持ってもらうためには、冒頭で一方的にテーマを伝えるのではなく、スピーカーと聴講者の双方向のやりとりをすると効果的です。

双方向のやりとりで、シンプルかつ効果的なのが「聴講者に手を挙げてもらう」という方法です。

【例】

「今日は、ダイエットというテーマで話をします。」

「今まで、ダイエットをしたことがある方、いらっしゃいますか?」(手を挙げてもらう)

「それは、どんなダイエットだったでしょうか。」
「糖質抜きの方?」(手を挙げてもらう)
「食事の回数を減らした方?」(手を挙げてもらう)
「カロリー計算をした方?」(手を挙げてもらう)

「ありがとうございます。では、そうしたことをしなくても、誰でも簡単に、短期間に減量できる方法があるとしたら、知りたい!という方はいませんか」(手を挙げてもらう)

そして、内容に関するネタには「笑わせるネタ」「役に立つネタ」「泣かせる(感動させる)ネタ」などがあります。

これらを、スピーチの内容に沿って、効果的なスパイスのように用います。

ただし、ネタを仕込むときに注意したいことがあります。

陥りやすいのが、話し手のひとりよがりになってしまうこと。
例えば「笑わせる」を意識して、たいして面白くないネタを披露し、聴講者に失笑されるほど、寒々しい光景はありません。
また、必要以上に笑いをとることに走り、内容が薄くなってしまうこともあります。

ネタを仕込むときは、あくまで内容を盛り上げるためのものだと心得ましょう。聴講者が何を聞きたがっているかを、忘れないでください。

1-3.スピーチに話し方のテクニックを用いる

スピーチをする際には、話の内容も大切ですが、話し方も非常に重要になってきます。

話を盛り上げるネタやテーマが決まりましたら、次は話のテクニックを使いこなしていきましょう。

主に、こちらで紹介するテクニックは下記の5つです。

  • ワンセンテンス・ワンフレーズ
  • ジグザグ法
  • 効果的なワンフレーズ
  • 問いかけ
  • ホールパート法

それぞれ、詳しく紹介していきます。

・ワンセンテンス・ワンフレーズ、ジグザグ法

聞きやすいスピーチは、話に心地よいキレがあります。

キレを生み出すには、聴講者が大勢であっても、一人ひとりに話しているかのように話すことです。長く退屈に感じるスピーチは、リズムが無く、だらだらと一本調子で話が進みます。

一人ひとりに語りかけるように話すことができ、かつ、聞き手にとって心地よいリズムを生み出せるのが「ワンセンテンス・ワンパーソン&ジグザグ法」です。

ワンセンテンス・ワンパーソンとは、ひとつの文章の句読点までを、一人ずつアイコンタクトをとりながら話すことです。話とは、複数の文章のかたまりです。この文章のかたまりを句読点ごとに句切り、一人ひとりに視線を移しながら話します。

【例】

「挨拶は、重要です。挨拶は、人と人とが会話をはじめるきっかけになるからです。
コミュニケーション力を上げたい人は、自分から挨拶することを心がけてください。」

「挨拶は、重要です。(一人を見る)挨拶は、人と人とが会話をはじめるきっかけになるからです。(別の人を見る)コミュニケーション力を上げたい人は、自分から挨拶することを心がけてください。(また別の人を見る)」

ジグザグ法とは、言葉のとおり、視線をジグザグに動かすことです。
ワンセンテンス・ワンパーソンで視線を動かすときに、聴講者の座り位置に対し、ジグザグに視線を移します。
このとき、よくうなずいてくれる人を意識して見ると、話しやすくなります。

さらに詳しく知りたい方は、以下のリンクをご覧ください。

話にキレを生み出すワンセンテンス・ワンパーソンとジグザグ法

・効果的なワンフレーズ

スピーチの達人は、聞き手の関心を一気に惹きつける、効果的なワンフレーズを意識して使っています。

「これから何を話すのだろう?」と思わせ、話の展開への期待を持たせるワンフレーズです。

期待を持たせるには、話に特別感を持たせる、クローズド情報として伝える、意外性を持たせるなどの方法が有効です。

「ここは特に、しっかりと聞いてほしい!」という箇所を話す前には、以下のようなワンフレーズをはさむと良いでしょう。

【聞き手の注目を最大化するワンフレーズ】

  • 「実は、ここだけの話なのですが・・・」
  • 「ここからが、最大のポイントです」
  • 「絶対にやってはいけないことがひとつあります。それは・・・」
  • 「必ずうまくいく方法がひとつだけあります。それは・・・」
  • 「本当は、秘密にしておきたいのですが・・・」
  • 「答えは、〇〇だと思ったでしょう?違います。実は、答えは・・・」

