
『自信を持つとは何なのか?』
『自信をすっかり失ってしまった、、、』
こういった、それぞれの状況に合わせて、今すぐできることがあります。
【自信を持つと】
- なんか上手くいく気がする。
- 深い呼吸ができる。
- 視野を広く持てる。
- 落ち着いて冷静に対応できる。
- 正しい判断ができる。
- 良いパフォーマンスができる。
- 柔軟性を発揮できる。
- 自分らしくいられる。
- 無敵な気がする。
- 世界中が味方な気がする。
さあ、自信を持って、最高の自分になれるよう、
早速、取り組んでいきましょう!
目次
1.今すぐできる自信を持つ方法5つ
そもそも自信とは、広辞苑によると「自分の能力や価値を確信すること。
自分の正しさを信じて疑わない心。」とあり、
【思い込み】にほかなりません。
そして、「自分は●●だ」というように、
自分自身をどんな人間だと思っているか、どんな人間だと捉えているかと言った、自分について抱いているイメージを、セルフイメージと言います。
どうしたら自信を持てるのか?というとき、真っ先に考えられる方法として、「私は自信がある」という、セルフイメージを持つことが有効です。
そこで、セルフイメージに働きかけ、自信を持つための方法を紹介します。
セルフイメージについて詳しくはこちら
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1-1.自信を持っている【体の状態】をつくってみる
頭、首、脊椎などを中心に「体の使い方」を調整することによって、【自信を持っている】体の状態をつくってみましょう。
まずはやってみましょう。
この手順は、アレクサンダー・テクニークという、各部分の緊張を取って、方向性を調整することで、健康に【有害な緊張の習慣】を取り除いていく方法です。
アレクサンダー・テクニーク自体は、自信を持つ以外に、たいへん幅広い分野で有効な、基本的でありつつ、応用範囲の広い方法ですが、ここでは、『自信を持っているときの体の状態』というお題をもってご紹介しました。
たった3つのポイントを意識することで、体の感覚が変わることに気づくでしょう。
あえて、自信がない状態を示すとしたら、
首が固まり、頭が胴体に近づき、背中が縮こまり、体が萎縮した状態です。
アレクサンダー・テクニークで体を整えた場合の感覚と、全体的に体が縮こまった状態を比べ、体感覚的に自信を持っている状態を、実践していきましょう。
脳は、体が得た(知覚)情報から、『今こういう状況なんだ』と認識します。
ですので、セルフイメージが高まるように体を整え、意識的に姿勢を変えて、セルフイメージを高め、自信を持つ手助けにしていきましょう。
1-2.ちっぽけと思えることでも、【できたこと】をとにかく書き出してみる
まずは、自分のできたことを承認するのがスタートです。
自分ができたことを承認し、セルフイメージをあげて、自信を持っていきましょう。
さて、これを読んでいるあなたが、どういう毎日を過ごしているかわかりませんが、もしも、カレンダー通りに働き、毎日を健康に過ごせているとしたら、それは、ちいさな【できたこと】の積み重ねにほかなりません。
ちっぽけと思えるようなことでも、できたことの積み重ねで、毎日が成り立っています。
そして、自分ができたこと一つ一つを自分で【意識的に認め】、セルフイメージをあげて、自信を持つ材料にしていきましょう。
セルフイメージを高めることによる効果について、詳しくはこちら
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1-3.思い出せる限り、自分が【褒められたこと】を書き出してみる
書き出してみると、なんだか照れくさいかもしれません。
しかしながら、自分が【褒められたこと】を意識してみると、それがセルフイメージを上げる助けとなります。
ですので、「これって褒められたのかな?」と思うことでも大丈夫。
言われて嬉しかった、なんかいい気分になった、そういったことは全部書き出してみましょう。
もうちょっと付け足したいな、という場合は、信頼できる家族や友人に、【長所を3つ教えてもらう】ことも有効です。
褒められたことや長所といわれることは、他者が認めてくれていることの現れです。
それらを大切に受け止め、セルフイメージをあげて、自信を持つ材料にしていきましょう。
1-4.自分が存在している奇跡に気づくために、【感謝をリストアップ】してみる
心から感謝している状態は、自信を持っている状態に非常に近いと言えます。
体に無駄な緊張がなく、深い呼吸ができ、視野を広く持ち、なんとも言えない温かい感覚がお腹から広がっていくような状態です。
そして、感謝できることを思いつけば思いつくほど、セルフイメージが上がっていきます。
では早速、小さい頃から振り返ってもいいですし、成人してからでも良いですし、社会人になってからでも良いですし、
今年1年と考えても良いですし、この24時間でと考えても良いので、生活を振り返って感謝をリストアップしてみましょう。
そして、脳は問いかけをすると、毎秒A4用紙約30ページ分を、勝手に探し始めてくれます。
ですので、今すぐに浮かんでこなくても、自分に対して、『私が感謝できることはなんだろうか?』と質問を投げかけておくと、ふとしたときに感謝が湧き起こってきます。
感謝はセルフイメージをあげる、最もよい方法ですので、
セルフイメージをあげ、自信を持って過ごしていきましょう。
1-5.絶対に【できる感覚】を再現してみる
例えば、【部屋を出る】ことについて、多くの人が、なんの心配もなく、【できる】と考えることでしょう。
この【できる感覚】を解明し、再現可能にすることで、【できる自分】を思い出し、セルフイメージを上げる一助とすることができます。
さて、【できる】と考えるときに、体はいったいどんな感じでしょうか?
