コーチング

プロコーチに学ぶ「コーチングの全体像」「NLPとコーチングの関係」

  • 「コーチングの全体像やルーツを知りたい」
  • 「コーチングと心理学NLPの関係を知りたい」
  • 「仕事や人生でコーチングを使うヒントが欲しい」

このような方に向けて、プロコーチである
ジャン・エルフライン(Jan Elfline)氏が書いた

「コーチングとNLP」を
テーマにした記事があります。

ジャンさんは、国際コーチ連盟(ICF)より、
コーチングの分野で権威あるリーダーに贈られる

「認定マスター・コーチ(MCC)」の称号を
授与された方です。

とても分かりやすく

  • 「コーチングの全体像やルーツ」
  • 「コーチングとNLPの関係」

についてまとめられていますので、
ジャンさんに許可をいただき翻訳しました。

コーチングとは、急成長を遂げている
新しい職業の一つです。

「コーチング」×「心理学NLP」を掛け合わせた、
人気の下記コーチングプログラムです。

『NLPプロフェッショナルコーチ認定コース』

の開発にも携わった、
プロフェッショナルコーチ「ジャンさん」の
記事がお役に立てば嬉しく思います。

『NLPプロフェッショナルコーチ認定コース』とは?
米国NLP&コーチング研究所の創始者である「ティム・ハルボム氏」「クリス・ハルボム氏」が開発したプロフェッショナルコーチになるための特別プログラム。

開発者の二人は、世界20各国以上でコーチトレーニングを開催し、世界中のクライアントへコーチングセッションを行っています。そんな二人が、従来のコーチングの限界をクリアするために開発されました。

著者:ジャン・エルフライン(Jan Elfline)

1993年にコーチングを始め、1995年以来、専任コーチとして活躍。認定プロフェッショナル/パーソナル・コーチ(CPPC)/NLPトレーナーの資格所有。1998年に国際コーチ連盟(ICF)より、コーチングの分野で権威あるリーダーに選ばれた人に贈られる「認定マスター・コーチ(MCC)」の称号を受賞。現在はトレーニング・ビジネスとコーチングセッションを行う。

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1.需要が高まるコーチング

コーチングとは、急成長を遂げている新しい職業の一つです。なぜコーチングの需要が高まっているのでしょうか?

Newsweek(ニューズウィーク)、Money Magazin(マネーマガジン)、THE WALL STREET JOURNAL(ウォール・ストリート・ジャーナル)では近年、仕事をしている人なら、誰でもパーソナルコーチが提供する「コーチング」を絶対に受けるべきだと話題にしています。

一体なぜでしょうか?

例えばプロのアスリートの多くは、下記理由からコーチからのサポートを受けています。

  • 勝負のかかった競技に向けて集中力を高める
  • 継続的なアカウンタビリティを得る

あるいは組織や個人では、自らを安く売らないために、「最高の状態に入り、維持し、最高の状態を維持したまま行動できる」ようにコーチを雇います。

なぜなら私たち人間には、成長と発展、そして、自らのポテンシャルを最大限に実現していきたいという深いニーズがあります。人生という競技において、誰もが金メダルを目指したいのです。

2.コーチングとは何か?

The Personal and Professional Coaches Association(パーソナル・アンド・プロフェッショナルコーチ協会)によると、コーチングを下記のように定義しています。

「コーチングとは、クライアント自身のビジョンやゴール、望むものの実現に向かって行動を起こすことにフォーカスを当てた、継続的人間関係。

クライアント自身の気付き、アカウンタビリティ(※)のレベルを高めることを目的に、質問と自己発見プロセスを使い、クライアントへのサポート、フィードバックを提供する」

※アカウンタビリティとはコーチの重要な役割の1つです。
コーチがクライアントに「報告責任」「実行責任」を追わせることを通して、クライアントが、「やると言ったことを実行したかどうか」をコーチに報告することへ同意・合意を得ます。

