ブライアン・トレーシーは
ビジネスの分野で著名なコンサルタントであり、
その圧倒的な実績によって
「営業の神様」とも呼ばれています。
本記事ではそんなビジネスの世界で成功した
ブライアン・トレーシーから、
仕事・ビジネス・人生で
圧倒的な結果を出す方法を「８つ」学んでいきます。
「目標達成したいことがある」
「やりたいことがあるけど、とにかく時間がない」
「仕事でもっと成果を上げたい」
「仕事で目標やノルマを達成できない。。」
「部下に仕事を任せられなくて。。」
「もっと自分の仕事を認めてもらいたい」
「やることが多すぎてスケジュール管理が難しい。。」
上記に当てはまる方は、
ぜひこのまま読み進めてみてください。
きっと新たな問題解決の糸口が見えてくるはずです。
１．ブライアン・トレーシーについて
ブライアン・トレーシーは
アメリカで最も有名なスピーカー、トレーナー、
コンサルタントであり億万長者です。
1,000社以上の企業にコンサルティングをおこない、
アメリカ、カナダ、そのほか世界70か国以上で
5,000回以上のセミナーを開催しています。
内容は多岐にわたり、リーダーシップ、
営業、自己評価、目標設定、ビジネス戦略、
創造性について、成功心理学など様々です。
また経済学、歴史、ビジネス、哲学、
心理学などの分野で30年間以上研究し、
その経験を元に、これまでに70冊以上の本を執筆、
日本をはじめとして数十か国で販売されています。
ただ、こうした華やかな経歴とは裏腹に、
実は高校中退後、20代後半まで肉体労働、皿洗い、
林業、井戸掘り、工場勤務、農場や牧場などで
労働していた、という過去を持つ苦労人でもあります。
そんな人生に苦労しながらも成功した彼だからこそ、
私たちが学べることはたくさんあるはずです。
ぜひブライアン・トレーシーから
仕事・ビジネス・人生で成功する方法を
学んでいきましょう。
２．ブライアン・トレーシー直伝！圧倒的に結果を出す方法８選
この章ではブライアン・トレーシー直伝の、
仕事・ビジネス・人生で成功するための方法を
８つ紹介します。
これから紹介する方法は、
どれも結果を出すために重要なものですが、
方法それ自体は難しくなく、
今日、明日から実行できるものばかりです。
ではいきましょう。
2-1．方法①：目標をはっきりさせる
多くのことを速やかにやってのける人たちは、 何よりも目標がはっきりしており、それたりしない。
【出典・参照元】カエルを食べてしまえ ブライアン・トレーシー（著）
ブライアン・トレーシーは目標を達成するためには
下記のようなプランが必要だと説いています。
- 自分の望みをはっきりさせる
- それを書き出す
- 目標に期限を設ける
- 目標を達成するために
しなければならないことをリストにする - リストをもとに計画を立てる
- 計画をすみやかに行動にうつす
- 毎日、目標に近づく何かをする
こうしたプランを作成するためにも、
自分の望みをはっきりさせる事が重要です。
目的をはっきりさせない、
というのは地図を持たずに旅に出る、
というくらいに無謀なことです。
例えばあなたが転職をしたいと思うのであれば
まずはどんな仕事に就きたいのか、
何をしたいのか考えるはずです。
先ほどの表に目標である「転職」を
当てはめてみましょう。
- どんな仕事に就きたいのかを明確にする
- その目標を紙に書き出す
- いつまでに転職するか決める
- 転職するためにしなければならないことを
リストにする - リストをもとに計画を立てる
（技能の習得、仕事探しなど） - 計画をすみやかに行動にうつす
- 毎日、目標に近づく何かをする
（勉強、転職情報サイトの閲覧など）
このように、まずは目標を明確にして、
その目標をいつまでに達成するのか、
目標を達成するためには何か必要か、
一度目標を決めたら速やかに行動にうつす、
そしてその目標のために毎日できることをする。
こうしたプランによって目標達成をしていきます。
ぜひブライアン・トレーシー流、
目標達成の方法を取り入れ、
あなた自身の目標を達成してください。
2-2．方法②：「80対20の法則」をすべてに当てはめる
「80対20の法則」とは、
「何かの結果の80％は原因の20％から生じる」
というもので、パレートの法則としても知られています。
例えば、
- 会社の売上の80％は、全顧客のうちの20%で生み出している
- 20%の商品やサービスによって収益の80％が決まる
- 80％が普通の人で、富と権力を持つ人は全体の20％である
といったようなものです。
20％の仕事によって やったことの80％が決まる。
【出典・参照元】カエルを食べてしまえ ブライアン・トレーシー（著）
彼のこの指摘は重要です。
「20％の仕事によって やったことの80％が決まる。」
ということは、残りの８割の仕事は
全体の２割しか成果を生まないということです。
残念ながら、たいていの人が
上位の10～20％の最も重要な仕事つまり、
「きわめて重要な少数」を後回しにして
たいして重要ではない80％つまりほとんど得ることのない
「とるにたりない多数」にかかずらっているのだ。
