人生や仕事で価値ある目標を本気で達成する大人の塾「足達塾」。
その塾長であり、実践心理学NLP(神経言語プログラミング)のマスタートレーナーの
足達大和(あしだちやまと)がお届けするメッセージ、その名も【魁‼足達塾 活字編】
今回は「自分を成長させる3つの質問」というタイトルでお届けします。
さて、自分を成長させる方法はいくつもありますね。
- 本を読む
- YouTubeで情報を仕入れる
- セミナーや講演に参加する
- リアルやオンラインのコミュニティで刺激を受ける
- アウトプットや実践の数を増やす
- 失敗や挫折からもう一度立ち上がる
→(個人的には、大変ですがこれ一番効用あり)
この他にもあなたなりのやり方があると思いますが、
今回は【質問で自分を成長させる】ということをお伝えします。
セルフコーチングと言えば、そうなのですが、
そんなカタカナ使ってカッコよさげにしなくても大丈夫な話です。
なぜ質問がいいのか。
脳は問いかけに対して答えを出そうとします。
- 今日何を食べようかな・・・
- 今日は何を着て出かけようかな・・・
- 明日は何時に起きようかな・・・
と、いろんな問いかけ、
つまり「質問」を自分に投げかけていて
それに対応しようとあなたの脳は答えを用意します。
例えば「宝クジ3億円当たったら何に使いますか」と問いかけたら、
どんな答えが出てくるでしょうか?
- 貯金でしょうか?
- ローンや借金の返済に当てますか?
- 投資に使っていくでしょうか?
- それとも好きなものを1千万分は買いまくる、でしょうか?
答えはいろいろあると思いますが、
ここでは問いによって脳はその答えを出そうとする、
ということをお伝えしたいわけです。
「3億円当たったら何に使いますか?」と聞かれて、
- → 昨日の夕食はカツカレーでした。
- → 私の場合、左足の方が少しサイズが大きいです。
- → チャームポイントは、このホウレイ線です!
と答える方はいないと思います。
これは脳が問いに答え(応え)ようとする
機能があるということです。
つまり、脳は「質問」に弱いわけです。
この問いをうまく活用することによって、
あなたにとっての最適な答えを
みつけていくことができるようになってきます。
ここに意識が行かない方は、
自動的にネガティブな気分や状態に入ります。
例えば、
- どうして自分は人より仕事ができないんだろう・・・
- なんで自分はモテないんだろう・・・
- どうして自分は何をやってもダメなんだろう・・・
といった質問をしていると答えは想像できると思います。
この問いは、気分を落ち込ませしまい
あなた自身をいい状態にはしてくれません。
逆に
- どこを改善すれば、自分の印象や評価はあがるだろうか?
- 何をすれば、自分の価値を高めることができるだろうか?
- 「どうすればできるか」、
そして今日中にできる小さな一歩は何か?
こういった質問も想像すると見えてきますが、
視野が広がり、自分を成長させる分野に脳がフォーカスし、
情報収集をはじめ、その答えを探そうとします。
海に行きたいのに「山はどこだ?」
山に行きたいのに「海はどこだ?」、
これでは停滞してしまうのが目に見えていますね。
「あなたは1時間後に何をしているでしょうか?」
こう質問されると、私たちは未来のことを考えます。また、
「昨日の今頃、あなたは何をしていましたか?」
と聞かれると、あなたの脳は過去にアクセスし答えを出そうとします。
「問い」は、ネガティブにアクセスしたり、ポジティブにアクセスしたり、
先ほどのように過去にも未来にも行き来することができます。
こういった特徴を活用して、
あなた自身を変化、そして成長させていきます。
私は25年ほど前からでしょうか、
「質問に関するセミナー」を開催し、
これまで数多くの質問を考えてきました。
その数は1,000を超えます。
なかでも大切で、読者のあなたに役立てられる
シンプルな3つの質問を今回ご紹介します。
質問は自分にも活用できますし、
あなたの周囲の大切な人にも活用できるスキルです。
いいものがあったらぜひ試してみてください。
■可能性を高める質問「どうしたらできるか」
最初の質問は「どうしたらできるか」です。
うまくいく方は、この「どうしたらできるか」を
意識的にも、無意識的にも活用しています。
どうしたらできるか?