・問いかけ

スピーチの上手な人は、話の最中、聞き手の気持ちを巻き込んでいます。

ただ一方的に話すのではなく、要所要所に「問いかけ」をはさみ、聞き手に「自分はどう考えるだろう?」と思わせるのです。

これにより、実際に一人ひとりと会話をしなくても、話し手と聞き手の双方向のやりとりが生まれます。

「問いかけ」をする際に、意識すると良いポイントがあります。

【効果的な問いかけ方法】

●具体的に質問する

×「今日の話について、どう思いましたか」(漠然としている)
〇「今日の話で、いちばん印象に残ったことは何ですか」(具体的に問いかけている)

●自分事として捉えられるように問いかける

「もし、みなさんの身に同じことが起きたら、どうしますか」
「今まで、〇〇した経験はありますか」

●インパクトのある質問をする

「最近、泣いたのはいつですか」
「もし明日、世界が終わってしまうとしたら、誰に会いたいですか」

●行動に促す質問をする

「今日の話の中で、取り入れようと思ったことは何ですか」
「まず、何からできそうですか」

・ホールパート法

伝える力の高い人、話がうまい人に共通しているのが、話の構成です。

引き込まれるスピーチは、必ずと言ってよいほど、論理的な構成に基づいています。

人は「結論や全体像をつかめないと、話が入ってこない」人もいれば、「詳細なポイントを体系だてて、あるいは順序だてないと、話が入ってこない」人もいます。

そのためどんな人でも、話をイメージでき、理解しやすく、伝わりやすい構成で話すことがポイントです。

そこで、スピーチが得意でない方でも実践できるように、ホールパート法というシンプルで論理的、伝わりやすい方法をご紹介します。

スピーチを以下のように構成していきます。

  1. Whole(結論)を伝える/結論から始める
  2. Part(結論を構成する要素)/Whole(結論)である根拠、理由、事例を3つ
  3. Whole(結論)で締めくくる

例として、「スピーチは誰もが上達する」というテーマで見ていきましょう。

1.Whole(結論)

● スピーチは誰もが上達する

2.Part(結論を構成する要素)/Whole(結論)である根拠、理由、事例を3つ

● そのように伝える理由は3つです。

➀「誰かに出来ることは、自分にもできます」

スピーチが得意でない人に共通しているのは、正しい考え方、方法、構成のつくり方を知らないだけ。これは暗闇の中を手ぶらで歩くようなもの。どこに向かっているのかも、どこに向かったらいいのかもわからない状態。スピーチがうまく行くはずがありません。

しかし具体的な考え方、方法、構成を学べば、今の自分はどこに向かっているのか?本当はどこに向かえばいいのかがよく分かるようになります。

この違いは、とても大きいです。

➁スピーチは練習を重ねるほど上達します

まずは試し、うまく行かなければ、原因、対策、工夫を考えた上で、また練習と実践を行う。このようにうまくいかない原因を徐々に取り除き、うまくいくように磨くことで、スピーチは確実に上達します。

そのために、1人でスピーチをしたり、イメージトレーニングをしましょう。上達までにかかる時間、必要な練習の量に個人差はあっても、練習は結果につながります。

➂小さな実践を積み重ねる

自分の主張を行わない日はありません。お客様、上司、部下、奥さん、旦那さん、彼女、彼氏、友人、など、コミュニケーションの中には、自分を表現する機会が存在します。

つまり、対面、メール、SNSなど、すべてのコミュニケーションの中で、使えるタイミングが来たら、ホールパート法を使いましょう。繰り返す中で、論理的に伝えることが当たり前になってきます。

3.Whole(結論)で締めくくる

● 以上のことから、「スピーチは誰もが上達する」と結論づけることができます。

また、スピーチに限らず「話し方」の工夫を知っておくことで、プレゼンなどにも役立てることができます。

「話し方」について詳しく書かれた記事がございますので、ぜひご一読してみてください。

上手な話し方ができるようになる、重要な3つのポイント

プロが教える「プレゼンのコツと話し方」聞き手を魅了する7つの方法

1-4.自分の見せ方を工夫をする

スピーチをするうえで、話の内容や、話のテクニック以外にも見せ方を工夫する必要があります。

主に、

  • 声の出し方・表情・臨場感
  • ボディーランゲージ

これらの2つです。

それぞれ説明していきます。

・声の出し方・表情・臨場感

スピーチのうまい人は、声の出し方と表情を工夫しています。
話の内容に合わせ、声の大きさ、スピード、高さ、間、表情を変化させているのです。

内容は良いのに、聞いているとなぜか眠くなってしまう、というスピーチがあります。こうしたスピーチは、声の大きさ、スピード、高さ、間、表情などが、常に一定で変化がないことが、理由として考えられます。