こうした報告義務への同意・合意を得ることで、クライアントは「言っちゃったから、やらなきゃ」と、実行する確率を上げることができます。

※出典・参照元

3.コーチングのルーツ

プロコーチングのルーツは、1970年代中頃の書籍「インナーゲーム・シリーズ」に遡ります。
このシリーズの中で、著者の「W.T.ガルウェイ氏」が、スポーツ・コーチングにおけるパラダイムシフトの存在を提唱しました。

スポーツ選手(クライアント)に対して、彼は以下のことに気付きました。

「オープン・クエスチョンでコーチングをした時の方が、間違いを見つけて忠告したときよりも、選手自身が自己修正をする」

実際、選手が忠告を受け入れ、忠告通りに実践するとパフォーマンスが落ちました。

その一方で選手がリラックスして、「試合で勝った(望む結果を手にした)イメージをして、勝った時の感覚(気持ち、感情、体の状態など)を持ち続ける。そして、その感覚を自然に引き出せるようにする」ことで、選手は上達しました。

下記書籍に書かれているメッセージは、

  • 『新インナーゲーム (インナーシリーズ)』
  • 『新 インナーゴルフ』
  • 『インナースキー―自然上達への最短距離新 インナーゴルフ』

下記の点において、すべて共通しています。

「インナーゲームという比較的軽視されがちなスキルに目を向けなければ、いかなるゲームにおいても、専門的技能も満足感も生み出されない。

これは、プレイヤーのマインドで繰り広げられるゲームであり、集中力の途切れ、緊張感、自信喪失、自己非難といった障害に対抗してプレーされるゲームである。

端的に言えば、卓越したパフォーマンスを妨げるマインドの習慣を克服するためにプレーされるゲームであると言うことができる。」

※引用元:『こころで勝つ!!インナーゲーム』序章より,W.T.ガルウェイ,日刊スポーツ出版社

インナーゲーム・シリーズがベストセラーの仲間入りを果たして、ギャラウェイの評判も上がると彼は、スポーツ関係者よりも欧米のビジネスリーダーを相手に講演することが増えていきました。

インナーゲームの原則が職能開発に適用されるようになると、個人コーチングを受けることの価値が明白になっていきました。スポーツ・コーチ達は、インナーゲームのスキルをビジネス界へと持ち込んでいき、ジョン・ホイットモア氏が著した『潜在能力をひきだすコーチングの技術』は、プロのコーチング理論の実践をテーマに扱った最初の本の一つです。

ホイットモアは、コーチングの本質を次のように説明しています。

「コーチングとは、人のパフォーマンスを最大限に高めるために、その人の潜在能力を解き放つものです。相手に教えるのではなく、相手が学ぶ助けとなることです。」

※引用元:潜在能力をひきだすコーチングの技術,著者:ジョン・ホイットモア,出版社:日本能率協会マネジメントセンター

※出典・参照元:出版日刊スポーツ出版社, W.T.ガルウェイ (著), 後藤新弥 (翻訳)

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4.コーチングのパラドックス(論理的な矛盾)

コーチングには、パラドックスが内在しています。

私がコーチングセッションを受ける側の経験でも、「コーチングは必要なかった」と感じながら、コーチとの電話を切ることがしばしばあります。「答えは確かに私がすべて持っていた」「行動したのはすべて私だ」と。

それでも私は、光栄にも熟練のコーチ達とコーチングセッションをする機会をいただいてきました。

この12ヶ月間で、私は自分が欲しいものを声に出して言うことを学びました。行動も起こし、「自分の足を引っ張るような思い込み」も変えました。すべてを自分の力だけでやってきたように感じます。

そしてそれは事実です。私のコーチ達が私を変えてくれたのではありません。「私には変化を生み出す能力がある」と、コーチ達は自信を持って信じてくれたのです。

自分自身のプロセスを信じるように促してくれました。そして私が自分の夢を実現できると期待し続けてくれたのです。

5.コーチングとカウンセリング、コンサルティングとの違い

コーチング

  • クライアント中心
  • 個人向け、法人向け
  • クライアントの中に答えがある

カウンセリング

  • クライアント中心
  • 個人向け

コンサルティング

  • アウトカム志向
  • 法人向け
  • ビジョンや行動への取り組み

それでは、コーチングと類似すると思われることの多い、「カウンセリング」「コンサルティング」とでは、どのような違いがあるのでしょうか?

