ビジネス・仕事

営業力とは?営業力を高める7種類のコミュニケーションとセルフイメージ

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もしもこのようにお感じでしたら、

「最近、営業成績が伸び悩んでいる」

「営業力を高めるためには・・・」

「営業力を高めてトップセールスになりたい」

この記事でご紹介する「営業力を高める方法」は、あなたの営業力を飛躍させ、売上を高めるきっかけになるはずです。

その方法とはこちらです。

  • 「人を動かすコミュニケーション力を高める方法」
  • 「営業成績を決定づけるセルフイメージを高める方法」

実際に私は28年間、営業研修や営業コンサルタントの活動を通して、多くの営業担当者の皆さんを支援してきました。その中で営業力の高い、売れる営業やトップセールスになる人ほど、「人を動かすコミュニケーション」と「高いセルフイメージ」を持っていたのです。

そこでこの記事では、「営業とは何か?」と「営業力を高める方法」についてお伝えします。

※セルフイメージとは?

セルフイメージとは、人が自分自身に抱く評価やイメージのことです。心理学NLPでは、セルフイメージが人生で手にする成果を決定づけるという言葉もあるくらい営業成績に影響を与えます。

たとえば、「売れて当たり前」というセルフイメージは、それに相応しいパフォーマンスを引き出し、「私は売れない営業」というセルフイメージは売れない原因になります。

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1.営業力とは?

営業力とは、「売上をつくる力」です。

そして売上をつくるために必要なのは以下の2点です。

  1. 人の心を掴み、動かすコミュニケーション力
  2. 営業成績を決定づけるセルフイメージの高さ

売れる営業やトップセールスに共通する「売上をつくる力」であり、あなたの営業力を高めるために、確実に押さえておきたい力です。

上記2点について具体的に見ていきましょう。

① 人の心を掴み、動かすコミュニケーション力とは?

売上をつくるには「お客さまの心を掴み、動かすこと」が必要です。

営業力の高い人ほど、

  • お客さまの興味・関心を引きつけ
  • 信頼関係を築き
  • ニーズや欲求を理解し
  • 買わずにはいられないような魅力的な提案をし
  • ストレスのないクロージングをする

いうことを行っています。

これらは全て、人の心を掴み、動かすコミュニケーションなしには実現できません。そのため売れる営業やトップセールスほど、人間心理や、人間心理に基づくコミュニケーションを学んでいます。

その結果として、お客さまから「ぜひ購入したい」「あなたから買いたい」と言われ、売り込まなくても売れる状態をつくっています。

それでは「人の心を掴み、動かすコミュニケーション力」とは、どのようなものでしょうか?それが下記「7種類のコミュニケーション力」です。

① 信頼関係を築く力
お客さまと信頼関係を築き、心を掴む力
② ヒアリング力
相手の悩みや問題、望んでいる結果、価値基準やホットボタン(相手にとって最も大きな欲求)を聞き出す力
③ コーチング力
お客さまと一緒に、相手が気づいていない問題を明確にし、課題や解決策を見出す力
④ 欲求を刺激する力
相手のホットボタン(相手にとって最も大きな欲求)を刺激し続けながら営業し、お客さまの買いたい気持ちを高める力
⑤ 伝える力
「商品価値」や「商品によって得られる最高の未来」を分かりやすく、魅力的に伝える力
⑥ 提案力
お客さまの心を動かし「ぜひ買いたい」と思うような魅力的な提案をする力
⑦ 基本的な営業コミュニケーション力
アプローチ、ヒアリング、プレゼン、クロージング、反論処理など、営業における「基本の流れやポイント」を実践する力

② 営業成績を決定づけるセルフイメージの高さとは?