【出典・参照元】カエルを食べてしまえ ブライアン・トレーシー（著）
思い返せば、
私もとるに足りない仕事から手を付け、
無駄に時間を浪費してしまった経験数しれず。
もしかしたら、あなたもこんな経験があるかもしれませんね。
仕事や人生で圧倒的な成果を出すには、
全体のうちで最も重要な20%の仕事を見極め、
そこに時間を使うようにしましょう。
行動する前に考える時間をとり、
自分や会社に最高の利益をもたらす
20％の課題や活動に意識を集中させるのだ。
【出典・参照元】頭がいい人、悪い人の仕事術 ブライアン・トレーシー（著）
2-3．方法③：スケジュール管理に「ABCD法」を取り入れる
「ABCD法」はブライアン・トレーシーが
編み出したスケジュール管理法で、
ものごとの優先順位をつけるのに有効な方法です。
例えば一日のスケジュールを立てるとき、
「Ａ」には一番重要でやらなければ
いけない仕事を割り当てる。「80対20の法則」で言えば20％の仕事。
- ・マーケティング施策を考える、
- ・新規開拓の顧客リストを作成する
- ・戦略会議でプレゼンする、
- ・重要な商談に出席する、
など。
「Ｂ」にはすべきことを割り当てる。
しかしＢをしなかったからと言って
それほど大変なことにはならないこと。- ・来週期限の報告書を作成する
- ・あまり重要ではないメールに返信する
- ・顧客のオフィスに顔を出す
など。
「Ｃ」にはしたほうが良いが、
しなくても何も影響がでないこと。- ・いつやっても影響がない雑務をこなす
- ・営業電話に出る
など。
「Ｄ」は他の人に任せていいもの
任せられるもの。- ・他の人がやったほうが早くできるもの
※重要度については個人差があります。
自分にとって何が重要なものなのか
慎重に選ぶ必要があります。
また、どんなことに時間を使えば
素晴らしい結果を得ることができるのかを
考えることが重要です。
やるべきことは多いが、時間は足りない。
すべての仕事を同時に、
かつ完璧にこなすことはできないのだから、多くの仕事は先延ばしにしなくてはならない。
創造的な先延ばしをするには、
先延ばしできるものを慎重に選びだし、自分の人生を変えることに割く時間を増やさなければならない。
【出典・参照元】頭がいい人、悪い人の仕事術 ブライアン・トレーシー（著）
2-4．方法④：身の回りのものを整理する
身の回りのものを整理するだけで生産性が高まり、
エネルギーがわいて決断力も増していく、
とブライアン・トレーシーは言います。
仕事に使うスペースをきれいに整理するだけで、生産性は劇的に高まる。
まずは整理整頓をしよう。
気持ちをリラックスさせ、人生や身のまわりの環境をコントロールするためには、ある種の秩序が必要だ。
整理されていると、
効率的な人間になった気になれる。すると自己評価も高まり、自信や自尊心が強まり、エネルギーがわいて仕事を進める決断力も増していく。
【出典・参照元】頭がいい人、悪い人の仕事術 ブライアン・トレーシー（著）
整理されていない状態のデスクで仕事をしていると、
ものを探すだけでもエネルギーが必要ですし、
そもそも探している時間を無駄に浪費しています。
時間は有限です。
人生やビジネスで結果を出すためには
無駄なことを省き、重要なものに時間を使うようにしましょう。
2-5．方法⑤：人に任せられるものは人に任せる
「部下に仕事を任せられない」
「全部自分でやらないと気が済まない」
もしあなたがこんな考えをしているなら
ちょっと危険信号です。
部下に仕事を任せられないのは、
実は部下を信用していないのかもしれませんし、
なにか他の原因があるかもしれません。
また全部自分でやらないと気が済まないというのは、
スタッフや組織の成長を止めてしまう原因にも繋がります。
そして何よりも全部自分でやるなんて
いくら時間があっても足りません。
ここでも「80対20の法則」を当てはめて、
本当に重要な部分に時間を使いましょう。
そしてそれ以外は他の人に任せてしまいましょう。
このように言うと、
「他人任せは良くないよ」
「そんなことしたら他のスタッフに悪いんじゃないか？」
このように思うかもしれませんが、心配無用です。
ブライアン・トレーシーも下記のように言っています。
「人まかせ」はステップアップへの登竜門である。
自分より低いコストで、複数の他人を使って仕事をまかせることができれば、仕事の処理能力は格段にアップする。
また、そのまかせた人たちの能力を完全に引き出すことができれば、自分でやるよりも、途方もなく大きな仕事を遂行できるようになるのである。
【出典・参照元】頭がいい人、悪い人の仕事術 ブライアン・トレーシー（著）
2-6．方法⑥：まとまった時間をつくる
「あの分野の勉強をしたいが
まとまった時間がとれない」
「細かい仕事がたくさんあり、
本当に重要な仕事に手を付けられない」
あなたや私に限らず、
誰しもがこういった悩みが持っているかと思います。
では「何かを成し遂げる」ために、
どのようにしてまとまった時間を
作ればいいのでしょうか？
その答えをブライアン・トレーシーに
教えてもらいましょう。
時間をつくるコツは、
前もって一日の計画を立て、