臨場感のある話として「怪談」がイメージしやすいでしょう。

話の冒頭は、小さな小さな声ではじまります。時に、ゆっくりとしたスピードで進め、展開に合わせてスピーディになり、ここぞというシーンでは、突如、目を見開いて、大きな声をわっと出す!あのイメージです。

この変化は、少々、オーバーなほうが聞き手を惹きつけます。
スピーチの内容に合わせて、以下を変化させてみてください。

【変化させる項目】

  • 声の大きさ
  • スピード
  • 高さ
  • 表情

・ボディーランゲージ

スピーチの表現力を高めるには、ボディランゲージが効果的です。

どんな話でも、直立不動のまま話していたのでは、ただ音声を聞いていることと、さほど変わりません。

せっかく聴講者が見ているのですから、「見た目」を大いに意識しましょう。身体の動きを有効に活用すれば、表現力豊かなスピーチに仕上がります。

具体的には、以下のボディランゲージをすると、こちらの伝えたいことが聞き手の意識に届きやすくなります。

【ボディランゲージの例】

  • 数字
    「今日、お話する項目は3つです」(指を3本出して示す)
  • 時間の経過
    「過去から未来へと進化しています」(手を右から左へ動かしながら話す)
  • 私とあなた
    「私が言います」(自分の胸に手をあてる)
    「みなさんも声を出してください」(手の平を上に向けて、相手を示す)
  • 大きさ
    「これぐらいのボールを想像してください」(丸い円を示す)
  • 高さ
    「これぐらいの背の高い人」(手を上げて高さを示す)
  • 感情
    「やったー!勝ったー!」(ガッツポーズ)
    「思わずときめいてしまいました」(両手でハートマークを作る)
    「悔しくてたまりませんでした」(泣きまね)
    「本当に困りました」(頭を抱える)

以下のリンクも参考にしてください。
世界の70億人に通用する5つのボディランゲージを知る

1-5.相手の心を掴む

スピーチで、聞き手の心を揺さぶるのは、話し手の感情がダイレクトに伝わったときです。

聞き手が話に共感するのは、話し手の「思い」に共感するからです。

そして、相手の心を掴むとともに、正しく理解してもらうことが大切になります。

主に、下記の2つがポイントになります。

  • 感情を込める
  • 物語や引用を使う

それぞれ紹介していきます。

・感情を込める

スピーチをするときは、論理や理屈ばかりに偏らず、自分の感情を込めると良いでしょう。

感情を込めて話をするには、以下の方法を取り入れると効果的です。

【感情を込めてスピーチをする方法】

➀テーマに沿った、自分の実体験を話す

テーマ:「子供の貧困をなくす」
実体験:「小学1年生のとき、両親が離婚。母親と暮らしていたが、生活が苦しかった」

➁実体験を話すときには、当時の様子を、五感を使って思いだす

●当時、何が見えたか?
(家の中の様子、母親の表情、欲しくても我慢したおもちゃ、など)

●当時、何が聞こえたか?
(母親に言われた言葉、一人で留守番をする家の中の音、裕福な家の子の言葉など)

●当時、どんな感覚があったか?
(節約で暖房をつけない家の寒さ、一人で待つさみしさ、母親が手作りしたお菓子の味など)

➂当時の感覚を呼び覚まし、感情を込めて話す

・物語や引用を使う

スピーチの内容をわかりやすくするには、物語や引用をもちいると効果的です。

比喩のことで、厳密には、暗喩(隠喩)と呼ばれているものを「メタファー」といいます。

このメタファーを使い、テーマに合わせた、例え話、代表的な物語、偉人の名言、有名な映画やドラマのワンシーンなどを伝えると、聞き手はイメージしやすくなります。

例えば、こんな使い方です。

テーマ:「成功する人は、逆境をチャンスにする」

●「ビジネスで成功をする人は、必ずといっていいほど、逆境を経験しています。例えば、スティーブ・ジョブズは、自分で設立したアップル社を1度、解雇されています」

●「ココ・シャネルの名言に『人生がわかるのは、逆境のときよ』という言葉があります。シャネルは、どんな波乱を経験しても、決して自分の信念を曲げず、チャンスに変えていきました」

●「シンデレラが王子様と結婚できたのは、彼女の行動力でしょう。みすぼらしい恰好をさせられても『舞踏会に行きたい』と行動を起こし、家にお城からの使いが来れば『自分もガラスの靴を履きたい』と、意思表示をしています」

メタファーの具体的な使い方について書かれた記事もございますので、ぜひご一読ください。

【事例付き】あなたの表現力を高め、説得力や影響力を高めるNLPの4つのメタファーとは

2.スピーチが上手くいかない注意点

これまで、スピーチのコツをご紹介して、誰もが上達すると結論づけられましたが、そもそもなぜ上手くいかないこともあるのでしょうか?