売上をつくるためには「売れるのがあたり前」という「高いセルフイメージ」が必要です。

セルフイメージとは、人が自分自身に抱く評価やイメージのことです。心理学NLPでは、セルフイメージが人生で手にする成果を決定づけるという言葉もあるくらい、営業成績に影響を与えます。

営業力の高い人ほど

  • 「私は売れて当たり前」
  • 「私はトップセールスに相応しい」

という高いセルフイメージを持ち、イメージ通りの成果を出しています。

一方で売れない営業ほど、「どうせ上手くいかない」「営業が苦手・・・」など、低いセルフイメージを持っています。

たとえば、

  • 人当たりが良いのに売れない
  • コミュニケーション力は高いのに発揮できていない
  • 人一倍行動しているのに結果を出せない

このようなときは、セルフイメージの低さが、売れない原因になっていることも少なくありません。もしもあなたが営業力を高めたいのであれば、セルフイメージを高めましょう。

ここから先、2章では「人の心を掴み、動かすコミュニケーション力」、3章では「営業成績を決定づけるセルフイメージ」についてご紹介しますので、お役立てください。

※営業力・営業成績を伸ばしたい方は、こちらの記事もおすすめです。

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2.営業力を高める「7種類のコミュニケーション力」

この章では営業力を高める「7種類のコミュニケーション力」についてご紹介します。

人の心を掴み、動かすコミュニケーションは、セールスパーソンに必須の能力です。この点に詳しい「心理学NLP」のスキルもご紹介していますので、あなたの営業力向上にお役立てください。

※心理学NLPとは?

NLPとは、クリントン元大統領やオバマ元大統領も学んだ心理学で、成功している人の共通点を見出し、誰もが結果を出せるように体系化したものです。元々はセラピーとして誕生し、コミュニケーションや営業、ビジネスで効果的に使えることから、多くの経営者やビジネスパーソンが学んでいます。

詳しくはこちらの記事へ

2-1.信頼関係を築く力

信頼関係を築く力とは、お客さまと信頼関係を築き、心を掴む力です。

信頼関係を築くことには、こうしたメリットがあります。

  • お客さまの警戒心が解かれ
  • 心と心を通い合わせることができ
  • 円滑なコミュニケーションができる
  • さらに本音で話したり、深い話をできるようになる

さらに「お客さまの悩みや問題、望み、価値観」をヒアリングしやすくなります。

それでは、信頼関係を築く力を高める方法を見ていきましょう。

① 信頼関係を築くコミュニケーションをとる

これからご紹介する「3種類のコミュニケーション」を使うことで、短時間で信頼関係を築くことができます。

徹底して使うと、お客さまの反応を変え、「売り込まなくても売れる」状態をつくれるほど効果的です。それでは見ていきましょう。

1.ミラーリング

ミラーリングとは、相手に姿勢や身体の使い方を合わせるコミュニケーションスキルです。

主に以下を合わせます。

  • 姿勢
  • 表情
  • ジャスチャー
  • 身体の動き など

たとえば、「相手が前のめりになったら自分も前のめりになる」「相手が飲み物を手にとったら、自分も少しタイミングをズラして飲み物を手にとる」など、動きを合わせます。

2.ペーシング

ペーシングとは、相手に話し方を合わせるコミュニケーションスキルです。

主に以下を合わせます。

  • 話すスピードやリズム
  • 声の大きさ
  •  など

たとえば、「相手がゆっくり話していたら、自分もゆっくり話す」「相手が大きな声で話していたら、自分も大きめの声で話す」など、話し方を合わせます。

3.バックトラッキング

バックトラッキングとは、相手の話を繰り返すコミュニケーションスキルです。

主に以下のように行います。

  • 相手の話を繰り返す(事実や感情の表現)
  • 自分の言葉に置換えない
  • 時折、話を要約して伝える

会話の例をご紹介します。

  • お客さま:「先月、家族でドライブに行ってきたんです」

  • 営業  :「家族でドライブに行かれたのですね」

  • お客さま:「子供も大きくなってきたので、今よりも大きめの車に買い換えようと思っています」

  • 営業  :「今より大きめの車が必要だと思ったんですね」

このように要所要所で話を繰り返します。

信頼関係を築く3つのコミュニケーションは効果絶大です。

なぜなら人は「自分に似た相手に対して好感や親近感を抱く」という心の動きがあるからです。これを心理学では「類似性の法則」と呼び、類似性の法則を使ったコミュニケーションスキルが「ミラーリングとペーシング」です。

そして「バックトラッキング」をすることで、相手は話を聞いてもらえていることへ喜びを感じ、気持ちが満たされます。

さらに相手は、自分が発した言葉を繰り返されるため、当然のように「そうなんです」というYesの反応をします。そしてYes反応を繰り返すうちに、相手の中には、あなたに対する肯定的な感情が生まれます。

