ビジネス・仕事

【決定版】孫子の兵法「戦わずして勝つための戦略」をわかりやすく解説!

孫子の兵法

孫子の兵法とは、
いかに戦わずして勝つかを追求した戦略書です。

百戦錬磨のナポレオンを始め、
織田信長や豊臣秀吉、徳川家康といった
歴史に名を連ねる戦国武将など、

世界を代表する数多くの偉人が
戦いの真髄を学ぶバイブルとして
活用してきました。

そして時は経ち、現代においてもなお
語り継がれる孫子の兵法は、

スティーブ・ジョブズや、
ビル・ゲイツ、孫正義、長嶋茂雄といった
現代の優れた経営者やマネージャー達によって、

ビジネスやスポーツ、組織のマネジメントなど
幅広い分野で実践され続けています。

名だたる成功者たちがこれほどまでに
学んでいる知恵を知らないでいるのは、

正直、もったいないと言わざるを得ません

この記事でご紹介することは、
「なぜ今まで知らなかったんだ」と
後悔してしまうくらい役立つ学びが
満載なことをお約束します。

記事の前半では、孫子の兵法の本質を
わかりやすくお伝えするとともに、

実際にビジネスや人生でどう活用していくかに
焦点を当てて、孫子の兵法を解説していきます。

そして後半では、
孫子の兵法と合わせて学ぶことで
人生の勝算を飛躍的に高めるメソッド
ご紹介していきます。

これから孫子の兵法を学ぶことは、
人生やビジネスを好転させる
絶好のチャンス
になります。

偉人たちがこぞって学んだ叡智を
あなたもこの記事でぜひモノにしてください。

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1.孫子の兵法とは何か?

1-1.孫子の兵法を理解するには?

孫子の兵法は「不敗のための戦略」

孫子の兵法とは、2500年前に戦略の鬼才と呼ばれる孫武が書いた兵法書です

兵法書という名前から、「勝てる戦略」が書いてあるという印象を持つ方が多いと思いますが、実はそうではありません。

では孫子の兵法とはどのようなものなのか?
一言でいうと、「負けないための戦略書」です。

なぜ「勝つため」なのではなく「負けないため」なのかは次章でも触れますが、当時の背景が大きく影響しています。

そしてこの孫子の兵法ですが、いざフタを開けてみると、13篇の兵法がたった6,000字(漢文)のみで記されており、ボリュームはあまり多くありません。

※6,000字…Word4ページ分、原稿用紙15枚分に相当

この限られた文字の中に
何が書かれているのかと言うと、

  • 戦争の考え方
  • 戦術の原則
  • 実戦を有利に展開する方法
  • 情報活動

こういった内容を、
孫武が経験則や歴史をベースに、

  • 〇〇に配慮すべし
  • こういう者が敗北者となる
  • 戦上手は〇〇をする
  • こういう時は〇〇を避けるべし など

争いごとの本質や戦略的な思考へと昇華させたものが、無駄なく端的に記されています。

こうして戦争で勝つために記された孫子の兵法ですが、同時に、仕事や人生で直面する問題のほとんどに応用可能な学びでもあるのです。

勝負事の本質が記されているからこそ、2500年以上もの長きにわたり、軍事に限らず、ビジネス、スポーツなど幅広く応用され、今だに多くの成功者たちの愛読書として読みつがれています。

現に、孫子の兵法は「AのときはBをしなさい」といった業務マニュアルのような表現はごく一部です。

ケースバイケースの対処論ではなく、応用の幅が効く本質の部分が書かれているからこそ、私たちそれぞれの解釈で理解に差が開きます。

この特徴こそが、2500年以上もの間、語り継がれている所以の一つであり、

勝負の世界で実体験を積んでいる経営者やマネージャーの多くが、孫子の兵法を好んで活用している理由でもあります。

この記事を読んでいただいているあなたには、ぜひとも孫子の兵法を知るだけに留まらず、深いところまで理解し、日常に活かしていただけるような気づきを得ていただけたらと思います。