  • カウンセリング:クライアント中心、個人向け
  • コンサルティング:アウトカム志向、ビジョンや行動への取り組み、法人向け

さらに優れたトレーニング、カウンセリング、セラピー、コンサルティングやメンタリングと、優れたコーチングとの主な違いは比較的単純に説明できます。

それは、「コーチは答えを持たない」ということです。

コーチは、助言をしません。「クライアントが必要とするリソースは、すでにクライアントの中にあり、そうしたリソースを発見し、活用する能力も持っている」という前提のもとでコーチングします。

6.コーチングはどのように行われるか?

個人差はありますが、多くのコーチングは、下記のように初回インテークセッションから始まります。

  • 初回インテークセッション
    :(初回の面談・2時間前後)
  • 週に一度・30分ほどのセッション
    :(コーチにより時間に個人差があり、頻度もクライアントの状況により変わります)

初回インテークの中でコーチとクライアントは信頼関係を築き、協働関係をデザインしていきます。その後のセッションで、原動力や集中力を維持していきます。この2度目以降の継続的なコーチングセッションのアジェンダ(予定)は、クライアントが決めます。

例えば私がセッションを行うクライアントの多くは、「セッションで何を得たいのか/確認したいのか/探求したいのか/アカウンタビリティを負いたいのか」などを書いたメモを持ってこられます。

コーチングのほとんどはスカイプなどのWEB通話や電話で行うため、忙しい毎日を送るクライアントにも適し、多くの人が、これを有益だと捉えています。

なぜならば、コーチとクライアントは同じ地域に住んでいないことが多いからです。そのためコーチはクライアントが生活し、仕事をしている状況から十分離れているため、客観性が保たれ、異なる視点を持つことができるからです。

そして他にもメールやFAXを使うコーチもいますし、直接会ってセッションを行うコーチもいます。

7.クライアントとの協働関係をデザインする

コーチとクライアントは、協働関係を一緒にデザインしていきます。

クライアントは、自分に関する最新の情報を持ち、どのような習慣が成果や行動を促進するかを知っています。さらに自分自身の経験から、どのような決断が必要になるかを理解しています。

こうしたクライアントに対し、コーチはゴールに向かって前進できるようにサポートしていきます。ゲームの主役も、行動を起こすのもクライアントとであり、コーチはただ、側でサポートするだけです。

そして協働関係をデザインする過程で決めておきたい事がいくつかあります。

  • コーチングの時間をどのように使うのが最も有用か?
  • どのような視点に気づかせてもらいたいのか?
  • ゴールに向かう中で、どのようにアカウンタビリティを得たいか?

など

最も効果的なやり方をクライアントが発見するなかで、協働関係は進化していきます。

こうした中でコーチの役割は、クライアントが、「今の状態(現在のステート)」と「将来的に求めるもの」を明確にできる手助けをすることです。

  • 彼らはどのような試合に参加しているのか?
  • どの分野での “金メダル” を目指しているのか?
  • どのように今いる場所から望む場所に向かっていきたいか?
  • 現在のステートから望ましいステートへ向かう方法は?

など

これらはコーチが見つけるものではありません。その答えを持っているのはクライアントです。コーチは、クライアントが軌道から逸れないように助けるだけです。

8.コーチは何を提供するのか?

コーチの役割は、クライアントが安心して物事を探求できる場を提供することです。

こうした場があることで、こうしたことを行えるようになります。

  • ゴールへの進行状況を評価する
  • 成功のために「証拠の手順」を設定し、未来の行動戦略を練る

この時コーチは結果を判断しません。なぜなら「失敗はなく、フィードバックがあるだけ」だからです。そしてクライアントが責任を負うこと、障害物を乗り越えるための柔軟性を発揮することを期待します。