スピーチが上手く行かない理由として以下の5つの注意点があります。

  • 目的が定まっていない
  • 準備不足
  • 自分にフォーカスしている
  • 緊張をマイナスに捉えている
  • うまくできないと思っている

この5つの注意点を知っておくだけで、スピーチが失敗する未来を回避することができます。

それぞれ、詳しくご紹介していきます。

2-1.目的が定まっていない

スピーチをする時に目的が定まっていないと、相手に正しく伝えたいことが伝わらない可能性があります。

最終的に自分が伝えたいことが何なのか定まらず、スピーチをしてしまうと、話が色々な方向に飛んでしまったり、言葉のつながりに違和感を感じさせてしまうかもしれません。

また、話のオチがないと、聞いている側も退屈してしまいます。

そのため、上手くいかないスピーチでは、何を話したいのかが明確に決まっていないか、伝わっていないスピーチになってしまっていると言えるでしょう。

2-2.準備不足

スピーチが上手くいかない原因として、準備不足があげられます。

スピーチの準備は、話す内容の文言を考えるだけではありません。

ジェスチャーや立ち位置、マイクの音響など、自分が思っている以上にチェックをして準備をする必要があります。

また、準備不足の状態ですと、予想しなかったトラブルが発生したときに、迅速で的確な対応をすることができないことがあります。

万が一に備えて置くことが、上手くスピーチをすることに繋がるでしょう。

2-3.自分にフォーカスしている

自分にフォーカスを当ててスピーチをしてしまうと、独りよがりのスピーチになってしまいます。

スピーチは自身の伝えたいことを「相手に正しく伝えられるか」が大切になっていきます。

例えば、自分は専門用語を知っていたとしても聞き手が知っているとは限りません。

それなのに、専門用語を多く使い話し続けてしまうと、聞き手は話についてくることが困難になってしまうでしょう。

スピーチをするときは、どのような方たちが、どのような目的で聴衆としているのかを考える必要があります。

自分だけが満足するようなスピーチでは、上手くいくことは少ないでしょう。

2-4.緊張をマイナスに捉えている

緊張をすることをマイナスに捉えてしまうと、なかなか本来の力を発揮することができません。

程よい緊張は、パフォーマンスを高めるのに効果的だと言われています。

皆さん、ヤンキーズドットソンの法則をご存知でしょうか?

ヤンキーズドットソンの法則とは、下記のような理論のことです。

生理心理学の基本法則である。心理学者のロバート・ヤーキーズとJ・D・ドットソン(ドッドソン)が1908年にネズミを用いた実験で発見した。
学習活動に対する動機づけは適切なレベルにあることが必要であるとする理論。

Wikipedia

なにか物事を成し遂げるためには、罰やストレス(緊張)などの不快なものが一定量合ったほうが、効率が上昇するということが判明されています。

しかし、この罰やストレス(緊張)が一定基準を超えると、パフォーマンスが低下してしまうとも言われています。

自身の感じている緊張を、決してマイナスと捉えず、高いパフォーマンスを行えるための糧にしてみてください。

また、緊張をほぐす、自身の習慣などを決めるのもよいでしょう。

2-5.うまくできないと思っている

スピーチをうまくできないと思い込んでいることも、上手くいかない原因になります。

スピーチに限らずなにか物事を行うときに、

  • 「自信がないため、上手くいくはずがない。」
  • 「苦手だから上手くいかないだろう」

と思い込んでしまうと、そのマイナスな感情にエネルギーが流れてしまい、上手くいかない方向に行動をしてしまうことがあります。

主に、セルフイメージが低い人にありがちなことです。

セルフイメージとは、

自分について抱いているイメージや感じている印象、自己認識のこと

(引用元:セルフイメージとは?あなたの成果、収入、人間関係にどう影響を及ぼすのか

最初からできないと思い込むのではなく、自信を持って挑戦してみてください。

また、セルフイメージについてや、高め方についても詳しく紹介している記事がございますので興味のある方はぜひご一読ください!

セルフイメージとは?あなたの成果、収入、人間関係にどう影響を及ぼすのか

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まとめ

「スピーチは誰もが上達する」というのが、この記事でご紹介したい結論です。

正しい考え方、方法、話の論理的な構成方法を学ぶことで、シンプルに分かりやすく伝えることができます。そのため、この記事ではそのために必要な「スピーチのコツ」10のポイントと、上手くいかない原因を5つご紹介しました。今から使えるシンプルな方法ですので、ご活用ください。

そしてスピーチの成功は、事前にどれだけの準備ができたかで決まります。起こりうる状況について、万全の準備を整えておけば、あとは当日の流れにのればよいだけです。
ぜひ、大成功でスピーチを終え、達成感を味わってください。

「話し方」に関しては、こちらの記事もおすすめです。

上手な話し方ができるようになる、重要な3つのポイント

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