ビジネス・仕事

リーダーとは?リーダーに必要な「たった1つのもの」と、その学び方までを徹底解説!

  • リーダーとしてチームをうまくまとめ、成果を出したい。
  • 周囲の批判が無いようにしていきたい。
  • チームがまとまらないし、成果も出せていない。このままではまずい...。
  • チームの雰囲気を良くしていきたいが、どうしたらいいのか?

リーダーとして働くうえで、絶えず何かしらの思いを持たれているのではないでしょうか。

そもそもリーダーとは何か。
リーダーとは「組織やチームの方向性を示す役割」を果たす人のことです。そして、もしたった1つのことをあげるとすれば『人の心を掌握すること』にほかなりません。

人の心を掌握することで、リーダーの思った通りに物事が進み、成果を得ることに繋がります。

では、「どのように人の心を掌握する」のか。その要素や、身につける方法を心理学の視点も入れながら、読み進めていきましょう。

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1.リーダーに必要な、たった1つのこと

リーダーとは何か?と問われた時、
「組織やチームの方向性を示す役割」ということができます。

チームや組織が向かう方向性を決め、その方向性からずれてしまいそうなときに旗を振り、方向を修正し導いていくことです。

その結果、目的をブラさず、目標へ向かってメンバー1人1人が安心して動くことができます。そしてチームとして機能し、1人では成しえない、様々な結果を作ることができるようになるのです。

そして、「リーダーに最も必要な1つのものは?」というと、それは『人の心を掌握すること』に尽きます。

例え意見が違ったとしても「〇〇さんが決定したことだから、やっていこう!」のように、人の心を掌握することで、組織やチームの成果に繋がるよう全員が全力で取り組むといった具合です。

言い換えれば「周囲に認められた人」であり、メンバーを巻き込み「この人と一緒にいたい、この人の影響を受けたい」と思われる人のことなのです。

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2.リーダーが人の心を掌握するために必要な6つの要素

【6つの要素】

高いコミュニケーション能力
信頼関係構築能力
伝達力
指導(育成)力
モチベーション管理能力(チーム活性化)
精神的な安定(メンタルのバランスが取れている)

人の心を掌握するために、リーダーには以上のような6つの要素が必要です。
まずは、その1つ1つが何なのかを知ること。

そして、「できていること」「できていないこと」を把握し、できていないところは鍛え、できているところは強みとしてさらに伸ばしていきます。

この6つを兼ね備えることで、良いリーダーになれるのです。

2-1.要素①:高いコミュニケーション能力

コミュニケーション能力が高いとは何を指すのか。コミュニケーション能力認定協会(※)では、コミュニケーション能力が高い人=意思の疎通がはかれる人と定義しています。

※日本で最初にコミュニケーション能力の認定講座を開き、既に認定者が1万人以上いるコミュニケーションを教える日本最大級の団体

つまり、自分が思ったことが思ったように相手に伝わり、同様に相手の思いを思ったように受け取れる人ということができます。

私たちは、日々の生活の中で、自分が思ったことが相手に伝わっておらず、結果ミスが起こります。それを防ぐためにも、意志の疎通はとても大切です。

そして、意志の疎通をはかるために、必要なことは共感力。共感力とは何かについて、「好きな食べ物」というテーマを使ってお伝えします。

<好きな食べ物を使った共感の具体例>

相手の好きな果物がブドウだとします。

そして、私の好きな果物がミカンである時、
「私はミカンが好きです。」というコミュニケーションでは、相手との共感は生まれません。

共感とは、「私がミカンが好きなのと同じように相手はブドウが好きなんだ」と自分の気持ちを通して相手がどんな気持ちでいるのか、思うことです。

つまり相手の立場に立ってみるということです。

重要な話をする時、話が伝わっていないと違和感を感じる時、共感力を発揮し、相手の立場に立って、相手が何を見て、聞いて、感じているのかを考え相手の立場に立ってみます。

