
「人生やり直したい」
一度はこのように考えたことが
あるのではないでしょうか。
先に答えをお伝えすると、
やり直すことは可能です。
ただ、「人生」という言葉は
漠然としていて大きいため、
やり直したいと思っても、
何から手を付ければいいのか悩みますよね。
この記事では、
人生をやり直したいと考えたときに、
実際にどうすればいいのかという方法と、
本気で変えるための仕組みについて解説します。
また、心理学的な要素として、
自分の考え方やセルフイメージが変わらないと
過去に繰り返してきたことと同じことが、
また起こる可能性がありますので、
その陥りやすい“ループ”についても、
第4章にて解説していきます。
私の学生時代には、若者のゲーム依存が社会問題として取り上げられていて、
「人生にもリセットボタンがあると思っていた」
という若者がいることがニュースになっていました。
残念ながら、人生にはわかりやすいリセットボタンがないため、やり直すための方法も、人により、状況によりそれぞれです。
しかし、リセットして0から始めなくてもやり直せる方法はたくさんあります。
今この記事を読まれているみなさんも、様々な状況の中にいらっしゃることと思いますのでここから、どなたにとってもヒントとなる方法をお伝えします。
1.人生やり直したいときの共通点は?
人生は一人ひとり異なり、もし部分的に似ていても同じものはありません。
ですが、「人生をやり直したい」と感じるときには、共通している点があります。
みなさんがやり直したいと思ったときも、下記3つのいずれかに当てはまるのではないでしょうか。
- 選択を間違えたと感じるとき
- 困難に直面してしまったとき
- 望ましい成果が出せなかったとき
具体例としては下記ですが、他にも様々な状況がおありのことと思います。
- 恋愛や結婚生活での失敗・後悔
- 人間関係での失敗
- 受験・就職活動に失敗した
- 仕事で大きな失敗をしてしまった
- 借金を背負ってしまった
- 病気を患ってしまった
- トラウマを抱えるような出来事があった
- 知り合いが成功していて劣等感を感じる 等
共通点3つをそれぞれ読み解くと、次のような状況です。
①選択を間違えたと感じるとき
これは、過去に選択肢があったけど、選んだ道で望ましい結果が得られなかった際に感じることです。
どの学校・会社に入るかや、友人や仕事仲間、恋人といった人間関係で誰と仲良くなるか、誰と過ごすかなど複数の選択肢の中から選ぶこともありますし、
人の提案に乗るか乗らないかや、転職するかしないか、結婚するかしないかなど、何かを「する」or「しない」という選択肢の場合も多くあります。
そして、大きな決断以外にも、今日何を食べるか、何を着ていくか、どの道を歩くか、歩き出すのは右足からか左足からかなど、ほんの些細なことも含めると、人は毎日たくさんの選択をしています。
過去の大きな選択で間違ってしまったと感じるときや、今までの無数の小さな選択のどこかで間違っていたのかなと感じるときに、「人生をやり直したい」と考えることが多いようです。
②困難に直面してしまったとき
大きな困難に直面してしまって、自分ではどうすることもできないと感じるときも多くの人が「人生をやり直したい」と考えます。
例えば受験や結婚など、やり直すにはたくさんの時間や労力、お金がかかること、精神・あるいは身体的に大きな傷を負ってしまったこと、他にも人、生き物の生死に関わるなど、取り返しのつかないことでの失敗といった、乗り越えられない壁に直面したときや、途方もない穴に落ちてしまったときに「人生ごとやり直せたら」と考えることがあります。
「人生をやり直すこと以外」での解決策がわからない場合に行き着くのがこちらの状況です。
③望ましい成果が出せなかったとき
達成したい目標があったのに、望ましい成果が得られなかったときにも「もう一度人生をやり直せたら」と感じることがあります。