1-2.なぜ現代にまで応用が効くのか~孫子の兵法の前提~

そんな勝利のエッセンスをギュッと詰め込んだような孫子の兵法ですが、中にはこのような疑問を感じている方もいらっしゃることでしょう。

「なぜ2500年もの間、語り継がれてきたのか?」

大事なことなので、
内容に入る前にこの章で少し掘り下げていきます。

まず1つ挙げられるのは、人それぞれ状況がある程度異なる場合を想定し、あらゆるケースで応用できるようあえて曖昧に記されていること。

ですから、時代を超えてもなお、前提としている状況や戦いに勝つための目的が、現代にも幅広く重ね合わせることができる、というわけです。

そもそも、孫子の兵法が書かれた当時は、多くの国が覇権を求めてしのぎを削り合った春秋時代。

『想定しているライバルの数が複数いる』

そんな状況下で戦いを繰り返し、

『目の前の勝利ではなく
長期的に見たときの利益を得ること』

つまりは国益をとるという目的のために、
戦いを繰り広げていました。

1つの戦いが終わっても、
また他の国との戦いは続いていきます。

そのため…

  1. ライバルが一者だけではない
  2. 直接対決が長引けば、お互いに疲弊(国力、財力、体力、精神力・・・)する
  3. 二者間で激しく消耗してしまうと、第三者に漁夫の利をさらわれかねない

※漁夫の利…当事者どうしが争っている間に、第三者が利益を横取りすること。

引用:コトバンク

こうした状況下で、国が生き残るために戦うからこそ、孫子の兵法の最大の特徴とも言われる「戦わずして勝つ」「勝つことより負けないこと」といった部分に焦点が当たっているのです。

百戦百勝は善の善なるものに非ず。
戦わずして人の兵を屈するは
善の善なるものなり

百回戦って百回勝ったとしても、最善の策とは言えない。戦わないで敵を降伏させることこそが、最善の策なのである。

引用:孫子 一巻

まとめると、孫子の兵法は、

戦うことはあくまで手段であり、
国益を得ることが真の目的である。

という背景から生まれたというわけです。

そして先にも述べた、ライバル多数の状況下で先々の展開を見据えつつ、最大の利益を求めるこの状況こそ、現代のビジネスの世界と通じていると言えるのではないでしょうか。

人口減少に市場の縮小、
他国の追い上げなど昨今の状況は、
まさに孫子の兵法を学び、実践すべき時代が来ているのかもしれません。

1-3.人生は戦いの連続(人生にも当然、応用が効く)

仕事(ビジネス)はもちろん、
孫子の兵法は人生のあらゆる場面で応用が効きます。

  • 会社の命運がかかったプロジェクトの受注を他社と争う
  • 好きな異性を複数のライバルと取り合う恋愛
  • 重要なポジションを決める同期との出世競争
  • 交渉や説得など人間関係での駆け引き など

そもそも私たちの人生は、
争いごとや決断が迫られる環境にあふれています

まさに、人生は戦いの連続。

競い合う場にはライバルが存在し、長期戦になれば消耗します。

そして、消耗したら第三者に漁夫の利を取られる危険性だってあります。

そうした中、自分の人生を有利に運ぶ
自分の選択肢を増やす手段として
使えるツールが孫子の兵法です。

  • ビジネス
  • マネジメント
  • スポーツ
  • 受験/就職活動
  • 人間関係(恋愛)など

あらゆる勝負どころで応用が効き、
本質的で普遍的な知恵を与えてくれます。

そんな社会人の必須教養といっても
過言ではないのが孫子の兵法
です。

さて、ここまで読まれたあなたは、
「果たしてどんなことが書かれているんだろう」と
その全貌を詳しく知りたくなってきたのではないでしょうか。

「勝つために何ができるか」

というよりも、

「いかにして負けないか?」

そのために必要な思考・メソッドの全貌が、
次にご紹介していく『孫子の兵法-13の極意』です。

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2.孫子の兵法「不敗のための13の極意」

先にお伝えした通り、
孫子の兵法は13個の極意に分けられています。

「13個は多い」と感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、大きく分けると4つのテーマに分けられます。

この章では、各篇の概略について要点を下記に紹介します。

「13篇をすべて知っておきたい」という方のためにそれぞれ解説していくため、少々長いですが、この13篇の極意こそ、孫子の思考の奥深さがふんだんに現れている部分です。

