ビジネス・仕事

メンタルマネジメントに不可欠な心理学的テクニックとは?

「メンタルマネジメント」ができれば、
あなたのパフォーマンスは飛躍的に向上します。

多くの人は、実力を持っていたとしても
ここぞという場面でその実力を発揮できずに、
十分な結果を得られずに終わってしまいます。

仕事やスポーツなどの分野を問わず、

自身のメンタルをマネジメントできるかどうかは
その結果や成果を良くも悪くも
大きく左右すると言われています。

そのため、
メンタルマネジメントの構造を理解して、
自分なりの方法を探求しながら
実践し続けていくことは非常に大切なのです。

私自身も男子新体操という競技を
18年間続けていましたが、

新しい技やスキルを習得するよりも
自身のメンタルをマネジメントすることの方が
断然難しいということを肌で実感しています。

ただ、現役時代から
メンタルマネジメントを学んで実践し、
自分自身の内面と向き合うことで、
全国大会で12回の優勝をすることができました。

本記事では、
そんな私の実体験も交えながら
「メンタルマネジメント」について
詳しく解説し、ご紹介していきます。

著者:安藤 梨友(あんどう りとも)

男子新体操を4歳から22歳まで続け、現役中に全国大会で12回優勝した経験をもつ。

スポーツを通して、緊張と向き合い成功と失敗を繰り返しながら、克服するためには自身の過去の体験を振り返ることがヒントになることに気づいた。

スポーツと人間心理を知ることで得た、実践的な学びを広めようと執筆に臨む。

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1.メンタルマネジメントとは

メンタルマネジメントとは、あなた自身を望ましい、より良い状態へと導く方法の一つです。

例として、下記のことができるようになります。

  • 目標を達成するためのモチベーションを向上させ、その状態を維持できる
  • 大事な場面で、本来の自分の実力を発揮することができる

この章では、メンタルマネジメントの目的や効果に加えて、

メンタルマネジメントと混同されることが多い、メンタルヘルスマネジメントとの違いについても詳しく解説していきます。

1-1.メンタルマネジメントの目的

メンタルマネジメントをする目的は、大きく分けて2つあります。

1つ目は、モチベーションの向上と、その状態を維持できるようになることです。

一度やろうと決めたのに、気付いたら続かなくなっていたという経験は、恐らく誰もが一度はしたことがあるのではないでしょうか?

「継続は力なり」という言葉があるように、何事もやり続ける、まさに「継続」することが目標を達成するための第一歩だと言われています。

ただ、その反面で「三日坊主」という言葉も聞いたことがあるでしょう。

一時はやる気が漲ってきて、「やるぞ!」という思いを強く持っていたとしても、その思いを常に持って、決めたことを継続することは簡単ではありません。

メンタルマネジメントをすることで、モチベーションを自分でコントロールすることができるようになり、望ましい結果や成果を得られるようになります。

2つ目は、どんな場面でも、自分の本来の実力を発揮できるようになることです。

練習や準備の段階では上手くいくのに、なぜか本番では思うようにいかなかったり、失敗してしまった経験はないでしょうか。

私も現役時代に、大会本番に緊張してしまい、ここぞという大事な場面で、本来のパフォーマンスを発揮できなかった経験が何度もあります。

しかし、メンタルマネジメントをすることで、どんな状況下に置かれたとしても、安定した自分を手に入れることができました。

それでけでなく、不安定になってしまった場合にも初期の段階で気付いて、対処することもできるようになります。

1-2.メンタルヘルスマネジメントとは

「メンタルマネジメント」と混同されることが多い、「メンタルヘルスマネジメント」とは、主に職場における従業員のストレスケアや、メンタルがネガティブな方向に進まないようにするために、心の健康状態をサポートすることです。

「メンタルマネジメント」との違いについては、1-3でご紹介します。

メンタルヘルスマネジメントをする目的は、従業員の心の健康状態をサポートし、精神疾患に陥らないようにすることです。

従業員が職場でストレスを抱える様々な原因に対して、状況を把握し、それぞれを改善していく必要があります。

改善することで、従業員のメンタルをサポートしたり、大きな問題に発展してしまう前に未然に防ぐことができるのです。

また、「メンタルヘルスマネジメント検定」という試験もあります。

この検定は、対象者を下記の3つに分けられます。

  1. 経営幹部、人事労務管理スタッフ
  2. 管理監督者
  3. 一般社員

対象者に応じて、心の健康状態をサポートしたり、メンタルをケアするのに役に立つ知識や対処法を学ぶことができます。

1-3.メンタルヘルスマネジメントとの違い

メンタルマネジメントは、対象者の精神状態を、0の状態からプラスに引き上げたり、既にプラスにある状態を、更に高いレベル(プラスの状態)へと導いていくものです。

そうすることで、アスリートであれば大会本番で本来の力を発揮できたり、更に高いプレーができるようになるのです。

また、会社員であれば、大勢の前でプレゼンをしたり、大事な商談をする場面で、いつもの自分のペースかそれ以上のパフォーマンスを発揮できるようになります。

それに対して、メンタルヘルスマネジメントは、対象者(労働者)の精神状態を、0の状態からマイナスにいかないようにサポートしていくものです。

ですので、ご自身や対象者の精神状態を見極めて、使い分けてアプローチすることが重要です。

2章では、更に高いパフォーマンスを行うための「メンタルマネジメント」の具体的な方法について、ご紹介していきます。

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2.望ましい未来を作り出す!メンタルマネジメントの3つの方法

