- 「周りに人がいると疲れる」
- 「よく1人の時間が欲しくなる」
- 「自分を否定しがち」
- 「外の世界を遮断したくなる」
このようなことを思ったことがある人は、
もしかすると「HSP」かもしれません。
自分がHSPと気づかずに、
今も苦しみながら必死になんとか
しようとしている人は少なくありません。
HSPの特徴を知ることで、
これからの人生で素晴らしい力を発揮する
可能性が見えてきます。
この記事は、HSPの特徴をしって、
生きづらさを少しでも解消したい
という人に向けて書きました。
HSPの特徴を知り、上手く向き合っていけば、
多くの人を助ける力になります。
そして自分自身を救うこともできます。
ここに書かれていることで
少しでも人生が生きやすくなっていただければ
嬉しく思います。
目次
1.HSP7つの特徴
HSP(Highly Sensitive Person)は心理学用語で、「非常に敏感な人」という意味です。
HSPは生まれつき持つ特性のことで、病気ではありません。
そして、HSPにはさまざまな特徴や性質があり、それらは五感が刺激に敏感なことで起こります。
例えば、強い光や大きな音、触れるものの触感にも敏感に反応するので、日常の些細なことでもストレスを抱えてしまうことは少なくありません。
この章ではそんなHSPの特徴を7つに厳選して紹介していきます。
1-1.共感性がとても高い
HSPの特徴の1つ目は、共感性がとても高いことです。
なぜかというと、相手の表情や素振り、
声のトーン、声の大きさ、呼吸など、
あらゆる情報を汲み取ることができるからです。
こういった特徴を持っているからか、
相手が大切にしている考えのさらに先の意味まで
汲み取れることもあると言われています。
これほど相手の情報を汲み取れるのですから、
気持ちが手に取るようにわかるのもうなずけます。
また、HSPの多くは聴き上手と言われています。
HSPは共感性が高いので、
話をしている人は満たされるのだと思います。
共感性の高さによって聴くのが上手になる特徴は、
裏を返せば、多くの情報を汲み取れてしまうので、
情報を処理するのに疲れてしまうこともあります。
話している側が気づいてなくとも、
話しの中に表れる喜怒哀楽の情報が
とてもよくわかってしまうので、
情報を整えることも大変なのです。
活発な話し方でエネルギーが高い人と接すると、
まるでジェットコースターに乗っているように、
身体があらゆる刺激に対処しようとします。
だからといって、話し手の気持ちを
ないがしろにするようなことは
HSPはできないので、
自分のエネルギーを削ってでも
相手に寄り添おうとします。
このように、HSPは共感性が高く、
人の心に寄り添える反面、
自分のエネルギーがいつのまにか
枯れかけていることに
気づかないなんてことも結構あるのです。
1-2.敏感度が高い
HSPの特徴の2つ目は、
些細な変化にもよく気づく敏感度が高いことです。
例えば、定位置に置いていたものがずれていたり、
他の人の様子がおかしければいち早く気づきます。
部屋の温度や流れてる音楽がいつもと違うなど
五感が刺激に敏感なので、
察知する力が尋常ではないのです。
この力はあらゆるところで
才能を開花させることができます。
音楽の深みある独特な表現まで
感じ取ることができたり、
映画やドラマにとても感動したりします。
また、HSPは五感の反応が敏感なので、
大自然を見たり、映画を見たり、音楽を聴いて、
感動することが多い傾向があります。
このように、周りの刺激に対して敏感なので、
自分を守るバリアを常に張っているのですが、
この力が発揮できることや環境に身を置けば、
素晴らしいものを創り出すことも
できるかもしれないのです。
1-3.想像力が豊か
HSPの特徴3つ目は、想像力が豊かなことです。
これにより、深く物事を考えることが得意です。
1つのことに考えを深めていくことができ、
根本的な問題を発見したり、
人の気持ちを深く理解することもできたりします。
その分、想像力が働きすぎて、
行動に移すのが遅れてしまったり、
他者のことを気にしすぎて、疲れてしまうこともあります。
「私だったら」と想像し始めると止まらず、
もしも場の空気が悪くなると、
「私がなにかしてしまったのでは?」などと
自分を責め様々な想像が膨らんでしまいます。
他者に対して豊かな想像力で接することは、
とても優しく喜ばれる特性ですが、
自分にも優しくできると、きっと快適に過ごせることでしょう。
その分、集中力があまりに高いので、
なにかを同時にするのが苦手だったりします。
考えの途中で邪魔をされたりするのもイヤです。
もし邪魔をされたりすると、
その後立ち直るのに時間がかかってしまうことも。