そうすることで、「意志の疎通=コミュニケーション」がスムーズになるのです。

2-2.要素②:信頼関係構築力

いいリーダーは初対面の人、様々な人と、短時間で素早く信頼関係を築くことができます。

では、どのようにして、短時間で意識的に築いていくのか。その最も大切なポイントと、やり方について、いくつかお伝えしていきます。

まずは大切なポイントですが、一言でいえば「相手に合わせること」です。
何を合わせるかですが、それは3つあります。

  1. 見えるものを合わせる
  2. 話し方を合わせる
  3. 相手が使う言葉に合わせる

これらを意識的に行うことで、短期間で信頼関係を構築することが可能となります。

1.見えるものを合わせる

見えるものとは、姿勢や表情を合わせるということです。

例えば、いつも自分だけ腕を組んで話したり、相手が笑顔なのに、こちらが無表情で話したりしてしまうとどのようなことが起こるでしょうか。

相手に威圧感を与えてしまったり、機嫌が悪いのかと、相手に気を使わせたりと、安心して話ができない関係を作ってしまいます。

そこで、相手をよく見て、出来るだけ姿勢を相手にあわせる。表情も相手が笑顔であれば笑顔を意識し、真剣な顔をしていればまずはこちらも真剣な顔をする。このようにまずは相手に合わせることが重要です。

私たちの脳には、ミラーニューロン細胞という一言でいうと、モノマネ細胞と言われるものがあります。このミラーニューロンは、姿形が同じものをみると、無意識レベルで安心感をもたらすことに繋がると言われています。

例えば海外に行ったとして、同じ日本人を見ると安心するといったものです。

それはまさに、この細胞の働きの1つと言う事ができるのです。

2.話し方を合わせる

合わせることができるものは、見えるものだけではありません。

話し方を合わせることも相手に安心感を与え、短時間で信頼関係をつくる効果があります。

ここで言う話し方とは、「話すスピード」「声の大きさ」「声の高さ」などがあげられます。

特に、話すスピードや、声の大きさを相手に合わせることは、とても大きな効果があります。
話すスピードがゆっくりの人に対し、イライラしたりするのではなく、相手に合わせて話すことで「この人は話しやすい」と思ってもらえるのです。

3.相手が使う言葉に合わせる

人に利き手があるように、人が使う言葉にも、いくつかのパターンというものが存在します。

そのパターンに合わせて話をすることで「聞きやすい、分かりやすい」と感じさせ、相手に影響を与えることができるようになります。

その1つが、人が何かを体験したとき、人間の持つ五感のうち「どの感覚を優先的に使って表現するか」というものです。

・・・・・・・・・

例えば、相手が旅行で海に行ったとします。
そして、その思い出を聞いたとき、視覚が優位の人は「海が綺麗だった」というように、見えたものを特に話します。

また聴覚が優位の人は「とても静かで、波の音と風の音がよく聞こえた」というように、聞こえたものを特に話します。

そして体感覚が優位の人は「海が温かく、風が心地よかった」というように体で感じたことを特に表現していきます。

日々の会話で相手が、視覚、聴覚、体感覚のうち、どの言葉を優先的に多く使うかを聞き分け、相手の使う感覚の言葉に合わせて表現していくことで、コミュニケーションがスムーズになります。

すると「この人の話は分かりやすい」となり、さらには自然と「この人との会話は、なんか合う。分かってもらえている、心地いい」と感じさせ、印象にまで残りやすくなるのです。

心理学NLP(注1)では、五感を視覚V(Visual)・聴覚A(Auditory)そして、体感覚K(Kinesthetic/触覚・嗅覚・味覚を合わせて)と3つに分け、その頭文字をとって「VAKモデル」と呼びます。

(注1)心理学NLP(神経言語プログラミング)は、3人の天才セラピストの卓越した技術や技法をもとに体系化された、最新の心理学であり、コミュニケーションのスキルです。

