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【森信三】の生涯と逆境の突破に欠かせない考え方や心に響く名言をご紹介 

国民教育の師父』、森信三

人生と真剣に向き合い、
人はどう在るべきかを
生涯にわたって研究し続けた彼は、

  • 修身教授録
  • 人生二度なし

といった名著を残し

修身教授録が書かれてから80年以上たった今も、
熱狂的なファンを生み続けています。

特に、管理職や経営者といった
人を率いる立場にある人、
模範的な姿を人に見せる立場の人にとって、

森信三の学びは、
思わず「唸る」内容がたくさんあります。

なぜ彼は多くの功績や心に
響く言葉を残すことができたのでしょうか。

ここでは、今だからこそ必要になってくる
森信三の考え方について詳しく解説していきます。

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1.森信三の生涯

森信三は哲学者であり、
教育者としても広く知られています。

多くの人からは、
森しんぞうと呼ばれていますが、
実は戸籍上での名前は「のぶぞう」と
登録されています。

実は他の人がわかりやすいように
通称「しんぞう」と森信三自身が
名乗っていました。

そんな森信三の講義や著書は聞き手や読み手の
心を奮い立たせるものが多くあります。
しかし、彼の人生はそう上手くいくことばかりの
人生ではありませんでした。

特に少年時代の経験が森信三の感性を
磨く礎になっていると言えるかもしれません。

1-1.略歴

では、森信三はどのような少年時代を過ごしていたのでしょうか。

生年月日1896年9月23日
出生地愛知県知多郡武豊町
家族

端山家、男三人兄弟の末っ子。

※森信三の出生後すぐに2番目の兄が死亡している。

乳児期生後まもない信三を置いて母のはつが実家へ。
もらい乳で何人もの乳をのみ育つ。
2歳森家に養子に出される。
幼少期アレルギー体質で体が弱く、養子に出されたことに酷くショックを受けていたが、義父母の実直な愛情をたくさん受けて育つ。
小学校

