目まぐるしい変化の時代。
生き残る組織やチームにはある共通点があります。
それは、
「アジリティ」という能力が高い
という点です。
この記事では、
激動の時代を生き抜くために欠かせないスキル
「アジリティ」について紹介していきます。
目次
1.アジリティとは?
アジリティとは、「機敏性」「対応力が高い」という意味があります。
アジリティがビジネスの世界でも注目されるようになった理由は、
現代の市場の流れが早すぎるために、対応できない組織やチームが増えてきたからです。
常に変化し続ける現代では、今までのやり方に固執していると、あっという間に対応できなくなり、遅れを取ってしまいます。
こういった問題に対処するため、アジリティという言葉が出てきたのです。
アジリティは、機敏性といった言葉から「スピード」と似たようなものと考える方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、「アジリティ」と「スピード」には明確な違いがあります。
それぞれの違いを、サーキット場を走る「F1カー」と、さまざまな環境でも走ることができる「ラリーカー」を例にしてご説明していきます。
スピードは「F1カー」のようなもので、決まったコースだと早いですが、砂道になると速さが激減します。
それに対して、アジリティは「ラリーカー」のようなもので、さまざまな道でも対応しながら速さを維持することができます。
ラリーカーの例のように、アジリティは「どんな変化にも素早く対応するスキル」としても知られています。
現代社会でも、上からの指示をスピード感持って対応することが求められていました。
ですが、予測不能な現代は、現場の人間が対応力を高めていかなければいけません。
【出典・参照元】
Business Agilityーこれからの企業に求められる「変化に適応する力」
2.アジリティを高めるメリット3選
アジリティは、組織、チーム、個人といった場面においてそれぞれ重要な要素です。
そして、高めることで、多くのメリットを手に入れることができます。
第2章では、そんなアジリティを高めたときのメリットを厳選して3つ紹介していきます。
2-1.状況に応じて柔軟な対応ができる
アジリティを高めると、組織やチームがどんな状況に対しても柔軟に対応することができます。
なぜなら、対応力を高めることで、メンバーそれぞれの状況を判断する能力が一段とレベルアップするからです。
変化が多い現在の世の中では、どのような状況に対しても対応できなければ生き残ることはむずかしくなります。
どんなことが起きようと、ひとりひとりが適切な判断ができるようになるアジリティを高めることは、
これからの時代を生き延びていくためにも、非常に大切なことなのです。
2-2.素早く正確な判断をすることができる
アジリティが高いと、予想外のできことが起きたときにも、素早く正確な判断をすることができます。
なぜかというと、アジリティが高まると、どんな状況でも何を優先して対応しなければいけないか、冷静かつ柔軟に考えることができるからです。
例えば、全く予測できなかったことが起きたとき、何もできずに上からの指示を待つだけなのか、自分自身で考えて適切な対応をするかどうかでは、大きな違いが生まれます。
また、ただ対応が速いのではなく、正確な判断ができるということが重要です。
正確に判断するためには、今何が起きているのか素早く分析する力も求められます。
こういった能力も、アジリティを高めることで手に入れることができます。
2-3.現場の知識がより早く、より多く手に入る
アジリティが高まるにつれて、現場の知識がより早く、より多く手に入るようになります。
なぜかというと、アジリティの高い組織やチームは、経験の数が豊富になっていき、
豊富になればなるほど、さらに対応力の質が高くなり、現場で得られる知識を多く手に入れることができるようになるからです。
つまり、アジリティを高めることで、知識と体験が増え、そしてさらにアジリティが高まっていくという好循環がうまれるのです。
このサイクルを作ると、短期間で圧倒的に強く、結束力の高いチームを作ることができます。
3.アジリティを高める方法3選
ここまでアジリティを高めると得られるメリットについて紹介してきました。
ここからは、実際にアジリティを高める方法を3つご紹介します。
3-1.小さな成功を積み重ねる
アジリティを高めるためには、
「小さな成功を積み重ねる」ことが大切です。
アジリティを高めようとして失敗する理由の1つに、最初から大きな成功を掴もうとすることがあります。
ほとんどの場合、いきなり大きな成功を手にすることはむずかしいだけでなく、成功の数も少ない傾向があります。
アジリティを高めるために大事なのは、少しずつレベルを上げていき、より多くの成功体験をすることです。
この成功体験の数がチームの結束力や自信に繋がり、いずれ起きる大きなできごとにも対応することができるようになるのです。
例えば、イレギュラーなことが発生したときに、
いつも同じ人に頼っていた現場において、アジリティを高めるために、それ以外の人たちが積極的に対応を経験していくことで、段々と現場全体の対応力が高まっていきます。
このように、まずは小さな成功を積み重ねることが、アジリティを高める最初のステップになるのです。
3-2.いろんな人とつながりを深める
アジリティの高い組織やチームは、他部署や専門外の人たちと上手に連携を取るという特徴があります。
つまり、「コミュニケーションが活発で、かつ上手」ということです。
ですが、部署や専門的なことが違えば、考えることや行動も当たり前のように違います。
そんな状況の中、どうやってつながりを強めればよいのでしょうか。
その方法は、実践心理学NLPというツールを学ぶことで、対応することができます。
NLPでは、コミュニケーションにおいて最も大切なことである「信頼関係を築く方法」を身につけることができます。
信頼関係を築く方法の他にも、言葉で人を動かす方法、目標達成に向けた行動を止めてしまっている原因を見つけて解消する方法なども、学び、身につけることができます。
NLPは、組織やチームで動く人にとって非常に効果がある心理学と言われています。
詳しく知りたい方は、第4章でご紹介していますのでご覧ください。
3-3.主体的なメンバーを増やす
アジリティを高めるには、
「主体的なメンバーを増やす」ことが大切です。
ここでいう主体的な行動とは、常に前に出てメンバーを引っ張るという意味ではありません。
メンバーそれぞれの特徴や強みを、変化する状況の中で選んでいく人のことです。
例えば、前に出て行動した方が良いときは、それに適したメンバーをリーダーとします。
一方で、出来事に対して、それをよく分析しなければいけないときには、分析を得意とするメンバーをリーダーにします。
このように、状況に合わせて適したメンバーを選んでいくことによって、
メンバー自身が自分の特徴をいかんなく発揮し、結果として、主体的なメンバーが増えていきます。
そして、それがアジリティを高めるのに繋がっていくのです。
4.アジリティを身につけたい方へ
いかがでしたでしょうか。
ここまで、アジリティとは何なのか、アジリティ高めることで得られるメリット、アジリティを高める方法について紹介してきました。
実は、アジリティの高まるスピードが圧倒的に早い組織やチームには、ある共通点があります。
それは、「人の心理を理解していること」です。
人の心理を理解する力があると、予想外のできごとに対しても、メンバー同士で柔軟に対応することができます。
また、アジリティを高める段階で、逆境に立たされたときの自分をどのように律すれば良いのか、
組織やチームのつながりをより強くするにはどうすればいいのか。
人を動かす方法はどうやって学べばいいのか。
こういった課題も解決する方法があります。
それは、「脳と心の取扱説明書」と呼ばれている心理学NLPを学ぶことです。
NLPは、天才と呼ばれている3人のセラピストのコミュニケーションの手法を、分析して生まれた心理学です。
そのため、言葉で人を動かす方法、人をやる気にさせる方法、問題を解決する能力、目標を達成する能力を身につけることができます。
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