さらにクライアントが行動することへの意欲を述べた時は、クライアントへリクエストを出すこともあります。

例えば、

  • 「そのために、今週は二回電話をかけますか?」
  • 「これに一日10分を使いますか?」

など

こうしたコーチからのリクエストに対して、クライアントは交渉ができます。
一例を上げると、「いいえ、毎朝はやりませんが、週に三回やります」など。

そして一度承認されたリクエストは、「そのための行動を必ず起こす」というアカウンタビリティをコーチからクライアントに課します。

これが重要な理由は、大抵の人は自分で考えた行動・手順を好みますが、実践しないで終わることがあります。外部からやり切るための強制がないため、やりたいことに対して、期日を設けることがなく、「To doリスト」の一番下へと優先度が下がっていくからです。

ですのでコーチは、クライアントへアカウンタビリティを負わせます。そのための方法として、次回のコーチングセッションの期日を決めることが、クライアントの行動の期日と機能します。こうして協働関係が進化していきます。

9.コーチからのフィードバック方法

コーチからのフィードバックには、様々な方法があります。コーチがクライアントに対して「評価や判断」や「激しい非難」をすることなく、クライアントが今の現実を評価できるようにフィードバックすることが目的です。

このように批判を入れない「率直なフィードバックを提供するには、コーチとクライアントの間に、深いラポールが必要」です。

経験を積んだコーチは、明らかな真実を「うまく取り繕う」ことはしません。たとえ、それがどのように心地悪かったとしても、今の現状の一部なのです。

気を使ってお茶を濁しても問題が消えてなくなるわけではありません。コーチは「受け入れがたい現実」を新たな発見(気づき)として、または挑戦として、前進のためのチャンスとして、クライアントにフィードバックしていきます。

10.コーチ・ステート:「すべてをよく知っている訳ではない」

有能なコーチは、「すべてをよく知っている訳ではない」というスタンスで生きているようです。実際、「クライアントには能力がある」という考え方と雰囲気でセッションが進みます。

コーチは下記のようにシンプルな質問を聞きます。シンプルで飾り気のない質問です。

  • 「それはどのように行うのですか?」
  • 「次に何をしますか?」

など

時が経つにつれてクライアントは、「質問に対するベストな答えは自分の中にあった」と気付いていきます。彼らの経験の深層部分では、自分がどのような行動をとり、どのような選択をする必要があるのかが分かってきます。

コーチとして、「すべてをよく知っている訳ではない」というスタンスを取る能力は、「シンプルですが容易ではない」スキルの一つです。これには相当な訓練が必要です。

人は簡単にアドバイスをしてしまいがちです。アドバイスをして欲しいと人に思われることは、だれでも気分が良いものです。

「人を助けたい」「正しいヒントを与えることでクライアントの旅路を短縮してあげたい」と考えるほど、「答えをわかっているのに言わないことはフェアなんだろうか?」と感じることもあるでしょう。しかし、コーチはクライアントが持つ直感や解決策を信じなければなりません。

熟練したコーチは、こうしたことを繰り返し実感してきました。

クライアントが自分で導き出す解決策は、コーチが提案する解決策とは比べ物にならないほど、クライアントにとって良いものとなります。

コーチが永遠に知り得ることができないほど、クライアントは自分自身のことを誰よりもよく理解しています。

  • 何が自分をやる気にさせるのか?
  • 3日と持たないだろうことは何か?
  • 自分を失望や自己批判に陥らせるだろうものは何か?

ということをクライアントは知っています。

11.コーチング関係の継続期間とは?

多くのコーチは、最低でも3~6ヶ月間のセッション期間を条件としています(個人差があります)が、個人の場合だと、大抵は1年以上コーチング関係が継続します。

コーチングの目的の一つは、「クライアントが自問自答し、アカウンタビリティを自分で負う習慣を身につけて、コーチが必要なくなるように助けていくこと」です。そうなった時にコーチとのセッションは完了となるか、月に1度や年4回程度のフォーカス・セッションに切り替えていくことができます。