小学校では首席を取り続けたが、運動はかなり鈍かったため独り遊びが多かった。

そこで「人間はなんのために生まれてきたのか」という問いを持つが答えは見つかりませんでした。

中学校もう一人の兄が腸チフスに罹り死亡。
1920年広島高等師範学校に入学。
1923年京都大学哲学科へ入学。

いかがでしょうか。

このように、なかなかにつらい
少年時代を過ごした森信三でしたが、

その中で彼は

  • 「人間は何のために生まれてきたのか」
  • 「自分とは何なのか」
  • 「どう生きるべきなのか」という

誰もが一度は考えたことがあるかもしれない
問いについて、人一倍強く考えていました。

そこから森信三は

「たった一回しかない人生を、
取りこぼさないためにはどうしたらいいのか。

持てる能力を十分に発揮するためには
何をするべきか」という問題意識を
強く持つようになっていったのです。

少年時代に経験した2度 死にかけた体験

森信三が少年時代に死にかけた経験を
2度もしていることをご存知でしょうか。

技術や医療が進展している現代では、
なかなか経験することは多くはありませんが、

この体験が森信三の考えの根本を
作っていると言っても過言ではありません。

1度目

ある時、友人に誘われて12キロ離れた対岸まで
泳いで海を渡ることになりました。

しかし楽しい時間も束の間で、潮に流されてしまい、
5時間以上泳いでも対岸にたどり着くことは
できませんでした。

疲労困憊の状態でしたが、
運良く渡し船に助けを求めて
助かることができました。

2度目

この1年後に森はひどい発熱を起こして
緊急入院をすることになりました。

その病名は実の兄が
命を落としてしまった腸チフスです。

闘病生活は1ヶ月以上も続き、
ようやく一命を取り留めました。

1つ驚くべきことは、
実の兄が亡くなった歳と同じ19歳で
信三もチフスを患ったということです。

これらの経験を通して
「人間の命はいつ終わるかわからない。」
ということを実感して、

今生きていることへの感謝や
「人生二度なし」という考えの

根幹を作成することに
なったのではないでしょうか。

他にもソ連軍に
捕虜にされそうになった経験や、

借金を抱えたことなど、
普通では考えられないような
多くの経験をしています。

このような状況から
生き延びたということが

森信三が逆境の経験を乗り越える
力の源になっているのかもしれませんね。

生き方を決めた本との出会い

森信三は1916年に
横須賀尋小学校の教師として赴任しました。

そしてある時に彼の人生の方向性を
決める本と出会いました。

それが三浦修吾が書いた「学校教師論」です。
この本を読み、教師として日常の雑務に追われて、

目の前の仕事のことばかりを考えてしまい、
忘れかけていた
問題意識を再認識することになったのです。

そして森信三は

「一度しかない人生をどう生きるか」
についての

問題意識を失ってしまったら
ただの人間のままだ。

どうやって食べていくのか、
お金をたくさん稼ぎたいなど

小さなことばかりに
とらわれていると人生は前に進まない。

志を高く持たなければ。
ということに気づきました。

ここまで森信三のいくつかの
エピソードを
ご紹介させていただきました。

彼の心に残る言葉は
彼自身の経験の積み重ねから
きているものであり、

1つの出来事を
蔑ろにしない
生き方を学ぶことができます。

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2.逆境を突破する森信三の考え方

第1章でも少しご紹介させていただきました。
森信三から人生において多くの人が

体験するであろう逆境との
向き合い方についても
学ぶことができます。

森信三は「全一学」と呼ばれる
哲学を提唱しており、
多くの人がこれを学びました。

まずは「全一学」について
お伝えをしていきます。

2-1.全一学

「全一学」は森信三が生涯に渡り、
多くの学問や哲学の学びを積み重ね、

そこに実践性をプラスして
作られたものです。

彼は学びの中で

「ただ勉強をして知識を身につけても、
自分の現実を変えることができなければ
何の意味もない。」

と言うことに気づきました。

そのため「全一学」は実践の哲学とも
呼ばれています。

皆さんも一度は

「知識で終わってしまっていて
役に立っていないな」
と思われたことはありませんか?

ここからは森信三が長い年月をかけて
築き上げ導き出した、

知識だけでは終わりにしない
実践哲学である「全一学」の
教えについてご紹介していきます。

人生や職業といったものとの
向き合い方についても

考える良い機会になると思いますので
ぜひご覧ください。

人生について

「一切の悩みは比較より生じる。
人は比較を絶した世界へ躍入するのき、
はじめて真に卓立し、
いわゆる天上天下唯我独尊の境地に立つ」

人の悩みは、

誰かと比較することや
羨ましいと思う心から生まれます

人と比較することを止めることで
本当の自分自身を見直すことができ、

圧倒的な境地に
立つことができるということです。

与えられた現実の環境の中で、
人間として最善の努力をし、
そこに天地を切り拓く。

そこで、はじめて現実の環境に
主体的に立った
ということになります。

本当に生きがいがある人生とは、
自分に与えられたマイナスも
プラスに反転させることです。

職業について

「職業とは、人間各自がその生を支えると共に、
この地上に生を享けたこの意義を
実現するために不可避の道である。

されば職業即天職観に、
人々はもっと徹すべきだろう」

人は今、就いている自分の仕事を
天職と思ったとき、

名声をを求める考えはなくなり、
目の前のことに打ち込めるようになる。

それを続ければあなたしかできない
仕事ができるようになります。

天職に打ち込むことは、
人間が世の中の人が求めている

権利や立場から抜け出す
一つの方法になるということです。

つまりどんな仕事も
真剣に取り組めば、

あなたにとっての天職になる
可能性があるということです。

人生で2度ある伝記を読むべきタイミング

1度しかない人生をどのように過ごすかという
問題意識の元で森信三は「伝記を読む」ことが
必要だと話しています。

そしてその時期は2回あると記しており、

まずは、人生に悩み始める12〜16歳。
ここで人生の志を立てることです。

そして2度目は具体的に目標が定まってくる
35〜40歳前後と話しています。

たくさんの苦労をして、
偉大な功績を残した偉人と

自分の人生を照らし合わせて、
何ができるかを考えることが必要です。

森信三も教師をしている時は、
授業と授業の合間の空いた3時間、
勤務が終わってから帰宅するまでの2時間、

そして自宅に戻ってからさらに2時間、
合計7時間という時間を読書に充てていました。

多くの人が本を読むことの
重要性について話しています。

やはり伝記のように歴史の中でも
語り継がれている書物を読むことは、

人生を豊かにする上では
欠かせないということがわかります。

2-2.人生二度なし

森信三の考え方でも有名なものの一つに
「人生二度なし」という考えがあります。

この言葉は、多くの人が理解しているようで、
忘れてしまっていることかもしれません。

そこで森信三の短歌を1つご紹介します。

これの世の再びなしということを
いのちに透り知る人少な

人生が一度しか無いことを
多くの人は知っています。

しかし、頭では理解していても、
生きていることを当たり前にしてしまい、

本当にやらなければいけないことを
やらずにただ時間を過ごしてしまいがちです。

人生の尊さを知り、
自分の与えられた使命を形にするために
必死に挑戦をすることが大切だと

森信三は詠んでいます。

そしてこれは、
彼が兄弟の死や何度も死にかけたことなどの
多くの経験から生きていることへの
有り難さや時間の大切さを知り、

「人生二度なし」ということを自覚したからこそ、
このような考え方に至ったのでしょう。

日常生活の中で死を感じることは
多くはないかもしれませんが、

命の尊さを知り、
今の自分にできる精一杯のことは何か。

一度しかない人生をどのように生きるか
ということを考える始めることが
大切なのかもしれませんね。

【天からの封書】

「人はこの世に生まれ落ちた瞬間、全員が天から封書をもらって生まれてくる」

人間は皆、「天からの封書」を
持って生まれてくるという考え方です。

自分はなんのために生まれてきたのか?
このようなことを考えたことはありませんか?