仕事やビジネス、人間関係など、人生全般で使える考え方とスキルを学ぶことができます。
詳しくは以下の記事にまとめていますので、併せてご覧ください。

2-3.要素③:伝達力

いいリーダーは、人が動きたくなるような伝え方をしています。
そのような伝達力を身に着ける1つの方法をお伝えします。

それは、米英の複数大学のビジネス課程で教科書として採用され、OECD(経済協力開発機構)、IBM、欧州議会、フランス銀行にも採用されている「LABプロファイル」というプログラムです。

LABプロファイルの書籍である、ベストセラー『「影響言語」で人を動かす(原題:Words That Change Minds)』の著者として世界で広く知られているシェリー・ローズ・シャーベイ氏によると、人が使う言葉にはいくつかのパターンがあり、そのパターンを使いこなすことで、相手に影響を与え、動いてもらうことが可能になるのです。

ここでは、LABプロファイルで扱うパターン4つと具体的な例を紹介していきます。

【カテゴリー】方向性

【パターン】
目的志向型:目標に意識を集中し、目的達成という視点から、物事を考える

問題回避型:回避すべき問題、起こってはいけない物事に意識を集中する

【具体例】
例えば「歯を磨く理由」を人に聞いたとき、その答え方で2つの方向性が出てきます。

1つ目は「虫歯にならないため」や「口臭予防」という理由。
2つ目は「歯を白くしたい」や「口内を綺麗にしておきたい」という理由。

1つ目は、問題回避型の方向性。2つ目は、目的志向型の方向性があると、ここでは表現します。

あなたが歯ブラシを売るセールスマンだとしたら、歯ブラシを売る際、問題回避型の相手には「この歯ブラシを使えば、歯槽膿漏にならない」のような「〇〇にならない」という言葉を使います。

そして、目的志向型の相手には
「この歯ブラシを使えば、歯茎まで健康になります」というような「〇〇になります」という相手の方向性に合わせた言葉を使うことで、相手の購買意欲が増すのです。

仕事においても、相手が問題回避型の言葉である「〇〇を避けたい」や「〇〇になりたくない」というような言葉を使うことが多ければ、相手に何かを教える際「リスク回避するために、〇〇したらいいよ」等の言葉で相手に合わせて伝えていきます。

また、「〇〇したい」や「〇〇になりたい」のような目的志向型の言葉を使うことが多い相手には「成功するために、〇〇したらいいよ」等の言葉で相手に合わせていきます。

場面ごとで、相手に合わせた言葉がけを行うことで、相手との距離感が縮まるだけでなく、相手のモチベーションまでも上げることが可能となるのです。

【カテゴリー】スコープ

【パターン】
全体型:物事の全体像や概要をとらえて物事を進めることを好む

詳細型:物事の細かい情報を扱うのが得意

【具体例】
人に道を聞かれ、道順を説明する時を例に見ていきたいと思います。

全体型の人は、「この道をまっすぐ行って、大通りに出たら右に曲がるとあるよ」のように伝えます。

それに対して詳細型の人は、
「このすずらん通りを3分くらい進むと、白山通りという大通りに出ます。右手にセブン〇〇〇ンがあるので、そこの角を右に曲がると、隣にマツモト〇〇シがあって、そこを真っすぐ進むと、直ぐ右手に大きな提灯が表にある居酒屋があるので、その隣です」のように伝えます。

