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『社長の教祖』と呼ばれた一倉定から学ぶ経営のコツ3選

一倉定から学ぶ経営のコツ3選

10,000社を超える企業を指導し、
たくさんの赤字会社を復活させた一倉定という
伝説の経営コンサルタントをご存じでしょうか?

生涯、顧問契約を1件も結ばず赤字会社を中心に
指導してきた人物。

ダメな社長には小学生のように叱りつけ、
時には、手にしたチョークを投げつける反面、
社長と悩みを共にし親身になって指導することから

「社長の教祖」
「炎のコンサルタント」

などの異名を持ち、
ユニ・チャーム創業者の高原慶一朗や
ドトールコーヒー創業者の鳥羽博道など
多くの経営者から人気を得ています。

一倉定はどのような考えを持ち
社長に指導や教育をしていたのか、
いくつかの書籍や動画を参考に
一倉定流『経営のコツ』をご紹介いたします。
ご興味をお持ちの方はぜひ最後までご覧ください。

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1.一倉定とは?

伝説の経営コンサルタント一倉定とは?

経営指導歴30年以上、あらゆる業種・業界を指導し続け、『経営コンサルタントの第一人者』や『日本歴代最高の経営コンサルタント』と称されている人物で空理空論を極度に嫌い、徹底して実践現場主義と顧客第一主義を掲げていました。

一倉定の名言や語録として

  • いい会社とか悪い会社とかはない。
    あるのは、いい社長と悪い社長である。
  • 電信柱が高いのも、
    郵便ポストが赤いのも社長の責任である。
  • 事業経営の成否は、99%社長で決まる

などなどユニークな言い回しが多くあります。

Wikipedia 参照

「社長が変われば、会社は変わる」と主張し、ここまで『社長・経営者』に固執する理由は、自身が過去に勤めていた会社の4社が倒産するという経験しているからではないかというエピソードがあります。

一倉定は“日本のドラッカー”とも言われており、松下幸之助やピーター・ドラッカーの書籍を隅々まで読み、実践・指導をしていたからではないかともいわれています。

著書は社長学や経営に関する物ばかりで中には1冊1万円以上するものもありますので、興味のある方はどんな書籍なのかぜひ調べてみてください。

今回はその中から『一倉定社長学シリーズ全10巻』の10巻にあたる『経営の思いがけないコツ 』を参考に経営のコツをご紹介していきます。

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2.一倉定から学ぶ経営の3つのコツ

経営の3つのコツ

それでは一倉定が社長や経営者にどのような指導や何を大事していたのか、3つのコツをピックアップしてみました。

  1. 社長はお客様を訪問せよ
  2. 環境整備の実施
  3. 「ワンマン経営」の徹底

それでは1つずつ詳しく見ていく前に、この書籍のはじめには、「天動説」について書かれています。
この書籍の中で書かれている「天動説」とは「世の中は我が社を中心に回っている」という考え方のこと。

これまで一倉定がコンサルタントをしていた中で多くの社長がこの天動説をの考えをしていたことが書かれています。

この考え方をしている社長や経営者の会社は経営悪化や倒産してしまうことは想像に難くありませんので、天動説の考えは今すぐにやめて、お客様の要求の変化やライバル会社の状況など関心を持つようにしましょう。

そして一倉定は「事業経営とは何か」に焦点を合わせて勉強したところ「事業とは市場活動である」ということだと書かれています。

このことを踏まえ一倉定が書き記した経営のコツを見ていきましょう。

2-1.社長はお客様を訪問せよ

社長はお客様を訪問せよ !

社長室を社長の定位置として社内を見回り社員の仕事ぶりをみて欠点を見つけ指摘することを来る日も来る日も続けている社長はいないでしょうか?

一倉定は社長の一番の仕事はスーパーや小売店、ディーラーなどのお客様を訪問することだと何度もこの書籍では書かれています。

なぜ、このような訪問をするかというと商品がどのように場所や位置に陳列されているか、ライバル商品はどうなっているか、社内では全く分からなかったら意外な事実をお客さまから聞かされれることや知らなかった情報が得られるということです。

さらにはセールスマンに売れる商品を置いていって欲しいと頼んだところ売れ筋はわずかで売れ行きの悪い商品を置いていくセールスマンが多くどのお店でも同じようなことを言われることがあり、セールスマンは売れない商品を優先する傾向があるようです。

お客様の訪問をすることによってこのような販売不振の原因が掴めるきっかけや、販売方針、人材育成の見直しができるようになり、売り上げの改善に繋がるヒントがあるかもしれません。

また、繰り返し訪問することで相手との信頼関係が上がりライバル会社との差を広げられ売り上げにつながる相談や業務依頼がいただけるかもしれません。

ただし、訪問にも注意があります。

社長だけでなく役員などが訪問すると、お客様(小売店やスーパーなど)に威張ったり、電話口では横柄になったりとお互いの関係を悪化させる事態もあるようなので注意しましょう。