一定の時間を確保することである。自分に対して仕事のアポイントメントをとり、
それを守るというわけだ。30分とか一時間、一時間半というふうに
時間を区切って、仕事にあてるのである。生産性の高い人の多くが、
前もって設定した時間帯に一定の仕事をあてている。彼らは、
重要な仕事を一つずつやりとげることを基本に
ワークライフをつくりあげている。そうすることで、いっそう生産性を高め、
やがては並みの人の倍も三倍も五倍もの仕事ができるようになるのだ。
【出典・参照元】カエルを食べてしまえ ブライアン・トレーシー（著）
まとめると以下のようになります。
- 一日の予定を立て、一定の時間を確保する
- 30分、１時間、１時間半、というように
時間を区切って仕事にあてる - 時間に仕事を割り当てる
ぜひブライアン・トレーシー流の
時間管理術をマスターし、あなたの目標や
実現したいことを叶えましょう。
2-7．方法⑦：仕事を中断しない（完了するまでやり遂げる）
私をふくめ多くの人が、
最初はやる気に満ちているが、
時が経つにつれ、いろいろな誘惑に駆られ、
集中力が続かず、ついには目標を達成できなかった、
という経験があるのではないでしょうか。
ブライアン・トレーシーは
下記のように言っていますので参考にしてください。
優先順位を定め、
最も重要な仕事に速やかにとりかかり、
完全にやりとげるまで中断してはいけない。これは、大きな成果をあげ、
最大限の仕事をこなすためのカギである。
【出典・参照元】カエルを食べてしまえ ブライアン・トレーシー（著）
仕事やビジネスで成功したいと思ったら、
優先順位を決め、最も重要な仕事に取りかかり、
やり遂げるまでは決して中断しないようにしましょう。
2-8．方法⑧：常にスキルを磨く
現代社会の変化は急速に進んでおり、
身につけた技術や技能は、
アップデートしていかないとすぐに時代遅れになってしまいます。
ですので、
時代の変化に流されず最高の仕事をするためにも、
常にスキルを磨き続けることが大切です。
ちょっとした知識や技能が
仕事に大きな効果をおよぼすこともある。自分がなすべき最も重要な仕事を見きわめ、
それに役立つスキルの向上に常に努めることだ。
【出典・参照元】カエルを食べてしまえ ブライアン・トレーシー（著）
そして、
スキルを持ち合わせていないのであれば、
学習してスキルを獲得していくこと。
これが複雑な現代社会で生き残こり、
大きな成果を上げるための秘訣です。
３．ブライアン・トレーシーのお勧めの本３選
ブライアン・トレーシーは
これまでに70冊以上の本を執筆していますが、
日本語に翻訳されているもので、
特にお勧めの本を３冊ご紹介します。
3-1．お勧めの本①：カエルを食べてしまえ！
目標達成のための方法について学ぶことができます。
「カエルを食べる」とは喩えで、
カエルとは重要な仕事の事であり、
このカエルをさっさと食べてしまおう
（こなしてしまおう）というのが本書の主張です。
またこのカエルは80対20の法則の「20」の部分であり、
これを食べてしまう（こなす）習慣をつけることが
成功への近道だと説いています。
やる気はあるけど続かない、
具体的な目標達成の方法がわからない、
こんな方にぜひ本書をおすすめします。
3-2．お勧めの本②：世界500万人が実践する営業術
営業で成功するための手法を学ぶことができます。
例えば、「どんな商品か」ではなく
「あなたにとってのメリット」を説明し、
お客様に喋らせること、
また、いきなり商品の説明から入らず、
まずは商品のメリットを伝える、など。
ビジネスの世界で成功を収めてきた
彼だからこそ伝えられることです。
なかなか営業成績が上がらない、
さらに営業成績を伸ばしたい方必見の書です。
3-3．お勧めの本③：ブライアン・トレーシーが教える 最強の時間
いつも時間が足りない、
タイムマネジメント能力を身につけたい、
毎日の生活を充実させたい、と思っている人に特にお勧めの本です。
本書では、
時間を管理することの大切さを教えてくれるとともに、
タイムマネジメントに関する21個のテクニックを教えてくれます。
４．最後に大事なご提案／心理学を学ぶ
本記事では、
ブライアン・トレーシー流の仕事・ビジネス・人生
で圧倒的な結果を出すための方法を８つ紹介しました。
それぞれの方法で難しいものはなく、
明日からでも実践できるものばかりです。
あなたの仕事・ビジネス・人生で結果を出すために、
本記事を参考にして頂ければ幸いです。
＜最後に＞
本記事の運営元であるメディアサイトLife&Mind⁺は、
心理学NLPやコーチングのスクールを20年以上続けている
NLP-JAPANラーニング・センターが運営しています。
そこでは、
セルフイメージやコミュニケーション能力を高めたり、
目標達成のための方法を紹介しており、
経営者や会社員の方々、教育者や医師、
弁護士、コンサルタント、コーチやセラピスト、
主婦の方から学生といった様々な方がスクールに学びに来られています。
もし、心理学NLPにご興味をお持ちの方は、
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