この状況では、「あの時期からやり直したい」と明確に決まっている場合も多く、例えばこうした状況です。
「高校2年の夏からやり直せたらなぁ」
「就職する前からもう一度やり直したい!」
「結婚する前に戻りたい」
「あの商談前に戻りたい」
「あのときの返事やり直したいな…」
他にも、昔の同級生や、同年代の人が輝いている姿を見たときなど、望ましい成果を得られずに、悔しさや虚しさを感じた際に、人生をやり直したいと考えることがあります。
以上が3つの共通点の特徴です。
状況は人の数だけあります。
しかしそこに共通している点があるとすると「実際に人生をやり直せた人」が何を実践したのか読み解ければ、私達でも、自分の人生に当てはめることができそうです。
それでは、次は実際にやり直せた人の方法について見ていきましょう。
2.ビッグな人に学ぶ、根っこから変える考え方
実際に人生を変えられた人は、どのような人なんでしょう。
この章では、実際にやり直せた人の事例を2つご紹介します。
お一人目は、まさしく「人生のどん底」から這い上がった方です。
ただ、やり直せた人の後日談を聞いたとき、私達は「この人は最初からすごかったんじゃないの?」と疑いたくなることがありますよね。
そのため、あえてどんな方かは先に伝えず、その方の生い立ちを追ってみましょう。
人生のどん底から這い上がった方
人と群れるのが嫌いな彼は、大学生時代キャンパスに馴染めず、学校へほとんどいかない日々を過ごしました。
ボクシングのプロになると決心するも、必要な視力の基準を満たせず、道は閉ざされ、なんとか大学を卒業したものの、就職した小さな不動産会社は2年足らずで倒産。先輩と別荘地分譲のセールスを始めるも、成果が出ずこちらも4ヶ月で辞めることに。
20代に数々の挫折を経験した後は、フリーターとしてフラフラ過ごすなかで、どんどん自堕落で無気力な生活になっていきます。
徹夜麻雀をしては朝方に帰宅し、起きるのは夕方。そのうちに麻雀で負けがかさんで、所持金はわずか5円。
困り果てて、なにか稼ぎ口がないかとゴミ箱から新聞紙を拾い、求人欄にあった日雇いの仕事で、日銭を稼ぎながらの生活…。
そうして過ごす中で、あるとき、自分と同年代くらいの男性が家族に囲まれて幸せそうに夕食をとる姿を目の当たりにします。
「一体自分はなにをやっているんだろうか。さすがにこれはまずい。」
そう感じた彼は、もしこのまま、その日暮らしの生活を続けるとどうなるのか自問します。
このままではいけない、現状を変えなければいけないと猛省し、20代も終わりに差し掛かった彼は、真っ当な世界で独立することを決めます。
これが後に、7000億円企業の「【激安の殿堂】ドン・キホーテ」の創設秘話となります。
今回ご紹介したのは、創設者である安田隆夫さんのエピソードでした。
「落ちぶれたものの、一念発起したあとは全国チェーンを作れた」という部分だけをとると「やっぱりすごい人は違うな」と感じますが、安田さんは、独立を決心した後も、開業数ヶ月で廃業寸前を経験するなど、たくさんの苦労を積み重ねながら、やがて成功の道へと向かわれたようです。
当時を振り返った安田さんは、「危機はいわば、成長痛のようなものだったのかもしれない」と語っています。
こちらのエピソードに共感できる部分があった方、「この状況よりはマシだ」「自分のほうがもっとしんどい」など様々感じられる方がいらっしゃることと思います。
ひとつ共通しているのは、驚異的な成果を生んだ安田さんにも「人生をやり直したい」と考えた経験がおありだったことです。「人生をやり直したい」と考えて、実際にやり直せる人、諦めてしまう人の違いはなんでしょう。
そこを読み解く前に、もう1つユニークな事例をご紹介します。
プロ野球選手のダルビッシュさんのエピソードです。
ダルビッシュ有さん(プロ野球選手)
今でこそたくさんの功績を残しているダルビッシュさん。
端から見ると、「才能や運がある人は違うなぁ」と感じてしまいますが、そんなダルビッシュさんでも、20歳の若手の頃は成績が振るわず、悩み続けた時期もあったそうです。