また、下記ではクライアントとの関係性を築く上で
大切な表敬訪問の仕方についてもご紹介していきます。

ぜひ参考にしてみてください。

表敬訪問のポイント

(1)この日は自分の会社には出社しない

訪問する日は朝、自分の会社に行ってはいけません。

なぜなら、会社のスタッフが相談や指示を受けに来たり電話や来客があったりとそれだけで1日が終わってしまう可能性があり結局お客様のところに行けなくなってしまいます。

(2)お客様のアポイントはとらない

理由は、訪問の目的は日頃の感謝をお伝えしにいくことだけです。

何か相談したり長時間のお時間を頂戴する場合は予めアポイントを取る必要がありますが、
この訪問の場合はご挨拶程度なので無理にアポイントは取る必要はありません。

相手が不在でも日付を書いた名刺を置いていけば良いでしょう。
後で気遣ってくれてご連絡をいただけるかもしれません。
もしご連絡がきたら手短に日頃の感謝の旨をお伝えしましょう。

(3)お客様には一人で会う

自分が複数人で訪問されたらいかがでしょうか?

言いたいことも言いにくくなってしまいます。
本音を聞き出すことができなければ時間の無駄になってしまうので一人で訪問しましょう。

(4)お客様の要望だけを聞く

先ほども申し上げた通り訪問の目的は感謝をお伝えするだけです。

先方が希望や要求、苦情や不満があれば聞き入れることです。
もし、返答が必要な要望などがあればお答えしてください。

(5)繰り返し定期的に訪問する

特に訪問回数に決まりはありませんが、いままでお客様のところへ訪問したことがなければ 1〜2か月に最低3〜5回は訪問してみてください。

たった1回の訪問で心を許してくれる人はそう簡単にはいません。
むしろ「いきなり何をしに来たんだろう?」と訪問目的を探ろうとしてくるでしょう。

数回の訪問で本当に感謝のお伝えをするだけという目的が相手に理解していただいた時に心を許してくれるでしょう。
もし、きついことやお叱りを受けた場合はこちらのことを心配して下さっていると思って感謝しましょう。お仕事をいただけているのは目の前にいるお客様のおかげなのです。

訪問回数は誠意の現れですがお客様が忙しい時期などは気配りを忘れずに。

(6)滞在時間は長くても10分以内

理由は簡単で「社長は無駄な時間を一分も使いたくないから」です。

1回目の訪問では相手が気を使って長居してしまう可能性があるかもしれませんが2回目以降は数分で引き上げることをしっかりとお伝えしましょう。

一倉定は多くの社長から滞在時間のことをお聞きした時の返答は5分で十分という結果でした。

お客様のと長く話すことができることができればそれだけ信頼関係が出来ているという証明となりますので信頼関係が構築できるよう訪問を繰り返してみて下さい。

またこの章では正しいクレーム処理の重要性についても書かれています。

正しいクレーム処理をすればお客様の信頼を失うのではなく、さらに信頼され会社の評判もよくなりさらに仕事をいただける可能性も出てきますのでクレームは積極的にそして素早く対処していきましょう。

2-2.環境整備の実施

環境整備とは?

『環境整備』という言葉を耳にしたことはありますか?

世間一般の環境整備の定義は、職場の環境を整えて備える活動をして無駄を省き社内のコミュニケーションを円滑にし生産性を高めることです。

そして、一倉定の定義づけは

「環境整備とは、規律、清潔、整頓、安全、衛生の5つの活動を行うこと」

「安全」と「衛生」は他の3つの活動とともに自然にできてしまうので単独の活動と考えなくて良いとしています。

それではさらに「規律」「清潔」「整頓」を詳しく見ていきましょう。

(1)規律の定義

規律とは何かするということではなく「心構え」であるということ。

その心構えとは、

  1. 決められたことを守る(ルールを守る)
  2. 指示や命令を必ず実行する

ということ。

社内に必ずと言っていいほど一人はいるルールを守らない人が出てきます。
しかし、このような定義を決めることによって、そのような人は周りから疎外されて孤立し、最終的には退社していくことになります。