徹底するほど営業力を高めることができますのでご活用ください。

※詳しくはこちらの記事や無料レポートにもまとめています。あわせてご覧ください。

② その他の方法

他にも、以下のような関わり方で「信頼関係を築く」力が高まります。

①相手にとって魅力的な自己紹介をする

初対面で信頼関係を築く場合に行います。信頼できる実績や事例を的確に伝え、信頼してもらいましょう。

②お客さまにメリットを提供する

お客さまが求める「期待以上の対応や情報」を提供する。あるいは、お客さまが「想定している以上のスピードやクオリティ」で動く など

2-2.ヒアリング力

ヒアリング力とは、相手の悩みや問題、望んでいる結果、価値基準やホットボタン(相手にとって最も大きな欲求)を聞き出す力です。

「質問をする ⇒ お客さまの話に耳を傾ける」ということを繰り返します。

ヒアリング力を高めるほど、お客さまは心を開き、営業の話に耳を傾けてくれるようになります。また、お客さまの心に刺さる提案ができるようになり、成約率も高まります。

それではヒアリング力を高める方法を見ていきましょう。

【ヒアリング力を高める方法】

1.傾聴を徹底する

傾聴とは、「聴く」コミュニケーションスキルです。相手の話に耳を傾け、「話の内容、想い、感情、意図」を汲み取ります。

傾聴を徹底することでヒアリング力は高まり、お客さまの心を掴み、深い話をできるようになります。そして深い話をするからこそ、お客さまが買いたくなる提案ができます。

傾聴のポイントはこちらです。

  • 相手を深く理解する気持ちで聴く
  • 共感しながら聴く
  • 頷きや相槌、アイコンタクトをしながら聴く
  • 相手の間や沈黙を大切にする
  • 否定しない
  • 話を遮らない
  • 自分の意見を脇におく

慣れてきたら1-1でご紹介した「バックトラッキング」と併用すると、より効果的です。

結果的に会話の7~8割は相手が話している状態がベストです。

2.効果的な質問を使う

効果的な質問を使うことで、下記3つのメリットを得られます。

  1. 必要な情報をヒアリングできる
  2. 相手の悩みや問題、望んでいる結果、価値基準やホットボタン(相手にとって最も大きな欲求)を聴ける

  3. 会話の流れを方向づけできる
  4. 人の脳は「質問をされると、答えを探す」という性質があります。あなたが質問することで相手は答えを探し、返してくれるため、会話を方向づけることができます。これにより会話の主導権を握ることもできます。

  5. 相手自身が気づいていない「本当の悩みや問題、欲求」が明確になる
  6. 質問することで、相手の頭の中が整理されていきます。その結果、「本当の悩みや問題、欲求」を明確にできます。