こういう問いを活用するからこそ、
できない理由ではなく達成や実現の可能性に目が向き、
選択肢が生まれ、事を動かし始めます。
「どうしたらできるか?」でも浮かばない時は
新しい何かにチャレンジするときは、やり方がわからなかったり、
どこにいけば誰に聞けばいいのかわからない状態にいます。
ですから、ハードルが高く感じるようであれば、
私がお伝えしているNLP(神経言語プログラミング)の
「As Ifアズイフ・フレーム」がおすすめです。
「As Ifアズイフ・フレーム」とは
「もしできるとしたら」「仮にやれるとしたら」という質問です。
「もし」と前に言葉つくと
心理的ハードルが下がるのがわかると思います。
- 「仮にできるとしたら何ができるか」
- 「もしできるとしたら何から始めるか」
- 「やるやらないは置いといて、やれるとしたら何がやれるか」
こんな風に活用します。
「ムリだ!」「できない!」と自動反応的におきるあなたの制限の
ハードルを下げ、可能性の扉を開けていくときに活用できます。
NLPの「As Ifアズイフ・フレーム」、
ぜひ活用してください。
※NLPとは天才たちの卓越性をモデルとしてまとめ、普通の人たちでも活用できるようにした思考やスキル集です。
それでは2つ目の質問です。
■仕事や人生の質を高める質問「この目的は何か?」
「この目的は何か?」
この質問は時間の活用の質や
あなたの人生の質を高めてくれる質問です。
私たちはしばしば「目的」と「手段」をはき違えて、
時間やエネルギーをムダに使ってしまうことがあります。
- 自分のやり方がいかに正しいか、
- またいかに相手が間違っているか、
その証明に時間と労力を注ぎ、
望む成果や結果より、疲れやストレスを手に入れてしまいがちです。
- なんのためにそのことに取り組んでいるのか。
- その目的は何か。
例えば会議などで、
その会議の目的をメンバーに共有できていないと
余計な話が発生したり、マウントの取り合いが生まれたり、
分析や思考が堂々巡りとなって結論がでないまま、
なんてことがあります。
あなたにも経験があると思いますが、
目的が明確であれば、
方法A、B、Cといくつか生まれます。
例えば「パートナーと楽しい旅行の時間を体験する」
という目的があったとします。
- A:飛行機での旅
- B:新幹線や電車での旅
- C:船での旅
これらはすべて目的そのものではなく、
手段であり、方法です。
そこを「私は飛行機だ!」「私は船だ!」と
言い合っても疲れるばかり。
目的は、楽しい旅行、楽しい時間を二人で体験することなので例えば、
「車でドライブして、自転車で旅先を回る」といったことも選択肢と生まれてきます。
先ほどの例でいえば、「飛行機で移動し、旅先で船に乗る」ということも目的から外れていませんね。
目的は何か
目的が明確で特定していれば、
方法は無数に生まれるといいます。
この質問は無駄を省き、あなたの目的に直結する
仕事や人生の時間の使い方が洗練される質問、
つまりあなたを成長させる質問になります。
何かを始める時、また誰かとコミュニケーションを始める時の
役立つツールとして活用してください。
■周囲との関係性に関する質問
「あなたのような人と一緒にいたいか?」
手遅れになる前に活用しておきたい
あなた自身の評価を高める質問です。
例えば仕事で以下のような質問を投げかけます。
「もしあなたの部下に、あなたのような人がいたら、仕事はやりやすいかどうか」
この質問、いかがでしょうか。
ぜひ時間をとって自問自答していただきたいのですが
ひょっとしたら、「自分のような部下がいた方がいい」
という答えが出てくる人もいると思いますが、
少し止まって客観的に観察していただきのです。
視点を変えて想像してみてください。
あなた自身が出社して、周囲が明るく活発になるような挨拶ができているか。
リモートで画面越しに映るあなたはどんな人として映っているかどうか。
想像してみてください。
人に何かをお願いするとき、
相手は気持ちよく対応してくれるような人になっているかどうか。
怖さやポジションパワーで人が動いていないかどうか。
ほめる時、注意をするとき、どんな人に映っているかなど、
仕事におけるあなたという
「一人の人間」を見直すきっかけとなる質問です。
- 素直さが足りない
- 自分のことしか考えてなくて独りよがり
- 威圧的で傲慢
- 何を考えているかわからず不気味
- やる気が見えない、物足りない
といろんなことが見えてきたら、そこはチャンスです。
自分の中から出てくる改善は、素直に取り組めると思います。
もちろん定着には時間がかかりますが、人から言われた改善点と
自分の中から生まれた改善点では、
全く違うエネルギーが生まれてくるのが想像できると思います。
- もっと素直になるといろんなコミュニケーションができそうだな
- もっといろんなことを表現した方がいいかなぁ
- 返事は早く気持ちよくできるといいなぁ
と、シンプルなことで大丈夫です。
週に一度でもいいので問いの時間をとって
「今週の自分は、一緒に仕事をしたくなる自分になっていただろうか」
こんな問いと向き合ってみるといいですね。
- 「こんな人と一緒に仕事ができてよかったと、思われるための改善点は何か」
- 「この人にはできれば昇給の機会を与えたい、〇〇さえあれば・・・の〇〇とは何か」
- 「憧れの人に『さすがだね』と言ってもらうために、何に取り組めばいいか?」
- 「自分がもし社長なら、今の自分にその給料をあげるかどうか?」
- 「今の自分は『他社から引き抜きたい』ほど貴重な人材になっているか?」
視点を変えれば、いろんな質問が出てくると思います。
※NLPでは、【知覚位置(パーセプチャルポジション)】という概念をベースにお伝えしました。このあたりを学んでいる方はストレスも減って、より自由に人間関係が築けているのが特徴です。
まとめ
今回は自分を成長させる質問についてのお話でした。
この記事を読み終えたら、次の質問の答えをみつけて、
すぐに実践してみてください。
「今自分が成長できるために、どんな質問が有効だろうか」
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