自分の将来や自分の会社は
どうなってしまうのだろう。
「将来が不安」という声を
ここ数年よく聞くようになりました。
- 収入が少なかったり、
貯金ができなくて、今後の生活が心配 - 何歳まで働くのか、働けるのか
- 今の仕事や会社はなくならないか
- 周囲と比べた時の劣等感
- この先の未来についていけるのか
など。
そこで質問です。
その漠然とした不安を
いつまでも抱えていたいですか?
皆さんもお感じかと思いますが、
近年では
コロナ渦の影響や自然災害、
そしてAIの発達によって、
目まぐるしく環境が変わってきています。
ですが、
時代の変化と共に自分自身を
アップデートし続けなければ
最悪の場合、自力で生活することが危ぶまれます。
不安や、悩みも同じです。
漠然とした不安を取り除くには、
押さえておくべきポイントがいくつかあり
それらを意識することで
将来への不安はかなり軽減されていきます。
そこでこの記事では、
皆さんが不安に感じる原因、
そしてその不安を少しでも解消するための方法を
お伝えしていきます。
目次
1.将来に不安を感じる主な原因
では、その漠然とした不安はどこから来るのか?
- 人口減少と景気後退
- 収入が減っている
- 周囲との比較からくる劣等感
- VUCA(ブーカ)時代
主な原因を上記の4つの視点に絞ってご紹介します。
1-1.人口減少と景気後退
高齢化社会、出生率の低下や少子化…など。
今後の日本は人口が減ると共に物価の上昇も続き景気も悪くなってきている、という話をたくさん耳にすることから将来に不安を抱える方も多いと思います。
1-2.収入が減っている
日本は過去20年間、平均収入が減り続けてきたと言われています。
1つ目の人口減少・景気後退を考えると今後も収入が増える可能性が低い。
ということも将来の不安に繋がっているかと思います。
1-3.周囲との比較からくる劣等感
昇給やボーナス。
また昇進や役職に就く、など20代後半頃から周囲が大きく変化するのが目につくことも増えると思います。
周囲の活躍とは反対にご自身がその波に乗れていないと不安になりますよね。
1-4.VUCA(ブーカ)時代
コロナや自然災害など、
「先行きが不透明で、将来の予測が困難な状態」
この状況を、ビジネス用語で「VUCA(ブーカ)時代」と呼ばれています。
まさに今後どうなっていくのかわからないご時世だからこそ不安も膨れますが、そんな状況にも対応出来るよう、自分を高めておきたいですね。
1-5.心の傷からくる自信の無さ
自分に自信がある人は、将来への不安よりも将来を楽しみにしているケースがよくあります。
将来への不安は、過去の経験からくる自分の自信の無さが影響していることがあります。
失敗経験や心の傷が底知れぬ不安をもたらしていることもあります。
この場合には、マイナス思考を作り出している自分の内面を変えていく必要があります。
2.不安への対処法
様々な要因から将来への不安を感じるのは当然のことです。
言葉にはしなくても多くの人が同じように感じています。
ここからは具体的な不安を解消するための対処法についてお伝えしていきます。
2-1.人生設計を中長期で考えてみる
先ずはじめにおススメするのが
「人生設計を中長期で考えてみる」です。
おそらく何となくは
「いつまでに結婚したい」
「転職したい」
「収入を増やしたい」
「将来独立したい」
など漠然と将来への考えはあるかと思いますが
例えば、
- 20代までには1つでも昇進している
- 30歳までに貯金を○○円貯める
- 40歳には起業している
- 50歳には…
など、
より具体的に、そして真剣に考えてみましょう。
ざっくりで結構ですから、これらを考えることにより自分のやりたいことが明確になったり、今後、自分の将来に何が必要なのか見えてくるかと思います。
将来が不安な方は自分と向き合い人生設計を一度考えてみましょう。
2-2.スキルを磨き、自分に自信をつける
そして次に、不安を無くしていくためにも自分が身を置く分野に必要なスキルを磨くことを真剣に考えましょう。
自分の市場価値を高めることで時代の変化にとらわれずに働くことが出来れば、社内で頼りにされるだけでなく、先々起業のチャンスも出てきます。
自分の能力を高めることで様々な不安から解消されることでしょう。
あなたの仕事で活躍するために必要なスキルは何でしょうか?
- 交渉力
- コミュニケーション能力
- 営業力
- 企画力
- プレゼンテーション能力
- 論理思考力
- 目標達成能力
- 問題解決能力
- 提案力
結局のところ
これらの能力が高い人は、どの分野にいても活躍します。
あなたが自分に自信が持てるようになるために必要なスキルはなんですか?