効果的な質問の例をご紹介します。

  • 5W1Hの質問
  • 「いつ?」「どこで?」「誰と?」などを具体的に聴く

  • 会話を掘り下げる質問
  • 「具体的には?」「詳しくお伺いすると?」「たとえば?」など

  • 理由や意図を具体的にする質問
  • 「なぜ?」「なんのために?」「それはどのような意味がありますか?」など

「傾聴」と「効果的な質問」を併用することで、ヒアリング力は飛躍します。

効果的なヒアリングがお客さまの心に刺さる「営業トーク」や「提案」を可能にするため、ヒアリング力を高めるほど営業力が上がります。

※「傾聴」や「効果的な質問」に関して詳しくはこちら

2-3.コーチング力

コーチング力とは、お客さまと一緒に、相手が気づいていない問題を明確にし、課題や解決策を見出す力です。

お客さまが望む結果を手に入れるためには、

  • 本当にクリアすべき問題を明確にし、
  • 問題をクリアするために必要な課題と解決策を見出す

必要があります。

それはお客さまに寄り添い、お客さまと同じゴールを見て、協力しあうコーチング・コミュニケーションが得意とする分野です。

なぜならコーチングとは、

「コミュニケーションを通じて変化をつくりだし、クライアントの目標達成や問題解決をサポートする手法」

だからです。

問題や課題、解決策を明確にできれば、解決策として、自社商品を提案することができます。

それではコーチング力を高める方法を見ていきましょう。

【コーチング力を高める方法】

1.問題を明確にする

問題とは、現状とゴールの間にある「差異」のことです。

以下の方法で差異を明確にすることで、問題を把握できます。

  • 現状を具体的に把握する
  • ゴールを具体的に描く
2.課題を具体的にする

問題に対して「なぜ?」という質問を「5回」繰り返しましょう。

繰り返すことで課題(問題の要因)を洗い出せます。この方法はトヨタの「なぜなぜ分析」です。

問題となる事象が発生した場合、要因を1つ見つけて満足するのではなく、真の要因をあぶり出すまで「なぜ?」と追究する方法です。

もちろん課題を明確にする方法はたくさんあります。数パターン知っておくと便利なため、調べることがオススメです。

3.解決策を見出す

解決先を見出す方法もたくさんあります。

参考例を挙げますのでご活用ください。

  • 同業他社や他業界の事例をリサーチする
  • 「もし解決できるとしたら何を行う?」と問いかけ、新しい行動を模索する
  • 自社の事例からヒントを見出す
  • 自社商品のメリットが解決策にならないか?と考える など

コーチング・コミュニケーションの基本はヒアリングです。2-2でご紹介したように「質問と傾聴」を繰り返しましょう。

そしてコーチングを学べば学ぶほど、営業力を高めることができます。

※コーチングについて詳しくはこちらの記事をご覧ください。

2-4.欲求を刺激する力

欲求を刺激する力とは、相手のホットボタンを刺激し続けながら営業し、買いたい気持ちを高める力です。

ホットボタンとは、相手にとって最も大きな欲求で、「それを得る/満たすためなら行動せずにいられない」というくらい強く、人の心を動かすものです。

要所要所で、「この商品を使えば、ホットボタンを満たせる」ということを伝えることがポイントです。

それでは欲求を刺激する力を見ていきましょう。

【欲求を刺激する力を高める方法】

1.人間心理を学ぶ

人の感情がどのように動くのか?を学ぶほど、心に刺さり、欲求を刺激する「営業トークや提案」をしやすくなります。

2.人を動かす言葉のパターンを学ぶ

人は言葉により影響を受け、行動を起こします。

相手が「どのような言葉に心を動かされ、やる気になり、行動を起こすのか?」というパターンがわかると、欲求を刺激するメッセージを発信しやすくなります。

以下にパターンの例を挙げてみます。

  • 目的志向型と問題回避型
  • 「何かを得る、達成するなど、目的に向かう言葉に心動かされる目的志向型」「問題を避ける、リスクを解消するなど、問題を回避する言葉に心動かされる問題回避型」。響く言葉の傾向が違います。

  • 内的基準型と外敵基準型
  • 「ものごとの判断基準を自分の内側に持つ内的基準型」「ものごとの判断基準を自分の外側(他者の考え、意見、事例など)に持つ外的基準型」。判断や決断のプロセスに違いがあります。

あくまで傾向の話ですが、相手のパターンに合わせたメッセージの発信が可能になり、欲求を刺激しやすくなります。

こうしたパターンを研究し、誰もが使えるように体系化した言葉の技術を『LABプロファイル』と呼び、上記でご紹介したものを含め、「14のカテゴリー37のパターン」あります。

※LABプロファイルについて詳しくはこちら
【人を動かす影響言語】LABプロファイル。内容・活用事例・学び方を徹底解説!

