「自分の殻を破りたいけど上手くいかない…」
このようにお感じになって
日々もどかしさを感じながら悩んでいませんか?
歳を重ねるごとに、現実を知り、限界を知り
「自分はこれくらいのレベルの人間だ」
という風に、まるで「殻」のような制限を
自分自身で決めつけてしまうケースは
実は少なくありません。
この記事では、
- そもそも「殻」って何なのか?
- 殻を破りたくても破れない理由
- 自分の殻を破るための心理技術
などについて、徹底的に解説していきます。
自分の「殻」を破ったその先には、
想像もしなかったような世界が
あなたを待っているかもしれません。
この記事でご紹介する手法が
あなたのお役に立てば幸いです。
1.あなたを制限している「殻」の正体とは
自分の殻とは、あなたが、「こうあるべきだ」「〇〇に違いない」という思い込み(決めつけ・先入観・偏見)のことを指します。
この思い込みが、まるで「殻」のようにあなたを閉じ込めるケースとして、具体的に例を挙げると、下記のようなものがあります。
ケース①:
『自分で限界値を決めつける』
過去の失敗体験から「自分の実力はこの程度だ」と思い込み、挑戦してもいないのに「できない」と決めつける。
ケース②:
『不安や恥、恐れなどのマイナスな感情が足を引っ張る』
会議の場で「何かアイデアがある方はいらっしゃいますか?」と聞かれたとき。
アイデアを思いついても、「このアイデアを言ったら笑われるかも知れない」「レベルが低いと思われるに違いない」と思い込んでしまい、発言することを躊躇してしまう。
こうした、自分の「殻」となりうる思い込みのことを、『脳と心の取扱説明書』と呼ばれる心理学NLPでは、「ビリーフ」と呼んでいます。
ビリーフとは、あなたが、正しいと信じていることや「こうあるべきだ」と思い込んでいること、つまり信念や価値観を意味する言葉です。
当然、ビリーフは、人生に良い影響を与えるものもあります。
しかしながら、先程の例にも挙げた通り、あなたの足を引っ張ったり、邪魔をしてしまうビリーフ(思い込み)も存在します。
あなたを制限する、「殻」となるビリーフ(思い込み)と、ビリーフが形成されたきっかけとなる体験の、具体例についてご紹介します。
体験 | 殻=ビリーフ(思い込み) |
---|---|
子供の頃に母親に話しかけたのに、無視された | 「私なんかの話を聞いてもらえるわけが無い」 |
部活で努力し続けたが、結果が出なかった | 「自分なんか努力しても無駄だ」 |
仕事で頑張ったのに、昇進できなかった | 「私なんか頑張っても無駄だ」 |
友人から無視されたり、距離を置かれた | 「嫌われないように気を遣わなきゃ」 |
初めての仕事に挑戦して失敗した | 「新しいことに挑戦しても、どうせ失敗する」 |
このように、過去に失敗やトラウマになるような体験があった場合、似たような苦しみを避けて身を守る、防衛反応として、ビリーフ(思い込み)が形成されます。
この思い込みこそが、自分の心を守るために「殻」となって表面を覆い、あなたを身動きできなくさせているかもしれません。
まさしく、ビリーフとはあなたを囲う殻、と言えます。
2.「殻を破りたい」という気持ちは自分を変える無意識からのサイン
1章では、ビリーフがあなたを囲う殻だ、とお伝えしましたが、決してビリーフ(思い込み)そのものが悪いというわけではありません。
そもそもビリーフ(思い込み)とは、自分の身を守るために作られたもの。
自分の身を守る防衛反応として本能的に作られており、身を守る殻となっています。
なので、ビリーフが形成された当時は「傷ついてしまった心のバランスを取る」という大切な意味があって生まれたものです。
しかし、ビリーフは無意識によって気づかないうちに作られ、変えようとしない限りは、そのビリーフによる影響が、今後もずっと続いていきます。
そのため、時間がたった今の状況によっては、当時は身を守るための殻だったビリーフが、あなたの可能性を狭める殻となってしまっている可能性は、大いにあります。
その場合、殻を破る、つまり、思考のパターンを最適なものに変えていく作業に取り組む必要があるのです。
その必要性を確かめる参考のひとつは、「殻を破りたい」という気持ちが生まれた時です。
この気持ちは、今の状況を脱して変わりたい、という無意識からのサインかもしれません。
ビリーフ(思い込み)がまさに殻のようになっていると感じる場合は、変える必要が出てきている証拠と言えます。
さて、あなたの中にある殻(ビリーフ・思い込み)はいかがでしょうか。
あなたを前進させるためのビリーフもあれば、おそらく、足を引っ張り邪魔をするためのビリーフもあるかもしれません。