よくある出来事として、全体型の人が詳細型の人と話すと「もっと全体像を話して欲しい」と思ったり「細かすぎて、イライラする」となったりします。

逆に詳細型の人が全体型の人と話すと「もう少し詳しく話して欲しい」や「いい加減すぎて、腹が立つ」となったりするのです。

感じ方の大小はあっても、皆さんもそのような感覚になった経験があるのではないでしょうか。

そこで仕事等においては、相手の話し方から、相手が全体型であればこちらも、できるだけ全体像を伝えるようにします。

また、相手が詳細型であれば、できるだけ詳しく伝えるようにします。相手に合わせることにより、相手のモチベーションを下げることなく、話がスムーズに伝わるのです。

いいリーダーは、大雑把過ぎず、細かすぎず、相手に合わせて、相手が受け取りやすい言葉を使っているのです。

※LABプロファイルプラクティショナー認定コースについて、詳しくはこちらをご覧ください。

2-4.要素④:指導(育成)力

いいリーダーは、指導力そして育成がうまいと言われます。

そのポイントは大きく2つ

  1. 相手の力量に合わせた負荷や、得意不得意に合わせて、相手がやりたいと思えるように承認の声掛けをしながら、指導できること。
  2. 目標に対しそのやり方やプロセスを自ら考え、自身の課題に気づくように促していること。

1.はティーチングの領域、2.はコーチングの領域ということが言えます。

① ティーチング

ティーチングとは「必要な情報や知識を共有し、相手が同じことをできるようにサポートすること」です。

そして大切なことは、意識的に相手のモチベーションを上げる伝え方をすることです。

ティーチングはコミュニケーションスタイルとして、一方通行になる可能性があります。

結果、聞き手が威圧的に感じてしまったり、退屈になったり、大切なところが伝わらなくなったりしてしまうのです。

そうならないためには、ティーチングでは、相手のモチベーションをコントロールすることが大切です。

相手の力量に合わせた負荷や、得意不得意に合わせて、相手がやりたいと思えるように承認の声掛けをしながら行っていきます。

そのようにすることで「この人といると心地いい。自分のためにもなる。」「良いところと、悪いところをしっかりと伝えてくれる。」という存在になることができるのです。

※ティーチングについて、詳しくはこちらの記事をご覧ください

② コーチング

コーチングは部下育成や、能力開発、さらには目標達成に有効な手段として近年注目されています。

コーチングの基本的な考え方は「答えは相手が持っている」であり、相手の思考の整理をサポートすることを重要視します。

思考をクリアにし、何が大切で、どのような行動をする必要があるのか自分自身で決めることができるようになります。

自身での気づきなので、モチベーションを維持しながら、物事をやりきる可能性が大きくあがるのです。

コーチング要素を部下育成等に使うことで、
「この人といると色んなことに気づくことができ、自分が成長できる。」「自分の可能性を広げたり、問題から遠ざかることができる。」と相手に感じさせることができるのです。

2-5.要素⑤:モチベーション管理能力(チーム活性化)

「この人に言われるとやる気になる」
「相談すると活路が見出せる」等、
いいリーダーは個人、そしてチーム全体をモチベートしています。

そのためには何が必要でしょうか。

1.メンバー1人1人の価値観を大切にする

「仕事で何を大切にしているか」と問われれば、似ているものがあったとしても1人1人違う言葉になることがほとんどです。

そして、この「大切にしていること」がその人が持つ仕事の価値観ということになります。

いいリーダーは、メンバー1人1人の価値観を知り、価値観に沿った仕事の提案をしたり、褒めたりしているのです。

1on1ミーティング等で、何を大事にしているかを何気なく聞き、メモをしておくことをお勧めします。

2.メンバーを常に気にかけ、言葉にしている

いいリーダーはメンバーに、愛情から出る言葉と、感謝の言葉を忘れません。

具体的には、褒める、認める、労うこと。そして、感謝を意識的に伝えることです。

大切なのは、うまく言うことではなく、相手をよく観察することです。つまり相手に興味を持ち、いい行動や発言等した時に事実をそのまま伝えることです。

今まで伝えてなかった場合、初めはスムーズにいかないかもしれませんが、繰り返し伝えることで、言う自分も受け止める相手にも、いい変化が訪れてきます。

3.色んなタイプのメンバーに響く言葉を使っている

③でお伝えしたLABプロファイルのような言葉は、相手のモチベーションをあげるという効果があります。

メンバーに仕事を依頼する時、何かを達成することにやる気を見出す相手には「この施策で、チーム全体の売り上げ目標を達成することができる」のように、目的志向型の言葉を使います。