3.価値観を掴む

価値観を掴むことで欲求を刺激しやすくなります。

お客さまが大切にしている価値観を知り、何を重要視しているかをヒアリングします。

たとえば、商品やサービスを検討するにあたり大切にするものは、

  • 価格
  • 機能性
  • お互いの信用や信頼 など

人それぞれです。

ヒアリングの段階で、相手がどんな価値観を大切にしているのかを確認しておきましょう。

価値観を明確にする基本的な質問はこちらです。 ↓

「◯◯で大切なことは何ですか?」

◯◯の中には、「目標達成」「問題解決」「サービスの導入」「検討にあたり」など、価値観を明確にしたい項目が入ります。

そして「商品・サービス」が「価値観を満たせるもの」であることを伝えましょう。

人は感情でものを買い、理屈で正当化します。まずは相手の欲求を刺激しましょう。

そして欲求を刺激することは、ダイレクトにお客さまの心を動かします。つまり営業力に直結する大事なコミュニケーション力です。

2-5.伝える力

伝える力とは、「商品価値」や「商品によって得られる嬉しい未来」を分かりやすく、魅力的に伝える力です。

たとえば、

  • 分かりやすい言葉を使う
  • 理解しやすい順番で話す
  • イメージしやすい表現を使う
  • 専門家や著名人の言葉を引用する など

そして伝える力を高めると、お客さまの気持ちを動かし、「営業の話を聞きたい」「この商品が欲しい」という気持ちにすることができます。

それでは伝える力を高める方法を見ていきましょう。

【伝える力を高める方法】

1.分かりやすい言葉を使う

伝えるための基本は「分かりやすい言葉」を使うことです。

  • 中学生が理解できるように話す
  • 専門用語を使わない(業界や客層により変わります)
  • お客さまの使う言葉を用いる など

分かりやすさは、お客さまの理解を助け、営業をスムーズにします。

もしも難しい言葉を使うと、お客さまはストレスを感じ、営業の話しから心が離れます。この点は売上に影響を与えるため、分かりやすさを徹底したいところです。

2.理解しやすい順番で話す

伝える順番一つで、理解のしやすさが倍増することもあれば、考えないと理解できないということも。

たとえば、「結論 ⇒ 理由 ⇒ 事例 ⇒ 結論の繰り返し」というように、どのような順番で話すかも大事です。この順番をPREP法と呼びます。

PREP法は、論理的なプレゼン構成(伝える順番)を教えてくれます。

使用例をご紹介すると、

  1. その問題は解決できます。(結論)
  2. なぜならば、◯◯という解決策があるからです。(理由)
  3. それを可能にするのがこちらの商品・サービスです。(商品への結びつけ)
  4. すでに使用している方の例をご紹介すると・・・(事例)
  5. 専門家の皆さんも、効果性についてこのように話しています。(証拠)
  6. 以上のことから、商品・サービスを使用することで、問題を解決でき、さらに◯◯を得ることができます。(欲求を刺激しながら、結論を繰り返す)

少し変則的ですが、結論 ⇒ 理由 ⇒ 事例 ⇒ 結論の繰り返しというような順番になっています。

このように伝える順番はしっかりと押さえたいところです。

3.イメージしやすい表現を使う

お客さまに、商品・サービスを使うことで得られる「嬉しい未来を手にしている姿」をイメージしてもらいましょう。

お客さまにイメージしてもらいたいのはこちらです。

  1. 嬉しい未来を手にしている姿
  2. 商品・サービスを使っている姿

いずれもお客さまの欲求を刺激し、買いたい気持ちを高めます。

そして、お客さまがイメージしやすい表現にはいくつかの基本があります。

たとえば、

  • 事例を伝える
  • メタファー(比喩)を使う
  • 数字を使い具体的にする
  • ビフォーアフターを語る
  • 「イメージしてください」と前置きする など
4.専門家や著名人の言葉を引用する

「専門性・権威性・信頼性・実績」のある専門家や著名人の言葉には、説得力と安心感があります。そういった方の言葉を引用しましょう。

  • 専門家:実績があるが望ましく、メディア出演などで認知がある方がベストです
  • 著名人:誰もが知っている方、あるいは相手にとって影響力のある方がベストです

もちろん相手が知らない方でも、どういう方か(専門性・権威性・信頼性・実績)を補足すれば説得力が高まります。

伝える力は、成約率へダイレクトに影響を与えます。

営業力を高める重要な要素のため、徹底して高めたいところです。

2-6.提案力

提案力とは、お客さまの心を動かし「ぜひ買いたい」と思うような魅力的な提案をする力です。

たとえば、

  • アプローチ:興味をひきつけ「話を聞きたい」「聞いておいた方がいい」と思わせる提案
  • プレゼン:「この商品・サービスが必要」「買いたい」と思わせる提案

というようにです。

それでは提案力を高める方法を見ていきましょう。

【提案力を高める方法】

1.商品・サービスが提供できるベネフィット(お客さまにとっての嬉しい未来)を明確にする

自社の商品・サービスを知り、価値を言葉にできるようにしましょう。

たとえば、

  • 20秒説明:商品・サービスがもたらす「嬉しい未来」を20秒で伝えられるようにする
  • 20秒説明のパターン:お客さまに合わせて使い分けられるように、20秒説明を複数パターン用意する