この13篇を知れば、このあと3章でご紹介していく孫子の名言の理解がより深まることでしょう。

さらに、孫子の兵法の全貌となるこの13篇は、孫子が意図的に構成を編集し、不敗のための戦術のいろはが一切のムダなく記されているため、「なるほど!」と各所で感じていただける学びが豊富にあると思います。

ぜひ期待して読み進めてみてください。

2-1.【Ⅰ.前提条件】「戦の勝利」より「利益」を求めよ

①始計篇(しけい)「無駄な争いは避けるべし」

戦争は慎重に始めるべし。戦いが始まってから努力をすることも大切だが、実は、それよりも重要なのが「勝てる戦を見極める」こと。

勝てる戦いだけに挑む者こそ、心に勝ちを重ねられる人であり、すでに歴史が証明してきた重要なポイントである。

②作戦篇(さくせん)「短期決戦で挑むべし」

戦争は、勝つにしろ負けるにしろ、膨大な費用(リソース)を消費する。長引けば長引くほど不利なものである。

だからこそ、短期決戦。始まってしまった戦は、どれだけ素早く終わらせられるかが、鉄則であり王道なのである。

③謀攻篇(ぼうこう)「不戦勝で勝利すべし」

最善な勝ち方とは何か。それは、無傷で勝利することだ。勘違いする人が多いが、実は、実際に相手と激しく戦い、血で血を洗う争いの末に掴みとる勝利は望ましい勝利とは言えない。

謀りをもって攻める、つまり力に頼ることなく頭脳をもって勝利を導くことが理想の勝ち方なのだ。

【Ⅰ.前提条件】のポイント解説

「戦う前から勝負は始まっている!」

このスタンスこそ、
孫子の兵法のユニークな点です。

「戦争は究極の最終手段。
避けられるなら絶対に避ける」

「何をどうしても戦争が避けられないなら、
いかにして被害を最小限に食い止めるか」

こうして、戦が起こる前に
徹底的な準備をすることの大切さから
生まれたのがこの3篇というわけです。

そもそも、戦争には
多大なリソース(人的/物的資源)を使います。

兵は数千〜万の単位で討たれ、
武器や騎馬、食料なども大量に消費する中、
負ければ背負うビハインドは相当なもの。

あくまで戦うのは最後の手段、
要は少ないダメージで
どれだけの利益を得られるかが前提なのです。

これは経営者にもつながる考え方と言えます。

  • 無駄な経費を使わない
  • すぐお金で解決しようとせず、お金のかからないアイデアはないか考える
  • 競合が取る戦略の意図を事前に見破って封じるための策を講じる

このように、
できるだけリソース(資源)を失わずに、
最低限の出力で最大限の結果を得るという姿勢こそ
孫子の本質であり、

仕事や人生であなたが損をしないために、
そしてより多くの利益を得ていく(有利に運ぶ)
ためにとても大切な考え方です。

2-2.【Ⅱ.戦略思考】勝つためにはこうすべし!

④軍形篇(ぐんけい)「防御を固めるべし」

真の戦上手とは、自軍の態勢をパーフェクトに固めて、相手が自らボロを出して崩れるのをじっと待つ者のことを指す。ここで重要なポイントは、不敗の態勢は自ら作れるが、勝機は敵が与えてくれる、ということだ。

よくある敗者の典型的なパターンは、戦いが始まってから勝機を探すこと。真の勝者は、ムリなく自然に勝つことができるため、知略や勇敢さが目立つことはない。

⑤兵勢篇(へいせい)「開戦直後の勢いを操るべし」

真の戦上手とは、「勢い」の重要性を理解している。強い軍隊の兵が皆、超人かと言われるとそうではない。当然、力量の浅い兵も少なからず存在する。

そこで鍵となるのは「勢い」である。臆病な兵を勇気づけ、目に見えて有利な状況で戦をしかける。優れた将軍は個々の兵に期待しすぎることはなく、組織を一丸にして勝利を収める。

⑥虚実篇(きょじつ)「主導権を握るべし」

相手の思いもよらない部分に進撃し、敵の「虚を突く」ことで主導権をものにする。相手の意図していることを探り、その裏をかき、むしろ自軍の思い通りに事を進めるのである。