また、有名な論文「2030年に必要とされるスキル」はオックスフォード大学教授のマイケル・オズボーン氏が書いたものですが
上位にきているスキルをみると、心理系のことやコミュニケーション能力が影響していることがわかると思います。
「2030年に必要なスキル」TOP5がこちらです。
1位 | 戦略的学習力 (Learning Strategies) |
2位 | 心理学 (Psychology) |
3位 | 指導力 (Instructing) |
4位 | 社会的洞察力 (Social Perceptiveness) |
5位 | 社会学・人類学 (Sociology and Anthropology) |
出典:The Future of Skills:Employment in 2030
以上のことからどれだけAIが進化したとしても、心理学に詳しいことやコミュニケーション能力が高いことはとても重要であることご理解いただけると思います。
2-3.資格を取得する
スキルを身に着けることと同様にあなたの未来に必要な資格を取得するのもおススメです。
ただ大切なのは、
「何のために資格を取得するのか」
ここがとても大切です。
もちろん、沢山の資格をお持ちであれば自信にもつながりますが、
ただただ不安を解消するために取れそうな資格を取るだけでは根本の原因が解決できていないので、
未来を見据えて必要そうなスキル、またはご自身に必要な資格かを選ぶこと、目的を持っての資格取得をおススメします。
中長期で立てた人生設計に必要な資格取得を目指していきましょう。
2-4.コミュニケーション能力の向上
2-2.でもご紹介しました通り、将来的にもAIが発達しても最終的には人との繋がりは外せません。
いつの時代もコミュニケーションは必須の能力とも言えます。
また新卒・中途採用に関わらずどちらも企業が求める人材像の1位が「コミュニケーション能力が高い」という結果も出ています。
それも16年連続です。
実際に、就職活動で成功する人ほどコミュニケーション能力が高いですし、反対にコミュニケーション能力が低い人ほど失敗している。
ということもわかっています。
働く上でも、コミュニケーション能力が高いことによって周りとのやり取りが円滑に進み生産性が増えたり、信頼関係も大きく深まります。
将来の不安を解消するためにも仕事で必要なコミュニケーション能力を高めることが必須となってきます。
2-5.マイナス思考の根本原因を改善する
上記でもご紹介しましたが将来への不安は、自分の心の傷からマイナス思考に陥る流れがある可能性があります。
この根本的な部分を改善しないと、スキルを磨いても不安はなかなか消えず同じことの繰り返しが起こり続けます。
心理学NLPなどのアプローチでマイナス面の改善を行いましょう。
2-6.将来に備えて貯蓄をする
やはり金銭面が苦しくなると不安になりますよね。
安心感を持つためにも将来に備えて貯蓄を増やしていきましょう。
ぜひこの貯蓄も将来の人生設計を考えた上での貯蓄額を目指していきましょう。
ただし、
貯蓄だけをして自己投資を行わないと将来必要な実力が身についていない可能性があるので
先ほどご紹介した資格取得やスキルアップの勉強の為の自己投資は惜しまず行いましょう。
2-7.健康的な生活と運動習慣を身に着ける
そして、すぐに着手出来るのが運動や健康の為の習慣を身に着けることです。
毎日、口にする食べ物が自分の身体を作っていきますし、冒頭でもお伝えしましたが、30代に差し掛かると基礎代謝が下がり、
10代の頃に比べると
「何もしなくても痩せていたのにどんどんお肉が…。」
なんてこともよく聞くと思います。
学生の頃に比べて運動量が減る方は沢山いらっしゃると思うので自ら運動を行わないといけません。
僕は筋トレを習慣にしていますが、 正直ジムに行きたくない日も多いですし、なかなか劇的に体型は変わりませんが、
ダンベルなどの負荷がギリギリ上がる重量で追い込むことによって、
モヤモヤしたとしたネガティブな感情も筋肉にストレスを与えることで、小さいことは気にしなくなるのでおススメです。
先ずは簡単な負荷を少しでもかけてみてはいかがでしょうか?
3.最後に
この記事を読んで終わりでは、あなたの不安はずっと付きまといますし、
あなたが変わらないと何も変わりません。
まずは本屋さんに行って自分に必要そうな本を探す、または軽い運動を始めてみるなど、なんでも良いです。
何かしら自分のために行動していただければ幸いです。
ただ、もしも様々なスキルや知識を身につけても漠然とした不安が取り除かれないことがあります。
それは、誰にでも、今まで育ってきた環境で出来上がった「思い込み」というものがあり、
その思い込みにネガティブなものがあるとすれば、どれだけ知識やスキルを身につけても漠然とした不安は取り除かれません。
またネガティブな思考も不安を取り除くには大きな足枷にもなりますから、心当たりのある方は先ずはネガティブな感情を対処することも検討しましょう。