また、何か問題を避けることで、動こうと思える相手には「この施策は、チーム全体の売り上げ目標の未達成を避けることに繋がる」のように問題回避型の言葉を使います。

そして、1対多のように複数に向かって話すときは、その両方を繋げて伝えます。

「この施策は、チーム全体の売り上げ目標を達成することができるし、それは、未達の時に起こる問題を退けるということにも繋がる」のように使います。

自分自身が目的志向型だと、どうしても一方のパターンの言葉を使いがちになってしまい、他のパターンの人を置いてけぼりにしてしまう事があります。

そこで、意識的に様々なパターンの言葉を散りばめることによって、全員のモチベーションをあげることができるようになるのです。

2-6.要素⑥:精神的な安定(メンタルのバランスが取れている)

「機嫌がいい時はいいが、機嫌が悪い時は、話しかけづらい。」
「お願いするとしても今日はやめておこう。」

こんな風に部下に思われているとしたらいかがでしょうか。自分はないという方に限って、実はそのように思われている可能性が高いのです。

なぜかというと、人間はだれでもその要素があります。その大小はあったとしても、いいことがあればいい精神状態になり、悪いことやイライラすることがあれば、精神状態が悪くなるのは当たり前のことなのです。

そこで大切になってくることは、悪い時に「イライラしてるな」等、気づけるかどうかです。

そして、それに気づいたら、そのイライラを解消する考え方をしたり、行動をとったりすることで、いい状態を意識的に整えることです。

だれもが、日によって気分のムラが大きい人と関わりたいとはあまり思いません。自分自身が疲れてしまうし、理不尽に怒られる可能性もあるからです。

いいリーダーは、自分の状態を把握し、いい精神状態を維持することを心がけています。

なぜなら、リーダーの状態はチームや組織の状態に影響をあたえることを知っているからです。

ここでは、いくつかのメンタルのバランスをとる方法をお伝えしています。

1.1日をいい状態でスタートする

1日のスタートの状態は、その日1日中に影響してきます。いい状態でスタートすれば、多少ネガティブなことがあっても、いい精神状態で過ごせる可能性が高くなります。

意識的に1日をスタートする方法として、「今日寝る時にどんなだったと思いたいか」を自分に問う方法や、24時間以内にあった良かったこと、新しいチャレンジについて人に話す。

また、朝ランニングをして、爽快感を感じたり、瞑想等で、リラックスするということも、いい1日をスタートさせることに有効です。

自分に合ったものをやっていくことをお勧めします。

2.ネガティブな言葉に気づく

人間だれしも、自分自身が疲れてきたり、周りの人や自分自身への承認が少なくなりすぎると、ネガティブな言動や行動をしやすくなります。

人に優しくなれていなかったり、イライラしたり、自分を責め過ぎていたら、注意が必要です。

そのような状態になっていないかを1週間に1度ほど、自分の気持ちについて振り返ってみることも効果的です。

また事前に家族や、仲のいい友人等に、ネガティブな言葉や発言が多くなっていたら教えて欲しいとお願いしておくのも1つの気づく方法です。

そして、もしネガティブな状態になっている時は、少し落ち着いて何ができるか考えてみることをお勧めします。

1日10分でも、リラックスできる状態を作ることや、家族や友人にあえていいところを褒めてもらうということも効果的です。

3.瞑想する

恒常的な精神的安定を手に入れる方法の1つとして、瞑想があります。

瞑想というと難しく感じるかもしれませんが、簡単に言うと、深いリラックスだと思って下さい。

もっとも簡単なやり方は、仰向けに寝て、呼吸に意識を向けます。そして、3分~5分、常に呼吸に意識を向けながら鼻から息を吸って、口から出すことをゆっくりと行いリラックスするだけです。