最初の1~2ヶ月が過ぎると、多くのクライアントが、コーチング関係のより強い活用方法を習得したり、コーチングに期待することを変えていきます。

最初は、コーチが答えを持っているという仮定から始まるかもしれませんが、次第にクライアントは、自分を成功へと導く「コーチングプログラム」に乗っていくようになり、

数週間も経てば彼らの理解は変化し、クライアント自身が、人生の変化を作ることに責任を取るようになっていきます。

またクライアントの中には、コーチと深く関わるようになっていく中で、その責任は取りたくないと思うようになる人もいます。その場合は、クライアントがコーチとセッションをするのに適した時期ではないと考えてもいいかもしれません。

12.NLPとコーチング

NLPの前提やスキルやモデルは、多くの点でコーチングに役立ち、コーチングの枠組みを定める上で特に便利なものがたくさんあります。

※NLPとは、天才的な結果を残したセラピストの成功パターンを分析して、誰にでも再現できるように体系化されたものです。「自分自身の思考や行動パターンをより良く変化させていくためのスキル」「より良好な対人関係を実現するためのコミュニケーションスキル」など、自分自身のパターンをより良く変化させ、仕事や対人関係、人生全般へ応用可能なスキルが数多くあります。

12-1.コーチングで役立つ「NLPの前提」

例えば、下記のような前提を持っていることで、「クライアントを評価・批判をしないこと」「責任のバランスを保つこと」「クライアントが自虐的になることなく、自分を評価すること」ができます。

【NLPの前提】

  • 誰もが必要なリソースをすでに持っている ※1
  • 失敗はない、フィードバックがあるだけ
  • すべての行動には肯定的な意図がある
  • 個人の価値は不変だが、行動は変えられる
  • 地図は領土ではない ※2
  • 人は客観的な現実に反応しているのではなく、自分のマップに反応している
  • 選択肢はないよりもある方が良い
  • わずかな行動の選択肢より、行動の柔軟性を持っている方が役に立つ

など

こうしたNLPの前提を意識することで、

  • 有能なコーチとしての姿勢を自然に身につける
  • クライアントには能力があるとお互いに考える
  • 自己成長を後押しする
  • 自己成長を妨げるメンタルの状態を変えていく
  • クライアントに深い変化が起こるようにサポートする

ことができるようになります。

※1(補足):「誰もが必要なリソースをすでに持っている」

言い換えれば、誰もが自分のゴールを達成するために必要な資質をすでに自分の中に持っているということです。

NLPでは「リソース=資質」と訳されることが多いのですが、一般的には「資源」という意味も持ちます。つまり何かを作り出すための原材料ということです。

ゴールを達成するための資質とは、「考え方や視点、個人的な特質、アイディア(発想)、知識、姿勢、意欲(モチベーション)、気づき、情熱(熱意)」などが含まれます。

クライアントの中に眠っている、あるいは、本人も持っていることに気づいていないリソースを呼び覚まし、すでに持っていることに気づかせることがコーチの役割です。

※2(補足):「地図は領土ではない」

個人が捉える「現実」とは、個人だけにとっての「現実」であり、起きている「現実(領土)」そのものではないという意味です。

人は体験に基づいて「独自の考え、世界観、物事の捉え方」を持っています。これを地図(マップ)と呼び、人は独自のマップを見ながら、思考や行動の選択をしています。

コーチはこの前提を持つことで、クライアントの真意を汲み取りつつ、適切なコミュニケーションを取れるようになっていきます。

12-2.NLPコーチングで使う効果的な質問(パワフルクエスチョン)

NLPのスキルは、すべてのコーチングセッションにおいて役立ちます。

コーチングの大半が「スカイプなどのWEB通話や電話」で行われるため、NLPコーチは、鋭敏な感覚を使って、クライアントの声のトーンやテンポを聞き取り、クライアントの状態を把握していきます。

それに加え、クライアントのメッセージを様々なレベルで聞き取る方法、つまり「メタ・メッセージ(本当に伝えたいこと)」の聞き方も知っています。

また、NLPコーチはクライアントが「自らに課している制限」を表すような、よく使われる言語パターンを聞くことができます。そして、こうした言語パターンに対処できるパワフルな質問の作り方を知っています。

例えば、巧みに質問することで、「様々な角度や観点から俯瞰して状況を捉え直す」ことができます。

  • この状況をすでに乗り越えた「未来の自分」になれるとしたら、どのようなアドバイスを過去の自分に与えてあげますか?
  • 理想的な未来を描くドリーマー(夢想家)としての意見はどうですか?
  • 建設的な批判をできるクリティック(批評家)としての意見はどうですか?

