やり抜く力があれば、
あなたの人生は確実に変わります。
あなたの望む結果を得られることでしょう。
やり抜く力は生まれながらの才能ではなく、
後天的に身に着けられる能力です。
そして多くの人が、
すでにやり抜く力を持っています。
しかし、その力を十分に発揮できていないのは、
ある重要なポイントに気づけていないからです。
この記事では、書籍「GRIT」に書かれている
重要なことを紹介するとともに、
実際の本を読んでも
うまくいかない人がいるため、
さらに、やり抜くために必須のポイントと
多くの人がやり抜けない本当の理由から
その解決策までをお伝えします。
最後までご覧いただくことで、
やり抜く力を確実に身につけるヒントを
得られるはずです。
目次
1.成功の秘訣、やり抜く力(グリット)とは?
やり抜く力(グリット)とは、
困難な状況や課題に直面した時に、粘り強さや情熱を持って、最後までやり続ける能力や意志のことを指します。
生まれ持った才能ではなく、誰もが後天的に身につけられる能力のことです。
バスケットボールの伝説的スター、マイケルジョーダン、Appleの創業者スティーブ・ジョブズ、アリババの創業者ジャック・マーなど偉大な成功者の共通点としても知られています。
また最近の研究によると、成功には、才能やIQよりも、やり抜く力の方がはるかに重要だという調査も存在します。
やり抜く力は構成する4つの要素から「GRIT」と呼ばれ、数年前に、大学教授のアンジェラ・リー・ダックワース氏が提唱したことで、世界的に注目を集めました。
やり抜く力を構成する4つの要素
やり抜く力は4つの要素の頭文字を取り、GRITと呼ばれます。
- Guts(度胸):困難に挑む
- Resilience(復元力):失敗しても諦めずに続ける
- Initiative(自発性):自分で率先する
- Tenacity(執念):最後までやり遂げる
何かを成し遂げるには結局のところ、コツコツと努力し続けられたかどうかです。
これができた人は成功を収める可能性がグッと高まります。
成功するには特別な才能はいらない、やり抜く力が最も重要と断言できるほど、やり抜くことは成功において、非常に重要なポイントです。
そのため、やり抜く力は、人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」と言えるでしょう。
2.やり抜く力がわかる!グリットを測る方法
あなたのやり抜く力のレベルはどれくらいでしょうか。
才能でなく、生きる過程で身につくやり抜く力は、あなたにも必ず備わっています。
書籍「GRIT」で紹介されているグリッドスケールを使って、今のあなたのやり抜く力を測定してみましょう。
次の10項目の中から、1項目ずつ「今の自分に」当てはまる数字を選びます。合計した数字を項目数の10で割った数字が、あなたのグリット・スコアです。この点数が高いほど、「やり抜く力が強い」ということになります。
1分ほどでできますから、あまり考え込まず、気軽にやってみてください。
※画像をクリックすると大きく表示されます
いかがでしたか?
参考数値として、アメリカの成人の平均は3.8だそうです。
今回の数値はあくまで「今のあなた」です。高かった人は、さらに伸ばしていきたいですね。仮に、今は低くても、これから十分に伸ばすことができますから、心配する必要はありません。
次の章で、やり抜く力を伸ばす方法を見ていきましょう。
3.やり抜く力を伸ばす4つの方法
ここでは書籍「GRIT」に載っている、やり抜く力を伸ばす4つの方法をご紹介します。
さらに次の第4章で、書籍の中では語られていない、人が頑張る時の動機について
知っておいた方がいいポイントをお伝えしていきます。
今より少し難しいことに挑戦する
筋トレと同じで自分に少しずつ負荷をかけることです。自分に負荷をかけなければ、簡単にできることをやっても、あまり力にはなりません。
少し頑張って昨日の自分を超える、今の自分に勝つ。これに挑戦し続ける。
挑戦は言わば、実験でもありますから、もしもうまくいかなかったとしても、
何度も繰り返しやればいいのです。