お客さまが商品・サービスを購入するのは、自社(自分)にとっての嬉しい未来を手にするためです。

商品・サービスを使うことで、相手が手にできるベネフィットを明確に伝えましょう。

2.自社のお客さまを知る

自社のお客さまを知ることで、「どのような方が、何を求めているか」という傾向を掴むことができます。

それにより、どのような準備をしておく必要があるか、何をすると興味を惹きつけられるかを明確にしやすくなります。

以下を明確にしましょう。

  • 客層:どのような人が顧客になっているか?
  • 悩みや問題:どのような悩みや問題を抱えている傾向があるか?
  • 申込の理由:なぜ申込もうと思ったか?
  • お客さまの声:何に喜びを感じ、不満を感じているか? など

もちろん傾向を知るだけではなく、相手自身を知ることが大事です。傾向と相手自身の両方を知ることで、相手にとってベストな提案をしやすくなります。

提案力も営業力を高める重要な要素です。

そして提案力を高めるには、以下を知ることが大事です。

  • 自社の商品・サービス
  • お客さまが手にできるベネフィット
  • 自社のお客さま
  • お客さま自身

その上で伝え方などが活きてきます。

2-7.基本的な営業コミュニケーション力

基本的な営業コミュニケーション力とは、アプローチ、ヒアリング、プレゼン、クロージング、反論処理など、営業における「基本の流れやポイント」を実践する力です。

営業では、以下の基本を押さえる必要があります。

  • 売るための基本的な流れ:アプローチ~クロージングまで
  • 押さえるべきポイント:アプローチ~クロージングまでの各ステップで押さえるべきこと

こうした営業コミュニケーションの基本を身につけ、徹底することで、抜け漏れのない営業活動ができます。

それでは、基本的な営業コミュニケーション力を高める方法を見ていきましょう。

【基本的な営業コミュニケーション力を高める方法】

1.営業コミュニケーションの基本を学ぶ

業界や商品により多少の違いはありますが、基本的な流れは共通しています。

流れとは、成約するために必要な「順番」で、売上に影響を与えます。

たとえば、

  1. アプローチで興味を惹きつける
  2. ヒアリングでお客さまを知る
  3. プレゼンでお客さまの買いたい気持ちを高める
  4. 商品説明で魅力的なオファー(取引条件)を提示する
  5. テストクロージングをしてお客さまの反応を確認する
  6. 不安や疑問を解消する
  7. クロージングで購入の後押しをする

こうした流れを押さえながら、それぞれのステップで押さえるべきポイントを学び、徹底して実践しましょう。

※営業の基本について詳しくはこちらの記事にまとめています。あわせてご覧ください。

2.売れている人に学ぶ

売れている営業、トップセールスがどのような流れで営業をして、どのようなポイントを押さえているかを学びましょう。

なぜなら売れている営業、トップセールスほど

  • 人一倍、基本を徹底している
  • すべての言動に対して「なぜ、そうするのか?」という理由を持っている
  • 無駄がなく、キレがあり、わかりやすい営業をしている
  • お客さまに合わせて臨機応変に営業している
  • 売れるリズム、間、雰囲気がある

などの傾向を持っています。

それらを学び、自分のものにするために、

  • 売れている人に話を聞く
  • 同行する
  • 売れている人の書いた書籍を読む など

研究をしましょう。

基本を徹底するほど、営業力を高めることができます。

3.営業力を飛躍させる「セルフイメージ」

セルフイメージを高めることで営業力を飛躍させ、売上もアップさせることができます。ここからセルフイメージについて見ていきましょう。

3-1.営業力を高めるセルフイメージとは?