部屋を出ることを、ここではあえて、具体的に一つ一つイメージします。
できることを行なうときは、一つ一つの動作に注意を向けることなく、非常に自然な流れとして、取り組むことができることに気づくでしょう。
これは、あなたにとって、当たり前にできることの感覚を知るための観察です。
この感覚を持って、課題や目標に取り組むことが、自信を持つことの鍵になります。
この、できるときの感覚を、できるのか自信がないときにも、あえて意識してイメージしてみましょう。
【部屋を出ることができる】そんなレベルの自信ではなくって、、、
と最初は思うかもしれません。
では、自信がない状況と言える、『できない気がする』ときは、どんな感覚を持っているのか、イメージしてみましょう。
大体の場合は、自信を持っている状況で見たのとは、違うイメージが浮かんできます。
- 見え方は?
- 体の感覚は?
- 呼吸は?
- 話すスピードは?
- 何か聞こえている?(自分の中から、外から)
どれだけ自信を持っている状態に近づけられるかが、
自信を持って取り組むヒントになります。
野球選手の自信があると思われる、上手くいっているときの事例と、上手くいっていないときの事例を一つ紹介します。
イチロー選手の上手くいっているとき、いってないときの心理状態
上手くいっているときの心理状態 | 上手くいっていないときの心理状態 |
---|---|
自然に声が出るとき | 体が重く感じるとき |
体が軽いとき | こもってしまうとき |
楽しんでプレーしているとき< | 消極的なとき |
リラックスしているとき | 声が出ないとき |
【出典・参照元】イチローのメンタル 出版社:アイオーエム 豊田一成著
スポーツで考えてみると、『そう言えば、こういう違いあるな』と思う場面があると思います。
体の状態が違い、自分への言葉掛けも違い、内面で起こる感情も違い、結果的に現れるパフォーマンスが違ってきます。
上手くいっていないときの状態に入っているな、と気づいたら、
上手くいっているときの状態を思い出し、
上手くいっているときのセルフイメージを取り戻し、
自信を持っている状態を再現しましょう。
これら5つの方法の中で、コレと思うことから始め、
- なんだか上手くいく気がする
- できる気がする
- 視界が広く明るく鮮やか
- 声がよく出る
- 体が軽い
- 心が温かい
といった、自信を持っている状態を作っていきましょう。
2.『やっちまった!!!』体験で失った自信を取り戻す方法
ミスをして、こっぴどく叱られたり、失敗して落ち込んだ経験があったりすると、再度それに取り組むときには、恐れや不安な気持ちが出てきて、自信は持ちにくいです。
誰でもそうです。
とは言え、永遠に落ち込んでもいられませんので、そこから、一刻も早く立ち直ることが大切ですね。
そして、こんなときに役立つのは、心理学を使った専門的なスキルです。
『怖いな、不安だな』と思う直前の行動が特定できると、そこからつながる、【自信がない】状態への悪循環を断つことができますので、早速、その方法をご紹介しましょう。
例があると、方法がわかりやすくなりますので、今回は【稟議書作成で失敗した】ということにしましょう。
【現在置かれている状況】
うっかりミスで、稟議書作成に落ち度があって、上司からきつく叱られてしまった。
それによって、稟議書フォーマットを開くと、叱られた状況を思い出し、
不安がうわ~っと押し寄せてきて、自信が持てない・・・と感じてしまう。
ポイントは、どの段階で怖い、不安というネガティブな感情が湧くかを特定することです。
その感情を感じそうになった瞬間、次の方法を実践します。
稟議書のフォーマットを開く段階で、ネガティブな感情が湧く場合
- 稟議書フォーマットを開き、手が止まり、不安を感じそうになった瞬間、
- 鼻からでも口からでも良いので、とにかく深く息を吸い込み、
- 一気に息を吐きながら、上手く行ったときに見る光景をイメージし、
モチベーションが上がる音楽を聞き、
自分へのポジティブな言葉がけをします。
例)「できるできる」「大丈夫」「うまくいっている」
そうすると、ネガティブな感情から続いて起こる、自信がない状態に、どっぷりと入り込まずにすみます。
【補足情報】
これは、ある状態に入り込んでしまう、発動スイッチ(アンカーと言います)があって、
その発動による連鎖を破壊する、コラプシング・アンカーというスキルです。
これを複数回行なうことで、ステップ2の段階に入っても、
ネガティブな感情に入り込むことがなくなっていきます。
すぐに状態を作ったり、変えることができる、アンカリングについて詳しくはこちら
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まとめ
ここまで、自信を持つ方法、自信を取り戻す方法を紹介しました。
自信とは思い込みなので、体の使い方、自分の頭のなかで考えることなど、ちょっとした意識の使い方次第で、セルフイメージは上がり、
結果的に自信を持てるようになることに、気付いたかもしれません。
そして、
「自分を疑ったらダメだ!」
「自分を信じなければ、上手く行かない!」
「自分が自分を疑っていて、誰が信じてくれるんだ?」
という言葉がけを、聞くことがあるかと思います。
これらは、時には大切にすべき信念です。
同時に、すべての状況でこれらの信念が必要かというと、そうではありません。
先に紹介したように、自信があるときの体の状態は、とてもリラックスしています。
力み過ぎない、緊張し過ぎないことが、
自信がある状態に近いのです。
そこで、「自分には、信じられるところと、疑わしいところがあるんだ」と受け入れると、ガチガチに固まった体と心が、無意識でほぐれていきます。
【自信を持つ】とは、
そもそも【自信があると思い込むこと】ですので、
あったり、なかったりすることを認めること、
自分に対する疑いを認めることが、実はスタートです。
そうやって自信を持つことで、最高の自分になることができ、自分の良いところが、さらに活きると良いですね。
自分を疑うことを許すこと、
自分を信じること、
上手くいかなかったら修正すること、
この繰り返しで、自信を持ってより良い日々を送っていきましょう。