守りも同じように、自らの戦略が敵に悟られて裏をかかれないよう、手の内を隠すことを徹底する。

【Ⅱ.戦略思考】ポイント解説

「不敗のためにできる最大限の努力」

どんな状況でも戦を有利に進めるための考え方です。

必勝の条件は狙って作り出せないこそ、
コントロールできる部分、
つまり相手を崩してボロが出るのを待つのが鉄則、
というのがこの戦略思考に現れています。

勝負事において、勝つための努力に
意識が向ける方が多数派かもしれませんが、
孫子の兵法はむしろその反対。

運に頼らず実力だけで再現性高く戦を有利に運び、
少なくとも勝負を引き分けに持ち込むために
できる方法をまとめ上げているのです。

敵の虚は行動パターン、思考のクセ、
ミスや欲望など、あらゆるところに散らばっています。

こうした隙を逃さず、
着実に勝機へと変えていくことが重要なのです。

2-3.【Ⅲ.戦術計画】勝利へのアクションプラン

⑦軍争篇(ぐんそう)「敵よりも早く辿り着くべし」

「軍争」とは、有利なポジションを先に取るための競争のこと。このとき重要なポイントは、必要な時に必要な場所にいることである。これは実力以上に重要なことである。

有利な場所に布陣して、遠来の敵を待ち、十分な休養を取って、敵の疲れを誘い、腹いっぱい食べて、敵の飢えを待つ。力を掌握するとは、この事を言うのである。

⑧九変篇(きゅうへん)「臨機応変に対応すべし」

前提として、戦況は刻一刻と変化する。そのため、事前に練っていた計画が予想通りに展開しないケースも大いにある。

よって、戦場の変化によく対応する者が戦争を制する。「九変」とは多様な変化を意味し、戦場の変化に対応することについて説いている。

⑨行軍篇(こうぐん)「実情を把握すべし」

軍を進める上で最も大切なことはなにか。それは、小さなきっかけから敵の動きや意図を見抜く観察眼である。

常に視野を確保し、守備に有利な位置を維持しながら動き、危険な所を避ける。相手の態度と環境から、その本音と意図を見抜く観察力が勝敗を分ける1つの大きな要素である。

また、兵はただ多いだけではプラスとは言えない。心酔している上に厳しいルールで管理されることが重要である。

⑩地形篇(ちけい)「地形を考慮すべし」

地形篇のポイントは「私を知り、敵を知り、戦場を知ること」である。歴史上の高名な将たちは皆、戦う前に戦場の地形を調査することを重視した。

戦場の特徴に合う作戦をつくり、危険な戦場と有利な戦場を見極めた上で、絶好のチャンスならば君主が反対しても断固として戦うべきであり、逆に確実に勝てない場合は君主の指示でも戦うべきではない。

功を上げて名誉を求めず、敗北しても責任から逃げないものが真の将軍である。

⑪九地篇(きゅうち)「状況を見極めるべし」

戦場を9つに分類して、その地形に応じて兵の全力を引き出す戦い方をすべきである。その中の1つに「死地」というものがある。

背水の陣という言葉があるように、戦わなければ死ぬしかない絶体絶命の窮地にこそ、兵は120%の力を引き出すのである。このような原理原則を説いているのである。

⑫火攻篇(かこう)「最悪のシナリオを想定すべし」

火攻が当時の唯一の「大量破壊兵器」である。燃やす対象としては、敵の兵、兵糧(食料)、輸送車、倉庫、橋や拠点などの兵站(補給・輸送・管理のための諸施設を総称したもの)の5つが挙げられている。