そんな彼が、人生をやり直したエピソードがあります。
調子が優れなかった20代の頃。
できない理由を見つけては、自分に言い訳をする日々の中、ある試合で大失点をして降板。
その日の夜、「しゃあない、肩痛かったし」といつものように言い訳をしながらホテルに帰ったとき、ふと、強い危機感に苛まれました。
「このままじゃ1軍半とか2軍の選手で終わっちゃう」
「何か変えなきゃいけないな」
そこで、人生を本気でやり直すために、「このまま変化を起こさず、40歳でクビになって絶望的な人生を送る自分」をリアルに思い描いて、その「絶望の40歳の自分」になりきってみました。
すると40歳の自分の前に神様が現れて「1回だけチャンスをあげるから、20歳のときに戻っていいよ」と告げられ、大失点して降板した日の、あの夜に戻してくれた…
ということにして、その日から生きているそうです。
この日を境に「40歳から一度若返った自分」として練習への取り組み方をあらため、栄養学やトレーニングの勉強を徹底的に行なった結果、今の功績を作ってらっしゃいます。
大きな成果を作られる方は、やり直し方も飛び抜けてますよね。
では、私達が自分の人生にあてはめたいと考えたとき、ダルビッシュさんと全く同じことができるでしょうか。
おそらく、数十年後の絶望的な自分を想像するところまでは誰でも行うことができます。
問題はその後です。
絶望的な自分をリアルに想像し、「こうはなりたくない」と強く思ったとして、徹底的に行動を変えられる人がどのくらいいらっしゃるでしょう。安田さんの事例もそうです。
同じ方法を試してみても、上手くいく人と、上手くいかない人がいる。
この違いは、才能や能力の差なんかじゃありません。私は、「ただ上手くいく方法か、上手くいかない方法のどちらかを選んだだけ」だと考えています。
それでは、次の章からは、実際にやり直せた人が取った具体的な方法について解説していきます。
3.実際にやり直せた人の方法
実際にやり直せた人は、どんな方法を取っているのでしょう。具体例を8つご紹介します。
- セルフイメージを高める
- 考え方・性格を変えてみる
- 勉強や資格取得をする
- SNSの使い方を変える
- 口癖を変える
- 住んでいる場所を変える
- 付き合う人を変える
- 仕事を変える
この中で、ずばり最も重要なのは
- ①セルフイメージを高める
- ②考え方・性格を変えてみる
この2つです。
こちらの①②は、効果は絶大ですが、本気で変えるには、なかなか苦労するものです。
4章に変えることの難しさや変え方をご紹介していますので、①と②をお読みいただいた後、自分にとって重要なテーマだと感じられた方は、ぜひ4章と合わせてお読みください。
また、③~⑧は、一般的にありがちなものを集めました。
比較的やるのは簡単ですが、「人生を変える」という観点では、①②と比べて効果は薄いものです。
まったく効果がないわけではないのですが、根本的な解決までには至らないものが多かったりもします。
それぞれどのような方法か、簡単に解説していきます。
①セルフイメージを高める
「セルフイメージを高めること」
これが一番のおすすめです。
そして、ダルビッシュさんが成功されたのは、最初にこの方法から取り組まれていたことが大きな要因だと考えています。
具体的に解説していきます。
セルフイメージとは、その人自身が自分のことをどういうふうに思っているかということです。具体例をご紹介します。
「自分は怒りっぽい」
「自分には価値がない」
「何をやっても上手くいかない」
「自分はモテない」
「人に嫌われやすいなぁ」
上記では、セルフイメージの中でもマイナスに影響しそうなものを紹介しましたが、プラスに働くものもあります。
下記のような例です。
「自分は運がいい」
「人に恵まれているなぁ」
「自分は運動神経が良いほうだ」
「自分はなんだかんだ最後には上手くいく」
「どこに行っても大切にされる」