活動する環境によって力を発揮することも、
発揮できなかったりもするので、
本当にこの環境で力を発揮できるか
検討してみると良いかもしれません。
1-4.エクスポージャー不安であまのじゃく
HSPの特徴4つ目は、
エクスポージャー不安(暴露不安)によって、
あまのじゃくになることです。
エクスポージャー不安とは、
普段見せていない面を人に見せることに対して、
「自分はどう見られるだろうか」と不安に思うことです。
誰でも、自分の内面を見せたりする際は、
不安に思ったりもしますが、HSPの人はその度合いが強いのです。
そして、
人からどう見られるかを気にするあまりに、
好きな人にひどい態度を取ったり、
本当はやりたいのに、
まるで興味がないかのように振る舞ってしまって、
あまのじゃくな対応をしてしまうのです。
実は多くの人が、
「あまり他人に興味がない」のが実情ですので、
そこまで不安に思うことはありません。
1-5.必要な【ムダ】がある
HSPの特徴5つ目は、
他者からは理解されづらいのですが、
必要な【ムダ】があることです。
HSPの人の特徴として、
美しさにこだわりを持つ傾向があり、
文章や資料のちょっとした見た目にこだわることがあります。
HSPではない人から見ると、
「どっちでもいい」と言われるような
細かい視点であることも多いのですが、
丁寧な作業として評価されることもあります。
時と場を選んで、
その【ムダ】を選べればよいのですが、なかなかそうもいきません。
これについては、相互の理解が必要です。
ムダなことをしないでほしい人と、
ムダと言われても美しく仕上げたい人の
コミュニケーションが取れれば、
この特徴は素晴らしいものとなり活きてくるのでしょう。
1-6.自分へのダメ出しが多い
HSPの特徴6つ目は、
自分へのダメ出しが多いことです。
ただでさえ過敏に周囲の物事に反応しているのに、
自分へはダメ出しをして、自分で自分を追い詰めてしまうことがあります。
これは、自分への期待が高すぎるため、
「もっとできるはずだ」
と大きな期待をすることにつながり、
想定よりもできなかったことで、
自分へのダメ出しをするのです。
理想の自分を持つことは重要です。
恐らく多くの人が、
同じように理想の自分があって、
それを目指しているでしょう。
そして、理想と違う残念な結果になったときに、
「そんなこともある」と受け流せるのかどうかが違いを生んでいきます。
HSPの方の場合は「どうせ私なんて…」と、
自分へのダメ出しを行ってしまうことで、
より繊細に反応してしまうため、
もっと気楽に構えることができると良さそうです。
1-7.刺激に反応しやすく、疲れてしまう
HSPの最も特徴的なところは、
刺激に反応しやすく疲れてしまうことです。
もともと五感が敏感なので、
自分でコントロールするのがむずかしく、
うつ状態になったり、やる気をなくしたり、
何も楽しめなくなることが少なくないのです。
- 騒がしい音が苦手
- 散らかっていて視覚情報が多いと疲れる
- 服の肌触りが気になってしまう
- 人混みで疲れる
- 冷蔵庫の音が気になる
- 強い匂いが気になる
- 威圧感のある人に疲れる
このように、さまざまなことに敏感に反応して、疲れてしまうのです。
その一方で、芸術に共感できたり、
芸術を深く味わえるなど、プラスの面もあります。
特徴を客観的に知ることで、
少しでもプラスの面にフォーカスできると疲れにくくなるかもしれません。
さて、ここまでHSPの特徴を7つご紹介しました。
HSPの特性を持っていると、
人よりも敏感に反応するため、
良い面とお悩みがあることがお分かりいただけたかと思います。
これらを知っておくことは、
人間関係をより良くするうえで役に立ちます。
というのは、
HSPではない人が安易に発した言葉が、
HSPの人を苦しめたり、睡眠障害を起こしたり、
食事のバランスがおかしくなる、
考えることが難しくなる等の問題につながることもあるからです。
HSPの人ご自身も、
なんとかしようとするのですが、
生まれつきの特性で無意識に体が反応するので、
心を落ち着かせ、周りに危害を加えないようにするので精一杯です。
今でこそインターネットでHSPのことを
知ることができるようになっていますが、
それでもHSPの大変さは、
まだ多くの人に理解されにくいのが現状です。
そこで、次の章では、
HSPの人が生きづらさを感じている要因について触れていきます。
(参照元)繊細な人が快適に暮らすための習慣 医者が教えるHSP対策 : 西脇 俊二(著)繊細な人が快適に暮らすための習慣 医者が教えるHSP対策 : 西脇 俊二(著)
2.HSPが生きづらさを感じる3つの要因
HSPは生きづらさを感じやすいと言います。