座ってもできますし、立ってもできます。
その時注意することは、深い呼吸ができるように、姿勢を良くすることです。1日のスタートにやることも効果的です。

3.成果を出し続けるリーダーが持つ3つの軸

人の心を掌握し、さらに成果を出し続けるリーダーは、自らを磨き続けることをしています。

ここでは、組織やチームを成果に導くリーダーが持つ3つの軸についてお伝えしていきます。

3-1.成長意欲

p40代以降になると、多くの企業で成長が止まってしまう人材が増える傾向にあると言われています。

理由としては、過去に目標達成をしたことで、そのやり方のみに固執してしまったり、「今まで頑張ったのだから」と仕事に対する姿勢が弱くなったりしていく等です。

一方、成果を出し続けるリーダーは、目標を達成し続けるために、常に自分を成長させるため、「もっといいやり方はないか」を常に探求する=時代に縛られない、継続的な成功をし続けることをしていきます。

また、いわゆる「勝ち癖」をつけ続けるために自分を磨き続け、「うまくいくことが当たり前」という、セルフイメージを持ち続けているのです。

3-2.決断力

リーダーの仕事は、『決断』といっても過言ではありません。

そして、その決断がチーム、組織の未来を担っています。ここで大切なことは、リーダーはあらゆる状況に対して最も柔軟であることです。

例え今までのやり方を捨てなければいけない時でも、そのほうが新たな可能性や困難からの脱出に繋がると判断した時は、いつでもそのやり方を変えられるかどうかです。

その一方、唯一捨ててはいけないものは、責任です。

リーダー自身が常に高いレベルで、もっといいやり方はないかと考えながら、どんな結果になろうとも「決断した自分が責任を持つ」という言葉、姿勢があるからこそ、その決断にメンバーが安心してついてくるのです。

3-3.ビジョン

『ビジョン』それは、どのような組織やチームにしていきたいか。チームや組織が成長していった時、どのような世界が広がっているのか。

例えば、メンバーがどのような表情で働き、世の中にどんな影響を与え、組織の規模はどうなっているのか。そのような未来が待っていると考えた時、魅力的と感じ「やっていきたい」と思えるものになります。

今の時代、日々の環境の変化が激しく、そのスピード対応していくためには、トップダウンのような指示だけでは、対応が遅れてしまいます。

そこでビジョンを持ち、チームや組織全体に浸透させることで、メンバーのビジョンへの方向が自然と揃っていくため、1人1人が自ら考え動けるようになるのです。

ビジョンを明確にし、何を成し遂げたいのか。どのように社会に貢献するのか。その結果、メンバー1人1人にもどんなメリットがあるのか。リーダーが伝え続けることが大切なのです。

コラム.~リーダーについての誤解~

C-1.リーダーは孤独

真のリーダーは、既に記述したように、メンバーから認められた存在です。そのことに気づくと、孤独というものが、単なる1つの捉え方であるという事ができます。

なぜなら、真のリーダーには言う事を聞いて実行してくれる、ついてきてくれます。言い換えれば愛され信頼された存在ということができるのです。

C-2.リーダーカリスマでなければならない

大きな声でメンバーを引っ張り、革新的なアイデアで周りを驚かせる、カリスマ的リーダーは現在において必ずしも必要ではありません。

ややもすると、長期的に見て悪く作用するということも分かってきています。

むしろカリスマ性がなくとも、周りの人たちをサポートし、メンバーのモチベーションをあげるリーダーこそ長期的な成果をあげているのです。

C-3.リーダーは力強く引っ張る存在でなければならない

リーダーには様々なタイプがあります。
特に理想的なリーダーと言うとメンバーを引っ張り、トップダウンで物事を決めていくやり方を思い浮かべる方が多いかもしれません。

ですが、近年では「ビジョン型」や「サーバメント型」とよばれるリーダーが必要とされています。

なぜなら、時代の変化があまりにも早いため、トップダウンのやり方では市場のスピードに対応できないことが増えているからです。

ビジョン型で方向性を目指し、メンバーが働きやすいようにサポートする。
もちろん、何か緊急時にはリーダーが前面に出ることもありますが、極力メンバー、現場に任せるという形が必要になっているのです。