火攻めは大量破壊兵器であるがゆえに、常に火攻めをされるという最悪のシナリオを考慮し、戦いに挑む必要がある。

【Ⅲ.戦術計画】ポイント解説

孫子の兵法は
可能な限り戦いを避けるためのものとはいえ、
戦うとなった場合の戦術も非常に有用です。

地形から、自軍の兵の関する接し方に至るまで
様々な観点から情報を集め分析し、対策を講じます。

自分を知り、敵を知り、戦場を知ることで
負けない体制を強固にしつつ、
勝つべくして勝つための戦略が集結しています。

2500年前の戦争や兵に関することで
書かれているにも関わらず、

現代でのマネジメントや勝負事にも
有効なことが多く記されており、

今のあなたの現状においても、
役立つヒントが多く見つかるかもしれません。

2-4.【Ⅳ.情報の価値】情報を制すものは戦をも制す

⑬用間篇(ようかん)「情報には金を惜しむな!」

戦争を行うには、とてつもなく莫大な費用がかかる。正しい知識や敵情を探るために、スパイへの褒賞を惜しんで情報収集を怠ってしまうのは非常に愚かなことである。

名君や堅将と呼ばれる者たちが戦えば必ず勝つその理由とは。人を使い情報を確実に得ているからである。

スパイには、郷間、内間、反間、死間、生間の5種が存在し、それぞれ使いこなすには相応の知恵と人格を兼ね備える必要がある。

【Ⅳ.情報の価値】ポイント解説

情報は今も昔も、変わらず重要な要素です。

敵の情報を得るには、
敵の表面的な動きを観察することで
意図や状態を見抜く「裏読み」という方法と、

敵内部の情報をさらに深く得る
「諜報活動」の2つがあります。

孫子が特に重視したのはこの「諜報活動」であり、
これが孫子のもっとも現代的な要素とも言われています。

先述したり、孫子では、
スパイの種類を分けており、
敵に知られず使いこなすことこそが
将軍の最高の技能であると言わしめています。

スパイを使いこなすには、
必要なものに相応の投資をするその見極めの判断や
知恵と人格を兼ね備えた人としての器をもつ必要があります。

3.あなたを不敗に近づける『孫子の名言』

ここまで孫子の兵法の全体像を
あなたに掴んでいただきましたが、

この章では、

  • よりあなたを不敗に近づけるための孫子の名言
  • 仕事や人生で活かしたい勝利のための5つの条件
  • 絶対に避けておきたい5つの危機

ご紹介していきます。

全体像を知ったあなただからこそ、
この学びの深さを感じ取っていただけることでしょう。

3-1.彼を知り己を知れば百戦殆(あやう)うからず

敵を知り、己を知れば、
絶対に敗れる気づかいはない。

(謀攻篇)

3-2.勝つべからざるは己に在るも、勝つべきは敵にあり

不敗の体勢を作れるかどうかは、
自軍の体勢いかんによるが、

勝機を見出だせるかどうかは、
敵の体勢いかんにかかっている。

(軍系篇)

3-3.上兵は謀を伐つ。その次は交を伐つ。その次は兵を伐つ。

最高の戦い方は、事前に敵の意図を見破って、これを封じることである。

これに次ぐのは、敵の同盟関係を分断して孤立させること。

第三は戦火を交えること。

(謀攻篇)

3-4.進んで名を求めず、退いて罪を避けず。

功を上げて名誉を求めず、敗北しても責任から逃げてはならない。

(地形篇)

3-5.爵禄百金(しゃくろくひゃっきん)を愛(おし)みて敵の情を知らざるものは、不仁の至りなり。

爵祿(位/俸給)や金銭を出し惜しんで、
敵側の情報収集を怠るのは、バカげた話だ。

(用間篇)

3-6.勝利の為の5つの条件

  1. 戦うべき時、戦うべきでない時をわきまえる者は勝利する
  2. 大軍と小勢、それぞれの用い方を知る者は勝利する
  3. 上下の人々の心を一つにする者は勝利する
  4. 準備を万端にして、油断している敵に当たる者は勝利する
  5. 優秀な将に君主が干渉しなければ、勝利する

3-7.将が陥りやすい5つの危機

  1. 決死の覚悟を持ち、勇敢に戦い過ぎると戦死しやすい
  2. 生き延びることばかり考えていると捕虜にされやすい
  3. 頭に血が上りやすく、せっかちな気質だと、敵に挑発されやすい
  4. 清廉潔白で気位が高いと、敵に恥辱されやすい
  5. 兵を愛しすぎると苦労しやすい
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4.人生をグレードアップさせる学びの本質

いかがでしたでしょうか。

ここまでお読みいただき、13篇の特徴や代表的な名言など、孫子の兵法の全容を知っていただいたあなたは、「自分の仕事や人生にも役立てられる」とお感じになったかもしれません。

実際に、昔も今も、感度の高い方は人知れず、孫子の兵法のような人生をグレードアップさせる学びを得て、結果を残し続けています。

2500年という時を経てもなお、孫子の兵法の学びが私たちに気づきを与えてくれるのは一体なぜなのか、と疑問に思いませんでしたか?