実はその答えが封書の中にあります。

封書の中には自分がこの世に生まれた後の
使命が書かれており、

この封書を読むことで人生に雲泥の差が出ることは
言うまでもありませんが、

この封書を一度も開けることなく
人生を終える人も多くいます。

「天からの封書」を開くためには
どうすればいいのか。

それは仕事や学問、その他の様々なことに
一生懸命取り組むことや、人との出会い、

ご縁を当たり前にせず
天の真意に気づこうとすることが大切です。

そうすることで自ずと自分が人生を懸けて
やるべきことが書かれた
天からの封書を開くことができます。

今、目の前にある仕事や出会いを
あなたはどのように向き合っていきますか。

3.心に響く森信三の名言

森信三の考え方を少しご紹介を
させていただきましたが、

他にもたくさんの名言と
言われるものがあります。

その中でいくつか多くの人の心に残った
ものを抜粋をしてお伝えします。

3-1.名言

人は一生のうち逢うべき人には必ず逢える、しかも一瞬早すぎず、一瞬遅すぎない時に。

縁は求めざるには生ぜず。
内に求める心なくんば、たとえその人の面前にありとも、ついに縁は生ずるに到らずと知るべし。

(致知出版社・修身教授録一日一言

人との出会いに限らず、
人生において起こる出来事も
同じことが言えるのではないでしょうか。

身の回りで起こるラッキーな出来事も、
ネガティブなことも、

一瞬早すぎず、一瞬遅すぎないタイミングで
起こるということです。

したがって、
その出来事から天の
メッセージを汲み取ったら、

人生は豊かに開けていくと
森信三は教えてくれます。

しかし、多くの人は不運を
人のせいにしてしまいがちです。

そして自ら好機を逃していきます。
残念ながら何度か痛い目に遭わなければ、
それに気づかない人が多い。

ご縁は人との出会いだけではありません。
出来事との出会い、
自然との出会いなどすべての出会いを
意味しています。

そして
「天は乗り越えられない試練を与えない」
このような捉え方を知っているだけで、
困難に向き合う姿勢も変わるかもしれませんね。

成形の功徳

すべての物事は、形を成さないことには、
十分にその効果が現れないということです。

ただとりあえず形にすれば良いか
というわけではなく、

その物に+αで創意工夫を
できるかが大切ということです。

人生の深さ

自分の悩みや苦しみは、
必ずしも自分1人だけが経験
しているものではなく、

多くの人々が等しく
悩んで苦しんでいるのだということが
分かるようになることです。

立志
志を立てること

このことは容易ではありませんが、
真に志しを立てるためには、

人生を見通すような、
大きな見識が必要である。

(致知出版社・修身教授録

3-2.心に残るフレーズ集

  • 【できないというのは本当にする気がないからです】

  • 【真先に片付けるべき仕事に着手する】

  • 【一日は、一生の縮図なり】

  • 【人間には進歩か退歩のいずれかがあってその中間はない。現状維持と思うのは実は退歩している証拠だ。】

  • 【道徳とは自分が行うもので、人に対して説教すべきものではない】

(致知出版社・修身教授録)
(致知出版社・運命を創る100の金言)

3-3.人を育てる立場の方へ

人を教育する秘訣とは。。。

どんなに素晴らしい教えがあったとしても、
目の前の相手が心を開かなければ、

伝えたいことは伝わらないでしょう。
伏せたコップに水を注いでもそこに
水は入らないのです。

まずはコップを立てることが大切です。
つまり教育書として、

聞き手の聞く姿勢を作ること
大切だということです。

4.森信三の著書

ここまで森信三の名言を
ご紹介させていただきました。

このような良い言葉に触れることは、
自分自身と向き合うことができ、

価値観を広げるための
とても良い機会になるでしょう。

良い出会いは自ら行動しなければ、
相手から向かってくることはほとんどありません。

むしろ行動しているからこそ、
相手から与えてもらえることが
あるかもしれません。

今、何かを変えたい。
行動したいあなたにピッタリの
森信三の書籍を4つご紹介させていただきます。

教育者を育てるための本でもある
「修身教授録」

ページをめくるたびに新しい人生と
巡り会うことができるそんな1冊です。

多くの著名人が愛読書に挙げるほど
心を洗われ気づきを与えてもらえます。

「人はなんのために生きるか」を
考えさせられる本です。

人生の方向性や自分探しをしたい方に
オススメの1冊です。

1度しかない人生に覚悟を
持って生きる機会をくれるでしょう。

森信三先生の学術的著作としては
処女作にあたり幻の名著とも言われています。

森信三の「全一学」を知るための
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ここまで「森信三」の考え方や
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■参考文献
修身教授録 (致知選書)| 森 信三
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