C-4.リーダーはみんなから好かれなくてはならない

こちらも、既に記述したように、出来るだけ多くの人から応援されることはとても大切なことです。

ですが、それ以上に大切なことは、嫌われないことです。好かれなくてもいいので、好きでも嫌いでもない中立的な人を増やすことが大切です。

なぜなら、何かを行う時に、嫌われているとそれだけ物事が進まなくなっていくためです。

そのためには、誰に対しても平等で接すること。関心を持つこと。感謝すること。つまり、周囲の人を分け隔てなく大切にすることが重要なのです。

4.リーダーの要素、軸の学び方

ここでは、リーダーとして『人を掌握するための要素』の学び方を、ご紹介していきます。

4-1.「リーダー」について、書籍で学ぶ

今の時代に求められるリーダーをさらに知りたい、深めたいという方へ、お勧めの2冊になります。

4-1-1.リーダーになる人に知って欲しいこと

戦後の日本の経済復興の牽引者の1人である、パナソニックの創業者松下幸之助が、次世代のリーダーを育成すべく私財70億円基金として設立された松下政経塾。

その政経塾で松下幸之助自身が塾生に伝えた「人間として成長して成功する」ためのリーダーとして知って欲しいことが書かれたベストセラー。

4-1-2.人を動かす

あらゆる自己啓発書の原点となった、全世界で翻訳されているデール・カーネギーの歴史的ベストセラー。

コミュニケーションの原則を実例をもとに分かりやすく解説されている1冊。

4-2.セミナーで学ぶ

セミナーでは、同じような悩みや課題を感じ、成長したいと思っている人達とともに学びます。

リーダーとして、異業種の人との関わりを広げ、お互いに学び合うことは、多くの気づきにも繋がります。また、多くのセミナーではワークがありますので、そのワークを通して、自分の可能性を広げる、やり方や考え方を手に入れることができるようになるのです。

1.リーダーとして6つの要素、3つの軸をバランスよく学びたい方には、『心理学NLP』がお勧めです。

MBAをとっている人が、このように言っています。「MBAとNLPを学べばリーダーとして完璧だ」と。MBAがビジネスでのスキルとすれば、NLPはその土台となる、あり方や考え方であると。

この心理学NLPでは、コミュニケーションや、LABプロファイルそして、常に精神的に安定でいられる方法等から、リーダーとしての6つの要素さらには、人生のビジョン等に気づく3つの軸についてすべて学ぶことができます。

今まで様々なことを試した以上の変化を望む方に、お勧めしたい講座です。

2.コミュニケーションについて学びたい方には、『コミュニケーション能力認定講座』がお勧めです。

6つの要素のうち、コミュニケーションについて学びたい方にお勧めの講座です。

最短1日の講座で、コミュニケーションの原則を学び、能力を飛躍させることを可能にし、すでに1万人を超える方が学ばれている講座になります。

3.人を動かす影響言語について学びたい方は、『LABプロファイル』がお勧めです。

IBM、欧州議会、フランス銀行等、世界的に採用されているLABプロファイルを学ぶことで、影響力を発揮し、相手に動いてもらうことが可能となります。

オンライン講座も特典として付きますので、自宅学習にも適しています。

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5.まとめ

リーダーのたった1つの大切なこととは『人の心を掌握すること』に他なりません。

そのために必要な6つの要素、3つの軸について見てきました。

この6つの要素、そして3つの軸である、成長意欲、決断力、ビジョンを持つことで、継続的により多くの人に影響を与え、人を巻き込める存在になることで、人の心を掌握することができるようになっていくのです。

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