この章では、あなたのパフォーマンスを飛躍的に向上させる「メンタルマネジメント」の具体的な3つの方法を、私の実体験を交えながらご紹介します。

2-1.目標を紙に書き出して貼り出す

1つ目は、「目標を紙に書き出して貼り出す」ことです。

一見、シンプルで簡単に思えるのですが、この手法は、特にモチベーションを維持することに、効果を発揮します。

なぜなら、人は自分が見たり発した言葉の通りに、無意識のうちに引き寄せられるからです。

ですので、紙に書き出した目標は、毎日必ず目に入る場所に貼り出すことが非常に大切です。

私も実際に現役時代に、ベッドの上の天井に「全国大会 完全優勝」と書いた紙を貼って生活していました。

こうすることで一日の中でも最低2回、朝起きる時と夜に寝る時に自然と目に入ってきます。

習慣的に自分が掲げた目標を見ることで、目標について考える回数が増えるので、モチベーションも高く保つことができます。

さらに、その目標を達成するために何が必要で、何をすべきなのかを考えることにも繋がるので、目標の実現がしやすくなるのです。

私自身、様々なメンタルマネジメントを試してきましたが、実際にこの方法が最も強力かつ効果があり、結果に繋がったと感じています。

2-2.自分だけのルーティンを作り出す

2つ目は、「自分だけのルーティンを作り出す」ことです。

こちらの方法を実践することで、大事な場面で、本来の自分の実力を発揮しやすくなります。

なぜなら、ルーティンを作ることで、自分の精神状態がどんな状況でも一度フラットに戻したり、良い状態に高めることができるからです。

言い換えるならば、やる気スイッチのようなものを作り、それを自在に使いこなすことで、モチベーションに左右されずに、目標に向かって突き進んだり、本来の力を発揮することができるようになります。

例えば、有名な例としてイチロー元選手が挙げられます。

バッティング前にバットを回して、肩の部分に手を添えるような特徴的な動作を、一度は見たことがあると思います。

他にも元ラグビー選手の五郎丸選手も、キックをする前に顔の前で両手を組んで、祈るようなポーズをする、「五郎丸ポーズ」も有名かと思います。

これらの例からも分かる通り、プロのアスリート選手も、自分自身の最高のパフォーマンスを発揮するために、自分だけのルーティンを作り出して、競技に取り入れているのです。

自分だけのルーティン、やる気スイッチを作り出す方法を、心理学NLPではアンカリングと呼んでいます。

アンカリングをすると、自分自身の精神状態を望ましいものにすることができるので、それがパフォーマンスの質の向上にも直結してきます。

アンカリングについて、興味を持たれた方は、下の記事で詳しく解説していますので、ご覧ください。

最高の状態を作り出す!誰でもできるNLPのアンカリングとは

2-3.良かったことと改善点を明確にする

3つ目は、「良かったことと改善点を明確にする」ことです。つまり、自分ひとりでも誰かと一緒でも良いので、反省会を繰り返すことが非常に大切です。

なぜなら、人が何かを継続できなかったり、モチベーションが下がる大きな原因の一つとして、目的が不明瞭ということが挙げられるからです。

そのため、自分自身のやるべきことや実践したことに対して、その結果がどうであったかを、より具体的にして、次に活かしていくことがモチベーションを維持する上で重要なのです。

私自身も現役時代には、毎日繰り返して自分の演技動画を見返しながら、一人で反省会を行い、改善を重ねていました。

そうすることで、自分自身の求める理想像にどんどん近づいていることが実感できます。

多くの人が継続することをゴールにしてしまっていますが、それは落とし穴なのです。

本来の目的は、継続することではなく、理想を叶えて実現していくことです。

実践したことに対しての振り返りを行うことで、理想像に向かって成長していることが実感でき、自然と継続力を身につけ、メンタルマネジメントができるようになります。

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最後に

いかがでしたでしょうか?

本記事では、メンタルマネジメントとは何か、について解説しました。

さらに、実践心理学NLPのスキルを活用しながら、メンタルマネジメントをする上で必要な、3つの具体的な方法について解説しました。

  • 目標を紙に書き出して貼り出す
  • 自分だけのルーティンを作り出す
  • 良かったことと改善点を明確にする

この記事を掲載しているメディアサイトLife&Mind⁺は、NLP-JAPANラーニング・センターが運営しています。

NLP-JAPANラーニング・センターでは、今回紹介した「アンカリング」のスキルの他にも、人生のあらゆる場面で活用することができる、実践心理学NLPを学びを提供しています。

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