なぜ生きづらいと感じるのでしょうか。
原因は五感が敏感なことで起きる問題に
なかなか対処できないからだと言われています。
では、どんな問題に直面しているのでしょうか。
HSPが抱える問題を3つ紹介していきます。
2-1.人の感情に振り回される
HSPは人の感情を汲み取ることに長けています。
なぜかというと、
相手の声の特徴や呼吸の深さ、距離感や表情など、
人の色んな情報を汲み取ることができるからです。
それゆえに、
人の感情に振り回されることが日常茶飯事です。
なんとか感情に流されないようにしても、
そこにエネルギーを消費するので、
人と関わるたびにヘトヘトになります。
人との関わりは、
仕事やプライベートで必ず起こることなので、
その度に対処し続けていると、
段々とエネルギーが無くなっていき、
ひどくなると生きづらくなってしまうのです。
2-2.HSPの性質を理解されにくい
HSPを人に説明するのは簡単ではありません。
今ではインターネットや本屋で
HSPについての情報を知ることができますが、
HSPが感じる刺激がどのようなものかを
人に説明するのはむずかしいのです。
また、HSPも説明して理解されなかったり、
拒絶や批判されることを恐れたりするので、
自分から理解してもらおうと行動するのも
かなり勇気がいることです。
2-3.人に相談できない
HSPはなかなか人に相談ができません。
自分で問題を抱え込んでしまい、
さらに悩みを深めてしまうことがあるのです。
相談すればいいといえば簡単ですが、
HSPも相談すればいいのにって思ってはいますが、
それがなかなかできないのです。
そうして悩みを抱え込み続け、
生きづらさを感じ始めてしまう人も
多くなっていきます。
3.生きづらさを解消する方法
HSPの多くは、生きづらさを感じている人が多く、
それでもなんとかがんばって生きています。
HSPの気質は他の人になかなか理解されにくく、
自分一人で悩みを抱え込みながら
生きている人も少なくありません。
そこで生きづらさを少しでも解消する方法を
紹介していきます。
ここで紹介する方法が必ずしも心の辛さを
完全に解消できるわけではありませんが、
少しでも気が楽になるかも知れない方法を
お伝えしていきたいと思います。
3-1.HSPの仲間を見つける
以前に比べると、
HSPについての情報はインターネットや本で
知られるようになってきました。
それでも、HSPの理解はまだまだ少なく、
一人で悩みを抱え込んでしまうこともしばしば。
そこで同じHSPとつながりをもってみると
良いかもしれません。
自分の身の回りでHSPらしき人がいれば
その人と想いを共有するのも良いですし、
今ではインターネットでつながることもできます。
すぐ見つかることもあれば、
少し時間がかかるかもしれません。
HSPの境遇を理解してくれる人がいるかどうかで、
辛い思いや苦しいと感じることが
少しでも減る可能性が高くなります。
3-2.1人の時間や空間を確保できるようにする
1人の時間や空間を確保することは、
HSPにとってとても大切なことです。
ストレスが少しずつ溜まるのを防ぐために、
自然の中を散歩する、居心地の良い音楽を聴く、
好きな食べ物を食べながら横になるなど、
自分がリラックスできる方法を
できるだけ多く見つけていきましょう。
3-3.HSPについて詳しく学ぶ
今になってはHSPのことをインターネットで
知ることができるようになってきました。
HSPについて詳しく知ることも、
生きづらさを解消する方法の1つです。
インターネットだけでなく、
本屋にはHSPに関する本がたくさんあります。
HSPの性質によって同じように悩む人がいて、
そういった人たちがどんな方法で対処しているのか
学ぶことができます。
4.最後に
いかがでしたでしょうか。
ここまでHSPの特徴と生きづらさの原因や
解消する方法について紹介してきました。
HSPは大変なことが多く、生きづらさを感じつつも
自分なりにいろんな方法を使って対処しています。
では、HSPをもっと知るには
どうすればいいのでしょうか。
1つの選択肢として、
心理学NLPを学ぶという方法があります。
NLPとはアメリカで生まれた心理学で、
天才セラピストと呼ばれた3人の
コミュニケーションスキルを
誰でも身につけられるようにした
実践の場で生かせる心理学です。
NLPは通称「脳の取扱説明書」とも呼ばれていて、
五感の使い方も学ぶことができます。
HSPの気質を持つ人にとって
五感の使い方を学べることは、
この先の人生で起きるあらゆる刺激に対処する術を
学べるようなものです。
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