など

これらを始めとするNLPへの理解が、コーチとしての能力を高めます。

私はまず、「目標や欲しい結果(アウトカム)を具体的にする質問」からコーチングを始めます。「適格に構成されたアウトカム」という方法を使うことで、クライアントの曖昧な目標を明確にして、他者に話せるくらい鮮明に描くことができます。(鮮明に描く際、「証拠の手順」というNLP特有の効果的な手法を使います)

多くのケースで、目標や欲しい結果(アウトカム)を明確にするだけで、そちらの方向に向かって動き出せるようになります。

私はまた、「ビリーフ監査」という手法を使います。「ビリーフ監査」とは、クライアントの成果や行動を妨げる「障害」や「難題」を分析することができるように、一連の質問を聞いていく手法です。こうした質問によって、クライアントの「ブレイクスルー」が促進されることがしばしばあります。

また、クライアントが持つ、「根本的な思い込みや価値観を明確にする」こともコーチングの重要な側面です。

例えば、人がゴールに対して、頭でも心でも一貫性を持って達成したいと思った時、人の行動を妨げるマイナスな思い込みは自然に変化します。

この場合の一貫性とは、「ゴールを達成することに対する自分の中での疑念や不安、抵抗などがない状態」とも言えます。

こうした質問を始め、NLPは、コーチングの基本的なスキルの最上級版とも言える「効果的な質問(パワフル・クエスチョン)」をコーチに教えてくれます。

コーチングバナーA
コーチングバナーB

13.補足:NLPコーチとして活動する際の注意点

NLPコーチの中には毎回のセッションで、使えるツールはすべて使いたくなる人もいるでしょう。しかしコーチング中は、NLPのエキスパートとしての自分は一旦置いておき、「すべてをよく知っている訳ではない」というステートに入ることが重要です。

NLPコーチは、

  • どの「パターン」がこれに効く
  • これにはこの「パターン」が使える

など

模索したくなる自分を抑える必要があります。

また、コーチ自身が自分を失墜させることもあります。相手の成長を望みすぎて、川の流れを逆流させるかのように、相手に自分の考えを押し付けてしまうからです。「ほんの5分もあれば大きな変化も可能だ、やってしまおう!今すぐに!」と、なってしまうからです。

私達NLPコーチの多くは、他者の手助けをすることに高いモチベーションを持っているからこそ、NLPに興味を持ちます。それは、

  • 相手の古い心の傷を癒やしたい
  • 夢を実現させてあげたい
  • より良い人生を歩ませてあげたい

と願うからです。

コーチングにおいては、そのような人助けの願望が邪魔になることがあります。クライアントのために診断を下し、問題を解決したくなるからです。

クライアントにとって価値ある専門的なアドバイスを提供しなければならないと考えることは簡単です。しかしそのような思いとは逆に、「コーチが解決策を提示しないときにこそ、クライアントは最も飛躍的に前進する」と言えます。

セッションにおいて、下記のように考えるのは、口で言うより難しいことです。

  • セッションがどの方向へ進むのかがわからない
  • 診断を下すことを手放す
  • 答えを持たないでいる

など

同時にNLP実践者は、特定の精神状態(ステート)にアクセスできるようにトレーニングを積んでいます。

コーチの中には、過去に、「すべてをよく知っている訳ではない」という状態でいることが、信頼できる結果へつながったこともあるでしょう。

その時の「すべてをよく知っている訳ではないステート」をアンカリングすることもできます。さらに理想的なコーチ・ステートのメタファーを作って、アンカーを強化することもできます。

こうしたアンカーやメタファーを使って、コーチング・ステートにアクセスするこで、コーチとクライアントの間に、相互交流が生み出されます。

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