会社にはこのように同じ考えや行動を共感できる人だけが残っていくことになるでしょう。

(2)清潔の定義

清潔とはただきれいにするだけではなく、整理することも含まれる。

  1. いらないものを捨てる
  2. いるものを捨てない

ということ。

人体で例えるといらないものを捨てないことは“便秘”であり不健康な状態を示しています。

場所を問わず不要なものがあるとすれば、それは邪魔でしかなく不潔で人をイライラさせ百害あって一利なしです。

(3)整頓の定義

整頓とはきれいに片づけることではなく

  1. 物の置き場所と置き方を決める
  2. 管理責任者を決めて表示する

ということ。

これは先ほど清潔で書いた不要な物を捨ててからやることと、物の置き場を決めることで物を探す時間が大幅に削減され生産性が向上します。

さらに、整頓の肝として消耗品から文房具、自動車などあらゆるものを直線、直角、水平、垂直、等間隔に置くことです。

「そんなことをしていたら大きく時間をロスしてしまう」とご心配な方がいるかもしれませんが、実際にやってみると生産性が20〜30%上がったという話もあります。

このように環境整備を行うことで機械の故障や社内環境の改善、社員・スタッフの成長など様々ところで恩恵を受けることができ生産性の向上にもつながります。

また、このような習慣を持つことで日頃の行いでもライバル企業にも違いを生み出しお客様の信頼を得ることができれば売り上げにもつながることになるでしょう。

具体的な環境整備のやり方は割愛させていただきますが、興味を持った方は調べて実践してみてください。

2-3.「ワンマン経営」の徹底

「ワンマン経営」とは

ワンマン経営とは社長ただ一人で事業経営のすべての責任を負うことです。

ワンマン経営と聞くと独裁的で権力を振りかざし、何もかも一人で仕切るイメージですがそういったことではありません。

ポイントは「独裁はするが独断はしない」ということ。

具体的には何か決断する時は社内外問わず、専門家など色々なところからあらゆる知恵と情報を聞き集めて自分の考えが正しいかどうかを確かめ決断することです。

社内の多数決で決まったことでも社長は慎重に考え、自分の考えと反対の場合であっても、時と場合によってはみんなが反対していることを強行することもあるということです。

また、社内の全員が賛成の場合は議論がしっかりされていない証拠であるという考え方があり決断の材料にするのは慎重になったほうが良いでしょう。

※ユダヤ人は「全員一致は無効」としているようです。

会社がつぶれた時の責任は「社長ただ一人」にあります。
会社の批判も文字通り「社長だけ」に集中し、副社長や専務が責任を追及されることはありません。
こういった意味合いからも“ワンマン経営”が正しいと言えます。

このことから何でもかんでも社員に任せるのではなく、最後は必ず社長が「決定」することです。

この章では『事業』の誤った考え方が書かれています。

事業とは「内部管理」のことと思いこんでいる人たちが多く、経営学者や経営コンサルタント、銀行幹部などかなりの部分の人たちが「経営とはマネジメントのこと」と思い込み、間違った情報を教えているようです。
こういったアドバイスには注意してください。

何度も言いますが、一倉定は社長の一番の仕事は『お客様の訪問』と強調しており、自身の過去の経験から社長が社内にいることの危険性を示しています。

事業とは何か?という問いを常に持ち、何をすべきかを考えてみてください。

3.一倉定のおすすめ本3選

書籍

社長専属のコンサルタントをしていただけに、社長・経営者向けに書かれた本がほとんどです。

本だけではなく無料で一部をYouTubeでもご覧いただけますし、音源(CD)であったりDVDも販売されています。

その中で僕がおすすめする書籍3冊をご紹介いたします。

3-1.『経営の思いがけないコツ』

この記事で参考にさせていただいた書籍で時代の流れとは関係なく、事業経営の原理原則がわかりやすくまとめられた書籍です。

経営にとってやらなければいけないことが、理由も付け加えられて書かれているので、すぐに実行できることや間違った行動・考え方にも気づかされる内容です。

各業界・業種の事例も書かれていますので広い視野を持つことができ経営改善のヒントになるかもしれません。
約600ページとページ数が多い書籍ですが、まずはこちらから読んでみてはいかがでしょうか。

《新装版》第10巻 経営の思いがけないコツ (一倉定の社長学)
一倉 定 (著)、出版社:日本経営合理化協会出版局

3-2.『一倉定の経営心得』

社長のための経営バイブルとして紹介されています。
約240ページの書籍で右ページには語録、左ページには解説が書かれていて左右で1つの項目が完結する構成となっています。
経営の要点104項目が読みやすく書かれているので、区切りがつけやすく時間がない人でも無理せず読める書籍です。

一倉定の経営心得 一倉 定 (著)、出版社:日本経営合理化協会出版局

3-3.『一倉定の社長学』

こちらの書籍は著者が一倉定ではなく出版元はプレジデント社、著者は日本経営合理化協会・主席コンサルタントの作間信司さんです。

作間氏は一倉定の指導を間近で学び一倉定の社長学の本質を理解しているコンサルタントで、この書籍では「一倉定の社長学を継承することが使命」と書かれており一倉定の考えや人柄などが凝縮されています。

現代の経営課題も踏まえ「一倉社長学」の教えをさらに進化させた内容となっています。

一倉定の社長学
作間信司 (著)、出版社:プレジデント社

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最後に

いかがでしたでしょうか。
経営の3つのコツを挙げさせていただきましたが他にも「経営計画を立てる」「資金に強くなる」「販売戦略の決め手」など他にも経営に関するヒントが書籍に書かれています。

人間心理のことも触れられており、長く経営コンサルタントをやってこれたのも、経営の原理原則を熟知していたのはもちろん、

社長とのコミュニケーションであったり相手のことを思いやるという心理学も心得ていたと僕は思っていますし、社長・コンサルタントに限らず全ての業界・業種問わず心理学は必要だと感じています。

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