セルフイメージは、人の数だけありますので、他にも様々なものがあるのですが、大きな共通点として、
「いや、イメージとかじゃなくて、ただの事実なんだけど…」
と信じ込んでいることが多いのが特徴です。
まだ信じられないかもしれませんが、これらのセルフイメージは本来なら事実ではなく、あなた自身が信じ込んでいるから事実にしてしまっているものかもしれないのです。
マイナスに働いてそうな思い込みをお持ちなのであれば、まずは「もし事実ではないとしたら」と疑ってみるところから始めましょう。
疑うときには、次の言葉がけが助けとなります。
「いつ何時でも絶対に真実だった?」
「職場や学校、家庭など、場面が違うと真実でないときはない?」
「いままでたった一度でも、そうでなかったときは本当になかった?」
セルフイメージは、あなたの中で真実として扱われているため、この反対の例を探すには、時間や労力が必要なことも多いです。
しかし、真実でなかった事実を見つけさえすれば思い込みを緩めさせていくことが可能です。
真実でなかったという事実を、ほんの少しでも見つけられたのなら、次は「代わりになりたいイメージ」を考えましょう。
そして、「ほんの少しでも、なりたいイメージ」に近い出来事が起きたときのことを思い出してみましょう。こちらは、もし思いつかなければこれから作っていくことができます。
このようにして、少しずつセルフイメージから変えていくことも重要です。
②考え方・性格を変えてみる
性格とは、噛み砕いて言うと、その人の感じ方や考え方の傾向のことです。
次の言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
「性格に気をつけなさい、
それはいつか運命になるから。」
こちらは、老子やマザーテレサが言ったとされる名言の中の一文です。
「自分の性格がいやだ」と感じる方は、ぜひ下記のことを知っておいてください。
性格には、先天的な部分、後天的な部分両方があり、後天的な部分は、比較的変えやすい部分です。
そして、性格を変えるために必要なのが、考え方を変えることです。
特に、頭に頻繁に浮かんでくる考え方について、まずはその1つを意識して置き換えてみると性格の根っこの部分を、少しずつ変えていける可能性があります。
例をいくつかご紹介しますので、参考にしながら、ご自身の状況に合わせて、しっくりくるものを考えてみてください。
「怒りっぽい性格がいやだ」と感じる方で、
「物事は常に正しく完璧でないといけない」
といった考え方をお持ちなら、
「物事は少々柔軟で大丈夫だ」と置き換えてみる。
「断れない性格がいやだ」と感じる方で、
「人には常に優しくしなければならない」
といった考え方をお持ちなら、
「人へ優しくするのと同じだけ、
自分にも優しくしよう」と置き換えてみる。
180℃真逆の考え方に変えられるともちろん効果がその分大きいですが、今までと全く違う考え方はなかなか定着させることができない可能性も高いですよね。
真逆が大変とお感じでしたら、まずは、今までの考え方・真逆の考え方2つの、ちょうど間くらいの考え方を取り入れてみるところから始めましょう。
新しい考え方を毎日意識し、定着させることができれば、性格も変えていくことができます。
③勉強や資格取得をする
新しいことを勉強し、能力を身につけることで、世界が拓けていくこともあります。
その中でも、結果が目に見える形で残る資格取得だと「変われた」という実感を得やすい特徴があります。
現在のステータスアップにつながることややってみたい分野など、今後のあなたの選択肢を増やせるようなものを選んでいくと、さらに学んだ後の状況をよりよいものに変えやすいでしょう。
④SNSの使い方を変える
SNS(LINE、Instagram、Twitter、Facebookなど)は様々ありますが、今や私たちの生活から切り離すことができないものです。
みなさんは、SNSから幸福感や充足感を得られていますか?