1章でもその理由をご紹介しましたが、
それに加えて、実はこの2つのキーワードが理由になっています。

1つ目は「再現性」です。

再現性の高い学びとは、言うなれば、実践すれば誰もが上手くいくパターンや規則性などをいくつもの事例から見出したもの。

孫子の兵法も、孫子自身が経験したことだけではなく、歴史の戦上手の共通点を無駄なくまとめ上げ、2500年の時を経てもなお誰もが活用できる13個の戦略に昇華させています。

再現できるということは、
物事の本質を理解しているということ。

中には、自身の成功体験をもとにし、法則として紹介されている方がいますが、

その方独自の経験や環境だったからこそ成功できたケースが多く、実は本人さえも、成功した本当の理由を言語化できていないことが往々にしてあります。

すでにお気づきの方もいらっしゃると思いますが、再現性のある学びこそ、一生に渡って使えるという価値があり、あなたの人生を確実に有利にしてくれる学びと言えます。

そして2つ目のキーワードは「人の心理」

孫子の兵法は、単なる兵法ではなく
人間への鋭い考察が多く含まれています。

  • 君主の補佐役である将軍たちの能力を、どのようにして最大限に発揮させるか
  • 敵軍の状況から相手の心理を探り、本音や意図を見抜いた上で意表を突く

将軍や兵士、国家や社会なども
人間の集まりであり、

その「人」に対する学びの価値は
時代をいくつ跨いだとしても
褪せることがありません

だからこそ、孫子の兵法の学びは今でも活用でき、
意欲の高い人達に実践され、多くの結果を出すことに貢献しているのです。

「再現性」「人の心理」この2つのキーワードは、私たちが勝利、成功を収める上で避けては通れない重要なテーマであり、学びの指針となります。

もちろんこの2つのキーワードを満たす学びは、
孫子の兵法だけではありません。

他にも、人としての生き方や
道徳観が書かれた『論語』にも、

  • 簡潔にして実践的な学び(広く応用できる)
  • 自分の内面を磨く人間学(人の心理を知る)

という特徴があり、
「再現性」と「人の心理」という共通点が当てはまります。

※論語についての記事はこちら

そして近年では、時代の発展とともに、脳の使い方や心の仕組み、コミュニケーションなどに、よりフォーカスが当てられた再現性の高い学びが注目を集めています。

当メディアサイトLife&Mind⁺を運営しているNLP-JAPANラーニング・センターでは、NLPという実践心理学を扱っているスクールで、すでに2万人を超える方がNLPを学びに来られています。

欧米を中心に、大統領をはじめ、政治家やコンサルタント、教育関係者のほか、起業家、アスリート、弁護士、医師、セールスパーソンに至るまで、今や多くの人が学んでいる(神経言語プログラミング)という心理学は、

まさしく、脳の使い方や心の仕組みを解き明かし、人生の質を高めるコミュニケーションツールとして、日本でも多くの人が学び始めています。

このNLPには、
人生と仕事に使える学びが豊富にあり、
下記のような学びが高い再現性で体系化されています。

  • 成功者の思考パターンや行動パターンを身につける方法
  • 相手に影響を与える言葉の使い方
  • コミュニケーション能力を高める
  • 感情・思考・行動のコントロール法
  • セルフイメージを高める/改善する
  • 目標達成・問題解決のスキルを高める など

これまでご紹介した孫子の兵法には、

「人の心理をいかに活かせるか」

という大事な項目がありましたが

人生をより良いものにするためには、
孫子の兵法と同じように人の心理について学びを深めておくことは非常に大切です。

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※参考文献

  • 『超訳 孫子の兵法』許成華著
  • 『最強の孫子 – 「戦い」の真髄』守屋敦著

  • 『実践版 孫子の兵法 – 勝者を支える最高峰の戦略書』鈴木博毅著

  • 『成功心理学 プロが教えるNLP入門』芝健太,桶谷和子,居山真希子著

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