「自信の付け方」がわからない、
どうすれば「自信を持つ」ことができるのか、
と悩まれる人は多いかと思います。
自分に自信がある人を見ると
「あのようになりたい…」
「どうして自分はできないのだろうか…」
このように感じたことはないでしょうか。
では自信がある人は
生まれた時から
自信を持っていたのでしょうか?
実はそうではありません。
自信とは生まれてからの
経験や出来事をベースに
作られているのです。
今回は
「自信」についてお伝えするとともに
心理学を駆使した
自信の付け方5選をご紹介します。
目次
1.自信とは?どうやってつくられるのか?
「自信」とはこれまでの経験を根拠とし、自分を信じられる感情のことを指します。
また、「自信」は「自己肯定感」という言葉と混同されがちですが「自己肯定感」はありのままの自分を肯定する感情のことをいいます。
そのため「自己肯定感」とは根拠はないが、なんとなく抱く感情に対し、「自信」とは過去の実績や成果、根拠となるものによって作られる感情になります。
2.自信がある人とない人の違い
自信がある人とない人ではどのような違いがあるのでしょうか。
ここでは3点紹介します。
2-1.困難に直面したとき
自信のある人は困難に直面したとき
- どのように乗り越えるか
- どうすればできるか
というようにチャレンジすること前提で、可能性について考えることができますが自分に自信がないと
- 自分には難しい…
- できない…
とやる前から「自分にはできない」ことを前提で考えてしまうので困難に立ち向かうことが難しくなってしまいます。
2-2.競う相手
自分に自信がある人は過去の自分と競う傾向があります。
そのためしっかりその経験を次に活かすことができますが自信がない人は他人と競う傾向があり、無意識に自分よりできていない人を探してしまったり、他人が自分よりできていれば
「自分はできない人間なんだ・・・」
というように自己否定してしまいます。
このように他人に左右されることが多くなります。
2-3.物事の評価軸
自信がある人は自分のことを信じられるので評価軸が「自分」であることが多く、「自分がどう思うか」というところで物事を評価したり意思決定をすることができます。
反対に自信がない人は自分のことをあまり信じられないので、他人の意見を頼りにし過ぎてしまい、
「周りの人からはどう思われているのか」「他の人はどう決断を下すのか」というように物事の評価軸が「他人」となってしまい自分の人生を他人の判断に委ねてしまう傾向があります。
このように自信がある人と自信がない人では人生そのものが大きく変わってきてしまいます。
3.自分に自信が持てない理由
自信が持てない理由は人それぞれですが多くの場合、下記の3パターンに当てはまると言われています。
3-1.過去に失敗体験やトラウマを抱えている
過去に大きな失敗をしたり、トラウマとなる出来事を経験した人は自信を持ちにくくなってしまいます。
なぜなら、その経験が心の奥深く根ざしてしまい、過去の体験と似たようなことがあるとその出来事が脳裏に蘇り、追体験してしまうことがあったり、思い出すことによって普段できることができなくなってしまうからです。
こうなることで自分のことを信じられなくなってしまいます。
3-2.常にネガティブな言葉を使ってしまう
私たちは1日6万回思考を行なっていると言われています。
そのため普段から
- 「どうせ自分は…」
- 「結局うまくいかない…」
- 「自分には無理…」
というように、ネガティブな言葉を使う割合が高いと無意識にネガティブ思考が刷り込まれてしまい、自分で気づかないうちに自分から自信を奪ってしまっているのです。
更にこのようにネガティブな思考が刷り込まれると無意識にネガティブな行動をとってしまうため、気付かぬうちに負のスパイラルに陥ると言われています。
3-3.拡大解釈してしまってる!?