それとも、むしろ減らされているのでしょうか。
もし後者だとしたら、この使い方を変えてみるのもおすすめです。
具体例としては、表示する人や投稿を、自分の気分が上がるものだけにすることや、使用時間を減らしてみる方法があります。
中には、アカウントごと思い切って削除しちゃったという人もいらっしゃいます。
少しずつでも大丈夫ですので、「好きだな」と感じられる人・ものとのつながりを増やして、幸福感や充足感を得られる割合を増やしていくなどSNSの使い方を見直していきましょう。
⑤口癖を変える
え?たかが口癖?と感じられた方もいらっしゃるかもしれません。
口癖は、実は、人の無意識に何があるのかをその人本人が意識する以上にあらわしています。
例えば一日のうちに、
- 「ありがとう」と誰かに言う回数と
- 「むかつくなぁ」と頭の中で言う回数
どちらの方が多いでしょう。
頭の中でよく言っていることも、その人の口癖の1つです。
特に、自分自身しか聞いていないその言葉はあなたの頭の中を支配して離さない状況かもしれません。
意識して口癖を変えるのは、根気強さが必要ですが、お金をかけず変わることのできる方法の1つです。
⑥住んでいる場所を変える
まずは生活環境から変えていく方法です。
自分の帰る場所、休日を過ごす場所、眠りにつく場所…
家で過ごす時間は人それぞれですが、長い場合も短い場合も、OFFの時間を過ごす場所は、思った以上に大きく影響を及ぼしている可能性もあります。
住むところを変えて気分一転すると、通る道が変わり、朝すれ違う人が変わり…
新しい場所で、軽快に新しいスタートを切れた方も多くいらっしゃいます。
⑦付き合う人を変える
これは、恋人だけのことではなく、人間関係全般を意味します。
「類は友を呼ぶ」
こうした言葉があるように、人は似た者同士が集まると言われています。
今ご自身がよく会っている人は、人を褒めるのが得意な方でしょうか。
それとも、不平不満を見つけるのが得意な方でしょうか。
そして、あなたにとって「素敵だな」と思える方でしょうか。
人と人は互いに影響し合っているので、ここを見直してみるのも重要です。
⑧仕事を変える
就職してからは、ほとんどの人が人生の大半の時間を仕事に使っています。
もし今の仕事で幸福感を得られないのであれば、人生の大半を、つらい時間として使っていることになります。
仕事を変えることは、時に大変な労力が必要と感じることもありますが、「変えよう」と決めてから行動していくと、意外とスムーズに事が進むことだって多いです。
そして、実は…
ここから解説するのが、重要な落とし穴についてです。
こちらで紹介した方法をもうすでにやったことがあって、それでも上手くいかなかったと感じている方も、おそらくいらっしゃるのではないでしょうか
他にも、まだ実際に行動できてはいないけど、「どうせ変われない気がする」と感じている方。
もしかしたら、人が何かを変えたいと願うときに陥りやすい“ループ”に嵌ってしまっている可能性があります。
この“ループ”こそが、本当に「人生を変えたい」と思う時に必ず知っておくべき重要な内容です。
4.※重要※陥りやすい“ループ”の仕組み
環境や行動を変えてみたのに、なんだかどこに行っても、似たようなことが起こってしまう。
例えば、
高圧的な上司が嫌で仕事を変えたのに
新しい職場でも似たような上司ができてしまった…
浮気性の恋人が嫌で別れたのに
次に付き合った人もまた浮気性だった…
高校のときに人間関係で苦労したけど
大学でも同じようなことが起きてしまった…
こうしたことが、“ループ”の特徴です。
このループを作っているのがセルフイメージです。
実は、心理の世界では、「人生を決める一番の要因はセルフイメージだ」と考えられています。
実際に、自分に自信があったり、常にポジティブな人は結果もうまくいっていることが多いですよね。セルフイメージが高い人というのは、それが人生の全てに影響しています。
逆に、自信がなくネガティブでセルフイメージが低い人は、こちらも人生にそのまま影響します。
行動や能力さえも、セルフイメージが決定します。
「何をやってもうまくいく人」とは、「自分は何をやってもうまくいくというセルフイメージを持っている人」だったりするわけです。
なぜ、セルフイメージは人生に大きく影響し、そしてループを起こすのでしょう。