挑戦を目にすると、大ごとをイメージされるかもしれません。
決して大きなことである必要はなく、例えば、アイデアを一つ多く出してみる、いつもより10分長く勉強してみるなどでも構いません。これも立派な挑戦です。
小さな成功体験を積み上げる
自分で決めたことを達成することを意識してみてください。
例えば、腹筋を30回する、寝る前に本を10ページ読む、行きたかったレストランに行くなど。
これは成功体験なのか?と思われるものでも、決めたことを達成すれば、それは立派な成功体験です。
先程の挑戦と同様、大きなことである必要はありません。
ポイントは自分がやると決めたことをやることです。言い換えれば、自分との約束をきっちりと果たせるかです。
他人との約束と同じく、自分との約束も大事にしていきましょう。
グリットを持つ、持ちたい人がいる環境に行く
今のあなたは、一緒に過ごす時間の長い5人の平均と言われます。
年収、人間性、話し方、時間感覚などあらゆる面で周りの人の影響を受けます。
やり抜く力も例外ではありません。
普段からよく関わるあなたの周りの人がやり抜く力を持っていないのなら、やり抜く力が持つ、持とうとしている人が集まるところに身を置きましょう。
人は良くも悪くも、周りの環境に左右される生き物です。頑張っている人と過ごす時間が長くなると、あなたも頑張るのが当たり前になります。
とにかく環境にこだわることが大事です。
望む環境を見つけたなら、飛び込むことをおすすめします。
短期だけでなく長期目標を視野に入れる
やり抜く力を伸ばすには長期的な視点も必要です。
その日の目標、1週間後、1ヶ月後の目標からさらに期間を伸ばして、3年後、5年後、10年後どうなっていたいか、ぼんやりとでもいいので、ゴールから逆算して今やるべきことに集中することです。
人間は長期的な利益よりも目先の利益を重要視してしまう傾向があります。
しかしそこはグッと我慢して、なりたい自分に向かって懸命に努力すると見えてくるものがあります。
人生100年時代と言われる現代においては、長期目標を視野に行動することで、
圧倒的に有利な状況になれます。
目の前のことに集中しつつ、長期的な視点も忘れずに過ごしましょう。
4.やり抜く力を伸ばすもう1つの視点
この方法は書籍「GRIT」には載っていない方法ですが、
あなたが何かに挑戦している、またはこれから挑戦するのであればこの方法を知っておくと、絶対に役に立つことをお約束します。
やり抜いた時のメリットとやり抜けなかった時のデメリットを書き出す
やり抜いた時とやり抜けなかった時それぞれに対して、
①自分 ②周りの人 ③形のあるもの ④形のないものという4つの軸で考えるとより効果的です。
例
【何かをやり抜いた時のメリット】
- 自信に繋がる ①④
- 周りが喜んでくれる ②④
- 欲しかったものが得られる ①③
- 家族にプレゼントができる ②③
【何かをやり抜けなかった時のデメリット】
- 自信が下がる ①④
- 周りの人がガッカリする ②④
- 欲しかったものが得られない ①③
- 家族にプレゼントできない ②③
これは心理学NLPに出てくるLABプロファイルというものです。
主に人の行動パターンは、「目的志向」(目標や目的に向かって動く)と「問題回避」(問題を見つけ、回避することに向かって動く)に分類されます。
人が頑張ろうとする時や動く時は、
この2つのどちらかにスイッチが入ってやることが多いです。
自分が取り組むものに対して、どちらの動機から頑張ろうとしているのかを明確にすることで、
さらにやり抜ける可能性が上がります。
※LAB(ラブ)プロファイルとは
相手がつかう言葉から思考や行動のパターンを分析し、言葉で人の心を動かすスキルのこと。
前章と合わせて、やり抜く力を伸ばす5つの方法をご紹介しました。
どれも効果のある方法ですから、ぜひ取り組みやすいものから試してみてください。
ここで少し残念なお知らせになりますが、
ご紹介した5つの方法を試して、やり抜く力を身に着けたとしても、場合によっては、やり抜くことができないことが起こります。
それはなぜでしょうか?