セルフイメージとは、自分に対して抱いている評価やイメージのことです。セルフイメージに詳しい心理学NLPでは、このように解説してくれています。

『セルフイメージが人生で手にする結果を決定づける/今後手にする成果に影響を与える」

実際に、売れる営業やトップセールスほど、以下のように高いセルフイメージを持っています。

  • 売れて当たり前
  • 私はトップセールスに相応しい
  • 私は顧客に喜ばれる素敵な仕事をしている
  • 月間売上◯◯万はあたり前
  • 年収◯◯万はあたり前 など

一方で売れない営業ほど、以下のように低いセルフイメージを持っています。

  • 自分は売れない営業
  • どうせ上手くいかない
  • 営業が苦手・・・
  • 月間売上は◯◯万くらいしか出せない
  • 年収は◯◯万あれば良い方 など

このように売れない状態が、自分にとってあたり前になってしまっています。

そしてセルフイメージを高めると、こうしたメリットがあります。

  • 自信をもって営業ができる
  • パフォーマンスを最大限、発揮できる
  • メンタルが安定し、ブレにくく、落ち込みにくくなる など

それではセルフイメージを高めるために、低くしている原因について見ていきましょう。

3-2.セルフイメージを低くする2つの要因とは?

セルフイメージを低くする主な要因は2つあります。

心理学NLPでは以下のように教えてくれています。

1.過去の失敗やマイナス体験による「ネガティブな感情や思い込み」

過去の失敗やマイナスの体験による「ネガティブな感情や思い込み」があるとセルフイメージを下げる原因になります。

たとえば以下のような場合、

  • 自信を持てない
  • 必要以上に失敗を恐れる
  • 自信を感じさせる提案やプレゼンができない
  • お客さまからのNoに対して必要以上に落ち込む など

多くのケースでは「ネガティブな感情や思い込み」が影響し、セルフイメージを下げています。

2.日常的に積み重ねる「なにげない未完了」

日常生活における「なにげない未完了」もセルフイメージを低下させます。

一例を挙げると

  • 「自分で決めたことを行わない」
  • 「朝6時に起きると決めたのに起きない」
  • 「1日50社に営業すると決めたのに行わない」 など

このようにちょっとしたことです。それでも「決めたことを行動しない」という未完了の繰り返しは、徐々に「私は決めたことを行動しない」「私は決めたことを達成できない」というようにセルフイメージを低くします。

もしも、2つの要因に心当たりがある方は要注意です。知らず知らずのうちに営業力を下げてしまう要因になっているため、早めの改善が必要です。

「ネガティブな感情や思い込み」がある場合はそれらを解消し、未完了が多い場合は未完了を完了し、「決めたことは行う」という習慣づけを行いましょう。

こうして2つの要因を改善することでセルフイメージは高まり、あなたの人生は確実に変わります。発揮する能力は高まり、出会う人の質は変わり、営業成績を高めたいと考えている方は、望んだ結果を得られるようになるのです。

それではセルフイメージの基本的な高め方について「3-3」でご紹介しますので、一緒に見ていきましょう。

※ネガティブな感情や思い込みを解消するためには?

多くのケースでは心理学のテクニックを使った方が早く、効果が大きいのは間違いありません。ご自身のケースに合わせてカウンセリングやセラピーを受けるか、心理学NLPのテクニックを学ぶことがオススメです。心理学NLPについて詳しくはこちらをご覧ください。

補足:継続的に行動できるのも営業力

もう一つ、「継続的に行動できる」のも営業力です。

売上を上げるために、

  • ◯◯件アプローチする(訪問や電話、メールやSNSメッセージなど)
  • 毎日1時間の時間を確保させ、リサーチを徹底する
  • 営業力を高めるため「1日1時間の学習」をする など

しつこく、行動を繰り返すことが大事です。

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まとめ

営業力とは、「売上をつくる力」です。

そして売上をつくるために必要なのは以下の2点です。

  1. 人の心を掴み、動かすコミュニケーション力
  2. 営業成績を決定づけるセルフイメージの高さ

売れる営業やトップセールスに共通する「売上をつくる力」であり、あなたの営業力を高めるために、確実に押さえておきたい力です。

そのために必要な方法をお伝えしました。徹底すれば、どれもあなたの営業力を飛躍させ、売上を高めるきっかけになるはずです。ぜひお役立てください。

この記事がお役に立てば嬉しく思います。

※人の心を動かすコミュニケーションとセルフイメージについては心理学NLPで詳しく知ることができます。ご興味をお持ちの方はこちらをご覧ください。

※営業成績を倍増させたい方は、こちらの記事や講座がおすすめです

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