ここを読み解くために、心理学NLPが解説している人の意識を表す図を見てみましょう。
これは「ニューロ・ロジカル・レベル」と言って、人の意識の5段階を表した図です。
「郷に入っては郷に従え」ということわざがあるように、環境が変わると、行動にも影響します。環境が変われば行動が変わり、行動を続ければ能力が変化していくというように、人の意識は、5段階のうちの上下でお互いに影響し合っています。
そして、上にあるものほど影響力が強く働きます。
一番上には自己認識があり、これは「セルフイメージ」のことです。
つまり、
「人生をやり直したい」「劇的に変わりたい」
そう感じたときに必要なのは、
「セルフイメージを変えること」なのです。
ではここで、先程紹介した8つの方法が、それぞれ5段階のどれに当てはまるか見ていきましょう。主に変化を与えるのは、下記の項目です。
- セルフイメージを高める → 自己認識(セルフイメージ)
- 考え方・性格を変えてみる→ 信念・価値観
- 勉強や資格取得をする → 能力
- SNSの使い方を変える → 行動
- 口癖を変える → 行動
- 住んでいる場所を変える → 環境
- 付き合う人を変える → 環境
- 仕事を変える → 環境
環境や行動レベルの変化から始められても、結果として、人生を変えられた人はいらっしゃいます。
これは、環境・行動の変化によって
新しい能力や、
信念・価値観を身につけた結果
セルフイメージが変わるほどの変化を起こせたからです。
一方で、「環境や行動を変えてみたけど、いまいちパッとしない…」という場合も多くあります。
このような場合には、環境や行動を変えてみても、一番上のセルフイメージが変わるほど変化を起こせていない可能性があります。
何から手をつけていくにしても、劇的な変化を起こしたいのであれば、最終的には「セルフイメージまで変えていくこと」が必要です。
このメディアサイトを運営している、NLP-JAPANラーニング・センターというスクールでは、心理学NLPをご紹介していて、経営者の方やビジネスパーソン、主婦、弁護士、医者、学校の先生、営業をされている方など、様々な方が学びにいらしています。
当スクールのNLPの講座では、セルフイメージを高めることや心の傷を改善すること、コミュニケーションなどについて学んでいただける内容を提供しています。
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セルフイメージの取り扱い方について、今はまだ、こうした専門機関でしか学ぶことができませんが、その影響は非常に大きいので、いずれは日本の学校でも気軽に学べるようになればなとよく考えます。
特に、小さい頃に形成されたセルフイメージはその人自身にこびりついてますので、セルフイメージを高める方法が一般常識になって、親が子供のセルフイメージを高められたり、小学校など義務教育で学ぶことができる、そんな状況が日本社会に根付けばなと思っています。
まとめ
「人生をやり直したい」
ここはあなたにとって、大きな転換期だと思います。
余談ですが、著者自身も10代後半で強いトラウマを持ち常に苦しみと共に人生を歩んだ時期がありました。そこでふと「自分が変わらんと何も変わらん」と感じて行動した結果、今があります。
そのときには、物理的に人生をリセットする方法や、オカルト的なタイムリープについても本気で関心を持ちました。
ただ、今となってみると、
「同じ人生のまま生きて、
本気で改革してよかったな」
と感じます。
なぜなら、もしどん底と思う地点から決死の思いで這い上がれたとすると、それだけの高さを登る力が身についているということだからです。
物理的に一からやり直すよりも、苦しみながら死にかけながらでも、困難を乗り越えきってしまえば、残りの人生ではそれが自分自身の力として味方してくれます。
ドン・キホーテ創設者の安田隆夫さんも、つらかった経験を「成長痛」と表現されていました。
痛みを伴うほどの成長は、自分自身の骨を太くし、筋肉をつけてくれます。そうすると、もっと速く走れるようになり、もっと高く跳べるようになるわけです。
人生をやり直す方法は様々あり、小さなことからでも、大きなことからでも始められます。
大切なのは、「セルフイメージ」のレベルまで変えていくことです。
変化を生むために、ぜひあなたに合った方法をお選びください。
あなたの最初の一歩はなんでしょう。