自信がない理由として過去の失敗を拡大解釈して自分のことを必要以上に悪く思ってしまっているということがあります。
過去に失敗したことが原因で、ほかの状況でも
「一度失敗した自分にはできない・・・」
と思い込んでしまいます。
このように思い込んでしまうと全く違う分野のことでも自分に自信が持てなくなってしまいます。
4.心理学を駆使した自信の付け方
そもそも自信とは過去の経験を根拠とし自分を信じられる感情であるので
経験がないものに対して自信を持つことは難しいです。
ですが心理学を上手く使うことによって簡単に自信をつけられます。
この章では心理学を使った自信の付け方5選をご紹介します。
4-1.自分の強みを作る
最初にご紹介するのは自分の強みを作るという方法です。
「自信」とはこれまでの経験を根拠とし、自分を信じられる感情のことです。
そのため自分の得意なことや強みがないと自分を信じることは難しいです。
また、ポジティブ心理学の世界では自分の強みを発揮している時に人は充実感を感じ、ポジティブな感情が生まれるといわれています。
そのため自分の強みを作ることは自信をつけることに大きな影響を及ぼします。
強みを作るには自分の得意なことを明らかにしてそれを使って小さな成功を築いていくことがポイントになってきます。
先々、活躍したい分野や仕事で得意分野が作れるようにスキルアップを意識していきましょう。
いきなり大きな成功体験を掴もうとすると上手くいかなかった時に更に自信を失ってしまう可能性があります。
1つずつ目の前の階段から登って自分の強みを作っていき、自分の手で自信をつけていきましょう。
4-2.自分の成功パターンを明らかにする
2つ目の方法は自分の成功パターンを明らかにするということです。
この方法では自分の過去の上手く行ったときの経験を利用します。
些細なことで構いません。
過去に仕事や人付き合い、恋愛などで上手くいった時のことを思い出してください。
そのとき自分は
- どのように考えていたか
- 結果を出すために何をしたか
- 1番最初に何から始めたか
- どんな環境で結果を出したか
上手くいっていた時は、自分ならではのある一定のパターンがあります。
それがあなたにとっての物事が上手くいく時のパターンです。
このように自分のパターンを明らかにすることは実践心理学NLPのスキル、「ストラテジー」を応用したもので多くの場面で役立ちます。
私たちの自信は過去の経験に基づいて作られますが、自分の成功パターンを知っていれば初めて挑戦、経験することであっても、過去の成功パターンをトレースすれば成功する確率がグッと上がりますし、「このパターンで過去に成功している」という実績があるので自信を持つことができます。
4-3.自信のある立ち居振る舞いをする
3つ目の方法は自信のある立ち居振る舞いをするということです。
なぜ立ち居振る舞いを変えることが自信をつけることにつながるかというと、自信のある立ち居振る舞いをすることによって心理的効果である「ハロー効果」が働き、周りの人々が勝手にあなたを「自信がある人」というように評価し始めるからです。
ハロー効果
私たち物事を評価する時
その対象の一番目立つ特徴に引っ張られて
全体を評価してしまう
という心理効果
私たちはよく知らない人と会う時は、「人の見た目」や「人の経歴」だけで無意識にその人を評価してしまいます。
そのため姿勢が悪かったり、暗い印象だと「自信がなさそうな人だ」と判断してしまいますが
反対に堂々としている、自信のありそうな姿を見ると「あの人はすごい人だ!!」と思い込みます。
このようにハロー効果をうまく使うことによって、周りからの見え方、評価を変え、信頼を生むことによって結果的に自分に自信をつけることができます。
4-4.イメージトレーニングをする
4つ目の方法はイメージトレーニングです。
私たちは初めてやることや、慣れてないことにはなかなか自信が持てない事が明らかになってます。
そんな時こそイメージトレーニングが大きな効果を発揮します。
この時ポイントは五感を使ってその時のイメージを鮮明に行うことです。
具体的にはその時に自分は
- 何が見えているのか
- どんな匂いがしているのか
- 体はどんな感覚なのか
このような具体的なイメージを何度もすることがとても重要になってきます。
脳科学では脳は現実と想像を区別することはできないということが明らかになっています。
そのためこのイメージトレーニングを繰り返すことで、脳がすでにその体験したことのように錯覚して未体験のものであっても自然と自信を持てるようになります。
4-5.ポジティブな言葉を使う
最後にご紹介するのはポジティブな言葉を使うということです。
当たり前のように思われるかもしれませんがポジティブな言葉を使うことは私達の無意識に大きな影響を及ぼします。
先ほどもお伝えの通り、心理学の世界では1日6万回の思考をおこなっていると言われています。
普段からポジティブな言葉を使うと、6万回の思考の中にポジティブな言葉が刷り込まれるようになるので無意識がポジティブになっていきます。
心理学の世界では私たちの行動の95%を無意識が支配していると言われています。
そんな私たちの行動のほとんどを占めている無意識がポジティブになったら自然と前向きに、そして自信を持てるようになります。
最後に
今回は心理学を駆使して自信をつける方法5選をお伝えしてきました。
どの方法も簡単に取り入れることができますが実践できている人はかなり少ないです。
反対に自信がある人の大半はこの方法を無意識に使っています。
誰しも生まれてからずっと自信を持っているわけではありません。
自信とは自分で作り上げていくものです。
自信のある人生と自信の無い人生では人生の満足度は大きく変わってきます。
今回紹介した方法以外にも世の中には自信をつける方法が沢山ありますので、ぜひ自分にあう自信のつけ方で自分のなりたい姿を目指していきましょう。