人生や仕事で価値ある目標を本気で達成する大人の塾「足達塾」。
その塾長であり、実践心理学NLP（神経言語プログラミング）のマスタートレーナーの足達大和（あしだちやまと）がお届けするメッセージ、その名も【魁‼足達塾 活字編】
今回は【成人とは？大人とは？】というテーマでお届けします。
新年がスタートして
既に約1ヶ月。
早いものですね。
一月は全国各地で
「成人式」というセレモニーが開かれます。
子どもの時、つまり私自身が二十歳の時は
「大人になった」「成人した」
という実感はなかったのですが、
親になり、
自分の子どもが成人すると、
成人式は本人だけでなく、
親にとっても、
自分の人生を想う大切な
時間なんだなぁと、
感じたことを思い出します。
入園式、入学式、卒業式と
いろんな式がありますが、
その都度、
親もセレモニーだった
という立場の違いで
やっとわかることを
子どもたちが教えてくれています。
というわけで、成人の皆さんはもちろん、
ご家族の皆様も
おめでとうございます。
1．「大人」について
さて、「大人」について少し想うところをつづります。
年齢に限らず、子どもは
- 大人から言われたことをやる
- 大人から与えられたことをやる
- 大人に反発、反抗する
大人は、
- 自分でやることを
- 自分で選び、
- 自らの責任でやっていく。
と、いうことが挙げられると思います。
これは実は企業の世界でも同様のことが言えます。
2．経営者の本音
少しお話の背景が異なりますが、
経営者の勉強会などで、「できない社員の特徴」として以下の2つが挙げられることがあります。
一つは、
「言われたことができない社員」。
これはよくある話ですが、
もう一つは、
「言われたことしかやらない社員」
ということも挙げられます。
つまり、経営者や管理職からすると、
言われたことをやるのは当たり前で、
どれだけ期待を超えて、
「自ら動いていけるか」、
ということになるわけです。
このことも文脈や背景の違いで、
「言われたことをやるだけでは子ども」で、
先にお伝えした大人を上司に変えると、
「上司の言われたことをやる」
「上司に与えられたことをやる」
「上司に反抗や反発ばかり」では、
年齢は大人でも、
質的には「子ども」を意味してしまいますね。
また人生も同様に、
自分でやりたいことを見つけて、
（ここがポイントですが）
実際に動いていくことが
大人の階段を登っていくことなんだなぁと、
思うわけです。
エレベーターに例えるなら、
子どもは、来たエレベーターに乗るだけ。
大人は行き先のフロアを押す。
こんな感じでしょうか。
だから子どもはエレベーターにトラブルがあっても、ただ乗っているだけだから、逃げることができない。
自分で決めて動く力があっても、筋トレのように使わなければその力は衰えていきます。
これは独立せよ！起業せよ！
という話ではありません。
組織に属する一員であっても、
自分が仮に会社であるとしたら、
そのサービスの提供先は、
お客様であり、そして上司です。
またビジネスパートナーや取引先は、
部下や後輩、そして同期のメンバーがそうで、
そういった人たちが、あなたという会社の印象や評価を決めます。
その顧客からの評価があなたの価値を決めていきます。
社会的価値、また存在価値と言えるかもしれません。
あなたが自分の会社の社長であれば、
今の自分を雇うでしょうか。
その能力、その器、その態度にいくら支払うでしょうか。
そして周囲にいい影響を与える存在になっているかを考えた時、代わりがきく誰かになっていないでしょうか。
もっと安いコストで交換可能な存在になっていないでしょうか。
あなたが置かれた場所で
「成人すること」「大人になること」の
参考になればということでお伝えしています。
3．私を支えているある人の言葉
これは28歳の時の話です。
ある仕事が思うようにいかず、
落ち込んでいました。
そんな様子の私をみて、
妻は言いました。
- 妻「どうしたの？」
- 私「いや、なんでもないよ」
- 妻「なんでもないわけないじゃない。一緒に暮らしてるんだから、『なんかあった』、ぐらいはわかるわよ」
ま、確かにそうです。
逆の立場で私もわかります。
そこで、私は自分のことを妻に話しました。
「こう、こう、こうで」「ああ、ああ、ああで」と。
すると、その話を聞いていた妻がこんなことを言ってきました。
「あなたは幸せ者よ。
好きなことで悩んでいるんだから。」
「やりたい仕事で悩むのと、
やりたくない仕事で悩むのでは質が違う。」
こんなことを言ってきました。
それなりに安定している会社から、
やりがいのある仕事を見つけ転職をしたので、
妻が言ってきたことはとてもよく理解でき、心に響きました。
優しさと共に。そして続きます。
「世の中、やりたくない仕事で悩んでる人は
結構いるからね。そこを考えれば幸せ者よ」と。
これは実際にやりたいことで生きている方々に聞いていることですが、口を揃えてこう言われます。
「好きなことをやるということは、
それは決してラクなことをすることではなく、
辛いことを止めることでもなく、
寝食を惜しみ、情熱を捧げ、
それでも諦められずに前に進むことだ」と。
人生はいずれにせよ悩んだり、考えたり、落ち込んだりする。
どうせ悩んだり、落ち込んだりするのであれば、好きなこと、やりたいことで、頭を使っていく。
凹んでいる自分が情けないなぁと思えるほど、妻を賢いなぁと思いました。
今でも仕事が大変に思えることも人間ですから当然あるわけですが、そんな時、妻の言葉を今でも思い出します。
好きなことで、凹んでいるんだと。
※NLPを学ばれた方、これ「リフレーミング」ですね。
4．質的な成人を目指して
子どもと大人の違いや
期待を超える役立つ社員の話。
また妻の話と色々つづってきましたが、
子どもから大人になる成人と、
大人が貢献や人格も含めて、
「人」になるという2つの種類の
成人というものがあると考えていまして、
長男はすでに
物理的に成人しましたが、
私は、
大人が「人」になるという
成人を目指し、
またさらにいろんなことを
勉強していこうと思います。
- 言われたこと、与えられたことはもちろん、期待を超えて動けるようになること
- 自分の能力、器、態度、調和のとれたコミュニケーション力を磨き、自分の価値を高めること
- 自分でやりたいことを決めて、幸せのフィールドで凹んでいることを自覚し、さらに前に進むこと
こういったことを大切に、今年も前に進みます。
写真は、私が成人の時のものです。
年齢は四捨五入でほぼ二十歳です。
編集部からのお知らせ
【魁‼足達塾 活字編】を担当する足達塾長が登壇の、
大人気、夏の恒例行事となりつつある講演会のご案内です。
今年も興味深いテーマです！
- 第１部：哲学・心理学・宗教の賢者から学ぶ
- 第２部：有意義な人生に必要な
- 第３部：〜言葉が人生を変える〜
詳しくは、こちらをご覧ください。
↓
また、塾長の「一生に一度シリーズ」は収録映像をご用意しています。
ご参加を逃した方も、何度でも視聴可能です。
2022年のテーマは「NLP人を動かす3.0」。
収録映像のお申込みはこちらから！
↓
NLP人を動かす3.0 影響心理 集中トレーニング
～これまでの誠実な努力を実りに変えていく機会に～
2021年のテーマは「NLPと世界の成功法則/達成心理学講座」。
収録映像のお申込みはこちらから！
↓
NLPと世界の成功法則／達成心理学
～あなたの常識となった【成功観】を破壊し、次元を超えた成功を手に入れる～
これらのテーマは一生に一度取り上げるということで、今後はまた異なるテーマでの開催となります。
気になる方は動画でぜひご覧ください。