あなたの考えや思い込みを見つめ直すことで、人生を変えるきっかけになるので、どこかのタイミングで取り組まれることをオススメします。
3.思い込みという殻を破った事例「1マイル4分の壁」
1章では、殻とはビリーフ(思い込み)であり、あなたの可能性に制限をかけてしまう可能性があることをお伝えしました。
そこで、もしビリーフ(思い込み)を変えることができたら、今までの自分を超えるような結果を手に入れられるかもしれません。
その事例として、ギネス記録となっている「ロジャー・バニスター:1マイル4分の壁を初めて破った男」という事例があります。
イギリス・ハーロウ生まれの、あるオックスフォード大学医学部の生徒だったロジャー・バニスター氏は、イギリス屈指の中距離ランナーとして知られていました。
しかし誰もが彼の優勝を予想した1952年ヘルシンキ・オリンピックの1500メートル走で、まさかの4位という結果を残してしまいます。
それから数か月間、陸上をやめることを考えたバニスター氏は、なんと1マイル4分の壁を越えるというゴールを掲げます。
1945年にイギリス新記録を達成しカムバックを果たしたシドニー・ウッダーソン選手の背中を追うかのように、今までだれもなし得なかったことを実現することにしたのです。
1マイルを4分以内で走りきるということは当時、デイリー・テレグラフ誌によると「スポーツ最高のゴール」で「エベレスト登頂に匹敵する難しいもの」。
バニスター氏も、そのような記録は達成不可能で、それに挑戦することは健康に害を及ぼすと、生理学者などに言われていたのです。
常識をくつがえすような記録は世界中を驚かせ、「1マイルを4分で走るのは不可能」というのは迷信のようなものであったのだと気づかせたものになりました。
その翌月、オーストラリアのジョン・ランディ氏は3分57分09を記録すると、約3年間で15人のランナーたちが3分台のタイムを残しました。
バニスター氏の記録は、陸上ランナーの、そして人間の可能性を大きくひろげたのです。
この話の重要なポイントは2つです。
1つ目は、人類史上、不可能と言われた偉業をロジャー・バニスター氏が成し遂げたこと。
2つ目は、ロジャー・バニスターが「人類が1マイルを4分で走るのは不可能」という思い込みを破ったことで、「1マイル4分の壁」を破るランナーが3年のうちに15名も誕生したこと。
思い込みという殻を破ったことで、歴史を変えるような驚異的な結果を残すことに繋がった事例のご紹介でした。
極端な事例に聞こえるかも知れませんが、このように、一見マイナスと思えるビリーフ(思い込み)をプラスに変えることで、自分の殻を破って大きく前進する機会に繋がります。
では、ビリーフ(思い込み)はどのように作られるのか、変えることが出来るのか、この後ご紹介していきます。
自分の殻を破りたい方は、ぜひご覧ください。
参考文献:ロジャー・バニスター:1マイル4分の壁を初めて破った男
4.自分の殻を破る学び『心理学NLP』
ビリーフ(思い込み)を変えるのは、正しい方法を知らなければ時間がかかったり、かけた時間に見合わない状況になるといった場合が多くあります。
なぜなら、幼少期からの経験があなたのビリーフ(思い込み)を作っており、根付いている考え方はそう簡単には変わらないからです。
ビリーフは無意識の中に存在していますから、非常にデリケートな部分で、取り扱うのは難しいという側面もあるのです。
セラピーの分野で生まれた、『脳と心の取扱説明書』と呼ばれる心理学NLPには、ビリーフ・チェンジという手法があります。
この手法では、制限となっているビリーフ(思い込み)をゆるめて、望み通りのビリーフへと書き変えるというプロセスを可能にしており、その効果を誰もが享受できるような方法として体系化されています。
自分の人生を変えたい、逆転したいと感じていたり、現状に満足していない方には価値ある学びと言えるでしょう。
当メディアサイトを運営しているNLP-JAPANラーニング・センターは、心理学NLPを学べるスクールも運営しております。
心理学NLPは、ビリーフ・チェンジだけでなく、セルフイメージやコミュニケーション能力を高めたり、マイナス面を改善するためのアプローチなど、人生をより良くするために必要なことをバランスよく学ぶことができます。
そのため、経営者の方をはじめ、会社員、主婦、医師、教師、カウンセラー、アナウンサー、学生など、さまざまな方が自分を高めるために学びに来られています。
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