次の章でやり抜くことができない本当の理由を解説します。
5.やり抜くことができない本当の理由
実は、どれだけやり抜く力を伸ばす努力しても、
あることを変えなければ、「やり抜けない」ことが起こるのです。
ですからこの根本的な原因を解消しないと、
この先もやり抜けないことが永遠と繰り返され続けるでしょう。
これからご紹介することは、一般的にはあまり知られていません。
しかしながら、知っておくと、今後の人生で間違いなく活きてくる内容ですから、
続きを読んで損をすることは、まずないはずです。
それでは、やり抜くことができない本当の理由をみていきましょう。
5−1.あなたのセルフイメージは高いか、低いか
「セルフイメージ」という言葉を耳にしたことはありますか。
やり抜けるのか、それとも挫折してしまうのか。
これには、あなたの「セルフイメージ」が大きく関わっています。
言い方を変えると、あなたの自信の度合いが高いか、低いかということです。
自分に自信がある方は、とことんやり続ける傾向が高いですし、
自分に自信がないと、どうしても失敗をイメージしてしまい、やり抜けないことが起こります。
よく根拠のない自信といいますが、
こういった自信は根拠がある、なしに関わらず、実はあるに越したことはありません。
セルフイメージとは、心の深い部分で持っている、自分に対するイメージ(印象)のことです。
- 自分をどんな人間だと思っているか
- 何が苦手で、何が得意か
- 周囲からどう見られているか
といったものです。
このセルフイメージは、
あなたの
- 年収、仕事の結果、地位やポジション、出会う人やパートナー
- 職場や恋愛でのあらゆる人間関係・心身の健康状態 など
人生のあらゆる場面に恐ろしいくらい影響します。
人生の9割はセルフイメージが決めると言っても過言ではありません。
しかしなぜ、それほどまで幅広く人生に影響してくるのでしょうか。
5−2.セルフイメージの恐ろしい影響力
私たちは生まれてから、日々様々な経験をします。
その様々な経験が、セルフイメージをつくり上げる要素となるのです。
どういうことかと言いますと、
日々の経験や体験は心に記憶として書き込まれると同時に、
その経験や体験からくる「思い込み」までもが、ワンセットで定着すると言われています。
そして、このようなことが日常で自動的に、心の中で処理されていくわけです。
例えば子供の頃、算数のクラスで、先生に褒められて、友達からもすごいね!と
言われたとすると、「私、算数得意かも!」というポジティブなセルフイメージが作られます。
もちろん勉強だけでなく、他の分野でもいえることで、仕事や恋愛、運動、人間関係など、
これまでの様々な経験から今のあなたのセルフイメージが作り出されているのです。
そして、それぞれの経験のインパクトが強いほど、その経験から出来上がったセルフイメージは
深層心理で強く残り、良い悪い関係なく、人生に大きく影響し続けることになります。
もし、子どもの頃から大人になるまでに失敗体験が続いたことがあると、
自分に対してマイナスなセルフイメージを今も持ち続けている可能性が高いです。
そしてそのマイナスなセルフイメージが知らずのうちに、足かせやブレーキとなり、
やり抜けない原因の一つになっているかもしれません。
失敗した体験が自信のなさに繋がることがあります。
自信のなさ、セルフイメージの低さ、マイナス思考など人によってはそれらをクリアしないと、どれだけ頑張っても結果が出ない可能性があります。
これこそが、やり抜く力はあるのにやり抜くことができない本当の理由なのです。
やり抜く力を持っているのに、セルフイメージが低いために本来あなたが持つ能力を十分に発揮できず、埋もれて終わってしまう。
勘の言い方ならすでにおわかりかと思いますが、
本人でも気づかない深層心理にあることですから、簡単には変えられません。
6.真にやり抜く力を伸ばす最後の超重要ポイント
さて、あなたは自分のことをどんな人間だと思っているでしょうか。
つまり、どんなセルフイメージをお持ちでしょうか。
どんなに素晴らしい環境に恵まれたとしても、「自分にはできない」という思いが、
自分でも気づかない心の奥にあれば、やり抜けることはありません。
真にやり抜く力を高めたいなら、
自分の深層心理にあるセルフイメージが適切な働きをしているか、
足を引っ張っているのか、ここをしっかり見定めていく必要があります。
もし、セルフイメージが低かったり、マイナス思考が強いとそれらが足を引っ張ってしまい、
やり抜くことができないことの方が多くなるでしょう。
反対に、セルフイメージが高く、自分に対する自信が強いと
今回ご紹介した要点を実践すれば、様々なものをやり抜いて新しい世界を見ていくことが
できるようになるでしょう。
もし、あなたが
- セルフイメージを高めて人生をより良くしたい
- マイナスな過去の失敗体験を変えたい
- 自分や人の動機づけ、コントロールの方法を知りたい
このようにお考えでしたら、人気の心理学NLPがおすすめです。
「脳と心の取り扱い説明書」と呼ばれる心理学NLPは
日常生活への応用範囲が広く、アプローチできる分野も様々であるため、
多くの経営者や医師、弁護士、コンサルタント、教員、コーチ、カウンセラー、
ビジネスパーソン、主婦、学生など幅広く学ばれています。
特にセルフイメージは、人生を決定づけるといってもいいほどに、あなたのすべてに
影響するものですから、学んでおいて損はないはずです。
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結局のところ、最後に成功するのは、才能に恵まれた人ではなく、真にやり抜いた人です。
自分の現状を様々な角度から分析して、何が必要なのかを明確にし、正しい方法で解決する。
そして目標に向かって、やり抜く力を最大限に発揮すれば、自然と次のステージが見えてくるはずです。